本編開始より3年前の出来事。 多くの聖隷を従えた対魔士アルトリウスが現れ、救世主が降臨した日という意味。 全ての人間に聖隷が見えるようになった。 この日は緋の夜だった。 その後、アルトリウス率いる聖寮が活躍を始め業魔への対策が推し進められる。ミッドガンド王国がアルトリウスに「導師」の称号を授ける。この時期は「導師の光輝」と呼ばれ、「降臨の日」と「導師の光輝」の時期を纏めて「ガイダーズ・ヴェスペリア」とも呼ばれる。
開門の日にカノヌシの居場所に気付いたアルトリウスは、カノヌシ復活の為生贄を捧げるつもりだった。 そこに十二歳病のライフィセットが立候補し、彼が生贄となりカノヌシが完全復活することとなった。 全ての人間に聖隷が見えるようになったのは、更に霊応力が高められたからである。 アルトリウスは義弟の死をその身に負い理想への一歩を踏み出したが、その現場を義妹ベルベットに見られる。 ベルベットは義兄に信頼を裏切られ弟を殺された怒りで、復讐心という感情に飲み込まれることになる。