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第4部


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686 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 00:33:42.24 ID:FhggKygW0
◇◇◇

ギーシュとの戦闘を回避してから三日後。
ルイズがコルベールという教師に呼ばれて職員室に行っている間にギーシュを倒した。
複数の鎧が動いたのは驚いたが、動きは一般の兵士程度だったので、
なんとかくぐり抜け、またギーシュを背後から落とした。 これなら椿や大貫氏の
ほうがまだずいぶんと強かった。大貫氏は……つよかった。

「ただいま。ん、orzってなってるけど、ギーシュはどうしたの?」
「知らん。またふられたのだろう。
 ところで、何の用事だったんだ?」
職員室から帰ってきたルイズに聞き返す。

「最初に召喚されたとき、あんたが逃げ出したりしたから
 コルベール先生に使い魔として契約したのを見せられなかったのよ。
 あとであんたもルーン見せにきてもらうからね」
「了解だ、ご主人」

「ねぇ、ギーシュ泣いてるんだけど」
「知らん。平手打ちでもされたのだろう」

688 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 00:34:29.02 ID:FhggKygW0
午後の授業も滞りなく終わり、コルベールという教師の下、校長室へ
向かうことになった。
こうしてまじまじと見ると本当に城だな。石積みの…さらに明かりはろうそくですら
なく、火もないのに煌々と光を放っている。
先程のギーシュの戦闘しかし、改めてここは、魔法学院なのだな…

コンコン

「コルベールです。校長。ルイズ君とその使い魔をお連れしました」
禿頭の柔和な顔立ちをしたコルベール教諭がドアをノックする。
校長室は中央塔の最上階か…

「おぉおぉ、わかった。入りなさい」

中から老人の声がする。よくわからないが戦慄が走った。
首の後ろに冷たい氷が刺さったかのごとく臨戦態勢になり、瞳孔が開く。
無意識に周囲を警戒して右手は懐のグロックに手を添え…

「ねぇ、どうしたの?ソースケ?いくわよ」
「…… あ、あぁ。問題ない」

ルイズに声をかけられようやく正気に戻る。なんだったんだ今のは…

校長室の中に入る。
落ち着いた調度類。本棚にある初めてみる字の書物。
白髪で長髪、同じく白く長い髭をたくわえた威厳ある老人がそこに座っていた。

691 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 00:35:37.68 ID:FhggKygW0
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと申します」
「その使い魔、ソウスケ・サガラです」
ルイズにならって恭しく頭を下げる。
すると校長が

「おぉ、よく来てくれたなミズ・ヴァリエール。そしてその使い魔よ」

顔が下を向いまま背中に衝撃が走るのを感じた。
恐らく全身の毛穴が開き、体毛は逆立っているのだろう。
一瞬にして、目下に落ちて行く脂汗を見ることが出来た。

692 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 00:36:13.02 ID:FhggKygW0


そうだそうだそうだこの声には聞き覚えがあるあの人といっしょだあの無敵の
ショットガンも効かず手榴弾も効果がなく何より弾丸を避けきるあの老人大貫
善治氏の声と同じなんだまずいまずいまずいまずいまずい逃げろ逃げろ逃げろ
逃げろ逃げろヒザがガクガク言っているこれは

「あぁ~、そんなに緊張することはないぞ、サガラ君。」

サガラ君だと相良君だとあの老人も俺のことをそう呼んだ確かにそう言った
まずいまずいまずいもう幻聴すら聴こえてくるあの飛び退る音風を切るチェ
ーソーの連動刃とモーター音がやばい椿はどこに一人では無理だ援軍はどこ
にクルツマオカリーニン少佐千鳥助けてくれ助けてくれ(ry

「……あー、ヴァリエール。彼は大丈夫かの?」

逃げ(ry




◇◇◇




721 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 01:04:59.71 ID:FhggKygW0
◇◇◇


「落ち着いたかの…?」

「っ… えぇ、取り乱して申し訳ありません!」
気をつけの姿勢を取る。見苦しいところ見せてしまった。

「なるほど、君が人間の使い魔か……」
「はっ!そうであります!校長殿!」
なんとなく全身が従ってしまう。いやそもそも主人であるところのルイズの
校長なのだからこれで間違っているわけではないのだが…
緊張する。

「うむうむ、それは本題に入ろうかの――― 」

722 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 01:05:38.39 ID:FhggKygW0


校長殿の話を要約するに、長いトリステインの歴史の中でも
人間を使い魔として召喚した者はルイズのみで非常に珍しいこと。
そしてルイズが真に無能であれば召喚することすら出来ないということ、
これは校長殿の『珍しい』という言葉を大げさに受け止めたルイズへの配慮の言葉
なのだが、真実ではあるらしい。

そしてまた、この左手の甲にある『ルーン』も珍しく、
写しを取ってコルベール教諭が調査をするらしい。

先にルイズに帰ってもらい、俺は校長殿と1対1で話をさせていただいた。

「――――ふむ、それではお主、別の世界から来たと言うのじゃな?」
「はい、確かです!先程の通り、少なくとも元の世界に月は2つありませんでした!」
俺は校長殿を信用に足る人物だと考え、相談を持ちかけた。

「……わかった。ワシのほうでもできるだけ調べてみよう」
「ご協力感謝いたします!こちらの用件は以上です!」
「うむ、では下がってよろしい……
 あぁ、まちたまえ」
退室する寸前に呼び止められた。やはり一瞬身体が硬直する。

724 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 01:06:16.53 ID:FhggKygW0
「なっ、何か御用でしょうか!」
「ギーシュを倒したそうじゃな」
「……は、はっ!決闘を申し込まれましたので」
「ふぉっふぉっふぉ、強いのぉサガラ君は。
 まぁ決闘なら合意の上じゃし仕方あるまい。
 手荒なことは避けるようにな。

 では、さがってよろしい」
「はっ!ご教授痛み入ります! 失礼します!」

バタン。
ドアを閉めて退室する。気付けば方に力が入っていた。
あの老人、ただものではない。常人には気付けないレベルで、
大貫氏を抜きにしてもなんらかの威厳と威圧を感じた……

「何か言われたの?」
階段の途中でルイズが待っていた。自分の使い魔が校長と1対1で話をしていたのだから
気になるのだろう。

「あぁ、生活には慣れたかと聞かれたり、ギーシュのことを話した」
「そっ、それで!校長先生はなんて!?」
「合意の上なら問題ない。あまり手荒な真似はするなと言われた。」
ルイズが大げさに胸をなでおろす。

726 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 01:06:36.05 ID:FhggKygW0

「もーっ…いきなり校長先生と2人で話がしたいとか言い出すから何かと思ったじゃない。
 もう貴族には手を出さないようにね。わかった?」

「あぁ、了解だ。ご主人」

「ん?あれ…あんた怪我してるじゃない!」
「む?いや、これは既に塞がっている。痛みも無い」
ギーシュの青銅の剣が掠めた傷だ。間違いなく塞がっているし、
本当にかすり傷だ。だが僅かに周囲の服には血がにじんでいた。
血になれていないものなら、範囲がある分大げさに感じるのかもしれない。

「待ちなさいよ… えっと、そうだ。
 部屋に傷に効く魔法薬があるから来なさい。
 治してあげる」

「いや、…だが」

「いいから言うこときくの!
 大事な使い魔に… 傷がつくの、やだもん。
 ……!あっ、あんたが危ないことばっかりするからいけないのよ!?」
急に顔を真っ赤にしてムチを取り出して振り回す。
よくわからんが耳まで赤くなっているのをみると何かがあるのだろう。
素直に従うことにした。


その夜からは、文字通りの寝床にルイズが持ってきてくれた毛布が置いてあった。


◇◇◇





728 名前: 共産党幹部(catv?) 投稿日: 2007/04/05(木) 01:09:18.42 ID:FhggKygW0
ちらのほらの書き込みを見てて、
ゼロの使い魔とか特にフルメタ見てみよう読んでみよう、って言う人がいてくれて凄く嬉しい。

好きな作品に本の僅かでも貢献できる嬉しさと、
GJって言ってもらってる的な気持ちよさがあってすげぇいいですw

次の更新は3時以降だからもう寝たほうがいいと思う。
うはwww新番組のアニメ始まりんぐwww

ここからはルイズデレデレ日記となり、一巻ラストへ続きます。

第5部