04 ビニール袋は油膜の虹をみるか



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|album=パライソ ※1;アナザーセンセーション 〜 Extra Vocal BEST ※2
|circle=森羅万象
|vocal=ランコ*1;あよ*2
|lyric=azuki
|arrange=kaztora
|original=芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend
用水路に足を踏み入れて干からびてる身体潤して
サラサ サララ 遙か下流へ流れる
息吹きを感じない流れには 人のエゴがサラサラ流れる
ビニール袋は何の夢を見るの?

淀みに浮かぶ 虹色の黒
苦しくても 泳ぎ続けた

無機質な積み木に そっと寄りそった
瓦礫に差し込む夕日
掴んだ泥には あの頃の面影が無い
どうか忘れないで

排水溝の横を歩いて何処へ辿り着くのか確かめ
サラサ サララ 金網越し何処へ行く
隙間目がけてモノを投げ 心から汚れきってる
水は誰のために流れているの?

川辺に溜まる 文明の利器
便利への 対価を払えず

不可思議なガラスを そっと手に取って
西日に透かして覗く
散らばるネジ巻き ぐるぐるり ぐるぐるり ほら
渦の中へと沈んでく

海を目指したビニールは 寄せる波に紛れる
水底へと 沈む姿 虹がただ乱反射している

人はいつしか世界を離れ旅立つ
ただこの目の前に広がりゆく
瓦礫に 腰をかけ 戻らぬ自然を憂う

配管に佇む 澄みきった泥
虹は果てもなく続く
ビニール袋は 何のため?誰のため?
ただ自分のため

夢をみる 電子機器も
錆びつくラジオに縋る
陽が昇る 水平線の先
何処までも 広がった
油膜 虹色とビニールの世界
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最終更新:2022年01月22日 10:53
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