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「03 妖々「全て桜の下に」」(2018/07/20 (金) 18:05:21) の最新版変更点
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#right(){【登録タグ:&tags()】}
アルバム:[[奉]]
サークル:[[凋叶棕]]
Vocal:Φ串Φ
Lyric:RD-Sounds
原曲:アルティメットトゥルース/ボーダーオブライフ
遠い昔、問うたことがある。
”桜の下に何が“
それに返る、答えは&ruby(つい){終}ぞなく。
”おそろしいもの“とだけ。
桜が咲くことがあるならば。
それが目覚めるならば。
おそろしいものが何であるか。
知ることが叶うのか。
&ruby(ふがい){不甲斐}無さと、焦燥と。己の未熟を&ruby(さいな){苛}んで。
傷つく体を抱えて、走る。
ただ&ruby(ひたすら){只管}に、主の下へ。何が出来るでもないのに。
胸騒ぎの静まらぬままに。
桜の下に。眠る何かに。
主は何を思うのだろう。
あれの下には。恐ろしい何かが。
眠っていると聞いたのに…
かつて教わった、&ruby(ふる){旧}い記憶が。桜に重ね見せた幻は。
&ruby(はね){翅}を広げた二匹の蝶となる。
何よりも幽雅に。
只、立ち尽くすのみ。
この光景はきっと。
生きては見えず。死しても見れず。
放たれる光の&ruby(いろ){彩}。
広がる。集まる。四散する。
苛烈に舞い続ける紅白の蝶。
追いすがっては、&ruby(は){爆}ぜる光に。
ひらりひらりと遊ぶように。
優雅に舞うは桜色の蝶。
桜の下に。眠る何かが。
夢見る&ruby(けしき){光景}を重ね見る。
生きるも死ぬも
その境目までもがここでは酷く曖昧で。
&ruby(ふたり){二匹}、舞い戻る。桜の下へ。
最後のときとばかり相向かう。
咲かぬ桜を、今、咲かさんとして。
再び舞い上がる。
&ruby(めぶ){芽吹}く花。
&ruby(ふぶ){吹雪}く&ruby(はなびら){花片}。
何か見てはいけないものをみて。
どの桜より。
それは、美しくて。そして、怖ろしくて。
桜の下、眠る貴女が。
”誰“なのか今―それがおぼろげに。
おそろしいものは、きっと、はじめから。私の傍にいた。
只、立ち尽くすのみ。
この光景はきっと。
生きては見えず。死しても見れず。
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|album=[[奉]]
|circle=[[凋叶棕]]
|vocal=Φ串Φ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=アルティメットトゥルース;ボーダーオブライフ
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遠い昔、問うたことがある。
”桜の下に何が“
それに返る、答えは&ruby(つい){終}ぞなく。
”おそろしいもの“とだけ。
桜が咲くことがあるならば。
それが目覚めるならば。
おそろしいものが何であるか。
知ることが叶うのか。
&ruby(ふがい){不甲斐}無さと、焦燥と。己の未熟を&ruby(さいな){苛}んで。
傷つく体を抱えて、走る。
ただ&ruby(ひたすら){只管}に、主の下へ。何が出来るでもないのに。
胸騒ぎの静まらぬままに。
桜の下に。眠る何かに。
主は何を思うのだろう。
あれの下には。恐ろしい何かが。
眠っていると聞いたのに…
かつて教わった、&ruby(ふる){旧}い記憶が。桜に重ね見せた幻は。
&ruby(はね){翅}を広げた二匹の蝶となる。
何よりも幽雅に。
只、立ち尽くすのみ。
この光景はきっと。
生きては見えず。死しても見れず。
放たれる光の&ruby(いろ){彩}。
広がる。集まる。四散する。
苛烈に舞い続ける紅白の蝶。
追いすがっては、&ruby(は){爆}ぜる光に。
ひらりひらりと遊ぶように。
優雅に舞うは桜色の蝶。
桜の下に。眠る何かが。
夢見る&ruby(けしき){光景}を重ね見る。
生きるも死ぬも
その境目までもがここでは酷く曖昧で。
&ruby(ふたり){二匹}、舞い戻る。桜の下へ。
最後のときとばかり相向かう。
咲かぬ桜を、今、咲かさんとして。
再び舞い上がる。
&ruby(めぶ){芽吹}く花。
&ruby(ふぶ){吹雪}く&ruby(はなびら){花片}。
何か見てはいけないものをみて。
どの桜より。
それは、美しくて。そして、怖ろしくて。
桜の下、眠る貴女が。
”誰“なのか今―それがおぼろげに。
おそろしいものは、きっと、はじめから。私の傍にいた。
只、立ち尽くすのみ。
この光景はきっと。
生きては見えず。死しても見れず。
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