05 Unprivileged Access



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|album=
|circle=凋叶棕
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=少女さとり ~ 3rd eye
―人を出し抜きたいと思ったことが、おありですか。 至極、有触れた野望でしょう。

―人の所有物を奪おうと思ったことも、おありですね。 それも、良くある欲望でしょう。

―か弱き婦女子を犯そうと思ったことが、おありですか。 別に、不思議ではありませんね。

―憎き者を殺そうと思ったことも、おありですね。 誰しも、一度は思うでしょう。


如何に清く生きたとて、
その情動は不可避のもの。

抗い様のない“原感情”に跪け。


さあ、その心の内。洗い浚いを以ては、我が渇きを癒さん、糧と成り果てよ―!

…私だけが知り得る、その秘めたる全てが、新たなる痕を生み出す苗床となれ。


 ―ほら、貴方のことは、全部、理解って差し上げますから。  如何に、醜い思いでも。

 ―ほら、貴方のことを、誰も、共感ってくれはしないのですから。  如何に、それを求めても。

 ―ほら、私の前では、誰も、判明ってしまうのですから。  如何に、隠し遂せても。

 ―ほら、私が全て、それを、赦免って差し上げますから。  如何に、醜い思いでも。


激しく、黒く、惨澹たれ、
隠し通せぬ本性がそこに。

抗い様のない“原感情”に跪け。


偽りを抱えては、眠ることは赦さない。あるがままの姿を、己と認めよ。
さあ、その心の内。全てに絶望しては、我が渇きを満たさん、糧と成り果てよ―!

…かくも醜き生物が。抱く幻想の果て。砕いてはその深遠に、末期の輝きを見る。


―餞に花束を。薔薇を添えて送ろう。その心が最期に咲かせた花の彩をして。
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最終更新:2024年02月28日 08:29
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