|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

第1部


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

相楽宗介「使い魔…?」

1 名前: 造船業(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 15:55:17.17 ID:lvP4dRy40
宗介が呟くと、その少女は桃色ががったブロンドを揺らして、
はっきりと頷いた。
「そう言ってるじゃない。何度も。口がすっぱくなるほど。
 もう諦めなさい。わたしも諦めるから」

4 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:05:04.05 ID:a5PD24HC0
「ここは…どこなんだ」
どうも、熱がこもった感じが体から抜け切らない。宗介は一度深く息を吐いてから
ゆっくりと立ち上がった。
あたりはまるで北欧にある城、その内部のように見えた。
一体どういうことだ?なぜこんなところに…夢か?

「トリステインよ!そしてここはかの有名なトリステイン魔法学院!」
「…魔法学院だと?」
「わたしは二年生のルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。今日からあなたのご主人様よ。覚えておきなさい」
「…」
宗介は、唾を飛ばしてまくし立てるその小さな異国の少女をただ見下ろした。
見る限り、薬や洗脳の痕跡は見られない。ただそれは、簡単に判断するのはあまりに危険だった。
何かのカルト宗教だろうか。少なくとも、「魔法」などという言葉を使う宗教が、
まともな宗教だった試しはない。
宗介はあたりを慎重に見回しながら、歩き出した。

5 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:06:19.90 ID:a5PD24HC0
「ちょっと!待ちなさいよ!」
少女…ルイズとか言ったか…が追いかけてくる。
いざという場合にはこの少女を人質にとるべきだろうが、今はまだその時ではない。
「あんたは!何なの!?平民のくせに!!名前は!?」
「答える義務はない」
きっぱりと告げる。
背後でルイズが立ち尽くす気配がしたが、気にせずあたりを観察する。

…と、何か呪文のような言葉が聞こえて…
そしてあたりが爆砕した。

◇◇◇






7 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:07:38.89 ID:a5PD24HC0
◇◇◇

「…いい加減に何か話したらどう?」
ルイズは言って、使い魔を眺めた。
昼に、召喚した使い魔のあまりの態度に我慢がならずに
とりあえず魔法で吹っ飛ばして、その後適当に手当てをした後
首輪をつけて壁に繋いでおいたのだが…
目が覚めても、使い魔は何も話そうとせず、
ただ鷹のような鋭い目でこちらを睨みつけるばかりだった。

「…ふーん。本当に聞き分けがないようだったら、また痛い目にあうわよ」
せめて意志の疎通ができないと、使い魔を召喚した意味が無い。
平民を召喚しただけでも笑いものだったのに、その使い魔に無視されている
などと知られたら…。
ルイズは焦っていた。

11 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:09:46.99 ID:a5PD24HC0
「無駄だ」
ポツリと、使い魔が呟いた。
「なんですって?」
「無駄だ、と言った。俺はある程度の拷問には耐えられるように訓練されている。
 しかも、この程度の甘い拘束なら…尚更だ」
ジャラリ…という音と共に、使い魔が立ち上がった。
ルイズは目を見張った。
いつのまにか、使い魔と壁を繋いでいた鎖が切断されている…!
「な…」

14 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:11:59.87 ID:a5PD24HC0
「動かないほうがいい」
スッ‥と。
ルイズが杖を手にとるよりも早く、使い魔はその背後に回った上に
ギラリと凶暴に輝くナイフをルイズの首に押し当てていた。
「やめ…」
「お前の敗因は、敵の装備を過小評価したことだ。俺の身体検査を怠ったな。
 その怠慢の結果がこれだ」
ガチガチと歯が震える。
ルイズは今更になって気付いた。
わたしはもしかして、とんでもないモノを召喚してしまったのでは…?

18 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:15:07.72 ID:a5PD24HC0
「俺の質問に速やかに答えろ。明らかな嘘をついたらまず右耳を落とす。
 その次は小指だ。次に薬指。綺麗な体のままでいたかったら、
 正直になることだ」
使い魔はそう厳かに告げた後、ルイズの左耳に口を近づけて、
「分かったな」

21 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:17:25.26 ID:a5PD24HC0
ルイズは震えながら、ガクガクと頷いた。
思考が凍る。一体どうして、こんなことになっているのか…。
「では聞く。ここはどこだ?」

「と、トリステイン魔法学…」
「俺は正直に答えろと言ったのだ」
悪魔のような声がして、ナイフが右耳に押し当てられた。
「やめっ…ほんとうにっ…!」
「…」
使い魔はしばらく沈黙した後、
「では質問を変えよう。俺を拉致した目的は何だ?」
「拉致なんてしてないでしょ!しょ、召喚して…」
「…っ」

25 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:21:09.37 ID:a5PD24HC0
「嘘は言っていないな…。どういうことだ…」
しばらくの間があって、使い魔はポツリと呟いた。
ポンと肩を押され、ルイズは床に放り出される。
何時の間にか両手を後ろ手に縛られていることに気付いて、ルイズは驚きもがいた。
「だから言ってるでしょ!このバカ使い魔!あんたは私に召喚されたの!
 平民のくせに!!感謝するべきなのよ、大体…」
虚勢でまくし立てるが、使い魔がスッとこちらに向かってしゃがんだところで、
ビクッと震えて言葉を止める。
「脱出の経路を教えてくれ」

27 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:23:34.75 ID:a5PD24HC0
使い魔はまっすぐにルイズの目を見ながら、そう言った。
「脱出…?」
「そうだ。敵の戦力や目的が分からない以上、まずは脱出して部隊と合流し、
 必要であると判断されたならしかるべき装備と人員を整えてここを制圧する。
 見たところ君はここの宗教家に騙されているようだな。悪いことは言わない。
 こんなところで拉致監禁の片棒をかつぐのはやめて、即刻逃げたほうがいい」
「何言ってんの!?大体、逃がすわけにはいかないわ。あなたはわたしの使い魔で…」
「それはできない」
使い魔は言って、哀れむような眼差しでこちらを見た。
「俺には任務がある。使い魔とやらは…他を当たってくれ」
「任務?任務って…」
「言えない。君には知る権利がない」
「…」
29 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:24:31.81 ID:a5PD24HC0
脱出の経路とやらを聞くことは諦めたのか、使い魔は立ち上がると
ドアに向かって歩き出した。
「ちょ、ちょっと…!!」
ドアを開けて、左右を素早く確認した後、一度だけこちらを振り返り、
「…それと、もう少し慎みを覚えたほうがいい」
バタン。
ドアが閉められる。
ルイズは下着姿のまま後ろ手に縛られて、そこに寝転がっているしかなかった。




36 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:27:51.59 ID:a5PD24HC0
―数分後。
バタン とドアがあいて、髪を少し煤けさせた使い魔が戻ってきた。
キュルケのサラマンダーにやられたのだろうか。
「やはり、これは夢だ…」
使い魔は呟いて、ヨロヨロと窓に近寄る。
「どうなっている…月が2つある…」
「月?当たり前でしょ」
ルイズが呟くと、使い魔はこちらを向いて何か言おうとしたが
何かを諦めたのか、口をつぐんだ。

38 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:29:53.68 ID:a5PD24HC0
「いい加減、この縄といてよ」
ダメ元で言ったみただけだったのだが、使い魔は意外と素直にそれに従った。
何かシュンとしていて、放心状態のようだ。
「脱出するとか言ってたのに。なんで戻ってきたの?」
「…巨大なトカゲに襲われた。存在するはずのない生物だ。あれは…火を吐いた。
 それに月が2つ…ここは俺の知っている世界ではない…。脱出しても戻れない」
「ふーん」
よくは分からないが、やはり逃げられないということらしい。それが契約の力なのか
どうなのかは分からなかったが、ルイズは一応満足して言った。

「それならやっぱりあんたはわたしの使い魔ね。…で、名前は?」
「…」
使い魔はしばらく迷った後、一度息を吐いてから立ち上がり、決心したように言った。

「ソウスキー・セガール。もしくはサガラソウスケ。階級は軍曹。所属は…悪いが言えない」

◇◇◇

39 名前: カエルの歌が♪(関西地方) 投稿日: 2007/04/04(水) 16:30:43.94 ID:a5PD24HC0
ここまで書いて
限界だと
思いました




住人の宗介AAと共に”問題ない、続けろ”コールが飛び交う中、

もう一人の神が現れたのだった



101 名前: わさび栽培(catv?) [sage] 投稿日: 2007/04/04(水) 17:08:37.44 ID:KShwnxl10
俺・・・・書いてみてもいいかな?
絵師だけど、絵師だけど・・・・やってみてーんですよ。


第2部