ゲフィオン(Gefion)

「──さぁ、始めるぞ。アイギスを癒すエネルギー、"アニマ"に満ちた、異世界の具現化を!」
「震えて果てよ!永華鏡閻陣!!」
年齢:37歳 性別:女性
身長:164cm 体重:49kg
声優:山口由里子
職業:宰相
世界を救う為に、鏡の盾「アイギス」の修復を急ぐセールンドの謎の宰相。
  • 一部から敵国、ビフレストのスパイと噂され、救世軍という反抗勢力が存在している。
  • 見た目は仮面にフードをしており、良く言えば神秘的、悪く言えば不審者の雰囲気が強い。
    • 明らかに悪女の見た目だが、カレイドスコープを用いて世界を危機から守ろうとしている。
    • 37歳と、シリーズでは(実は神なので超高齢等の例を除けば)高齢な女性キャラ。年m...。
  • 名前のゲフィオンは北欧神話のアース神族の同名の女神が由来か。フレイヤと共通点がある、現在のデンマークのある地域と関係が深い、主神オーディンから「人間の運命をすべて知っている女神」と称されるなど興味深い女神。
    • ゲフィオンは小惑星や、それを含む小惑星のグループ名にもなっている。
  • OPの謎の声の正体は彼女。その内容からすると彼女の正体は一度失敗したミリーナ
  • 宰相になる前の彼女の素性・経歴は不明な点が殆どで、ガロウズも「昔、魔鏡技術の開発に携わっていた」程度の事しか知らない。更に、宰相になって以後の彼女の行動のスケジュールについても、側仕えの者ですら真意どころか予定の詳細さえ知らない者も多い。
    • 怪しさ全開だが、一方で魔鏡戦争で家族と左腕を失ったガロウズを拾い上げ、彼からは恩人として慕われる等、優しさを見せる一面も。
  • 7章以降では国王の命により極秘任務に当たっており登場しない。
    • 9章前編でようやく再登場。鏡士の神殿で占いに使う魔鏡を作るために古い魔鏡のかけらを集めていたと述べている。占いが得意な鏡士といえば
      • 予想されていた通り、仮面の下の顔はミリーナにそっくりであるという。なお、実際に彼女の素顔が見られるのは4部4章での彼女の鏡精の回想中となる。

+ ネタバレ
  • ゲフィオンは一人目、すなわちオリジナルのミリーナ・ヴァイス。彼女こそがフィルと共にカレイドスコープを使ってビフレストを滅ぼした「魔女」であった。
    • 第1部OPムービー後半でイクス達が戦っていた巨大な魔物は死の砂嵐を取り込んだせいで光魔と化したゲフィオン。
    • 第1部ラストにてイクスと共に魔鏡結晶に封じられるが、イクスと仲良くやっているらしい。
      • 第2部ラストにてイクスだけ魔鏡結晶から救い出されたため、第3部では彼女とシドニー・ミラーで死の砂嵐を防いでいる。イクスと一緒で無くなった上に自分が滅ぼした国の鏡士と一緒にいることになった彼女の心境やいかに。
  • ちなみに一人目のイクスがビフレスト皇国に狙われ殺された理由はバロールの魔眼を持つ鏡精を生み出すことができるせいであった。
    • そもそも彼が鏡士になったのは当時17歳、初めて長期の漁に出る前に「祖父を説得して鏡士になれたら結婚して欲しい」とミリーナ(ゲフィオン)にプロポーズしたせいだったりする。ビフレスト皇国は最初からバロールの魔眼を持つ鏡精を生み出すことができる鏡士のいるオーデンセを滅ぼすつもりだったのでゲフィオンだけが悪いわけではないのだが、イクスを殺したビフレスト憎しで滅ぼしたことはどう思っていたのだろうか…。

+ OPの謎の声
また死の砂嵐が希望を打ち砕いてしまった。
でも今の私には、あなたが残してくれた【力】がある。
希望はまた生み出せるの

---そんな顔、しないで。わかっているの。
あなたが真実を知ったら、きっと軽蔑されるって

それでも---そう、たとえ軽蔑されて
蔑まれても、私はあなたの瞳に
光を灯しておきたい

その瞳に映る私が、どれほど穢れて
卑しい姿になったとしても、私にとっては
あなたがここにいるという事が大事なのよ

きっと呆れているわね。2度目ですものね。
でも同じ思いを3度味わうのは怖いわ。
心が折れてくじけてしまいそうだから

本当は今まで通りにしていて欲しかったの。
でももうそんな余力は無いわ

次に死の砂嵐が迫ってきたら、私たちは
---間違いなく光る砂になって
虚空へ消えていくでしょう

あなたにすがるしかないの。
だから、ね。私は全力でここを護るわ。
だからあなたはあなた自身を護って

今度は上手くいく。沢山の力が---
いえ、命が、あなたを導いてくれるから

そして全てが終わったら、
後は私に任せてちょうだい。
必ずこの力で計画を遂行してみせるわ

何度も何度も頭の中で手順を繰り返したの。
いつでもその準備はできている。覚悟も。
…未練は、少しだけ残るかもしれないわね

それでも大丈夫。私は昔の私じゃない。
あなたの知らないところで、沢山の命を
喰らって、骨の髄まで血にまみれた悪魔よ

悪魔は悪魔らしく
派手に散るのがふさわしい。
だから……お願いね

世界を---救って


最終更新:2021年02月24日 00:22