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風と共に空を翔ける
誰よりも速く存在探して
脇目も見ず追い求める
一つでも多く真実切り取れたら
伝わることさえなく
消えてゆくことを眼に焼き付けて
翻す風 新たな瞬間が過ぎる
現在が消える前 時を写すから
飾りと化した 言葉に去る現在を乗せて
誰かに届けよう 求めているものか知りはしないけれど
伝えること言葉だけじゃ
誰も耳を貸しはしないだろう
独り悩む小屋の中では
決して世界は広がることはない
還れる映像には
求めるのは何も残らず
今より早く事の所在探すために
翼を広げて この空を飛べば
抱き続けたイメージよりも鮮やかな
実像が映えてこの目を奪っていくのだろう
ただ急に醒めた目をして 過去を振り返れば
積み上げた紙屑の山 そこに見えるだけ
全てが無かった様に
言葉はもう今は風に消えて
Ah 伝わるものは現実じゃなく
ただの言葉に過ぎないのだろう
それでも今は追いかけ続けてゆくから
求める答えに近付ける様に
このイメージと重なっていく現実が
色褪せる前に 光の下 刻みつけ残すだろう
遠い「真実」を掴むまでは
最終更新:2018年08月09日 06:53