06 遊星ロスのサテライト



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|album=斥量零度点
|circle=Applice
|vocal=田辺
|lyric=どろにさん
|arrange=おすきー;みっつん
|original=トロヤ群の密林
古ぼけた小さなコンパス
指し示す無重力空間
いま踏み出した足は力なく
コンパスと同じように錆びついていた

この足で今更 跡を追うのか
<カタチを>覚えてはいる
<気づけば>私はサテライト<囚われ>

此処に幾つもの星がある
すべて輝きを残して
もう届かない
近づけもしない煌めき
其処は私の時の墓場
探すほど隠れて消える
溶けたパルプを固めても
物語は浮かばない

苔生した一冊の本が
描き出す感動のフィナーレへと
続くべきページを捲れず
<人知らず君が残してたトーチ>
左手が冷たくて悴んでいた痛み
<燃えさかる勇気 本を焚けずにいた>

繰り返す空 明日の天気予定は
いつも強い雨だと言うけど
憂鬱な顔 傘も差さずに
立ち尽くす君 雲の向こうを見る

<いつから引く手を止めただろう>
<私が見ていた毎日>

其処に幾つもの星がある
すべて輝きを残して
もう届かない
近づけもしない煌き
此処は私のための墓場
我が儘を尽くした始末
滲むインクをなぞっても
物語は戻らない 失くして終わり

<何度でも 繰り返す 毎日>

永遠は何処にもないと
分からないわけじゃないけど
崩したジグソーパズル
解いてる間 息をする
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最終更新:2018年09月09日 01:39
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