4部1章でグリンウッド領の領主に据えるためにアスガルド帝国によって具現化されたが、デミトリアスに対し謀反を起こし離反。
その際にアルトリウスの「導師の力」によって「呪い」をかけられ穢れに満ちた存在になるようにされたという。
具現化時期は本編開始前であり、スレイたちとの面識は一切なく、サイモンとも面識は一切なかった。
アルトリウスによって呪いをかけられたのは「腑抜けたベルベットの代わりにカノヌシを降臨させる糧にするため」で、
ヘルダルフは穢れで抵抗力を失っているように見せかけて呪いをかけた彼に復讐を目論んでいた。
魔導器で穢れの力を増幅させつつも憑魔でありながら自我を保っている彼は災禍の顕主ではないが、その力自体は原作と遜色ない。
その力でアルトリウスへ復讐をしようとするも罠にかけられ一度はカノヌシへの贄にされる。
クロノスの力を借りたオリジンによってヘルダルフの過去、そして原作で自身とヘルダルフが辿る結末を知ったスレイによって救われ、
ヘルダルフもまたサイモンの幻術によって自分がこれから起こすカムランの悲劇、そして導師ミケルに呪いをかけられ災禍の顕主となりスレイに討たれる結末を知る。
スレイとヘルダルフは共にアルトリウスのもとへ向かい、浄化することで命を落とすとわかっていても、それがヘルダルフの望みであり彼にとっての「救い」になると知ったスレイはファントムの助けを得てヘルダルフを浄化。
予想通り度重なる負荷に身体が耐えられずに命を落とす事が確実になるも、ヘルダルフはアルトリウスに一矢報いたことに満足していた。
今際の際には短い間ながら自分の傍にいてくれた
サイモンに感謝しており、「自分に縛られずにどこにでも行け」と告げるも彼女に拒まれた後、「自分の代わりに導師スレイの行く末を見届けよ」と命じた。最期に「己の在り様を見せて自分を楽しませろ」とスレイに告げ、息絶えた。