【注意】
現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。
この問題は、以下のいずれかが原因となっています。
- ページがAMP表示となっている
- ウィキ内検索からページを表示している
これを解決するには、
こちらを
クリックし、ページを通常表示にしてください。
|album=
喩
|circle=
凋叶棕
|vocal=3L
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=ブクレシュティの人形師;童祭 ~ Innocent Treasures;明治十七年の上海アリス
「――かくて我を捨て玉ふなり。」
「――かくて我を欺き玉ふなり。」
響き渡る欷歔の声
こがねの瞳に光は虚ろ
「――されどきみにはよもあだし名を。」
「――黒き瞳子をや持ちたらん君には。」
その身独りふるはして
心は最早現には在らず
息絶えた物語の向こう側で
胎動する新たな物語が
夢違え ―――― どうして私をと問いかけ
現し世は ―――― 過ごした日々をただ思いながら
空夢の ―――― いつか貴方が口ずさんだ言葉
白日は ―――― ただ虚ろに呟き続ける
黒き瞳子の子
産まれていたのならば
幻想を追っていつか何処か遠くへ
黒き瞳子の子
現に飽いたならば
幻想を編んでいつか何処か遠くへ
齢 五つにして
母の姿ももはや
おぼろげにも垣間見たような気で
その姿だけを
その名前だけをただ
胸の奥に刻んで生きていた
はじまりの言葉たるのは
遠い御伽噺か
或いは胸の内ずっと遠い記憶か
君が名前 君が面影
いつかいつか今一度
アリスと踊れ
その言葉こそ
夢の都の合言葉たれ
夢と現と交叉するとき
幻想を掴みとって
アリスと踊れ
その言葉こそ
幻想郷の合言葉たれ
たといそれが現に見た
儚い幻でも
夢に生きて
在り続ければ
夢の扉は開かれん
夜は長く
遠い夜明けを望んで
アリスと踊れ
今はまだ穢れ行く街を独り歩き続けて
最終更新:2023年03月05日 00:52