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L:田舎者 = {  t:名称 = 田舎者(人)  t:要点 = 田舎の,よんた,北国人  t:周辺環境 = この世の終わり?  t:評価 = 体格4,筋力4,耐久力4,外見2,敏捷3,器用2,感覚2,知識4,幸運1  t:特殊 = {   *田舎者の人カテゴリ = 人アイドレスとして扱う。   *田舎者は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料2万tを消費する。  }  t:→次のアイドレス = 炭坑夫(職業),親方(職業),空からふってくる少女(イベント),最強の対魔法能力(技術) } ---- #image(http://margo.secret.jp/bin/bbsnote/data/IMG_000254.jpg) よんた藩国の田園地帯。背のよく伸びた小麦たちが緑色に波打っている。 働く人の多くは「頭のてっぺんからつま先まで白っぽい」人達である。 これは典型的な北国人の特徴である。 だが、ところどころでそんな人たちとは違った雰囲気の人が働いていたりする。 一般的な北国人と比べると一回りほど大きな体格である。 肌はまっ白ではないが、それでも色素の薄さが北国人っぽさを感じさせている。 ぱっと見て分かる北国人っぽいところと言えば、その白い髪くらいであろう。 その北国人としては恵まれすぎたような体格を生んだ原因、それは主によんた藩国の歴史であった。 #image(http://margo.secret.jp/bin/bbsnote/data/IMG_000256.jpg) よんた藩国は長い間、食料生産それも主に農業に力を注いできた。 そして、基本的に農作業は手作業の部分が多かった。 耕したり、刈り取ったり、運んだりと重労働が多い農作業をこなしていると、それなりに筋力は付いてくるものである。 それだけであれば、ただ体の締まった北国人、という感じで終わっていた。 だが、よんた藩国の縁の近いところには、桁違いに強い体を持った人たちがいたのである。 騎士王の治める国、暁の円卓藩国である。 暁の円卓藩国はT11から現在にいたるまでよんた藩国と聯合を結び続けている国で、よんた藩国は過去に何度も彼らに助けられてきた。 戦場ではいくつもの武勲を立て、帝國の危機を退けてきた国である。 そんな彼らに少なからず憧れを抱くよんた藩国民がいたとしても、何の不思議もない。 そして憧れの方向性として、彼らに倣い体を鍛えることにした人々がいた。 だが、いくら「暁の人達みたいに鍛えるぞー」とか言ったところで、そもそも人種から違うのだ。 北国人には北国人の特性と限界がある。 その結果が前述の『北国人としては恵まれた体格を持った人』であった。 鍛えると言っても目的が戦うためではないため、はっきり言って趣味のレベルである。 ただ筋力がついたことは悪いことでもなかった。 農作業でバテにくくなったとか、クワでより深く耕せるようになったとか、それは日常のちょっとしたところに影響を与えていた。 しかし当然ながら、その影響はいいことだけでもなかった。 よんた藩国は過去にメタボリックシンドローム(内臓に脂肪がつくことで様々な症状を起こす生活習慣病。主にカロリーの摂りすぎと運動不足が原因)が流行したこともあるほどに、食べる事が好きな国民性を持っている。 それに加えて、日々の農作業に筋力トレーニングを行えばどうなるか。 そう、いつもよりご飯がおいしくないわけがない! 普通のよんた国民の2倍は食べるのが彼らの普通になってしまっていた。 とはいえ、相応にカロリーを消費しているため、メタボの症状とは無縁になったため、これが悪いことになるのかどうかは人それぞれである。 エンゲル係数さえ気にしなければ、の話だが。 幸いと言うべきか、帝國では基本的に食料は安い。 ましてや食料生産力では帝國でも一二を争うよんた藩国だ、食べ物だけなら文字通り売るほどある。 彼らが食べるのに十分な食料を確保するのは、そう難しいことではなかった。 それゆえ、彼らの食卓に並ぶのは普通の北国人の食卓に並んでいるものとそう変わらない。 ただし量を除く。 「鍛えられた体を持っているのなら、その使い方をよく考えるべきだ」というのは、彼らの間でよく言われる言葉である。 一見すると哲学的な話のように聞こえるが、特にそういうわけではない。 例えば、強くなった力任せに農具を振るえば農具や育てた作物を傷めてしまうことになる。 いくら体力がついたからと言ってひたすら水をあげ続ければ、作物が病気になったり根腐れを起こしてしまう。 そんな実体験から生まれた言葉である。 ではどうするか。 使い方を考えると言っても、一人で考えてうまくいくとは限らない。 それならば知っている人から学べばいいのである。 改めて一から農業や漁業などを学ぶことが彼らの流行となった。 そんな需要に応え、よんた藩国の小学校では農業ついての授業が本格的に行われるようになった。 さらに、大人になってからちゃんと学びたい人のため、農業や漁業を教える夜間学校が開かれている。 経験豊富な農家や漁師で、ほとんどは現役から退いた人である。 また専門の学問を修めた人を講師として迎え、より効率的な農業や漁業ができるような方法を教えている。 ただし、基本は『人の力で畑を耕し、魚を獲る』で、効率を求めて今以上の機械化や薬品の使用などを教えることは避けられている。 /*/ 先に述べたように、よんた藩国は以前より暁の円卓藩国と国交を深めてきた。 そのため暁の円卓藩国へ彼らの存在が伝わるのに、そう時間はかからなかった。 そして、思いもよらなかった言葉が暁の民より伝えられる。 「一緒に体操する?」 その一言に、彼らはわき上がった。 そもそも彼らが体を鍛え始めたのは、暁の国に憧れたのがきっかけである。 憧れの場所からの誘いを断るわけもなく、二つ返事で受け入れた。 はじめは暁の円卓藩国に直接行って体操の動きを教えてもらい、動きを覚えた者が帰ってきてから仲間たちに広めていった。 この体操は健康にもよいということで、口コミで少しずつではあったが、よんた藩国内で流行した。 今でもよんた藩国内の早朝の公園では、この体操をする一団を見ることができる。 この体操、暁の円卓藩国の人に教えてもらった、と言うとものすごい筋力トレーニングのように聞こえるが、実はいわゆるラジオ体操のようなもので、あまり大変な動きはしないのである。 ただ、毎日の体操が健康によく、体を動かす前の準備運動として十分なものであるのは間違いがなかった。 /*/ このような経緯を経て、冒頭に紹介した「北国人としては恵まれすぎたような体格」を持つ国民がよんた藩国に出現した。 よんた藩国内では彼らを「よんた人」という通称で呼んでいる。 ---- テキスト:雷羅来 イラスト:坂下真砂、竿崎裕樹 ----
L:田舎者 = {  t:名称 = 田舎者(人)  t:要点 = 田舎の,よんた,北国人  t:周辺環境 = この世の終わり?  t:評価 = 体格4,筋力4,耐久力4,外見2,敏捷3,器用2,感覚2,知識4,幸運1  t:特殊 = {   *田舎者の人カテゴリ = 人アイドレスとして扱う。   *田舎者は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料2万tを消費する。  }  t:→次のアイドレス = 炭坑夫(職業),親方(職業),空からふってくる少女(イベント),最強の対魔法能力(技術) } ---- #image(172_human_005.jpg) よんた藩国の田園地帯。背のよく伸びた小麦たちが緑色に波打っている。 働く人の多くは「頭のてっぺんからつま先まで白っぽい」人達である。 これは典型的な北国人の特徴である。 だが、ところどころでそんな人たちとは違った雰囲気の人が働いていたりする。 一般的な北国人と比べると一回りほど大きな体格である。 肌はまっ白ではないが、それでも色素の薄さが北国人っぽさを感じさせている。 ぱっと見て分かる北国人っぽいところと言えば、その白い髪くらいであろう。 その北国人としては恵まれすぎたような体格を生んだ原因、それは主によんた藩国の歴史であった。 #image(172human2.jpg) よんた藩国は長い間、食料生産それも主に農業に力を注いできた。 そして、基本的に農作業は手作業の部分が多かった。 耕したり、刈り取ったり、運んだりと重労働が多い農作業をこなしていると、それなりに筋力は付いてくるものである。 それだけであれば、ただ体の締まった北国人、という感じで終わっていた。 だが、よんた藩国の縁の近いところには、桁違いに強い体を持った人たちがいたのである。 騎士王の治める国、暁の円卓藩国である。 暁の円卓藩国はT11から現在にいたるまでよんた藩国と聯合を結び続けている国で、よんた藩国は過去に何度も彼らに助けられてきた。 戦場ではいくつもの武勲を立て、帝國の危機を退けてきた国である。 そんな彼らに少なからず憧れを抱くよんた藩国民がいたとしても、何の不思議もない。 そして憧れの方向性として、彼らに倣い体を鍛えることにした人々がいた。 だが、いくら「暁の人達みたいに鍛えるぞー」とか言ったところで、そもそも人種から違うのだ。 北国人には北国人の特性と限界がある。 その結果が前述の『北国人としては恵まれた体格を持った人』であった。 鍛えると言っても目的が戦うためではないため、はっきり言って趣味のレベルである。 ただ筋力がついたことは悪いことでもなかった。 農作業でバテにくくなったとか、クワでより深く耕せるようになったとか、それは日常のちょっとしたところに影響を与えていた。 しかし当然ながら、その影響はいいことだけでもなかった。 よんた藩国は過去にメタボリックシンドローム(内臓に脂肪がつくことで様々な症状を起こす生活習慣病。主にカロリーの摂りすぎと運動不足が原因)が流行したこともあるほどに、食べる事が好きな国民性を持っている。 それに加えて、日々の農作業に筋力トレーニングを行えばどうなるか。 そう、いつもよりご飯がおいしくないわけがない! 普通のよんた国民の2倍は食べるのが彼らの普通になってしまっていた。 とはいえ、相応にカロリーを消費しているため、メタボの症状とは無縁になったため、これが悪いことになるのかどうかは人それぞれである。 エンゲル係数さえ気にしなければ、の話だが。 幸いと言うべきか、帝國では基本的に食料は安い。 ましてや食料生産力では帝國でも一二を争うよんた藩国だ、食べ物だけなら文字通り売るほどある。 彼らが食べるのに十分な食料を確保するのは、そう難しいことではなかった。 それゆえ、彼らの食卓に並ぶのは普通の北国人の食卓に並んでいるものとそう変わらない。 ただし量を除く。 「鍛えられた体を持っているのなら、その使い方をよく考えるべきだ」というのは、彼らの間でよく言われる言葉である。 一見すると哲学的な話のように聞こえるが、特にそういうわけではない。 例えば、強くなった力任せに農具を振るえば農具や育てた作物を傷めてしまうことになる。 いくら体力がついたからと言ってひたすら水をあげ続ければ、作物が病気になったり根腐れを起こしてしまう。 そんな実体験から生まれた言葉である。 ではどうするか。 使い方を考えると言っても、一人で考えてうまくいくとは限らない。 それならば知っている人から学べばいいのである。 改めて一から農業や漁業などを学ぶことが彼らの流行となった。 そんな需要に応え、よんた藩国の小学校では農業ついての授業が本格的に行われるようになった。 さらに、大人になってからちゃんと学びたい人のため、農業や漁業を教える夜間学校が開かれている。 経験豊富な農家や漁師で、ほとんどは現役から退いた人である。 また専門の学問を修めた人を講師として迎え、より効率的な農業や漁業ができるような方法を教えている。 ただし、基本は『人の力で畑を耕し、魚を獲る』で、効率を求めて今以上の機械化や薬品の使用などを教えることは避けられている。 /*/ 先に述べたように、よんた藩国は以前より暁の円卓藩国と国交を深めてきた。 そのため暁の円卓藩国へ彼らの存在が伝わるのに、そう時間はかからなかった。 そして、思いもよらなかった言葉が暁の民より伝えられる。 「一緒に体操する?」 その一言に、彼らはわき上がった。 そもそも彼らが体を鍛え始めたのは、暁の国に憧れたのがきっかけである。 憧れの場所からの誘いを断るわけもなく、二つ返事で受け入れた。 はじめは暁の円卓藩国に直接行って体操の動きを教えてもらい、動きを覚えた者が帰ってきてから仲間たちに広めていった。 この体操は健康にもよいということで、口コミで少しずつではあったが、よんた藩国内で流行した。 今でもよんた藩国内の早朝の公園では、この体操をする一団を見ることができる。 この体操、暁の円卓藩国の人に教えてもらった、と言うとものすごい筋力トレーニングのように聞こえるが、実はいわゆるラジオ体操のようなもので、あまり大変な動きはしないのである。 ただ、毎日の体操が健康によく、体を動かす前の準備運動として十分なものであるのは間違いがなかった。 /*/ このような経緯を経て、冒頭に紹介した「北国人としては恵まれすぎたような体格」を持つ国民がよんた藩国に出現した。 よんた藩国内では彼らを「よんた人」という通称で呼んでいる。 ---- テキスト:雷羅来 イラスト:坂下真砂、竿崎裕樹 ----

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