06 優しさの風音



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|album=神風
|circle=Liz Triangle
|vocal=lily-an
|lyric=azuki
|arrange=kaztora
|original=稲田姫様に叱られるから
雲は高く流れ 落ちる豊かさの雨よ
ただ ふわり 稲穂が揺れる 風に舞う恋心

秋は直ぐに駆け往く まるで稲光の様に
また一つ 蛍火(けいか)の如く 短い生を受ける

夜は長く 陽は落ちる
秋の灯火消える影
それは儚く輝く命星


旅立つ琥珀の風音に 幾度も 四季(いろ)を重ね
手を取り 繋ぎ また離す 優しさの道標

空は高く浮かび 恵む寂しさの雨よ
ただ ゆらり 案山子が揺れる 空に消ゆ宵の口

月は直に欠け往く 浮かぶ弓張り月の夜
星 一つ 流れる毎に 願う 今際の夢

恋われずに 壊されずに 秋の篝火(かがりび)絶えぬ夜月
いつか心に優しく火を灯す

暮れ往く秋の夜の淵に 色付く夢見風よ
触れ合い 求め拒まれる 恋して過ぎ去る茜


貴女の命は 蛍の様に儚くて
愛しさの命星 そっと光りに輝き 流れ
恋に落ちる

過ぎ去るヒグラシよ さざめく一夜の夢
暮れない秋が暮れるまで 優しさに包まれる

旅立つ琥珀の風音に 幾年(いくとせ) 募る別れ
手を取り 繋ぎ 離さずに ふわり 此花(このはな)舞う
暮れる秋の道標
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最終更新:2019年01月12日 00:17
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