テイルズオブジアビス
対応機種 |
発売日 |
開発 |
主題歌/歌手 |
PS2 |
2005年12月15日/2006年10月10日(北米版) |
テイルズスタジオ(Sチーム) |
カルマ/BUMP OF CHICKEN |
3DS |
2011年6月30日 |
固有ジャンル:生まれた意味を知るRPG
キャッチコピー:何のために生まれて来たのか、何のために生きているのか
メインキャラクタデザイン:藤島康介
PS2版初回予約特典:テイルズ オブ ファンダム外伝(オリジナルドラマ『最強は誰だ!?8大ヒーロー大集合の巻』)
3DS版予約特典:オリジナルスキット収録スペシャルドラマCD
- テイルズオブシリーズの8作め
- 同年発売作である『テイルズオブレジェンディア』の発売直前に製作発表。この影響は様々な波紋を生んだという
- ナムコとスタジオの間における豊田氏と吉積氏の軋轢だとか、色んな噂が飛び交ったものだった
- 攻略本のインタビューでは、池袋や渋谷にいるようなチャラチャラした若者がモデルの主人公が仲間に出会い成長していくというコンセプトで作られた。
- 「リアル」を目指して作られた(「オールドラントは仮想の地球」発言あり)がいろいろと突込みどころもあり、賛否両論である。ハマる人はとことんハマる。
- 「戦争を知らない若者たちに、戦争の残酷さを教える」というコンセプトもあったが、そもそも製作者たちが戦後生まれで戦争を知らない世代なのは突っ込まれるところの一つ。
- 戦争の残酷さ,災害の無慈悲さ,感染症の恐ろしさ。2005年に発売された当時のゲーム製作スタッフたちよりも、平成後期~令和を生きる今の我々の方がよりリアルに,より生々しくそれらを理解しているであろう事は、まさに「事実は小説よりも奇なり」といったところだ。
- この作品は他作に比べて異様にロードが長いことで有名。バグも多い。
- 加えてバグやフリーズの頻度も多く、さらにはテキストの誤植まで度々報告され、ゲームとしての作りこみの甘さを指摘された。
- 技名でも「斬影烈昴刺」「昴龍礫破」といった誤植が。正しくは「昂」という字。
- イベントでアニスと本来その場にいないはずのイオンが入れ替わっていることもあった。
- FOFの音素は本来の英語ではphonemeと綴る。正しくはFOPになるだろうか。
- 現実の世界と意味や使い方が全く違うので造語でいいのだろう
- 他にも浅学(本来は謙遜する言葉)や「燃え尽くせ!」(正しくは「焼き尽くせ!」か「燃え尽きろ!」)・兵士のルークやナタリア、ジェイドに対する「ご苦労様です」(目下の者に対するねぎらいの言葉)などの日本語の誤用が目立つ。
- これは制作期間が1年しかなかったにもかかわらず、無理やり10周年に間に合わせるためにねじ込んだという説が有力である
- Sを海外に移植したからAへの労力が割けなかったという説もある。事実ならどう考えても大馬鹿だわ…。
- 「ご苦労様」にだけ関して言えば現代社会特有の『企業における謎マナー』の一種であり、本来「正しくは」目下のものからの言葉で間違いない。
- その割には、のちに販売されたベスト版でも上記に関する問題点の修正は一切なかったが、日本版発売の数ヵ月後に発売された北米版には没になった秘奥義が追加され幾つかのバグ修正も行われた。
- 北米版の追加要素は日本版発売後に少し余った時間を利用して導入したらしい。
- ゲーム画面は全体的に明るくなっており、新規カットインも色彩が独特なものや秘奥義の演出とマッチしたものが多く見応えも良い。日本版で不利益なバグも大半が修正されている。キノコロードのバグは残っているので時期を間違えなければ日本版同様アッシュでクリアする事も可能だ。何故かロード時間は殆んど変わっていない。どうしようもなかったのか。
- 余談だが、アッシュのヴァン最終戦用のポーズとかが入っているあたり没データとかは日本版・北米版問わず放置されてるっぽい。
- 後に3DSに移植された。北米版をベースに作られているので念願の北米版秘奥義もある。よかったね
- 長髪ルークのレイディアント・ハウル、ガイとナタリアの第2秘奥義、ティアのフォーチュン・アークの追加部分、フィリアのセイクリッドブレイム。
- ルークのイオン召喚とフィリアのセイクリッドブレイムは日本版にボイスが無かったため新規収録されている。後者は流用の可能性もあるが…
- また日本版初となる要素もあるとか
- 立体視できます(キリッ
- チュートリアルのボイスが操作ボタン変更のため収録し直されている。
- ロード時間はカードROMなので問題ないそう。
- その分(?)セーブ時間は結構長い。計ってみたら10秒程度かかる。
- 新規メインビジュアルは藤島が「また書けるんですね」と喜んで書いた
- タイトルロゴで隠れているが実はルークとティアは手を繋いでいる(しかも世で言うカップル繋ぎ)
- 奥村キャラであるミュウも藤島が書いている
- あまり可愛くない辺りに、妙な味があるミュウになっている。
- 完成度が高かったアビス本来の持ち味を邪魔しないように、新要素は少なめにしてある
- 裏を返せばベタ移植ってことじゃ…
- 追加要素バッチリ追加すれば完全版商法か?と言われるし、そうじゃなけりゃベタ移植wどっちがいいの?
- 意図的に削除して後から色々追加するのとか叩かれてるんだから最初から全力を尽くせってことでしょ。
- 間を開けずに発売するから完全版商法ってなる訳だ。今回の場合、追加要素は必要だった。
- 新要素としては「術技ショートカットにタッチスクリーンを使用」と発表されている。ハーツで採用されたシステムとほぼ同じ。
- テイルズオブモバイルより配信中の携帯アプリ「ミュウの大冒険」との連動はなくなるらしい
- 3DS版は、ワイド画面のおかげで(PS2版では見えなかった)ルークの部屋の奥にいるガイまで映る。
- ただハードウェアの処理能力の違いからか背景などのテクスチャが削除、あるいは簡略化されている・
- フィールド探索時は下画面にマップが表示されるおかげで迷いにくくなっているようだ
- 些細な事だが、戦闘中の技のテロップやステータスウィンドウの部分、術技・秘奥義のエフェクトが全体的に少しショボクなっている。携帯機だから仕方がないか。
- PV内で具体的に言うと襲爪雷斬が微妙に変わっている。その他にもエフェクトは作り直しているらしい。
- バトルフィールドはマイソロシリーズ・PS2版の中間のような感じ。グレイセスで動かなかったバトル中の顔グラも動いてるみたい。
- 顔グラとはダウン中は目をつぶる、など。つまりキャラのグラフィックも微妙に作り直している。
- カットインの仕様もパッと消える仕様からズームアップしつつ消える仕様に変更されているようだ。
- 諸般の状況を鑑み、発売日を2011年5月19日から2011年6月30日に延期とすることを決定された。
- 発売前には震災を連想させそうな場所な箇所を削るのではないかと言われていたが、ちゃんと削られずに残っているので安心
- 余計なお世話かもしれないが、3D画面は目への負担がかなり大きい。お話に夢中になって何時間もやっていると、気分が悪くなる可能性が普通の画面より多いので、適度な休憩を取りながらプレイしよう!
- 長時間やりたい場合は、2Dにしちゃった方が良いかも。自分自身と相談しながらやろうね。
- 移植作の中では頑張ってる方、な出来。戦闘中の処理落ちが割と多く3DSの性能でも完全移植とはいかないようだ。
- ダウンロード版が2014年12月3日より配信中。パッケージ版は2GBカードを使用していることが伝えられていたが実際の使用量は約1.9GBでこれは後発のイノセンスRやハーツRより大容量。
- 闘技場の歴代キャラは団体戦で登場。通称「リッド軍団」
- メンバーはリッド・ハーシェル、ミント・アドネード、ナナリー・フレッチ、フィリア・フィリスと前衛、補助、中衛、後衛とバランスがとれている。苦戦は必至。
- 戦闘BGMは歴代テイルズオブシリーズの戦闘曲のメドレーになっている。
- 闘技場のオーナーが、別の時空から呼び出した影とファンサービスにしては設定が細かい。
- 歴代闘技場の中でもかなり難易度が高い。数々の回復や蘇生で心が折れること、砕けること。
- サブスクの各サービスでテイルズのサントラが解禁されているが、権利の問題からなのか名曲と名高いエルドラントのアッシュ戦の曲は含まれていない。
- 同じ理由だろうか、エクシリア2のラスボス戦のテーマソングアレンジも未配信。
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誤植 |
ルーク「やめろイオン!やめるんだ!」
イオン「・・・・・・・聖なる焔の光は穢れし気の浄化を求め、キムラスカの音機関都市へ向かう。そこで咎とされた力を用い、救いの術を見出すだろう・・・・・・」
ルーク「イオン!しっかりしろ!」
ルーク「ルーク・・・・・・・今のは僕があなたに送る予言(スコア)。数あるあなたの未来の・・・・・・・一つの選択肢です・・・・・・。頼るのは不本意かもしれませんが・・・・・・・僕にはこれぐらいしかあなたに協力できない・・・・・・」
ルーク「馬鹿野郎!今までだってたくさん協力してくれただろ!これからだって・・・・・・」
ルーク「・・・・・・ルーク。そんな顔をしないで下さい。僕の代わりはたくさんいます・・・・・・」
ルーク「そんなことない!他のレプリカは俺のこと何も知らないじゃないか!一緒にチーグルの森に行ったイオンはおまえだけだ」
- 本来は緊迫の展開のはずなんだけどね…。狙ってウケを取りにいってるのかな?
- 最初の最初でペールがルークになっていたのもあるが…
- 3DS版ではどちらも修正された。
- さらに「ホーリーボトル」表記も従来通りの「ホーリィボトル」に修正された他、誤字脱字も一部修正された。
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- たまに「テイルズオブアビス」と間違われるが、正式には「テイルズオブジアビス」である。
- タイトルにTHEが入るのは単純に「テイルズオブアビス」だと語呂が悪いから、という説が有力。
- THEがつかないと深淵にならないと海外からツッコミが入ったという説もある。
- ただの「abyss(an abyss)」だと、「深いふち,底の知れない深い穴」「深い底」「混沌」という意味になる。でも、「the abyss」だと「地獄,奈落の底」という意味になる。…らしい。
深遠の物語というより、地獄の物語とか奈落の物語と言った方が近いのだろうか?
- なお、藤島テイルズの中で唯一外伝が存在しない(書籍を除く)。
- ちなみにTOPはなりきりダンジョン及びサモナーズリネージ、TOSはラタトスクの騎士、TOVは劇場版がある。
- 一応ファンダムVol.2にティア、ジェイドのサブストーリーがあったり。
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名前の由来 |
- 実弥島巧氏曰く
- ルーク→聖人ルカ
- ティア→省略形の名前であることと、ティアドロップ型のペンダント
- ガイ→先にホドの人たちは名前が長いという設定があって、バンナムの方に考えていただきました。
- ジェイド→翡翠です。元々登場人物の名前は全て色の名前で仮名をつけていましたが、その名残です。
- アニス→上にもある通り色関係でつけていて、花の名前が残ってしまいました。
- ナタリア→確かラテン語か何かで出生みたいな意味合いがありました。
- 六神将→音関係
- ピオニー→『VIVA★TALES OF MAGAZINE』2012年11月号のメインシナリオライター女史のコラムによると『アビス』のキャラは主に色事典から仮名を付けており、「敵国の皇帝」の仮名として付けたものが「ピオニー」だった。
ところがそのまま収録台本を作る時期になってしまい、三十代後半のおじさんに花の名前はまずいのではと訴えたものの、「いいんじゃない」と言われてそのままになってしまった。 ジェイドの幼なじみには宝石の名を付けるというこだわりがあったため、ミドルネーム「ウパラ」を追加したとのこと。
- 六神将の名前の意味(公式ではありません)
- アッシュ→英語で「灰」という意味。(聖なる焔の燃えかす)
- リグレット→英語で「後悔」という意味。
- シンク→英語で「同調」という意味。(シンクをシンクロナイゼーションの略称だと考える)
- ディスト→エレキギターに用いられる「音を歪ませる」奏法のこと。
- 公式なのはジェイドの幼なじみには宝石の名を付けるというこだわりで本名「サフィール」はフランス語でサファイアのこと。
- アリエッタ→英語で「小さいアリア」という意味。(イタリア語で「そよ風」という意味もあるがキャラクターを考えるとアリアかと思われる)
- ラルゴ→音楽用語で「ゆったりと遅く、広々とした気持ちで」という意味。
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最終更新:2023年11月14日 23:04