03 Cruel CRuEL

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#right(){【登録タグ:&tags()】} #inc(Script/track) #divid(track_args){ |album=[[遙]] |circle=[[凋叶棕]] |vocal=めらみぽっぷ |lyric=RD-Sounds |arrange=RD-Sounds |original=狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon |joy_req=198363 |joy_url=https://www.joysound.com/web/search/song/229919 |prev=https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/530.html |next=https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/529.html } #divid(lyrics){ 届く筈もない、遙かな― この手の、その先に― 見捨てた筈の、&ruby(ふるさと){故郷}の幻影― 見上げながら、囚われる― 想いを振り切る― そんな勇気も持ち合わせずに… &ruby(うめ){呻}いて 独り、夜を反芻する 汗ばむ 脳裏を掻き乱す&ruby(オブセッショナー){脅迫幻覚} そして 見た悪夢の&ruby(ざんし){残滓}から 一心不乱に眼を逸らす 波長は 語りかける、容赦なく。 私は 耳を強く塞いだままで 遙かな 届かぬ場所の幻影を 噛み潰そうと悶え、足掻く。 見つめて来るのだ 懐かしい仲間の影が。 顔のない皆は口を揃えて… 怨嗟の声を叩き付ける “裏切り者が!”と叫び立てる 見捨てた 愚かな この身を 呪えど 何も変えることは出来ない。 自己が自己を責め立てる様は 苦渋のアンビバレント 届かない 手の先に もどかしくも安堵する 顔向けなど到底出来はせず いっそ自分こそを何よりも、 狂わせられればいい… 何も出来はしない、 私を罵る、 月が&ruby(こうこう){煌々}と。 上辺は 穏やかなこの暮らし &ruby(レイジネス){懶惰} つまりはいわゆる&ruby(マインドストッパー){生神停止} そして 言葉に出来ぬ想いを 抱く先から、追い立てられる 逃避の果てに、 目指す夢の中。 そこさえも 昔の記憶に侵された ああ、 何をなすべきなのかさえも わからないまま惑い、苦しむ。 見つめて来るのだ 痛ましい自分の影が。 &ruby(がんか){眼窩}に暗い&ruby(ひかり){炎}を灯して… 怒りの声を解き放つ 【臆病者が!】と喚き散らす 穢れた 憐れな この身を 嘆けど 何も変えることは出来ない。 幾度も倫理と抗い それでも&ruby(ゆる){赦}されないまま 何処までも 何時までも この場所で膝を抱え 今が現実と言い聞かせつつ そうして全てを誤魔化して、 生きてゆくしかない… 何も忘れられぬ、 私を蔑む、 月が&ruby(らんらん){爛々}と。 曰く、 “許しが欲しいのか?” 曰く、 【救いが欲しいのか?】 曰く、 『よくも、貴様など…』    &color(#B0E0E6){『  &sizex(3){そのまま罪の意識に苛まれ続けるがいい!}  』}    &color(#FFC0CB){”そのまま罪の意識に苛まれ続けるがいい!”}    &color(#CCCCCC){【 &sizex(3){そのまま罪の意識に苛まれ続けるがいい!} 】} 呪えど 嘆けど 怨めど 憎めど 変わらぬ身がただ疎ましく 狂いたいと願いさえすれど、 自分だけは狂わせられぬ &ruby(たかぶ){昂}れど 憂えど 荒ぶれど &ruby(あざわら){嘲}えど 結局辿りつく袋小路 耳以上に歪んだ心が 瞳より紅く涙する “私は狂えるのか?” そんな “&ruby(クルールフェイト){残酷な運命}”。 ―これが定めだ、と。 受けいれたつもりで、 終わり無き問いが、 心、掻き乱す。 }
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