「バトルメードisナンバー1」生還記念品返答SS

手作り勲章をもらった喜びと感謝を込めて。

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『でぃーさんとてづくりくんしょう』

でぃーさんは今日も日課の散歩に出た。
小春日和といってもいい穏やかな日差し。

今日のでぃーさんは首輪をつけている。
そこにつけた勲章が皆に見えるよう、誇らしげに胸を張って。

桃色の帯、メダルにはスコップと犬のシルエット、手書きのTHANK YOUの文字
愛鳴藩国、九頭竜川氏より届けられた手作りの勲章である。

互いの生還と救援への感謝の込められた、記念旗とともに贈られた
この手作りの勲章を、でぃーさんは国民の皆に見せたいと思ったのだ。



「あ、でぃーさんだー」

飛行機の見える丘公園で遊ぶ子供たちが、茶色い王犬の姿を見つけて駆け寄る。
子供らと遊ぶのは食事と散歩と並ぶ、でぃーさんの楽しみのひとつであった。

「でぃーさん、それ、なあに?」

首輪につけられた手作り勲章を見て、おかっぱを揺らして尋ねる少女。
興味津々といった風の子供たちに勲章がよく見えるように胸を張ると、
でぃーさんは答えた。

「これは友誼の証なのである」

「ゆうぎのあかし?」

5歳か6歳と思しき少年が、難しい言葉はわからないと言いたげに首を傾げた。
2秒考えて、でぃーさんは言った。

「ともだちからのおくりものなのである」

そう言うと子供たちは口々に、わぁー。いいなー。と言った。


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(文:グラジオラス)


愛鳴藩国より贈られた「バトルメードisナンバー1」記念旗

同手作り勲章