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玉葱×女主」(2009/04/03 (金) 19:55:44) の最新版変更点

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いつもの髪型に慣れてしまっていたからだろう。 こうして髪を下ろした彼は、まるで別人に見える。 男性らしくしっかりとした肩や、しなやかな筋肉の付いた背に、濡れて貼り付いた髪が、酷くなまめかしい。 「どうした? 早く来たまえ」 先に浴槽に身を沈めたベルゼーヴァが差し招く。 歴戦の勇者であり冒険者であるとはいえ、まだ少女めいた外見の娘は、 羞恥を隠せず、戸惑った様子で男を見つめた。 「何を今更恥ずかしがる必要がある? 君の体ならば、もう知っている」 ちゃぷ、と湯を揺らして上げた腕で髪を掻き上げる男に、 娘はカッと頬に血をのぼらせた。 そう。 初めてではない。 だが、まだ数えるほどしか肌を触れ合わせていない上に、 男の全てを見るのはこれが初めてなのだ。 普段は軍服に隙無く包み込まれている体は、思いの外逞しく、その事が娘を戸惑わせている。 それでも、何とか身に着けていた衣服を脱ぎ落とし、娘は浴槽へ入っていった。 「すっかり冷えてしまっているな。早く来ないからだ」 待ち兼ねていたように、男の手が娘の肌を這う。 温かく大きな手に、柔らかな乳房を包み込まれて、娘の体が寒さからではない震えに揺れた。 男が笑って、細やかな肢体を抱き寄せる。 剣を使う者特有の、固い手の平が、優しく胸の頂をなぶる感触に、 娘は甘い吐息をこぼして身悶えた。 愛する男の前では、無限のソウルの持ち主も、ただの女に過ぎない。 「人類の革新の為にも、君には早く子をなして貰わねばならない。 超人類である私と、無限のソウルの持ち主である君の血を受け継いだ子を…な」 娘は男の為すがままにその精を受け入れる。 例え、男の目的がどうあっても。

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