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誰が為 帆を揚げ この路進むのかを
解らず彷徨った日々に 振り返って 今手を振ろう
ずっと遠く 広い幻想中に 自分を探して
「さぁ」って 誰が描いたかも解らない
地図を拡げてた
揺れる波の上 身を任せては
舵を取る 勇気もなく
見えぬ底を見て「なにかあるはず」ってフリして
必死で夢見て 辿り着いた場所には
理想が無かったとしても ただ信じて
碇を上げて
きっと 路を決める羅針盤が 壊れてしまっても
背に受ける風が いつの間にか止まって 沈んでも
そんなときにはそう 光る星見て
方向を決めてやればいい
漕ぎ出す力を示すオールを さぁ手に取れ
辛さで浸した ずぶ濡れの身体でも
必ず進んでいるから もう迷わず
ただ前を見て
この世は誰かが創る 水槽でも
それすら受け入れる 強さを
下向く水面に 黒く映った影が
揺らぎ始めたら
私を翳して さぁ棚引かせ
どこまでも向かうよ
誰が為 帆を揚げ この路進むのかを
解らず彷徨った日々に 振り返って 今手を振ろう
ただ信じて 碇を上げて
最終更新：2018年07月20日 17:29
