08 亡き貴女の為のセレナーデ ~Forget-me-not~



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|album=World's End Garden
|circle=魂音泉
|vocal=たまちゃん
|original=亡き王女の為のセプテット
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貴女と二人で画いたキャンバス
懐かしく悲しくて 捨てしまった
壊れた時計は枕元にある
何回も捨てようと思っていたのに

テラスでお茶を飲む 私の傍で佇む貴女を
「他愛の無い会話だけでは退屈」と 困らせたりした
でもそんな日々を誰よりも愛していた貴女が
記憶の中から色褪せないように 棺に詰めた


運命が裂いた二人の夜に
手向けた花は既に枯れ果て
片割れの月 水面に独り霧に隠れて
涙を流すの


私が一人で画いたキャンバス
愚かしく空しくて燃やしてしまった
欠けたグラスはまだ戸棚にある
何年も使われず 了われ続ける

ガラスの向こうには誰の影さえ映りはしない
永遠に死んだ彼女の影を見出そうと 立ち明かす
まだ伝えていない 伝え切れてない 数多の言葉
今さらになって溢れてくるのは 何故なのかしら?


運命に敗れ平伏しても尚
傾けた杯は零れはしない
誰が為の月 汀に歪みそっと切り裂く
爪先は濡れて

運命が裂いた二人の夜に
手向けた花は枯れ果てたけど
心に咲いた小さな花は
夜の終わりを優しく告げる
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最終更新:2024年01月28日 00:05
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