L:よんた犬 = {
 t:名称 = よんた犬(種族)
 t:要点 = 人間が頼りないので、まあ手伝うか、賢そう
 t:周辺環境 = 世界の終わり?
 t:評価 = 体格2,筋力2,耐久力2,外見2,敏捷2,器用2,感覚2,知識2,幸運3
 t:特殊 = {
  *よんた犬の人カテゴリ = 犬士種族アイドレスとして扱う。
  *よんた犬は根源力100000を持つ。
  *よんた犬は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
  *よんた犬は施設配置にしたさい、全能力に+1する。
 }
 t:→次のアイドレス = 銃犬(職業),犬I=Dの開発(イベント),戦士の銃の開発(イベント),ケンケン(職業)



【よんた藩国における犬の種族的特徴とその背景考察】


『よんた犬』の定義

ここではよんた藩国に生まれ生きる多くの犬を総称して『よんた犬』と呼称する。


よんた犬の外見的特徴とその遺伝的由来

よんた藩国で最も多く見かける犬の特徴は毛色が白いことである。
体長や毛の長さ、顔立ちなどは様々だが大多数が白毛を有している。
以下の画像は、その典型的な特徴を持つ犬のイメージ画像である。



白以外の犬もいるが、よんた藩国全体でみれば個体数はそう多くない。
これは、よんた藩国に住む多くの犬の祖先が、白い毛色を持つ種族であったことに由来する。

その昔、人々から『おおかみ(狼・大神)』と呼ばれ敬われた種族がいた。
体は大きく、その背に人を二人乗せていても平然と野山を駆けたと言う。
毛色は見事な白銀で、雪のような白銀に輝いていた。
彼らは現在のよんた藩国近郊に住んでいた種族だったが、やがて彼らは人と深く関わるようになった。

初めのうちは山で迷った人を導いたりといった、彼らの縄張りでの関わりがほとんどだった。
そんな接触が幾度もあった後、人と交流を深めるようになり、人里に姿を見せほどになっていった。
歴史が進むにつれ、人と共に暮らし始めるものが現れた。
こうして人里に住み着いた『おおかみ』が、よんた藩国に住むほとんどの犬の祖先にあたるのである。


祖先とされる種族の能力と種族理念

『おおかみ』の一族は当時から現在に至るまで、山に住む神様として奉られている。
よんた藩国の山に住む犬の姿の神様は『雪太郎』と呼ばれているが、『おおかみ』と同じ種族であると確認されている。

彼らが神様とされたのは、出会いのころから人を助けたからだけでなく、いくつかの“術”が使えたことに由来する。
まず、彼らは人の言葉を解し、扱えたという。
山で彼らに導かれた時にその声を聞いたという話はいくつも残っている。
また、変化系統の術も使うことができたようで、人里で暮らすには大きすぎて不便な体を小さくする術や、人と同じように二足歩行ができる形態に変わる術を使うことができるようになった。
これらの術は必要な時に使うのみで、基本的には普通の犬として振る舞うことが多かったようだ。

彼らは良き人の友ではあったが、自分たちが人ではないことをよく理解していたようだ。

――どんなに姿や考え方などを近づけても、友達は友達のまま。同じ存在になることはない。
しかし、同じ存在でなくても一緒に歩くことはできるのである。――

これは、古い言い伝えの中に登場するおおかみの言葉で、本当にそのような事を言ったのかは定かではない。
ただ、他の文献などにも残されている話をまとめると、このような考え方が種族全体で持たれていたことは確かなようである。


『おおかみ』と人の子供

人里に住むようになった『おおかみ』は、特に人の子供の傍にいることが多かったという。
これはこの種族が、子供は群れ全体で育てるものという意識が強いことに由来すると考えられている。
たとえ種族が違うとはいえ、子供を守るのは群れの仲間として当然のことであったのだ。
『おおかみ』が年老いた場合、この習性が強く現れ、特定の家や子供の傍から離れなくなることもあるという。

また、夜は人の感覚の大部分を占める視覚が鈍るため、人が子供を守るのに不利である。
それゆえか、『おおかみ』は夜になると警戒するように家の周囲を回ることがあったと、記録が残っている。
これは現在のよんた犬の一部にも習性として残っており、よんた犬が夜いなくなったら大抵は周辺警戒などで出歩いている。


現在のよんた犬の多様性について

よんた藩国の犬の系譜の主流は前述の通り『おおかみ』を祖先に持つものである。
前述したように、これは外見的特徴からも見て取れることである。
しかし、一部ではあるが、現在のよんた犬の中には『おおかみ』の外見的特徴とはかけ離れているものもいる。
現在のこの多様性を生んだ原因は大きく分けて2つある。

1つ目は、『おおかみ』が人里に下りてくる前から、人は犬と暮らしていたことである。
その頃の犬は、いわゆる普通の犬であり、いくつかの犬種がいたという。
当然のように体毛は白に限らず、茶色や黒い種類もいた。
体格も小型犬とされるサイズのものや、大型犬のサイズまで、今とそう変わらない様子だったという。
『おおかみ』のような特殊な力はなかったが、それゆえ人の近くで暮らすのに時間はかからなかった。

2つ目は、『おおかみ』が人里で暮らすようになってから、先に人と暮らしていた犬たちと交わっていったことである。
自然の流れの中で長い時間をかけて、『おおかみ』の血を引くものが少しずつ増えていった。
『おおかみ』と言う種族としてみればその血は徐々に薄れていった。
ただその血統によって、外見は普通の犬だが『おおかみ』の力を持つ個体が現れることになる。
彼らは『おおかみ』そのものではないが、『おおかみ』に近いと言える。
能力はもちろんのこと、何よりその心が祖先に近かった。
前項で触れた「犬として人の友であり続けること」と「子供を守る」と言う思想ともいうべきものが、脈々と引き継がれてきた。


現在のよんた藩国におけるよんた犬

よんた犬たちは、よんた藩国民としてよんた藩国内の様々な場所で活躍している。
公的な場所でも多くの犬士たちが働いており、警察や病院で警官犬士や医師犬士に出会うことも珍しくない。
そして彼らが職場で困らないよう、そういった場所では犬士用の装備や道具が揃えられている。

姿形こそ多種多様ではあるが、人の良き友としての立ち位置は今も昔も変わらない。
余談ではあるが、王犬であるでぃ~さんは茶系の毛色を持っており、柴犬に近い体格だという。




テキスト:雷羅来
イラスト:小野青空



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