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難民対策ロールプレイ『ここの状況は、どうなっていますか?』」(2008/07/03 (木) 02:27:05) の最新版変更点

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少年は声を荒げる。 「食べ物をもっと!」 かくたは、尋ねた。 「この難民キャンプに乳飲み子が何人いるかご存じですか?」 「…うちに一人と叔母さんの所に二人。それに…」 「倉庫に乾パンは二千万缶ありますが、おしめは一枚もありません」 皇帝に報告した数字をあげる。 「ほ乳瓶は開封されず一番奥に詰まっています。粉ミルクは毎日十万缶ずつ消費期限切れです」 少年のまなじりがつり上がる。 「何をやってるんだ!」 「だから猫の手を借りに来ました」 かくたは、笑いかけ抱えていた箱を渡す。 少年が開けるとペンとメモ帳が数ダースずつ。 「先ず君の友達全員に配りなさい」 目を丸くした少年に指示する。 「そして乳飲み子が何人いるかを数えるんです。その次は倉庫の荷物を調べ直します」 少年の瞳にいつか輝いていた光が戻る。 「メモ帳が一杯になったら私の所へ。新しいのと、よんた饅を差し上げましょう」 いくつ必要かな? かくたは、頭の中の算盤を弾き始めた。 (398文字。文責、かくた)

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