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|vocal=中恵光城
|lyric=RD-Sounds
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|original=二色蓮花蝶 ~ Ancients
}
#divid(lyrics){
生きているならば、一度はきっと。
その命、危機に曝されもするだろう。
そう、生きるということは、気紛れなもので、
時に、全ては、意外なほど呆気無い。
生きているならば、その身をきっと。
餌食として狙うものも居るだろう。
そして、哀れながら、狙われたものは、
その力では、抗う術を持たない。
思えば、意味のない生涯。
永らえても、望みなどなくば。
これが、この身の定めと、唯々受け容れよう。
―これまで、と、覚悟の刹那。
視界に広がった光景は、
紅く、白く、妖しく、烈しく、そして、強靭く。
舞う、二色の蝶。
宛ら、
―忘我。
それが、幻の果てなる、徒花。
―萌芽。
匂い立つように、ひらりひらりと。
―散華。
留まる全ての花を散らすように。
―蓮花。
重なる姿に何を見たか。
空の昏さを閉じ込めた瞳で、
永遠を揮う姿は何より美しく。
咎色の花を、はたと、祓らす、
その名さえ知らぬ、二色蝶。
生きているならば、一度はきっと。
その命、捧げたくもなるだろう。
だが、生きるということは、冷たいもので、
時に、全ては、意外なほど素っ気無い。
あゝせめて一目、一目と。
求めた姿の在る所以は、
我々にはけして揮わぬ力の所作。
人の身で叶わぬのなら、
この身を堕とせばいいのだ、と。
再び、「あれ」と出逢うことが出来るのなら、
何をも厭わぬ。
ただただ、
―高雅。
其方は、幻に咲く、婀娜花。
―端雅。
この心のうちに、はらりはらりと。
―因果。
棄てた命に意味を与えたように。
―蓮花。
重なる姿に幻想を見たか。
美しければそれでいいのだと、
あの姿のままで、永久に在れよと焦がれつつ。
咎色の花を、はらと、舞わす、
その名さえ知らぬ、二色蝶。
花を散らすのは、
其方が、望むことなのか?
其方も、そして咲かせるのか。
散らすだけでは、飽き足らず。
ならば、もとより捨てた命、せめて、花を咲かせよう。
そうして、
―開花。
この身は、幻の果ての、徒花。
―散我。
オマエが、忌むべきこの姿なら。
―奉我。
想いを吼える物怪を祓うように。
―蓮花。
この身を焼くことを今、願う。
さぁ、今再び、永遠を手に!
その全てを以って、この身をただの幻想と帰せ。
咎色の花を、ざあと祓らせ、
その名さえ知らぬ、二色蝶。
終ぞ、その名さえ知らぬ、二色蝶。
}
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生きているならば、一度はきっと。
その命、危機に曝されもするだろう。
そう、生きるということは、気紛れなもので、
時に、全ては、意外なほど呆気無い。
生きているならば、その身をきっと。
餌食として狙うものも居るだろう。
そして、哀れながら、狙われたものは、
その力では、抗う術を持たない。
思えば、意味のない&ruby(いのち){生涯}。
永らえても、望みなどなくば。
これが、この身の定めと、唯々受け容れよう。
―これまで、と、覚悟の刹那。
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紅く、白く、妖しく、烈しく、そして、強靭く。
舞う、二色の蝶。
宛ら、
―忘我。
それが、幻の果てなる、徒花。
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匂い立つように、ひらりひらりと。
―散華。
留まる全ての花を散らすように。
―蓮花。
重なる姿に何を見たか。
空の昏さを閉じ込めた瞳で、
永遠を揮う姿は何より美しく。
咎色の花を、はたと、祓らす、
その名さえ知らぬ、二色蝶。
生きているならば、一度はきっと。
その命、捧げたくもなるだろう。
だが、生きるということは、冷たいもので、
時に、全ては、意外なほど素っ気無い。
あゝせめて一目、一目と。
求めた姿の在る所以は、
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人の身で叶わぬのなら、
この身を堕とせばいいのだ、と。
再び、「あれ」と出逢うことが出来るのなら、
何をも厭わぬ。
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―高雅。
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―端雅。
この心のうちに、はらりはらりと。
―因果。
棄てた命に意味を与えたように。
―蓮花。
重なる姿に&ruby(ゆめ){幻想}を見たか。
美しければそれでいいのだと、
あの姿のままで、永久に在れよと焦がれつつ。
咎色の花を、はらと、舞わす、
その名さえ知らぬ、二色蝶。
花を散らすのは、
&ruby(おまえ){其方}が、望むことなのか?
&ruby(おまえ){其方}も、そして咲かせるのか。
散らすだけでは、飽き足らず。
ならば、もとより捨てた命、せめて、花を咲かせよう。
そうして、
―開花。
この身は、幻の果ての、徒花。
―散我。
オマエが、忌むべきこの姿なら。
―奉我。
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この身を焼くことを今、願う。
さぁ、今再び、永遠を手に!
その全てを以って、この身をただの&ruby(ゆめ){幻想}と帰せ。
咎色の花を、ざあと祓らせ、
その名さえ知らぬ、二色蝶。
終ぞ、その名さえ知らぬ、二色蝶。
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