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話があると、直接奴の私室に呼び出された辺りで気付いていれば、こんな事にはなりはしなかっただろう
今はただ己の不注意さを呪うしかない
「な…んの、つもりだっ」
扉を開けた途端スプレーを吹き掛けられ、気付けばベッドに張付けにされていた
「だって、言ったらアンタ逃げるだろ」
四肢が鎖で固定されて動けない私の上にギミーがおおい被さってきた
「にげ、ない…から放せっ、そしたらきぃてやる」
吸い込んだガスの影響か、呂律が上手く回らないが、どうやら納得してくれたのかおもむろに足の拘束具を外す
「な!」
百歩譲って外した事までは許そう
しかし何故腰を持ち上げる必要がある!?
「んじゃ言うよ。ヤらせろ」
「はぁ!?ぅわ!ちょっ!待っひゃあ!」
思いっきり布地が引っ剥がされた下半身に、冷えた外気が触れて肌が粟だつ

「いゃだ!ギミー、やめっ…」
細やかな抵抗だと知りつつ足をジタジタ動かすが
五月蠅いと言わんばかりにホールドされた上
無理な態勢に折り畳まれて息が詰まるほどベッドに押しつけられた
「俺はアンタの事見てたんだ。ずっと…ガキん時からずっと」
と語りつつ尻の外延をなぞっていた指が窪みに割り入れられる
「ぁ…止め、はぅっ!」
膣に入り込んだ指が引っ掻くように引き抜かれて、予期せぬ刺激に身悶える
「止めてとか言うくせに感じてるんじゃん」
蔑みを含んだ言葉…
抗議の声を上げようと開いた口に、彼は鋭く噛み付いてきた
「ん!ぅふ…」
呼吸困難になるんじゃないか?という程何度も吸い上げられ、絡めとられる
それと同時進行で下肢でも指が内部に侵入し、肉壁を掻き乱す…
何がいけなかったのか…
ギミーとは仲間として、艦長とグラパール隊隊長としても上手くやっていたつもりだ
なのにどうして?
混乱と不安…そして苦しみからくる恐怖で涙が滲んだ
「そうだよ。アンタも泣くんだ…生きてんだよ。なのに追いつけないなんておかしい!」
まるで何かに言い聞かせる様な言葉と共に、ギミーは陰茎を私の中に叩き入れる
「ぁあああっ!ぃやっ!嫌…」
何故?何故?
その疑問が頭を駆け巡って、恐くて悲しくて涙が止まらない…
「んっ!はぁ…いや、いやいやぃやっ」
もう喘いでいるのか、嗚咽しているのかさえ定かでは無い
繰り返されるピストン運動に、身体だけでなくて心まで揺るがされる
足元が揺らぐ
「たすけて、シモンっ!」
思わず発した言葉は相手の激情をかったようで、渾身の張り手が頬を穿った
「またアンタはシモンさんなのかよ!」
恐怖に身体が竦む
が、強張った筋肉は相手をキツく締め付ける要因になって、全身を鋭い刺激が駆け抜ける
「ぁあっ!いやあだ、め…んぁあああっ!」
開放感が恐怖に勝り、四肢から力が抜ける
だが、それもごく僅かの間
再びギミーに突き上げられる事で体が再沸騰する
「狡い…アンタは狡い…」
まるで呪文めかして繰り返される言葉に、私の中で何かが点滅し、線を結び始めた
「そうやって何時も俺を置いて行くんだ!」
荒々しい律動に身体が軋む…
もう一度あの頂上まで…
「嫌だ…もう背中を追いかけ続けるのは嫌だっ!」
内側に熱が吐き出され、私も遅れて絶頂に至る…
しかしやっと取り戻した理性は、きちんと機能を果たして彼の言葉を辿って線を引く
なんだ、そういうことか
「ギミー…」
優しく声を掛けると、俯いていた頭が少しだけ上向く

「背中を見ていたのは私の方だ」
「え?」
虚ろに見返して来る翠の瞳に、今までの暴挙が若げの至りだったことが滲んで見えた
「お前達は、あっという間に私の想像も存在も飛び越えて行くのに、何を恐れているんだ?」
キョトンとした顔で見つめ返され、いつの間にか受けた恥辱を水に流していた
「私は時間という概念から取り残された存在だ、だがお前は違うだろう?」
「だって…」
震える声に抱き締めようとしたが、生憎手元は拘束されたままだった
残念な気持ちも相俟って肩を竦めると、それがきっかけになったのかギミーは堰を切った様に吐露した
「だって、アンタは途中から仲間になった癖に、俺なんかよりずっと大グレン団のメンバーらしくて…」
言葉を区切って息を吐くのも、考えを纏めると言うよりは感情が塞止めたように見える
「肝が座ってるつーか、度胸があるっつーか…とにかくアンタは俺が超えたい壁だったんだ」
此処に来てやっと、正面にギミーの顔を見る事ができた
「追いかけて、追いかけ続けてるうちに、アンタの度量の、器のデカさに惚れてたんだ…」
苦し紛れに笑って見せるギミーだったが、生憎こちらはそんな気持ちになれなかった
まさかそんな…と言った心地だ
「それで、いつの間にか超えたい存在だったはずが、肩並べたい存在になってたんだ」
だけど、届かなかった
と付け加えて彼は口を閉ざした
「ギミー…私は」
言いかけた言葉の惨さに二の足を踏むが、言わなければならない!と意を決した
「私はお前の気持ちに答えてやる事はできない。何故ならば、私は子孫が残せない」
だからといって他の獣人とも付き合うなとは言わん
としっかり付け加えたが、彼は悲しそうに俯くばかりで、事態を理解したとは言い難かった
「ギミー聞いてくれ、私は何も“お前”が気に入らなくて言っている訳じゃないんだ」
そう、これはただのフったフラれたの話じゃない
「私はお前が幸せになる姿が見たい。出切る事ならその子供も、そのまた子供も見たい!」
一瞬、自分にはできない事を押しつけてはいまいか?
と言う考えが頭をもたげたが、一人間の人生を左右することだ!と反論して持論を却下した
「そうして子々孫々と繰り返されて行く血の巡り中に生きるお前を見せてくれ!」
真剣に語り過ぎたのか、相手はポカンと口を半開きにして、何処かあらぬ方向を見つめていた
「ぎ、ギミー?」
「あぁいや、あまりに壮大な話なんで頭が追いつかなかった。」
大丈夫…と言う言葉を信じて肩の力を抜いた
すると、何度かうなづいていたギミーが、徐に手元の鎖を解き始めた
「あ、あのさ。約束反故みたいで悪いんだけど、アンタの提案…もう少し保留にしてもいいかな?」
解かれた手を確認する為、開いては閉じしながら彼の顔を見つめると、困ったようにほほ笑まれた
「何かやっぱ、もう少し間開けないと諦められなさそうなんだ」
「急がない。お前のペースで折りをつけろ」
「……いや、その」
真っ当な切り返しのつもりで言った言葉に、ギミーがおろおろと視線を彷徨わせる
「何だ?この期に及んでまだ隠し事か?」
言ってみろと促すと、パチンと頬を叩いて気合いを入れたりされて、少し戸惑った
「気持ちがどーのってより、俺こんなに身体がジャストフィットした奴初めてなんだよ!だからもう一せn」
「DNAの一点も残さず消え失せろっ!」
ぼぐしゃっ!
放たれた獣人メガトンパンチは、見事にギミーの鼻骨を打ち砕いた…