12 B4.少女人形

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#right(){【登録タグ:&tags()】} #inc(Script/track) #divid(track_args){ |album=[[夢]] |circle=[[凋叶棕]] |vocal=nayuta |lyric=RD-Sounds |arrange=RD-Sounds |original=人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 } #divid(lyrics){ ゆらめく光彩の中 包まれる繭のように 揺れる 揺れる その手を翳す 光の中へ その目を開いた刹那 その目に飛び込む光景 無数 無数 同じ顔の少女たちの中で わたしは誰で 誰がわたしで あなたは誰で 誰があなたで みながひとつで ひとつの顔で 『主』の声が届かないのは どうして 自由に動くその素体が その意志のままに動くだけで その心を操る糸が ないと ど う し て 言い切れるの? あなたが生きてきたその世界が あなたのただの幻想ではないと 誰も保証してくれないのに そうと ど う し て 信じられるの? ほら あなたはただのヒトガタに過ぎないのにね ねえ? 虚ろになる 己の自意識が 削られゆく 己の拠る場所が 縋るべくは 残されたものだけ その名だけが 己を繋ぎ止める楔か しかるに その名は 名乗ることを許されない この罪人形は アリスを偽証罪り アリスを詐欺罪り アリスを剽窃罪し アリスでないのに アリスであるという 下されるのは かくも無慈悲な判決 アリスという名を名乗りながら アリスという言葉を重ねて それだけであなたがアリスで あると ど う し て 言い切れるの? あなたはただの生けるヒトガタ その全ては作られた幻 それを誰も否定しないのに そうと ど う し て 信じられるの? さあ 目覚めよ! 偽りに塗れた夢から さあ 贖え! これこそお前の真の姿 独り途方に暮れる少女≒人形 仰ぐ視線の先に『己』の姿 一人優雅に笑う少女≠人形 己と同じ顔がかくも恐ろしく その心だけが知っていよう 己が己たるその所以 しかるに儚いエゴと帰す それが ど う し て 正しいのか? 己が手がけた人形でさえ それが心を宿したのなら その心は真正だと そうと ど う し て 信じられるか?  もう 自分はただのヒトガタに過ぎないのか……? }
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