06 かぜなきし



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|circle=凋叶棕
|vocal=めらみぽっぷ
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|original=ネイティブフェイス;信仰は儚き人間の為に
――人の子は、人に、愛されよと。願い。

――神の子は、神に、愛されよと。願う。

人であり、神であるものがいたなら、共に愛されよと。
かぜがはこぶ、遠い記憶。


黄金にたなびく稲穂の海に立ち。
人の生み出した、鉄を絆とす。

共に支えては、互いに生かし合い。
それでも、嗚呼、終ぞ、交わることはなく。

揺らぎ、猶予う、人の祈りに。
ときに愛さえ感じることがあれども

――されど、神は、孤独なのだ。


いとし子よ 罪なき子よ
生まれしことを祝えども

この手に抱くなど。許されはしない。
神はただ、神としてあればよい。

故に。
我が子を、抱いて。なくこともできない。

ただ、愛されよと、かぜにのせた思いは何処へ。


鈍色に聳える、鉄の海に埋もれ。
人の縋っていた、信仰は消え行く。

この身の行く道は、信仰の中に在り。
それを露ほども疑いもせずに。

揺らぐことない、捧ぐ祈りに。
ときに振り返ることを望みもすれども

――けれど、人は、孤独なのだ。


いとし人、いとし母よ
たとえ血を分けていなくとも

その手に愛されて。生きてきたならば。
その想いのまま、立たねばならぬ。

故に。
膝を、ついては。なくこともできない。

ただ、生きるために、かぜにのせた思いは、何処へ。


――立ち上がれと、呼んでいる。自分の手で、
生きる道を見出すため。

祈るは、その行く先に。かぜが吹くように。


いとし子よ 遠き我が子よ
人が絆を砕いたら。

今こそこの手で。誰よりも強く。
現人神たるその身を抱きしめよう。

故に。
その身を、投げ出し。なくことを赦されよ。

ただ、愛すること。かぜがはこぶ思いは、此処に。


そして、遠く。かぜがなく。

原著:酸性いよかん。「かぜなきし」
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最終更新:2024年01月03日 11:18
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