Ⅳ. ブラック・ロータス

「Ⅳ. ブラック・ロータス」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Ⅳ. ブラック・ロータス」(2022/08/30 (火) 23:05:05) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#right(){【登録タグ:&tags()】} #inc(Script/track) #divid(track_args){ |album=[[屠]] |circle=[[凋叶棕]] |vocal=めらみぽっぷ |lyric=RD-Sounds |arrange=RD-Sounds |original=感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind |dam_req=none |joy_req=none |prev=[[Ⅱ. 幽明境を分かつこと]] |next=[[Ⅵ. from the corpse to the journey]] } #divid(lyrics){ 今際のときにさえ その道を説くこと その心に幾ばくかの影 在れば或いはと いとしきその名を呼び どれほど惜しんでも その声が此方を向くことは 終ぞ此の時 ありはしなかった せめて 最後には 応える言葉を 一言二言さえあれば あるいはそれが かなしむ&ruby(むね){胸中} 取除いて くれたかと 嘆きの&ruby(おと){哭} 呼びさますことも できずに 届かぬ距離を&ruby(おも){錯覚}う 私はこうして独りになっていった。 もう、誰もいない。独りになる。 それが恐ろしいのかと。&ruby(と){自問}えば。 そうでもあり。そうではなく。 ただなぜか&ruby(わなな){戦慄}く手の。 わけのわからぬまま。止められなく。 その衝動に埋もれながら。 私は何を怖れている。 握り締めていた手を 開いて見つめれば 見る影無く枯れ細った手に 老い白んだ髪 私はあなたほど 強くも無ければと この心に幾ばくかの影 振り払うなど できはしなかった 曰く そも受け入れ難きことにも 心の在り方を正せばと 寄辺とした &ruby(おしえ){教示}さえ今 空しければ 意味は無く うつろうべく 生きることは苦と 思い至ることも必定と わたしはこうして独りになっていく。 そう、生きていたい。消えてしまう。 それが恐ろしいのだと。気付く。 &ruby(なん){何物}でもなく。&ruby(だれ){何者}でもなく。 ただこの身だけを惜しんで。 老いて消えゆくまで。止められなく。 その衝撃に打ちのめされて。 私は怯えているのだ。 こうして消えていくは世の倣いであるなど わたしはもはや認められない あの花の&ruby(いろどり){彩}を移したこの髪さえ わたしはもはや認められはしない ゆえに、手繰り寄せる。この両手で。 道を踏み外そうとも。それが。 信じたもの。縋ったもの。 全てに背を向けようとも。 我を喪うこと。止められよう。 その願いさえ叶うのならば。 生きてこそ至れるものへ。 ―もう、何も怖れない。 }
#right(){【登録タグ:&tags()】} #inc(Script/track) #divid(track_args){ |album=[[屠]] |circle=[[凋叶棕]] |vocal=めらみぽっぷ |lyric=RD-Sounds |arrange=RD-Sounds |original=感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind |dam_req=none |joy_req=none |prev=[[Ⅱ. 幽明境を分かつこと]] |next=[[Ⅵ. from the corpse to the journey]] } #divid(lyrics){ 今際のときにさえ その道を説くこと その心に幾ばくかの影 在れば或いはと いとしきその名を呼び どれほど惜しんでも その声が此方を向くことは 終ぞ此の時 ありはしなかった せめて 最後には 応える言葉を 一言二言さえあれば あるいはそれが かなしむ&ruby(むね){胸中} 取除いて くれたかと 嘆きの&ruby(こえ){哭} 呼びさますことも できずに 届かぬ距離を&ruby(おも){錯覚}う 私はこうして独りになっていった。 もう、誰もいない。独りになる。 それが恐ろしいのかと。&ruby(と){自問}えば。 そうでもあり。そうではなく。 ただなぜか&ruby(わなな){戦慄}く手の。 わけのわからぬまま。止められなく。 その衝動に埋もれながら。 私は何を怖れている。 握り締めていた手を 開いて見つめれば 見る影無く枯れ細った手に 老い白んだ髪 私はあなたほど 強くも無ければと この心に幾ばくかの影 振り払うなど できはしなかった 曰く そも受け入れ難きことにも 心の在り方を正せばと 寄辺とした &ruby(おしえ){教示}さえ今 空しければ 意味は無く うつろうべく 生きることは苦と 思い至ることも必定と わたしはこうして独りになっていく。 そう、生きていたい。消えてしまう。 それが恐ろしいのだと。気付く。 &ruby(なん){何物}でもなく。&ruby(だれ){何者}でもなく。 ただこの身だけを惜しんで。 老いて消えゆくまで。止められなく。 その衝撃に打ちのめされて。 私は怯えているのだ。 こうして消えていくは世の倣いであるなど わたしはもはや認められない あの花の&ruby(いろどり){彩}を移したこの髪さえ わたしはもはや認められはしない ゆえに、手繰り寄せる。この両手で。 道を踏み外そうとも。それが。 信じたもの。縋ったもの。 全てに背を向けようとも。 我を喪うこと。止められよう。 その願いさえ叶うのならば。 生きてこそ至れるものへ。 ―もう、何も怖れない。 }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。