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第3章「乙女の変貌」」(2008/07/03 (木) 20:17:37) の最新版変更点

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**あなたのカニは、私のカニよ!(仮) 第3章「乙女の変貌」(仮) (大部分に妄想と誇張が混じってます。実際はもっとみんな心の優しいレディなので、間にうけないでね☆) 「女三人寄ればかしましい」なんて言葉は誰が言ったのだろうか。 まぁ、この際だれが言ったかなんて問題じゃないな。 ただ一ついえるのは、そう。そいつは女のことなんて何にも分かっちゃいなかった ってことさ。 だって狭い部屋に5人も乙女が集結してるのに、誰一人として、言葉を発しないんだから。 あー、違うかな。 この言葉を作った奴は、乙女が三人以上集まって鍋食うなんて想像しなかっただけか。 うん。いいね。いい歳こいてロマンチズムと幻想を忘れてない変態なんて最高だ。親友になれそうだよ。まったく。 とまぁ、能書きはこの辺にして、今の状況である。 よんた藩国女子ご一行様が、もふもふと、幾つもの表情で魅せるよんた慢を、花よ蝶よ~な雰囲気で、うふふ、えへへー、に食べている なンてのは、もはや過去の話だ。 今この部屋を支配するのは、、もうもうと立ち込める、鼻腔をくすぐる芳醇な海の旨みを、こめかみが痛くなるほどに内包した水蒸気と、沈黙する乙女たちの視線の先にある、ぐらぐらと小刻みに揺れる夕日色に染まったカニだけである。 さて、展開についていけない(当然だ)、読者諸君に説明というか弁解させていただこう。 きっかけは、支那実の言った、何気ない一言だった。 ええと、どこだったかな…あぁ、この台詞だ。 ‘きな粉とか抹茶、…わさびにサツマイモ、カニ、海老、ねぎとかまでありますね。’ これである。 支那実は気付くべきだった。わさびにサツマイモ のその後 カニ、エビ、ねぎ と続くメニューが別枠表示だったその事に。 サツマイモよんた饅が甘い香りを立ち昇らせて出てきた、その後、店のおばちゃんが、よいせよいせと運んできたのは まぁ、察してると思うが、その。鍋だった。 そう、これこそヨンタ饅専門店『万饅亭』裏メニュー。極海鍋。 それは、特定の注文の組み合わせをした時のみ、姿を現す幻のメニュー。 勿論、極海鍋はその名の如く、ただの鍋じゃなかった。 カニ、エビ、ホタテ、はてはアンコウ、フグに至るまで 『まさに、まさに、海鮮の総合でぱぁーとやぁー』(彦麻○ふうに)な鍋である。 それに乙女達の内なるテンションは、急上昇を通り越して、大気圏突破ぐおおぉ。食欲の宇宙時代到来な感じであった。 あまりの出来事に言葉が出なかった。 とも言う。 / * / 言うまでもないが、鍋は人生の縮図であり、同時に戦いである。 こと、女の子同士となれば、その戦術的難易度は飛躍的に上昇する事は言うまでもない。 煮えきってないのに手をつければ「あらあら、このお嬢さんはなんて慌てん坊なのかしらね。フフフフッ」であり。 欲望の侭に鍋を蹂躙すれば「あらあら、よっぽどピーーー(自主規制)で、ピーーな、ピーーなのかしら」と思われる恐れさえある。 かといって消極的な参加は、即、自らの敗北を意味する。敗北者に残るはオジヤで膨れたお腹と、軽くなった財布のみである。そして敗北者は黙してそれを受けるしかない。いつの時代も。何処にあっても。 そう、欲望と見栄のバランス、自分の立ち居地を考え、最適な鍋を演じられた者、その者こそが 真の「クィーン・オブ・ナベ」なのである! そう、諸君らの愛した ‘四人は仲良く手をつないで歩き出した’という平和な時代は死んだ!! 何故だ! それは、書いてるのが俺だからだ!あと、鍋だからだ!カニだからだ!! 乙女達は、今こそ!その食欲を結集し、カニに叩きつけ、鍋に勝利することが出来る!この勝利こそ、前文族への最大の慰めになる。乙女達よ、悲しみを食欲に変えて、立て乙女達よ! ジーク・カニ!!! そう。ここから先は何でもアリの、バトルロワイヤル。 (カニを)食うか、食われるかの慈悲も許容もなき、戦国乱世。 その幕上けであった。 [[第4章「乙女の激闘」]]へ (文:槙昌福)
**あなたのカニは、私のカニよ! 第3章「乙女の変貌」 (大部分に妄想と誇張が混じってます。実際はもっとみんな心の優しいレディなので、間にうけないでね☆) 「女三人寄ればかしましい」なんて言葉は誰が言ったのだろうか。 まぁ、この際だれが言ったかなんて問題じゃないな。 ただ一ついえるのは、そう。そいつは女のことなんて何にも分かっちゃいなかった ってことさ。 だって狭い部屋に5人も乙女が集結してるのに、誰一人として、言葉を発しないんだから。 あー、違うかな。 この言葉を作った奴は、乙女が三人以上集まって鍋食うなんて想像しなかっただけか。 うん。いいね。いい歳こいてロマンチズムと幻想を忘れてない変態なんて最高だ。親友になれそうだよ。まったく。 とまぁ、能書きはこの辺にして、今の状況である。 よんた藩国女子ご一行様が、もふもふと、幾つもの表情で魅せるよんた慢を、花よ蝶よ~な雰囲気で、うふふ、えへへー、に食べている なンてのは、もはや過去の話だ。 今この部屋を支配するのは、、もうもうと立ち込める、鼻腔をくすぐる芳醇な海の旨みを、こめかみが痛くなるほどに内包した水蒸気と、沈黙する乙女たちの視線の先にある、ぐらぐらと小刻みに揺れる夕日色に染まったカニだけである。 さて、展開についていけない(当然だ)、読者諸君に説明というか弁解させていただこう。 きっかけは、支那実の言った、何気ない一言だった。 ええと、どこだったかな…あぁ、この台詞だ。 ‘きな粉とか抹茶、…わさびにサツマイモ、カニ、海老、ねぎとかまでありますね。’ これである。 支那実は気付くべきだった。わさびにサツマイモ のその後 カニ、エビ、ねぎ と続くメニューが別枠表示だったその事に。 サツマイモよんた饅が甘い香りを立ち昇らせて出てきた、その後、店のおばちゃんが、よいせよいせと運んできたのは まぁ、察してると思うが、その。鍋だった。 そう、これこそヨンタ饅専門店『万饅亭』裏メニュー。極海鍋。 それは、特定の注文の組み合わせをした時のみ、姿を現す幻のメニュー。 勿論、極海鍋はその名の如く、ただの鍋じゃなかった。 カニ、エビ、ホタテ、はてはアンコウ、フグに至るまで 『まさに、まさに、海鮮の総合でぱぁーとやぁー』(彦麻○ふうに)な鍋である。 それに乙女達の内なるテンションは、急上昇を通り越して、大気圏突破ぐおおぉ。食欲の宇宙時代到来な感じであった。 あまりの出来事に言葉が出なかった。 とも言う。 / * / 言うまでもないが、鍋は人生の縮図であり、同時に戦いである。 こと、女の子同士となれば、その戦術的難易度は飛躍的に上昇する事は言うまでもない。 煮えきってないのに手をつければ「あらあら、このお嬢さんはなんて慌てん坊なのかしらね。フフフフッ」であり。 欲望の侭に鍋を蹂躙すれば「あらあら、よっぽどピーーー(自主規制)で、ピーーな、ピーーなのかしら」と思われる恐れさえある。 かといって消極的な参加は、即、自らの敗北を意味する。敗北者に残るはオジヤで膨れたお腹と、軽くなった財布のみである。そして敗北者は黙してそれを受けるしかない。いつの時代も。何処にあっても。 そう、欲望と見栄のバランス、自分の立ち居地を考え、最適な鍋を演じられた者、その者こそが 真の「クィーン・オブ・ナベ」なのである! そう、諸君らの愛した ‘四人は仲良く手をつないで歩き出した’という平和な時代は死んだ!! 何故だ! それは、書いてるのが俺だからだ!あと、鍋だからだ!カニだからだ!! 乙女達は、今こそ!その食欲を結集し、カニに叩きつけ、鍋に勝利することが出来る!この勝利こそ、前文族への最大の慰めになる。乙女達よ、悲しみを食欲に変えて、立て乙女達よ! ジーク・カニ!!! そう。ここから先は何でもアリの、バトルロワイヤル。 (カニを)食うか、食われるかの慈悲も許容もなき、戦国乱世。 その幕上けであった。 [[第4章「乙女の激闘」]]へ (文:槙昌福)

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