08 [SiO2]の瞳



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|circle=凋叶棕
|vocal=nayuta
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=衛星カフェテラス
「ねえ、窓の向こうには。凍てつく光たち。
[8:42PM_JST](時を告げ)輝く——果てしない虚空(そら)の彼方で。

ねえ、窓の此方には。貴女の姿だけ。
あれらと比して——その全て欠けることなく。

覗き込んだその”瞳”に映る影が一つ。
それの何もかも凍てついた姿。

それが今、安らかに——

この宇宙(そら)の何処を探してさえ
けしてみつからぬもの
それは瞳の中に
留め置いている

そう、きっと貴女——(Liminal)の彼方——遥か遠く 不可解なるもの。

私を見つめている、虚空色の瞳
誰のよりも綺麗よね・・・メリー?」

【そうね、わたしもそう思うわ】


「——誰だって皆 朽ちていく。心の中でさえ。
その完全性。損なわれる罪。

それが、今、永遠に——

この虚空の全てを繋いでも
描ききれぬものなら
1001101 1100001 1110010 1101001 1100010 1100101 1101100 0100000 1001000 1100101 1100001 1110010 1101110(貴女)だけをそのまま
ただ留めおくの

そうして孤独の谷を越えて
不気味の谷を跨ぐ
貴女の姿かたち
けして汚さない

そう、でもね貴女——変わらなかった——私の中 全て美しく。
そう、だから貴女——完全であるから——全てこれを 貴女と呼ぶのね。

私を見つめている[SiO2](ガラス)の瞳
誰のものより綺麗よ、メリー。

誰よりも綺麗よ、メリー・・・」

【そうね、わたしもそう思うわ】
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最終更新:2021年04月14日 04:08
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