14 「かぜのゆくえ」



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|circle=凋叶棕
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|original=判読眼のビブロフィリア
そっと地撫でる箒の先に
ちいさなちいさなかぜがうまれて
ちいさなかぜははこばれてゆく
このおおきなせかいのどこかへとーー。


こぼれることばはこぶあしおと
めにうつるすべてのもののさきに
だれかの意味がなにかの意味が
かぜといっしょにはこばれていく

ーーー誰かが耳を澄ますとき。
ーーー誰かの頬を撫でるよに。
ーーー誰かの髪を揺らしては。
ーーー誰かの胸に吹いていく。

かぜのおと
だれかのおと
なんでもない一日から
どこかからまたふいてくる
だれかがいるからふいてくる

そのゆくえ
かぜのまにまに。
今日を明日へ向かって
ふしぎを聴くその間に間に
もうどこかへ消えて行く

だれかがいて なにかがいる
そうしてまたうまれるかぜはどこへ


そして日が落ち夜に沈んで
夢の中をさまようときでさえ
なにかをきいてなにかにふれる
どこからともなくふくかぜによせーー。

ずっとみていたずっときいていた
つどうもののそのなにひとつさえ
ききもらさぬようみうしなわぬよう
かぜがはこぶそのいみのすべてを

ーーー誰かが何かを待っていて。
ーーー誰かが何かに浮かれて。
ーーー誰かが何かを想って。
ーーー誰かが何かを見ていて。

かぜのおと
なにかのおと
すがたもみえないなにかさえ
このかぜはあなたのかぜ
そんな予感だけふいてくる

そのゆくえ
ひとのまにまに。
今日も明日もあるなら
うまれるそのひとの間に間に
そしてまたどこかへと

遙か届かぬ時間へ
遠く見えない場所へ

だれかからまただれかへ
なにかからまたなにかへ
全てがつながりゆくように

そのゆくえ
かぜのまにまに。
今日も明日もこえて
それでもかくも真に真に
たしかにいま吹いている



今日も始まる。
ーーかぜよはこんで。わたしがまだ知らない何かのこと。
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最終更新:2019年01月31日 17:14
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