※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


問題点と注意
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※本編3話の初対決が、昼間から一人で出かけたアニキとドジッ子ヴィラ子の初対決に変わった…くらいに考えてくれ
※本番あり
※無駄な話が長いうえ、無駄な会話も多いという質の悪さ。
※青姦のつもりだったが、お外ならでは感が全然足りない
以上を踏まえて、なんとかダメなとこは脳内補完しつつ根気のある奴だけ読んでくれ(;´Д`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まだ日は高く、青空をつがいのトビタヌキが悠々と飛んでいる。
さらにそのトビタヌキの俯瞰する湿地の少し開けた中に、青い髪の男と金髪の女の姿があった。


「なぁ、人か獣か曖昧野郎」
「なんだ人間?」
「おめぇ、こんなところで油売ってていいのか?」
「何を言う!貴様と交戦中だろうが!」
「っても…これが交戦中って言えるかぁ?」
「黙れっ!!こうなったのも貴様がこんなところに回避したせいだ!」
「その俺に釣られて自分だって嵌まってるじゃねぇかバァーカ」
「なっ!うるさーーーい!!!!」



~つい先刻のこと、
出て間もない地上の空気をじっくり堪能しようと、真っ昼間からたった一人狩りに出たカミナは、リットナー村から借りてきた旧式の弓矢でさっそく1匹のトビタヌキを仕留め、回収に向かった。
拾い上げてみると反対側に別の矢がもう一本刺さっており、どういう事かと疑問に思っていると、突如草群から現れた少々奇怪な姿の生き物に襲われたのだった。
『獣人』とかいう類いのものらしいのだが、今まで数回見た獣人と比べるとサメ歯と鋭い爪を持った大きな手以外はほとんど人間と変わりがない。それに決定的に今までの獣人と違うのは、仕立てのいい服をきちんと着ている事だった。
細くすらりとした薄い体型から、口を開くまでその獣人が女だとはカミナは思いもしなかった。

(女というより雌?つうか、さっきなんて言った?人間掃討軍なんたらほーめん何隊長とかって、それって偉ぇのか?)

そんな訳で女の問答無用の奇襲攻撃から二人の戦いが始まったのだが、1度だけ相手に顔に傷を付けただけで、明らかに戦闘経験の乏しいカミナの方が押され気味だった。

なんとか女の素早い攻撃を刀で受け流し、回避行動で後ろに大きく飛び続けていたら急に足が地面に飲み込まれた。
突然自由の利かなくなった足下を見てカミナは青ざめ、ここまでかと目を瞑る。
一方、草の向こうで急にフリーズした敵にトドメを刺すべく、チャンスとばかりに続いて飛び込んだヴィラルは、自分の着地点を黙認した瞬間に凍りついたが時すでに遅しだった。
未だ訪れない死の瞬間にカミナはそっと目を開けると、目の前には鉈を振り上げたまま呆然と中腰で固まっている女の姿があった。

…まさか二人揃って泥沼に嵌まるとは。

「くっそ!全然足が抜けねぇ!」
体を捻って無理矢理足を前に押し出そうとするが余計泥に食い込んでしまう。
双方何度か体勢を変えようと体を捩らせて試みたが、今や質量の高いねっとりとした泥に、膝上まですっかり埋まってしまって容易に動く事が出来なくなった。

二人の距離は1m半。この微妙な距離が両者を動けなくした最大の要因である。
カミナの無駄に長い刀なら余裕で相手を一突きに出来る距離なのだ。しかし獣人の手練た鉈捌きに僅かに斬りつける事も叶わない。
一方、ヴィラルの方は鉈は届きはしないものの、鉈ごとカミナに投げ付ければ高確率で当るのにそれをしなかった。
ただ延々とカミナの気まぐれに繰り出される攻撃を防ぐだけだ。
定位置のまま繰り広げられる攻防は30分も続いたが、今は両者ともに疲れて、会話での争いに入りかけていた~



「あと一撃で殺れたはずだったのに」と自分まで沼に嵌まった事を馬鹿にされたヴィラルは悔しそうに唇を噛む。
辺り一面に丈の長い草が茂って視界が悪かったとは言え、泥沼に気付けなかった自分の不注意を責めた。

「腹減ったなぁ、あのトビタヌキ逃がさなきゃ良かったぜ。でも生ではちょっとなぁ」
カミナが左手を腰に添えて、右手に持った刀を肩に乗せながら怠そうに口を開く。
そもそも、そのトビタヌキを仕留めなければこんな事にはならなかったはずなのだが。
「ずいぶんと呑気な事だな」
「だってよぅ、このままじゃいつまで経っても決着つかねぇじゃねぇか」
「ふん、貴様に少しでも隙が出来れば見逃さん」
「自信たっぷりのところ悪いが、俺はご覧の通りさっきから隙だらけだぜ?」
「なっ…!」
「お前がこの状況で俺に攻撃するとすればその武器を投げるしかねぇ。でもそれをしないのはしくじった瞬間、俺の刀を防ぐ事も出来ずに100%負けるからだ。博打が出来ない性格だなおめぇ」
したり顔でニヤリと笑いながら刀の刃先を獣人の喉元に伸ばすが、すぐさま鉈ではらわれる。どうやら図星だったらしい。
返す言葉が見つからず、ますますギリリと唇に歯を食い込ませるヴィラルの様子を見ていたら、カミナは少し気の毒になってきた。
そろそろこの状況を変えなければ、万が一獣人の仲間が来た場合、自分が圧倒的に不利になる。
カミナは思い切ってずっと考えていた事を口にした。

「よし!一つ提案がある!」
「提案だ?」
「俺はろくに反撃も出来ない相手を殺るのはあんまり意にそぐわねぇ。それにこうしてたってそのデカイ包丁をかわしておめぇに致命傷を与える事も出来なそうだ。そこで一度休戦してこの泥沼から抜け出そうって話だ。勝負はその後で再開すりゃいいだろ?(もっと早くにそうしてりゃ良かったんだが…結構危なかったからな、泥に嵌まって助かった感もあるし)」
「つまりその間、どちらとも手を出さんという事だな?…まぁいいだろう。その前に一つ良い事を教えてやろう、こいつは『鉈』という物だ。大バカザル!」



ヴィラルの方が先に抜け出せる位置におり、その後をカミナが追う。
片足ずつ泥から引き抜いて確実に一歩一歩前へ進むが、気を抜くとバランスを崩して頭から突っ込みそうになる。
思いのほか、時間と体力を消耗する作業に、二人は汗だくになり、その様子を遠くから眺めるヌメリブドウカバのギャラリーにも気がつかなかった。

「ぬぁっ!!」
突然前から悲鳴が上がる。見るとすぐ目の前になんともかわいそうな光景が…。
ヴィラルがバランスを崩して斜め前に右上半身を見事に突っ込み、大した間抜けっぷりである。
「御愁傷様…」
間もなく真横に追いつくと、カミナは二進も三進もいかなくなっているヴィラルの右腕を掴んで半身を泥から引き抜いてやった。
見れば、顔面右側が斜めに切り込まれたように真っ黒になり、右目を隠している金髪も耳あたりから墨汁を含んだ筆のようにべっとりとしている。
敵に助けてもらった事を快く思えず膨れている女の、あまりの不格好さに思わず吹き出してしまった。
「わっ、笑うなぁぁああ!!」
ヴィラルは自分がバカと呼んだ相手にバカにされ、ムカッとして振り上げた右手の異変に気付く。
…何かがない。
手を振りかざしたまま、怒りで真っ赤になった顔色が見る間に蒼白に変わった。

「お、おい、どうした曖昧野郎?」
「…鉈が…鉈を泥の中で離してしまった…らしい」
ボソリと呟いたその言葉にカミナも呆然とする。肝心な武器を手放しては再戦どころではないではないか。
「…おめぇは…ほんとうにバカかぁ!!!」
罵倒ついでに殴ってやりたいと思ったが、一心不乱に腕を突っ込んで探し始めた女の様子に、やれやれと腰を屈めた。
「しょーがねぇな!武器がねぇと対等に戦えねぇだろうが!」



手分けして泥の中の鉈を探し始めた敵同士の男女。
泥の粘度の加減から、刃を下にして垂直に手を離したとすると鉈の重みで深く沈む事が懸念された。
急いで見つけなければ恐らく永久に取り戻せない。

(これじゃ仲良くドブさらいしてるようにしか見えねぇぞ…ったく)

「チミルフ様から頂いた大事な鉈なのにっ!!」
探しながら涙目になってヴィラルがごねる。
「耳元でわめくな!自分で落したくせに!誰だぁ?そのチルミルってのは。なんか乳くせぇ名前だな」
「チミルフ様だっ!王都を守る四天王のひとりで私がもっとも憧れる戦士だ!」
「おうと?何だそれ。…って事は俺らはそいつらといずれ戦う事になるのか」
「ふん、四天王が出るまでもなく貴様ら地上に出た人間は私の手によって抹殺される運命だ」
体を起こし、ふんぞり返って偉そうに言う女の頭を、カミナはとうとう我慢出来ずに拳骨でどついた。
「ここでもたついてる奴が自信たっぷりに言うなっ!そんな事いいから手ぇ動かせ!」
「…くそぅ」

左後方を肩まで突っ込んで探し始めて間もなく、カミナの左手に硬いものが当った。鉈の柄だ。
すぐに教えてやろうと思ったが、敵に叱咤され、すっかりしょぼくれて自分の周りを探しているヴィラルの姿を見ていたら、ふとカミナの中に黒い考えが浮かんだ。

(確かに強そうな奴なんだが、なんかもう戦意喪失だぜ…屈みっぱなしで腰も痛ぇし。こういう強気のくせにマヌケな奴って無性にいじめたくなるんだよな…ちょっと遊んでやっても罰は当んねぇよな?)

女が反対を向いている隙に、自分の体を死角にして泥から鉈を引き抜き、刀と一緒に草群へと放り投げる。
前方で落ちた二つの金属のガシャンという音に反応してヴィラルが素早く顔を上げた。

「貴様、今何を投げた?」
「刀だよ。今は邪魔にしかならねぇからな(バレたかな?)」
しかし、その言葉に疑いもなく納得した様子で、気付いてはいないようだ。
「もう諦めろ。意外とこの沼は深そうだし、もう底の方まで沈んじまってるよ」
「だが!」
「俺たちだってもう腰まで沈みかけてる!そんなに諦められねぇんなら、ずっとそうしてろ、俺は先行くぞ!」

先に上がったカミナはさっき投げた辺りの草群をかき分け泥にまみれた鉈と刀をみつけた。ただし刀だけを拾い上げる。
岸辺に腰掛け、既にそこにあるはずもない鉈を懸命に探す女の様子をしばらく黙って眺めていたが、流石に痺れを切らし、後ろ髪引かれる様子のヴィラルを急かし始めた。
「無念…」
諦めがついたのか、そう一言洩らして、ゆっくりと動き始めたヴィラルはカミナから20分遅れてやっと岸辺にたどり着いた。
カミナが手を差し出すと、ヴィラルも大人しく手を取って男に引き上げられ、ようやく泥沼からの脱出が完了した。
こうして見ると、嵌まった位置からここまでそう距離はなさそうなのに、なんと時間のかかったことか。
戦闘開始から嵌まってからの時間を合わせると優に2時間近く過ぎていた。
女の体を纏う服は泥だらけで何倍にも重くなり、生地が不快に肌に張り付いている。
もはや精も魂も尽きたといった感じで、どさりと倒れ込んだ女の横にカミナも同じように倒れた。



太陽は一番高い所から西にだいぶ下がり始めたくらい。恐らく午後3時前後だろう。
並んで空を仰いでいたが、ほどなくカミナが上体を起こした。先に沼から上がったぶん疲労感は薄らいでいた。

(さて、こいつをどうしたもんか。包丁がない以上、生身で戦うって言うだろうな。そのまま強引に持っていってもいいが、今ならいけるんじゃねぇか?…やっぱ暴れるかな)

思案しながら隣を見ると、完全に力が抜けたような表情で目を閉じている。
額に汗の玉を作り、まだ「はぁはぁ」と肩で息をしている様子から、女は相当疲れているらしかった。
その余りの無防備さに背中を押され、カミナは静かにヴィラルの上に降り注ぐ日差しを遮った。

自分の上に何かが多い被さる気配を感じ、そっと目を開けると、男が刀片手に自分に股がって見下ろしていた。
とてつもない疲労感と宝物を失った喪失感がそうさせるのか、この危機的状況を回避する気が起こらないばかりか、ヴィラルはあくまで冷静に状況を推察し、享受した。

(この場で殺る気か…やはり人間の言う事など信用するもんじゃないな。私もここまでという事か)

「貴様、始めから戦いを仕切り直す気などなかったのだろう?」
「そんな事ないぜ、おめぇが包丁落すまでは普通にやる気だったさ」
「そうか、ならばこれは私の失態が招いた結果という事だな……さぁ、やれ人間」
全て諦めたというふうに軽い笑みを浮かべながら放たれた想定外の言葉。
「あ?」
「私はもう丸腰で戦うだけの体力も残っていない。今どんなに抵抗しても力を出し切れず貴様に負ける。一息つくまで貴様は待ってくれないようだからな」
「そうか、話が早くて助かるぜ。俺も正直なところヘトヘトだ。…じゃぁ、お言葉に甘えさせてもらう。悪く思うなよ」
カミナはニヤリと笑い、大の字に倒れている女の上に体重をかける。覚悟を決めたのかヴィラルはそっと目を閉じ息を殺した。
間もなくこの喉に刀が突き降ろされるはずだった、のだが。

突如上着がたくし上げられて、外気に触れた肌に鳥肌が立つ。
何事かと目を開けて自分の胸元を見ると、赤い上着の向こうで思春期の未発達のような小ぶりの胸が露になっていた。
泥は服の厚さで浸透を遮られていたようで、汚れのない白い肌が日の光に晒されてまぶしい。
予想外の男の行動に死の覚悟を決めていたヴィラルも大いに慌てたが、今更暴れようが叫ぼうが疲労で思うように力が出せず、のしかかられている以上後の祭りだった。

「なっ!何をする!?」
「何って、お前もヤれって言ったじゃねぇか」
「貴様っ!中身が全然違うぞ!殺せという意味だ!」
「腹に毛でも生えてるかと思ったが人とそんな変わんねぇのな。にしても胸ちっちぇ!獣人だからか?それともまだ発展途上なのか?俺は大きいのも小せぇの好物だが」
「人の話を聞けぇ!みっ、見るんじゃない!」
カミナは全く聞く耳を持たず、自分を退かそう胸板を押してくる太めの腕を両手で拘束して地面に押し付けると、小さな胸の頂をぺろりと舐めた。
「はぁんっ!」
すぐさま女らしい色を含んだ声が上がり、カミナの顔に悪巧むようないやらしい笑みがこぼれる。
「『タダでは殺れねぇ』って言葉があるだろ?(意味も言葉も違うけどな)殺せと言うなら、それが俺の答えだ」

(つまり性処理の道具として私を使うという事か!?嫌だっ!そんなの絶対に嫌だっ!!)

さっきまで自分は何を血迷っていたのか。「殺せ」などと武人らしからず己の命を安売りした事を今更ながらヴィラルは後悔した。
命を奪われる事よりももっと耐え難い事がこの世の中にはあるのだ。
自分にこれから降り掛かるであろう恥辱の予感にヴィラルの顔は見る見る青ざめていった。



しばらくの格闘の末、暴れる獣人の爪で上半身血だらけになりはしたが、なんとか自分のサラシでヴィラルの両腕を拘束する事に成功した。
丸腰で戦う体力がないと言った割には元気ではないかとカミナは思ったが、予定よりスムーズに事が運んだ事に満足していた。
この手を封じない事にはこれ以上手を出す事は出来ないのだ。
一番の邪魔な問題を解決し、ぎっちりと両腕の括られた腕を振り回す女の上でカミナは「ふぅ」とひとつ息をついた。

「人間めぇ!これ以上私を辱めたらっー!」
「辱めたら?…こうなるんだろッ?」
最後まで抵抗の言葉は言わせてもらえず、両手でいきなり双丘を鷲掴まれた。
「うわぁあああっやめっ!いたっ!」
男の大きな手で覆い隠せるほどの大きさなのに、もの凄い力で根元からギシギシと揉みほぐされる。
小ぶりながらも柔らかさは申し分無く、カミナの手に肌が吸い付いて面白いように形が変化する。
初めは苦痛でしかなかったのが捏ね回すような柔らかい動きに変わると、次第に胸が張りを持ち始め、段々とヴィラルの体が火照ってきた。
「ほら、こんなになったじゃねぇか」
すっかり立ち上がったピンクの可愛らしい頂を指でピンッと弾かれるともうそれだけで甘い刺激にヴィラルは鳴いてしまうのだった。
「はぁあっ……っ殺っして…や…る……」
頂を指で弄ばれながら、強がる台詞は蚊の鳴く声よりも細く、吐息の中に霧散して消えた。

今度はその手が顔に伸びる。
そっと右の頬を撫でられ、ヴィラルはさっき沼で転んだ時に泥で汚れてしまったのを思い出した。
今はすっかり乾いて肌と大差ない白っぽい灰色に変化しており、カミナが軽く撫で続けると、サラサラと細かい砂になって肌から剥がれてこぼれ落ちた。

「泥か」
カミナは何か納得したように呟くと、ヴィラルの足下にまだ乾ききらない泥の塊を見つけ片手一杯分をすくいあげる。その黒い塊をヴィラルの臍の上にべちゃりと落すと、両の掌で撫で回すように横腹、下腹部、胸へとぺちゃぺちゃと音を立てながら広げていった。
黒く冒された肌にわざと残された2つのピンクの点がよりいっそう卑猥に際立つ。縦横無尽に滑る滑らかな指の感触が思いのほか気持ちよく、抵抗したいヴィラルの心中を混乱させる。
気を抜くとうっとりとしそうになるのを、目をきつく閉じて、必死に別の事を考えて気を紛らわそうとするのだが、滑る指が乳首を避けるようにじれったく動かされると本能的に触って欲しいという欲求が沸き上がって、体の芯が疼いた。
段々と息が荒くなって、湯気が出そうな程に頬が熱くて仕方がない。

「はぁ…んぁ…っ…ふっ…はぁぁっ」

体温と外気によって薄く伸ばされた泥が乾燥し始め、次第にザラッとした感触に変わっていくと、手が擦り付けるような早い動きに変わる。
猫舌で満遍なく舐め回されているような具合で、今までとはまた違った荒っぽい刺激にヴィラルは感極まっていった。
乾いた泥がほとんど肌から無くなる頃には、幾度とない泥と砂の摩擦のせいで肌が少し赤くなり痛々しく見えたが、むしろ感度はいっそう高まったようだ。
横腹に少し触れられただけでも媚びた声を上げてしまい、もはや自分の体が全て性感帯に変わってしまったのではないかとヴィラルは恐ろしくなった。


絶え間なかった摩擦が止み、きつく閉じていた瞼を薄く開けると、カミナが無表情に自分を見つめていた。

(一体何を考えている?私を観察しているとでもいうのか!?)

「みっ…見るなぁっ!」
そう懇願しても視線は揺らがない。
あまりの恥ずかしさにヴィラルはサラシで結びつけられた両腕で、祈るような形に顔を隠した。
でもそれ以上にこの空間の異質さにヴィラルは耐えられなかったのだ。白昼の日差しの下でこんな痴態を晒している事が。
背丈の高い草群の中だからといっても、その草場の影から誰かが見ているとも限らない。
実際、野生の動物達はさっきから二人のまわりで何度も顔を出すのだ。
それに万が一、仲間に見られでもしたら自分の地位は地に落ちるだろう。人間に手篭めにされたとあっては生きていられるはずもない。

(頼む…誰も来ないでくれっ!)



ふと、男が泥で覆われた女のズボンに手をかける。
ハッとしたようにヴィラルが上体を起そうと力を込めると、目の前で彫刻のように滑らかな凹凸が美しく浮き上がる様を見たカミナは、思わずその腹筋を優しく撫でた。
敏感になっている場所に触られてすぐさま力が抜ける。
「ふぁっ…もぅっ、さ、触るなっ!」
「綺麗な筋肉の付き具合だな、こんなに細いのに大したもんだ」
「あっ…当たり、まぇだっ!私は…鍛え上げらっ…れた…兵士だぞ…っ」
「軍人なんてもったいねぇよ、こんなにかわいいのに」
「んなっ!な!何を言うか!」
「本当だって。そこらへんの穴ぐら女よかよっぽど美人だぜ(ヨーコとは別のタイプだが)」

(そんなの初めて人に言われた…ど、どうしよう)

口開けたままを顔を真っ赤にして固まってしまい、ずいぶんと困惑しているようだ。
「そういう照れてるとこも、男にとってはかわいいって思う大事な要素なんだぜ。…つまり、『危険』ってこった!」
言いながら起き上がろうとする力が弱まっていた隙に、思いっきり履いてるものを膝下まで全て引き下げる。

「きゃぁあ!!」

今まで自分が出した事のないような悲鳴に驚いたのか、ヴィラルはビックリしたように目を見開いて繋がれた両手で口を隠した。
その様子に、カミナは不思議とほんわかとした感激を覚える。

(きゃぁって、もう完全に女の子じゃねぇか。なんだこれ?ほんとにかわいくなってきた)



固く閉じられた股の間に無理矢理手右手を忍び込ませ、中指でツツっと割れ目をなぞると、既に濡れそぼってクタクタになっていた。
「こんなに濡らしやがって、そんなに泥んこマッサージが良かったか?」
カミナはすくいとった女の粘液の絡み付いた指を目の前で見せつけ、ついでに舌で舐めとる。
「ぃやぁ…」
「なんだよ、そんなしおらしい声出して。出てきた時と全然別の人みてぇじゃねぇか、調子狂うぜ」
ヴィラルはいよいよ耳まで真っ赤になってしゅんとしてしまったが、カミナにはそれがまた愛らしいと感じられ、ますます加虐心を煽られるばかりだ。
再び指で秘唇を弄びながら、その耳元で意地悪く囁く。
「なぁ…?もっとかわいく鳴けよ」
「うるっ…さ…ぁあっ!!」
有無を言わさず一気に指二本を突っ込む。突然の異物感に一瞬表情が強ばったが、当の体は早速指に絡み付き奥へと吸い寄せて始めた。
さらに一本増やして中を滅茶苦茶にかき回すと、ヴィラルは眉をひそめ歯を食いしばって声が出るのを懸命に耐えているらしかった。
開いている親指で器用に陰核の包皮をめくり上げ、軽く揺さぶりをかけると、顎を仰け反らし、耐えきれずに悲鳴にも似た甘い声が漏れた。
女が少しずつ自分の手で堕ちていく様子にカミナの欲望は昂っていった。



カミナがごそごそとベルトを外し自分の逸物を取り出すと、それを見ていたヴィラルは愕然とした。
膨張してカチカチに固くなり、天に向かってそそり立つソレは、ヴィラルには凶器にしか見えなかった。

(いつだか間違えて王宮の男子トイレに入った時、シトマンドラ様のをうっかり見てしまった事があるが…倍以上だっ!!あの後口封じに襲われそうになって…張り手かましたら気絶なされて助かったが…今は手が使えないっ!)

「まっ、待て!そんなもの入れるつもりかっ!?やめろっ!それだけはっ!いやだ!」
「当然だろうが、ここまで来て何を。こんなに濡れてりゃ何も心配いらねぇよ」
恐怖に青ざめる逃げ腰の女の片足を掴んで、今だ膝下で留まっている邪魔な履物をブーツごと脱がせる。
自由に広げられるようになった両足を担いで中心に狙いを定め、一気に貫いた。

が、途中「ブツン!」と何かを突き破った感触が…。

「ぁぁあああっ!っくぅううっ!」

激痛に顔を歪め、悲鳴を上げるヴィラルを呆然と見つめていたカミナだったが、結合部から滲み出た血を見て確信した。
「なっ!?まさか!おめぇっ!」
それは明らかに配慮が足らなかった結果だった。敵とは言えども、いきなり処女を奪うという行為はいくら何でも罪深い。

「ほんとすまねぇ…、最初に確認しとけば良かったぜ」
「さ、最初も…何も…あるかぁ!…貴様ぁ…私がっ…長い年月っ!…守り通した貞操をっ…っく、よくもぉっ!」

その長い年月は、カミナにとっては想像もつかないほど膨大な時間であったのだが、知ってしまえば色んな意味で驚愕ものだろう。

絶え間ない激痛にヴィラルは股を閉じようと足に力を籠めるが、間にいる邪魔な男の両足をギリギリと締め付ける事にしかならず、余計に痛みが増すのだった。
処女初体験だったらしいカミナも流石に動揺し、女を最大限気遣おうと必死だった。
「大丈夫だ、痛みが治まるまで絶対動かねぇから!それまでこれでも噛んでろ!」
そう言って顔の前に差し出された右腕に、ヴィラルは躊躇いもなく噛み付いた。ナイフのようにみるみる食い込んでカミナにも激痛が走る。
「っく!流石にその歯は獣だな…これで痛み分けになってくれればいいんだが…」


お互いきつく目を閉じたまま痛みに耐え、その状態で数分が経過した。
やがて力尽きたように腕からヴィラルの顎が外れ、筋肉まで達したと思われる大きな歯形からは大量の血が流れ出した。
「…もう痛くねぇのか?」
ヴィラルは答えず横を向いたまま、その口元に男の血が滴り落ちるとぺろりと舐めとった。
脈打つ程度に痛みは引いているが、言ってしまえばすぐにもこの恥辱は再開されてしまうだろうとヴィラルは考えていた。
当然このままで終る事など、この男がするはずもないと思ったのだが…。

「俺が悪かった。もうこれ以上何もしねぇ。たとえ敵だろうが獣人だろうが女を大事に扱えねぇ奴は男じゃ…?」

ヴィラルは己を引き抜こうとしたカミナの血まみれの腕を、両手で掴んで制止した。
女の意外な行動と、訴えかけるように見つめてくるその目にカミナは少したじろいだ。

「ここまでして奪っておきながらっ…相対したものを中途半端にする事の方が男の名折れではないのか」

言われてみればそんな気もするが、一方的に始めた卑劣な行為だと自覚しているだけに腑に落ちない台詞である。貞操を奪った事で女の中で何かが変わったのだろうか。

「…それって続けろって事か?」

返事はなくともそういう意味だという事は、女の赤い顔を見れば一目瞭然だったが、同時に怯えを含んだように体が強ばっているのが見て取れる。
女の心情を大体理解したカミナはこれまでは、明らかに違う真面目な顔付きで力強く言った。

「それじゃ最後までやるぞ。もう何も恐い事ねぇから、お前の全部、俺に預けろ!」

真っ直ぐに見つめられながら男にそう言われた瞬間、ヴィラルは温かい大きなものに包まれる感覚に捕われた。

(胸の奥が、痛い…?…なんなんだこの気持ちは?こんなの知らない…)

見つめられれば見つめられるほど心臓の音が聞こえそうな程高鳴り、理解不明な心のざわめきに耐えきれなくなったヴィラルはとうとうコクンと頷いた。


男はヴィラルの腕に巻いたサラシを解いてやると静かに腰を動かし始めた。
これまでと違って女を扱う手つきはだいぶ優しくなった様で、腕が自由になった女にも抵抗の色は全く感じられず、もはやされるがままである。
片足を持ち上げ、女の体を少し捻らせて横向きにし、体勢を変えながら突き上げると、感じやすいポイントを突いたのか悲鳴のような喘ぎとともに肢体がビクンっと跳ねた。
初めは破れた膜が擦られて痛みに顔が引き攣ったが、漏れる喘ぎは確実に快感が勝ってきているようだった。
集中的にそこを攻めるが、突く度に女の体が草で滑って少しずつ逃げるのが煩わしい。
一度引き抜いて女を起き上がらせ、向き合ったまま膝の上に乗せた。自由になった両腕を首に回させ、腰を少し浮かすよう促し、入り口に再び宛てがう。
下から顔を覗き込むと、ヴィラルは目を閉じたまま切なそうに眉を寄せて、大人しく指示されるのを待っているようだった。

「たまには自分から入れてみろよ」

ヴィラルは戸惑いの色でカミナを見る。
出来る事なら自分からそんな事などしたくはない。青空のもと、はしたなく敵の男に弄ばれている自分をまだ脳裏の隅で恥じているのだ。
なのに男が下から「さあ」「早く」とやたらニコやかに催促してくる。
素直に応じてやるべきなのか、僅かに残ったプライドを貫くのか。どうしたものかと迷っているうちに、促すように入り口の浅い所を軽く突かれて、その刺激に腰が抜けてしまった。
「ぁあああ!」
自分の意志とは関係なく腰が完全に落ちてしまい、男の肉棒が深部に達すると、衝撃で早くもイキそうになった。
「よくやったな」と男に優しく頭を撫でられると、ますますヴィラルの胸は痛み、下では結合部が疼くのが分った。

「んじゃ動くぞ」
「あぁっ!っ!あっ!はぁんっ!」
開始されたカミナの下からの激しい突き上げに体の軸が定まらず、ぐらぐらと頭が揺さぶられるのと連動して小刻みに喘ぎ声がこぼれ落ちる。
たくし上げられたままだった上着が段々とずれ下がったのを見てカミナがジッパーを全開にすると、はだけた素肌を密着させるようにヴィラルが頭に抱きついてきた。擦り寄ってきた白い首筋にカミナは桜色の痕を散らす。
無意識のうちにヴィラル自身も自ら快感を得ようとしているらしく、次第に左右に押し付けるように腰を動かし始めていた。
「ちょっ、半端ねぇなおめぇの中…ギチギチに締め付けてきやがる」
もう二人の荒い息とぐちゅぐちゅという卑猥な水音しかヴィラルの耳には聴こえず、何も考えられない。
自分の中心から沸き上がる熱だけに集中して、ただ快楽の階段を駆け上がるだけだった。

やがて中にいる男の変化に気付く。
「あぁっ、なんかっ…お、大きく…?」
「…うっ、俺もう、ダメだ、出すぞ!」
カミナが余裕なく限界を告げ、一気に速度を早めると、驚いてさらにカミナにぎゅっと抱きつく。
とどめの一突きでどくんと脈動した後、中に熱いものが勢いよく放たれた。
「っ!ふぁっ!ぁああああっ!!!」
ほぼ同時に絶頂を迎え、ヴィラルも背中を弓なりにしならせて痙攣し、カミナにもたれかかるように脱力した。

達した後、すぐに気絶してしまったのかヴィラルはうんともすんとも言わなくなった。
そのくせ、食わえ込んでいる部分はいまだ子種を絞り出そうと蠢いていて、その貪欲さにカミナは苦笑した。
ほどなく力尽きたように動きが止まり、カミナが己を引き抜くと、栓が外れたように中から白濁が溢れ出て、横に寝かせられた女の太腿を汚した。




(ん?ここは…?今までずっと温かいテラスで日向ボッコしていたような…)

ヴィラルが目を醒ますとカミナの大きく広げられた足の右太腿を枕にして、膝を折って小さく丸まっていた。
その上、飼い猫のように頭を「よしよし」と撫でられている。
突然頭に冷水をぶっかけられたような衝撃が襲う。

「ハッ!夢か!人間!私をどうするつもりだ!!」
いきなり起きたかと思うと2メートル以上飛び下がり、目をカッと見開いて威嚇の体勢をとった。
しばらく眠っていたせいか、体力が戻ったらしく実に機敏な動きだった。
「わあぁ!ビックリしたぁ、もっと静かに起きやがれ!ったく…どうもしねぇよ。それにもうしちゃっただろ」
その言葉に先ほど自分が何をされたのか思い出す。真っ青になって自分の姿を確認した。
水に晒したのか粗方泥の落された服が着せられ、腕も再び拘束される事なく自由だが、やはり例の下腹部が少し重い。
上着の下から手を入れて腹の辺りを確認すると、やはりきちんと拭き取られたのか砂っぽさがなかった。

「近くに小川があったから、サラシ絞って全部拭ってやったんだ。感謝しろよ」
「礼など言うものか!こっちはこの上ない恥辱を味わったのだからな!」
「そう言う割には寝てる間、ずっと膝に頭擦りつけて俺に懐いてたじゃねぇか(なんだかんだで最後までヤらせてくれたし)」
「バッ、バカな!寝てるときの事など知るか!」
「ところで噂によると、そちらさん方は夕方になると帰っちゃうそうだが、あんたはまだ帰らなくてもいいのか?」
ヴィラルは「しまった!」というふうに西の空を見た。
まだ若干日没まで時間がある事を確認すると安堵した様で、振返ってきまり悪そうに言う。

「貴様を今すぐこの世から消してしまいたいが、もう戻らなくてはいかん」
「やっぱり帰るのか。そっちさえよけりゃずっと飼ってやってもいいんだが、残念だぜ」
「私は愛玩動物じゃない!…安心しろ、またすぐに倒しに来る。その時が貴様の最後だ!それまで心残りがないよう精々楽しんでおくんだな」
「あ、ちょっと待て。アレ返してやるよ」
そう言ってカミナは草群に隠しておいた鉈を拾い上げ、きょとんとしているヴィラルにひょいと投げた。
乾いた泥に纏われた灰色の塊が自分の鉈である事に気付くと、今まで一番の怒り様を見せた。
「これは!騙したな貴様っ!ほんとうはあの時みつけていたんだろうっ!(本当にコイツを信用した私が馬鹿だった!)」
「大事なもんは無事戻ったし、なんだかんだでこの場は命拾いしたんだからいいじゃねぇか」
「貴様から、休戦を申し込んだくせに何が反撃も出来ない(以下省略)だ!卑怯者!」
「それはそれ、これはこれ」
「覚えていろ!必ずこの手でその首とってやるからな!」
「おう!また遊ぼうぜ!」
「遊ばなーーーーいっ!!」



見送る先に巨大な白いボディーのガンメンが立ち上がった。グレンよりも細身で少し背が高い。
「おぉー!なんか強そうじゃねぇか!今度はアレで戦うのか…んじゃ遊べねぇ。ほんと残念だぜ…名前なんだっけなぁ」
その姿は夕日に照らされ段々と小さくなり、やがて消えた。

(この私が人間なんぞに別れ難いと思うなど、あってなるものか!これは絶対気の迷いだ!……アイツの名前は何というのだろう)

帰る道中、ヴィラルが複雑な思いでいた事をカミナは知る由もない。
一方、リットナー村に帰ったカミナはヴィラルにやられた体中の傷を皆に咎められたが、猛獣と戦ったと強ち嘘でもない武勇伝を熱く語ったのだった。

ー完ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後日3人で狩りに行ったアニキはデジャブを体験し、エンキにフルボッコにされる。
飛び出してくる瞬間のヴィラルのシャウトが「好きだ!」に聞こえるのはこの所為。そんでカミナ死ぬまで片思い。

読み切った人お疲れさんでした。俺も読み直して疲れたよ。期待はずれだったらマジごめんなorz