OCの手引き


      | ̄P━━━━
      /  \
    | ̄ ̄ ̄|
    lぶーん.|
    |特 製 |
    |LN2缶 |
    |      |
     (, _⌒ヽ
     ,)ノ  ` J


工事中 誰か適当に足してってw

AMD編誰か編集して\(^o^)/

OCとは


オーバークロックとは決められた周波数を上回る周波数で動かすこと
やりすぎるとぶーんに掘られる


OCに当たっての注意点 ※ここをよく理解したうえでOCに臨んでくれ

OCは本来の製品の使い方ではない使い方をするため、ある程度の短所がある。この短所を理解したうえでOCに望んで欲しい。

・保証が効かなくなる
メーカー側は本来の使い方ではない使い方をした製品を保証してくれない
OCメモリとかOC向け製品でも仕様に沿っている限りは大丈夫
  • 最悪どれか部品が壊れる
メモリ→マザー→CPUの順に壊れやすいらしい
いくら安くなったとはいえメモリも1G*2で5kぐらいする OCメモリだともっと高い
DDR3のOCメモリなんてぶっ壊した日には数10k飛ぶ 上位のCPUは1個150k以上することも
  • 発熱、消費電力が増える
性能が上がれば発熱と消費電力が増えるのは当たり前
消費電力はクロックに比例、電圧の2乗に比例するらしい


OC環境について

OC率や環境によって違うが、OCによる発熱は結構深刻
  • リテールファンのみ
  • ケース内のエアフローが不十分
  • グリスが乾燥
  • 電源がカツカツ
↑こんな状態だとOCどころかすぐ壊れる可能性大
気軽にOCする場合でも最低限の能力は確保しよう


OCの仕組み

まずはCPU周りの動作原理から
キーワードとなるのは
ベースクロック・FSB
メモリ比率
倍率
である

ベースクロック
ベースクロックとはチップセットの動作周波数であり、組み合わせるCPUによって変化する
ベースクロックを4倍したものがFSBといわれ、CPUのFSBでベースクロックが決まる
ベースクロックはチップセットやCPUによって限界が違うが、基本的にはチップセットの対応するFSB以上のFSBで動くCPUは乗らないものと考えていい。
OCの場合は一番最初にベースクロックを基準にして考えることが多い

メモリ比率
メモリ比率とはベースクロックに対してどのぐらいの周波数でメモリを動作させるかを決める値である。
普通BIOS設定では1:1や2:3などの整数比で示されることが多いが、マザーによってはあらかじめ計算されてメモリの動作周波数として出てくることがある
メモリの動作周波数はベースクロック*メモリ比*2であらわせる

倍率
倍率とは
倍率はベースクロックに対する動作周波数を決めるものであり、最近は8倍から12.5倍程度が多い。普通倍率は0.5倍刻みである
CPUの動作周波数はベースクロック*倍率であり、たとえばE8600だったらFSB1333MHz(ベースクロックが333MHz)で倍率が十倍なので
333x10=3330MHzが定格動作となる


これらを踏まえたうえで簡単に常用を目的とするOCをする手順について説明すると、

下準備 ※大事なことなので下に書かれていることをよく読むこと
 ↓
目標とする動作周波数を決めて、倍率とFSBを決める
 ↓
FSBと倍率をセットした後、メモリ比を調整する
 ↓
負荷テストなどをして常用できるかを確認する

となる。

負荷テスト


  • Tripcode Explorer
 本来はトリップ検索するプログラム。CPUに高負荷がかかるため負荷テストとして利用できます。
 冷却のチェック、ソフトやOSが落ちるほどの致命的なエラーが起こらないかのテストに使います。
 オプション--コア数分のスレッド&SSE2有効、検索文字列は7文字以上で固定文字列検索を推奨。
 ttp://dango.chu.jp/hiki/?Tripcode+Explorer

  • Stress Prime 2004
 CPU(とメモリ周り)に負荷をかけ、同時に想定した結果が返ってきているかチェックするソフト。
 負荷は上記TXより低いですが、演算結果に誤りがないか(データ化けが起こらないか)テストできます。
 コア数と同じ数だけ同時実行、Priority8以上推奨。
 ttp://www.softpedia.com/get/System/Benchmarks/Stress-Prime.shtml
 マルチスレッド対応版β ttp://sp2004.fre3.com/beta/beta2.htm

  • Thermal Analysis Tool
 Intelが熱設計の確認をするために提供していたツールですが、現在公式ページから消えています。
 発熱させることを目的としたソフトなので、非常に高負荷で上記2つのソフトよりもCPUが発熱します。

コア数より多いスレッド数でのテストやTXとSP2004の同時実行等は負荷が減ってしまうので推奨しません。
負荷テスト中はタスク切り替え処理を減らし、CPU占有時間を出来るだけ長くする必要があります。

安定稼働の最低条件は SP2004を1Roundノーエラーであること。
TXは空冷なら1時間程度、水冷なら飽和状態になるまで
…TATの方がより熱くなるから本格的にやるときはTATを推薦

  • Memtest86
Memtest86 はフロッピーディスクまたはCDから起動させて使用するメモリテストツールです。
使用しているメモリを細かくチェックしエラーを報告します。使用するにはCDまたはフロッピーの起動ディスクを作成する必要があります。

……os起動させずに負荷をかけることが可能、os飛ばして泣き見る前に先にコッチで3パスできるかどうか確認汁


下準備

QX系のCPUでない限り基本的にFSBを弄ることになる。そのためいろいろな部分に不都合が起きるためあらかじめそちらの予防策を打っておく

PCI Expressの動作クロックの固定
CPUクロック変更に伴ってPCI-Eクロックも変わってしまうと深刻な不具合が発生する
BIOSからPCIExpressのクロックを固定しておく。通常は100Mhz
(104-5MHzに固定しておくと安定するマザーも有り)

C1E、EISTの停止
アイドル時にクロック数を抑え、消費電力を下げる機能だが、OC時は電圧不足を招き不安定になるので停止させる
C1E:「CPU Configuration」から、「C1E Support」を「Disabled」に
EIST:「EIST Function」もしくは「Intel SpeedStep Technology」を「Disabled」に



数値の決め方

【クロック数】
上の説明の通り、動作クロックはベースクロックとその倍率で決定される
最初の内は倍率をいじらず、ベースクロックの変更だけで良いだろう
(同じ周波数になる組み合わせであっても、FSBを高くして倍率を小さくする設定の方が高性能になる)

肝心のOC率だが、ふさわしい数値は使用環境やCPUの種類、またそのロットによって千変万化
つまるところ自分で見つけ出すしかない

参考までに↓(書き主の主観なので注意)
  • OC率15%程度ならば大体どんな環境でも出せると思われる
  • スレ住人の感じだと25~40%くらいのOCが無難か
  • アイドル時室温+15℃前後、高負荷時65℃以下ならば十分な冷却ができているといえる
  • フェーズ数多いマザーは高OC率(高電圧)でも安定しやすい
  • トータルFSBが1600を大きく超えてくると長期使用に耐えられなくなるマザーもある

【電圧】
OC前に「HWMonitorPro」等でCPU電圧とメモリ電圧を確認しておこう
安全を目指すなら、電圧は変更せず、定格電圧(C2Dとかなら大抵1.35V?)で動く範囲でクロックを上げるのが良い
(一般にcoretempで表示されるVIDが定格より低ければ低いほど定格電圧で高いクロックまで上げられる)

電圧を変更する場合、適正なCPU電圧の見つけ方は地道な作業しかない
少しずつFSBを上げていき、安定しなくなったら電圧を0.05v前後上げて様子を見る
これを繰り返し、段々に詰まって来たらMBの最小調整量で微調整して一番安定する電圧を見つけよう
最近のマザーボードならそこそこのところまでAutoでも電圧を調整してくれるので、
それで不安定になり始めたらそこから手動で上げていくのも良いかもしれない
安定性確保のために電圧を固定した方が良いのでずっとAutoにしておかないように

メモリ電圧は、メモリについてるラベルやパッケージに書かれている使用電圧範囲を元に決めよう
大体定格±0.1vくらいの範囲で書かれているはず
大抵のMBは0.02v刻みで調整できるが基本いじらなくてもいい
メモリを定格以上で動かしている場合とか、四枚挿してる場合は多少上げないと動かないかも
もし0.1vとか上げちゃった場合はかなりの発熱になるのでスポットファンとか当てて冷却した方が良い

電圧を上げるとその2乗に比例して消費電力が増す。当然発熱も大きくなり、CPUやメモリがぶっ壊れる可能性が上がる
電圧が低すぎると不安定に。SP2004ならエラーを出してくれるのでわかりやすい
→慎重に、気長に適正電圧を探していこう。いきなり変化させるのは危険

あとノースブリッジ、サウスブリッジについても電圧を決める訳だが以下詳しい人↓
ASUSは基本Autoでおk


設定変更

「AI Overclock Tunar」を「Manual」に変更

「CPU Ratio Control」に狙いたい倍率を入力
「CPU External Frequency」に狙いたいベースクロックを入力
↑この二つの数値を掛け合わせたのが動作クロックとなる。

「DRAM Frequency」を選ぶと、FSBに対して4:5、1:1、4:3などの比率、もしくはそれに該当する数値が表示されるので選ぶ
ただし、メモリのオーバークロックは結構危険なので、安全を見るなら5%、高くても10%以内のOC率にするのが吉だろう
例1)DDR2-800なら、OC率10%以下は880MHz以下
例2)DDR2-1066なら、OC率10%以下は1172MHz以下。
ただし800Mhzメモリチップのクロックが伸びる物を選んだのがOCメモリなので、5%も伸びない可能性がある。定格に収めるべき。

「CPU Voltage」にCPU電圧を入力
「DRAM Voltage」にメモリ電圧を入力



動作チェック

OSが起動したら、負荷をかけても安定して動作するかチェックする
上記の負荷ツールを落としてきて負荷をかけよう

同時に、
speedfanなどのCPU温度表示ソフトでCPU温度を監視
CPU-zなどでクロック数や電圧を表示
すると良い

途中でブルー画面が出て落ちたりしたら設定を下げるか、電圧を0.05V程増やして様子を見る
CPU温度が異常に高くなる場合はCPUクーラーや全体のエアフローを改善すればよくなるかも



AMD編だよ!


電圧とかの部分は上記を参照のこと


AMDの場合CPUでBlack Editionなる倍率解除品が出回っております。
これは通常CPUに付加されているクロック倍率固定が、解除されていてBIOSでCPU倍率を勝手に上方へ何倍にも変更できるものです。
またAMDの場合、整数倍ではなく0.5倍づつあげられることも可能です。
Black Editionじゃない場合は、通常CPUの駆動周波数が200MHzなので、これをあげていくしかありません。

AMDの場合HyperTransport(以後HT)とか言うのがFSB代わりにあって、これがCPUの駆動周波数のある倍数で動いています。

 AM2の場合:5倍で1000MHz、2GHz(上下)
 AM2+の場合:Phenomx4 9350e、9550~9750、Phenomx3 8450~8750は9倍1800MHz 3.6GHz(上下)
           Phenomx4 9100e、9150eは8倍1600MHz、3.2GHz(上下)
           Phenomx4 9850、9950BEは、10倍2000MHz、4GHz(上下)となります。

AM2+はAM2CPUがそのまま動きますが、その際はAM2の5倍で1000MHz、2GHz(上下)が適用されます。
そのためCPUの駆動周波数をあげるHTの周波数もあがるので、これを落とさなければなりません。

またAM2のメモコンは、CPUの倍率によって、メモリが定格の周波数通りに動かないため、以下のサイト参照
http://am2memcalc.komusou.jp/

 周波数  DDR800   DDR667   DDR533

 3.2GHz  800MHz   640MHz   533MHz
 3.0GHz  750MHz   667MHz   500MHz
 2.9GHz  725MHz   644MHz   527MHz
 2.8GHz  800MHz   622MHz   509MHz
 2.7GHz  771MHz   600MHz   490MHz
 2.6GHz  743MHz   650MHz   520MHz
 2.5GHz  714MHz   625MHz   500MHz
 2.4GHz  800MHz   600MHz   533MHz
 2.3GHz  766MHz   657MHz   511MHz
 2.2GHz  733MHz   629MHz   489MHz
 2.1GHz  700MHz   600MHz   525MHz
 2.0GHz  800MHz   667MHz   500MHz
 1.9GHz  760MHz   633MHz   475MHz

 ※なおFSBをOCした場合はFSBに応じてメモリクロックも上がります


オマケ

以上のやり方で、逆に設定を下げるアンダークロックという手法もある
CPUの性能を下げる代わりに、消費電力と発熱の低下、信頼性の向上などが見込める
ダウンクロックもメーカー保証の対象外となるので注意
下げすぎると不安定になることも
長期使用のサーバー用PCやファンレスPCを作るときなんかやってみると良いかも


オマケその2

極冷について
競技としてOCを行う人は、液体窒素(LN2)や冷凍機(ガス冷)、ペルチェ素子など、
通常ではありえない方法を用いてCPUを氷点を大きく下回る温度に冷却している
これは、CPU内の半導体が極端な低温中では電気抵抗が減り、より高い周波数で動作できるからである
当然、極めて高い負荷をかけるため、数回の使用でCPUがダメになることもある超ハイリスクな手法でもある
しかし、世界的には地味に人気のある競技で、海外では結構豪華な賞品の用意される大会も多い
OCを極めてみたいと思った方は是非挑戦してみてはいかがだろうか
詳しくは当スレ唯一(?)の極冷er、ぶーん氏に聞いてみよう

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最終更新:2009年05月04日 22:59
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