幼い頃住んでいた街が野盗に襲われ、自身も攫われそうになった際、風の傭兵団に助けられ、彼らの一員となる。
先代団長ブラドの教えでもある「届かない理想より目の前の正義」を信念として掲げている。
彼女が暗殺を続けても穢れないのは、それまでの自分の業を罪として穢れを正面から受け止めていた為。
自分との婚約を餌に、ブラドを騙して彼含む多くの団員を殺した
ローランス第二皇子コナンを仇として狙い続けている。
当初は
バルトロからの依頼もあり、
アリーシャを「この時代に綺麗事しか言えない実行力の無い王女」として暗殺を狙い続けるも、
逆に彼女の信念が本物であるとその中で気付き、彼女に正体が割れたのもあって、彼女と共に
ハイランドとローランスの戦争を止める為、グレイブガント盆地に赴き、阻止に成功。
一方で風の骨頭領として暗殺は続けていくが、自身の行動では助けられない者がいる事実、そして世界の真実を知り葛藤。
コナン暗殺に赴いた際、彼が憑魔化していた事実を知り、デゼルの助けもあって仇は討ったが、それは自身の手によるものとは言えなかった。
ローランス帝国皇帝ドランの屋敷に赴いた後、「届かない理想より目の前の正義」の信念の意味を再確認し、
世界を救う為に必要だと判断して、「商談」としてスレイに従士契約を持ち掛け契約。ローランスの止まない雨を解決した後、
その足でレディレイクに直行。もう一人の従士であるアリーシャと共にスレイを援護しドラゴンを浄化した後、
ヘルダルフとの決戦に向かう。
決戦に向けてデゼルの提案で神依を試すも失敗し、再度特訓の末、神依に成功。
最終決戦の後は、導師にはならず、商売を続ける傍ら、アリーシャとの交流も続けている。
また、導師伝承の普及の一環として、
天遺見聞録にスレイに関する事柄の加筆を行っている。