02 永啼鳥

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#right(){【登録タグ:&tags()】} #inc(Script/track) #divid(track_args){ |album=[[薦]] |circle=[[凋叶棕]] |vocal=中恵光城 |lyric=RD-Sounds |arrange=RD-Sounds |violin=小林将 |original=月まで届け、不死の煙;プレインエイジア;エクステンドアッシュ ~ 蓬莱人;竹取飛翔 ~ Lunatic Princess } #divid(lyrics){  永啼鳥が、啼いている。夜を背負って、哭いている。  流す涙が、海となり。いつか月を照らし出す。 ぽつり、また、ぽつりと、孤独な足音。 伝わらぬ歴史の間隙に追い遣られ。 私を知るものなど、何処にもいない。 やがて人は、うつろい、その座ばかりが。 変わらずにいたとて、それは永遠と呼ぶか。 死ぬことさえ出来ない、私を置いて。 胸の内に、尚。 留まり続けている思いは 「憎しみ」以外の名を以って 呼ぶことはないと。 ―刻んだ。確かに深く。その傷痕に、滴る命。 紅く、おぞましくも。 それでも、何より、&ruby(うつく){禍々}しい。 永遠の意味を問いながら。歪な偽物に手を染めて。 今も、憎きかぐや姫!「永遠」に忘れはしない。  永啼鳥が、泣いている。明けるに夜はまだ永く。 そっと、ただ、そっと。穢れないように。 その存在、宛ら、飾られた人形。 私を充たすものなど、何処にもいない。 命の価値を求めて、探したとしても。 それはずっと死の、先。永遠に届かぬ場所。 叶わぬなら、幾千もの夜は越えまい。 響く&ruby(とき){鬨}の声。&ruby(ねがい){願望}と&ruby(ゆるし){許容}とを綯い交ぜに 命ずるべくは「永遠に、この身、殺め続けよ」と。 ―刻んだ。何より深く。その傷痕に、燻る&ruby(いのち){魂}。 この身に受けた咎。その身同じくして、生きるがいい。 さぁ、おいで。と笑いかけよう。あの時のように真っ直ぐに。 鳥よ、穢れた紅子よ! 「永遠」に遊びましょうね。 ―ああ、よくぞこの手に、帰ってきた。わが鳥よ! 永啼鳥が、啼いている。 死も生けよと、叫いている。 ―ああ、よくもわが前に、あらわれた。憎きかぐや姫! 永啼鳥が、哭いている。 背負う夜のみが、尚、深く。 ―刻んだ。誰より深く。 その咎深き、永遠の意味。 そんなに知りたいなら、 命の限りに&ruby(おしえて){殺して}やる! お前がただただ愛しくて。 &ruby(ころ){愛}したいほど&ruby(にくら){愛}しくて。 だけど、なぜか、愛しくて…私はまた、途方に、暮れる。 永遠を探して。 永遠に虜れた。 いつか、この夜の先に「永遠」があると願いながら。 永啼鳥が、啼いていた。 夜を背負って、哭いていた。 夜が明けた暁には。 「永遠」を見つけられれば… ---- #right(){原著:DELI-TRE 「永啼鳥」} }
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