05 ア・ローン・ロンリー・ローリン・ローア



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|album=
|circle=凋叶棕
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|guitar=光収容
|original=孤独なウェアウルフ
私に愛なんて囁かないでください。
私を真っ直ぐ見つめないでください。

私の心 かきまわしてときめかせたりしないでください。

私の指をそっと握らないでください。
私の体に手を触れないでください。

私の心 かきまわしてときめかせたりしないでください。

私が何者(だれ)かも知らなくても。
好きだなんて言葉だけ繋がれるなら。
触れることなく紡がれるロマンス。
どうか「人並み」に愛して頂戴。

怯弱なウェアウルフ
月のどうか出ないうちに
その身を寄せるよすがなれ

「『抱いて』よ、不器用な私をそっと愛するくらいで。」
月はその何もかも全て、口、噤んで。


それを疎んで避けて生きてもけして抗えぬものがあると
人か獣か(おとこ)ばかりが狼であるわけでもないが
さても“相手”をどこに求める草の根分けても探し出せぬ
群れを失くした孤独のオメガそして夜な夜な番を探して


私の肩をかき抱かないでください
私の腰に手を回さないでください

私の此処 かきまわしてときめかせたりしないでください

私の体を暴かないでください
私の隙間を広げないでください

私の此処 かきまわしてときめかせたりしないでください

この身に纏うその境界が
ひとつひとつはずされていくその度に
己の何かが膨れ上がっていく
それは抗えぬ(リアル)奔出(かけだし)

不全なウェアウルフ
月がたとえ出ずにいても
その身を暴かれたなら

嬌声(おたけび) それは内なる人と獣の(せめ)ぎ合い
そしてその最後の一片(ひとつ)が、暴かれゆく。


     ねぇ
  あなた あなたがわるいの
  あなたがこんなにするから
おおかみは あなただけじゃないの
もう そんな そんなにされたら
  わたしだっておさえてたのに
    どうなっても もう
     どうなっても!!


孤独なウェアウルフ
月が出ていようがいまいが
もはや止めようもなく

【抱く】のは 軽率にも手を出した(おおかみ)(からだ)
それは人には耐えきれぬ愛の返礼

故に

孤独なウェアウルフ
月夜を(いと)いてさえなお
そっと佇むのみ

嗚呼、抱いてよ!
まだ見ぬ人狼(あなた)はどこにいるのでしょうかと

独り、ただ“仲間”を求めて月に吠える―――。
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最終更新:2022年07月24日 20:39
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