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こうですかわかりません!

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目がさめたらなんだか体がへんだった。
いつもと同じシモンのベッドなのに、どうしてかひどくきゅうくつだ。
まえ足もうしろ足もきゅうにながくなったみたいなかんじがするし、どうたいもおもたい。とくにむねのところが。

とにかくおきあがって、じぶんの体をたしかめてみる。
「……!?」
すごい!
おっぱいが大きくなってて、まるでふうせんみたいだ!
まえ足をのばしてみたら、やっぱりながくなっている。シモンとおなじくらいながいかもしれない。
うしろ足もしゅーっとのびてて、まっすぐにのばしたらベッドからはみ出すくらいだ。
さっきからかたにさわっててくすぐったいのはかみの毛だった。
せなかよりずっと下までながくのびてて先のほうはおしりのところまである。
さらさらできらきらしてて、えほんで見たおひめさまみたいだ。

もしかして、わたしはおとなになったんだろうか?
ねこがせいちょうするのは早いときくが、こんなにとつぜん、ねているあいだになんばいも大きくなるものだとは知らなかった。
やった!
はやくシモンにも見せてあげよう!

「シモン、あさだぞ、おきろ! ほら、はやく!」
いつものように、ふとんの中でぐっすりねているシモンのかたにまえ足をかけてのぞきこみ、ほっぺたをぺろりとなめる。
うーんむにゃむにゃとこえを出して、ねぼけたままもち上がったシモンの手がわたしのあたまをふかふかとなでた。
まぶたがぴくぴくしてゆっくりとひらいて、くるっとうごいためだまがわたしを見て。

「うわぁぁあああああああああああ!?」
ものすごいおおごえを上げてとびおきたシモンはベッドのはしからうしろ向きにおっこちた。

「えーと、君、名前は?」
「う゛ぃらる!」
「…年は?」
「4かげつ!」
「住んでるところは?」
「シモンのうち!」

にこにこと満面の笑顔で良いお返事をする半裸というかほとんどハダカの美女は、先程と全く同じ主張──
自分は俺が飼っていた仔猫のヴィラルで、今日から大人(成猫?)になったのだというそれを繰り返した。
んなバカな。

「そんないきなり、途中の段階をすっ飛ばして成長する筈がないだろ!?
だいたいどっから見ても人間……いや、獣人だな……とにかく、猫じゃないことだけは間違いないし」
確かに、ふわふわした金色の髪や琥珀色の眼はあの子と同じ色だ。
だけどいつも頭頂部でぴこぴこしてる筈の耳は俺と似たり寄ったりの形と場所だし、何より尻尾もない。
だいたい、ゆうべ寝る前にはまた着せた服を脱いじゃったパンツ一枚のままで布団に入ってたのに、
起きたらこんな……何て言うんだっけこれ、ボンデージ?
黒い革製のビスチェ(怖ろしいことにカップが無くてバストが丸出しだ)に同素材のえらく表面積が少ないパンツ、
同じく肘の上まであるグラブに腿まであるロングブーツ、極め付きにがっちりと太い鎖の付いた首輪、なんて
特殊系エロ雑誌のグラビアくらいでしかお目にかからない格好に着替えてるわけがない。常識的に考えて。

「…わ、解ったぞ、なんかのドッキリだな!? 俺が番組的においしいリアクションを取ったところで
カメラと仕掛け人が出てきてネタばらしって寸法だろ!?」
全くロシウのやつ、最近少しは冗談が通じるようになったと思ったけど、
そんなバラエティ番組の取材まで受けるようになったなんてちょっと融通が利きすぎじゃないのか?
「うん、というわけでドッキリには引っかかってあげられないから、君も早く服着て、あとうちの猫返して……え゛っ!?」

目の前の彼女の、大きく見開かれた眼からぽろぽろと大粒の涙がこぼれてシーツの上に幾つか染みを作る。
「し……シモンはわたしがうそをついてると思ってるのか…?
わたしがおとなで、ね、ねこじゃなくなったからしんじてくれなくなったのか……?」
シモンがわたしのいうことをしんじてくれなかったのが悲しくて、おもわず大きなこえを出してないてしまった。
シモンはものすごくこまってあーとかうーとかいって、ちりがみでなみだをふいたりはなをかませたりしてくれた。
わたしはもうおとななのに、こどもみたいにないてしまうなんてはずかしい。

「百歩譲って、お前がうちのヴィラルだとしてもだな……」
むつかしいかおをしたシモンが立ちあがってクローゼットのほうへ行き、ごそごそと引っぱり出したものを
りょううでにかかえてもどってきた。
「とりあえず、何かちゃんとした服を着てくれ、頼む」
そうだ、おとなはちゃんとふくをきないといけない。
でもここでこまったことがひとつあった。
おとなになったわたしのうではひじから先がすごく大きくて、シモンのふくはほとんどそでがとおらなかったのだ。

「……袖口を開けときゃなんとかなるかなぁ……うっ、今度は前が閉められない!?」
シモンのシャツをきせてもらったけど、やっぱりてくびのあたりとむねのところがきゅうくつだ。
かたやこしのところはぶかぶかしてるのにへんだな。
「じゃあ次はズボン穿いて…………ダメか……」
「……おしりがつっかえてはけない……」

「結局、目の毒なのはあんまり変わらないなあ…」
シモンのシャツをいちまいきただけのわたしを見て、シモンがふう、とためいきをついた。
「目のどくってなんだシモン、せくしーなおんなはきらいか?」
「どうせ育つんなら中身も伴わせてほしいとこなんだけど……こら、どこでおぼえたんだ、そんな言葉」
「テレビでいってたぞ! ほら、こういうのがせくしーぽーずなんだろう?」
まえに見たテレビでぐらびああいどるの人がやっていたみたいに、りょううででおっぱいをむぎゅっとよせながら
もち上げてたにまを作ってみせたのに、シモンはまっかになって目をそらしてしまう。
「…俺が仕事行ってる間、一人でそんなのばっかり見てるのか? まいったな……」
「こういうのもしってるぞ、どうだ!」
よつんばいになっておしりをたかく上げるめひょうのぽーずをして見せても、シモンはそっぽをむいたきりだ。
「ひどいぞシモン、おんなにはじをかかせるのか?」
「だからどうしてそーゆー言葉ばっかり……って、ちょ、わ゛ーっ! ダメだって押し付けちゃ……よ…っ、よしなさいムニュっとかって……!!!」
今日が仕事休みの日で良かった。
とてもじゃないが、こんなあぶなっかしいモノを家に残して一人職場へは行ってられない。

だけど、今日が仕事休みの日でちっとも良くない。
なぜなら一日中、この色っぽく肉感的な成人女性の身体に、それとは全くそぐわない、
幼い子供並みのメンタリティしか持ち合わせていない彼女から逃げる口実が一切ないからだ。
いくらTVで放送できる程度の知識で耳年増ぶってみたところで中身はまだ、
恋と家族愛の区別もつかない小さな子でしかないわけで、そんなのにこうして豊満なバストやら
なにやらをむにゅむにゅ擦り付けられている状況は生殺しの拷問以外の何ものでもないわけで。
やわらかくていい匂いのする膨らみが俺の二の腕や背中に押し付けられて形を変えながらほどよい弾力と
温度を与えてくる緩慢な刺激に、ともすれば血液を集めてしまいそうになる正直な下半身と
必死に戦わなければいけない羽目に陥ってるわけで……

「ふゃあっ、あぁあああん!」
突然、艶っぽい声が耳元で上がって思わず弾かれたように身を跳ね起こす。
視線の先には頬を紅潮させ、ハの字に下がった眉根を寄せて何故か全身をぷるぷる震わせているヴィラルの姿。
「ど……どした?」
「い、いま、むにむにってしてたらきゅうにおっぱいの先っぽがビリってして……」
困惑気味の涙声で訴えるその胸元では、確かに布地の上からでもわかるくらいはっきりとした
二つの小さな尖りがシャツを押し上げている。
「いたいみたいな、かゆいみたいなへんなふうになって、そしたらおなかがきゅってなって……」
乱れる息に胸や肩が上下するたび、シャツの内側で擦られるのか言葉の端々には息を呑むような響きが混じってるし
ぺたりと座り込んだ腰というかお尻は落ち着かなげにもじもじと揺すられていて、これはどう考えてもヤバい。
「あ…あぁ………や、だ……」
ふいに、びくりと身じろいだヴィラルの表情が泣きそうに歪んで、実際「ふにゃっ」みたいな小さな声が漏れた。
「ど、どうした?」
心配して訊ねても無言で首をぶんぶん横に振るだけで、しかし顔は一面にを通り越して首筋や耳の先まで赤いし
目のふちには見る見る涙が溜まってくる。
重ねて問おうとしたところで彼女はいきなり立ち上がり、「トイレ!」と叫んで部屋を駆け出して行った。

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中途半端なところで \(゜∀゜)/ オワタ

このあと、おとななのにお漏らししちゃった(勘違い)とショックを受けてトイレに引きこもる中身仔ぬこのペット子とか
色々な意味で苦行に耐える二十代にして男やもめな飼い主シモンさんとか色々ネタは考えてたけど時間切れました

誰かオラに5倍速で雑談ネタをSSに昇華できる力を分けてくれ