「アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p> </p>
<p>さすがにやりすぎた。</p>
<p>「あの……アクト様。わたしも、着替えたほうがよいでしょうか」<br>
「当たり前だ」<br>
今のアトレイアはの外見は、客観的に見てものすごい状況だ。</p>
<p> 精液が首から顔から背中のドレスにまでこびりついて、恐ろし<br>
く扇情的で痛々しい。どこの馬にレイプされたんだと問い詰めら<br>
れそうなほどだ。<br>
「……で、では……あの、アク、アクト様?」<br>
が、単に着替えただけでは、その強烈な匂いまでは落とせない<br>
。<br>
もし侍女や他の貴族に感付かれたら、どうなることやら。<br>
アトレイアの王宮における立場など、元から無いも同然だろう<br>
からどうでもいいが、変なうわさでアトレイアの心を(主に処女<br>
心を)傷つけられてはたまらない。<br>
「む」<br>
ふと、冴えたやり方を思いついた。<br>
その考えは、デメリットを回避し、しかも素晴らしいメリット<br>
を(俺にだけ)与えてくれる。<br>
「アトレイア」<br>
「はい。着替えてきます……」<br>
「風呂はどこだ」<br>
「え?」</p>
<p><br>
『第三話 着替えとお風呂とおなかとふともも』</p>
<p><br>
「……い、一緒に、ですかっ!?」<br>
「そうだ。ありがたかろう!」<br>
そうだ。俺はアトレイアと! 一緒に! 風呂に! 入るのだ!<br>
アトレイアの案内で浴場に向かう途中、俺は有無を言わせぬ口<br>
調で断言した。<br>
例え嫌だといっても押し通す、という意思表示だ。<br>
ここまで来て浴場の入り口で待つだけな男がいたら、そいつの<br>
頭は耳から入り込んだゴキブリに食い散らかされているに違いな<br>
いと確信する。<br>
「あのっ……えと……!」<br>
アトレイアは俺の断固たる決意を聞くと、慌てた風に俺に懇願<br>
の視線を向けた。<br>
だがすぐに、俺の勃起時ペニス並みの意思の固さを悟ったらし<br>
く、頬を真っ赤に染めて黙り込んでしまう。<br>
「……」<br>
数十秒間の間。その間、灯篭のジジジという音だけが廊下に響<br>
いていた。<br>
やがて、アトレイアは顔を沈めたまま、消え入るような声で呟<br>
いた。<br>
「…………わ……わかり……ました……。い……一緒に、入りま<br>
しょうっ……」<br>
ま、どんなに恥ずかしくとも、この姫君が嫌などと口に出すけ<br>
がないか。<br>
なにしろアトレイアは俺専用の肉奴隷なのだから。<br>
言葉の意味を理解しているかどうかは、また別として。<br>
<br>
王宮の浴場は、深夜なだけあり人気が全くなかった。<br>
にも関わらず、広い水面からは湯気が漂っている。<br>
アトレイアの言によれば、どんな仕組みかはわからないが、こ<br>
の大理石張りの専用浴場には、熱く清潔な湯がいつでも用意され<br>
ているそうだ。昼間なら侍女も数人常駐しているという。<br>
貴族の贅沢もここに極まれり、だな。ひたすらに広いドーム型<br>
のプールに張られた湯など、スラムでは絶対に目にできないもの<br>
だ。<br>
更衣室も流石に広い。むしろ広すぎる。ゆうに数十人は同時に<br>
着替えられそうな広さだ。ハーレムプレイも楽勝だ。流石王族専<br>
用だ。すんばらしい。いつか俺もここに住もう。<br>
「では」<br>
俺は更衣室に着くと、すぽぽーんと全ての着物を脱いだ。約三<br>
秒の早業だ。<br>
いまだ乾かぬペニスを含め、全身を惜しげもなく外気に解き放<br>
つ。<br>
「あ……」<br>
アトレイアは俺のペニスを、まじまじと見詰めている。<br>
処女に見られる快感が股間から全身に伝わる。すんばらしい。<br>
「うむ、気になるか。これでまたしてやるからな」<br>
「……はい」<br>
「よし。では、お前も脱げ」<br>
「え」<br>
アトレイアは間の抜けた声を一瞬上げると、身体を守るかのよ<br>
うに、腕を胸の前で組んだ。</p>
<p>「あ……あの……やっぱり、ここで、ですか……?」<br>
いまさら恥ずかしがることも、などとは死んでも思わない。<br>
脇コキで射精を促すよりも、自らの肌を晒すことの方が、羞恥<br>
心を刺激されるらしいとは。<br>
素晴らしい処女っぷりだ。やはり俺の目に狂いなし。<br>
「当たり前だ。お前は俺の肉奴隷だぞ」<br>
「……っ」<br>
「まあ、どうしても嫌なら」<br>
「いえっ!」<br>
と、驚くほどの大声が、突然アトレイアから上がってきた。<br>
おかげで、『俺が脱がしてやろう』という続く言葉を出せずじ<br>
まいだ。<br>
「む」<br>
「あ、あの……! 決して、嫌ではないんです……ただ……は…<br>
…恥ずかしくて……」<br>
アトレイアは言葉に詰まり、顔を背けた。その横顔からは、は<br>
っきりと羞恥の赤みが読み取れる。恥じらいの精神をこれほど完<br>
璧に備えた女は、滅多にお目にかかれまい。とてもいい感じだ。<br>
かといって全く脱がさぬまま風呂に入るわけにもいくまい。つ<br>
ーかそれじゃ意味がないし。<br>
「うーむ。では、脱ぐ際に胸を隠すことは許す。腕でな」<br>
「え……はっ、はい。ありがとうございます」<br>
律儀にぺこんと頭を下げるアトレイア。妙なところで非常に素<br>
直だ。断言するが、今の条件ははっきり言って何の助けにもなら<br>
ん。</p>
<p>「では、始めろ」<br>
「……は……」<br>
アトレイアは決意を固めるためか、目を瞑ると二、三度、すー<br>
はーと呼吸を繰り返した。<br>
そして、目を開き、俺から視線をそらしたまま、言った。<br>
「は……い……っ」<br>
そうして、アトレイアの俺専用ストリップショーが始まった。<br>
とはいっても、着ているのは結局、ショーツを除けばドレス一<br>
枚だけだ。<br>
肩の覆いを、まず右から、震える手ではずしていく。<br>
ぱさり、と絹と絹が触れ合う音がして、アトレイアの肩が露に<br>
なった。その肌は、ひとかけらの汚れもなく、ただ白かった。そ<br>
の白さが俺のものであることが、ただ嬉しかった。<br>
アトレイアは続いて左肩に手をかけた。同じように肌を露出さ<br>
せる。こちらは、よく見るとうっすらと白い膜が張る部分がある<br>
。乾いた俺の精液だ。素晴らしい。俺自身の手で洗い落としてや<br>
ろう。<br>
両肩の吊りを外すと、今度は胸部だ。<br>
アトレイアはしばらく胸に手を置いたままためらっていたが、<br>
やがて決心したのか、手と肌の間から、するりとドレスを引き抜<br>
いた。</p>
<p>「……う……」<br>
胸が、おっぱいが、果実があらわになる。<br>
その細い腕で先端だけは隠せているが、それ以外の全てを露出<br>
させてしまっている。胸の谷間がはっきりと伺える。左胸にこび<br>
りついた精液が見える。ぷるん、と震える下乳が俺の目を引きつ<br>
ける。<br>
「……っ」<br>
手の支えを失うと、ドレスはするするする、と一気に下まで落<br>
ちた。<br>
「おお」<br>
アトレイアの俺のためだけに存在する艶めかしい身体が、いま<br>
や生まれたままの姿で外気に晒し出されていた。ただ最後の砦、<br>
すなわち精液で汚れた純白のショーツと、か細く華奢な腕だけが<br>
、外気と俺の視線から彼女のからだを守る盾となっていた。<br>
素晴らしい。<br>
このまま絵にして家に持って帰って何度も何度も犯したいぐら<br>
い神々しく、そして扇情的な姿だった。<br>
「よし、そこまで」<br>
そして、アトレイアがショーツにその片手をかけたところで、<br>
俺はストップをかけた。<br>
例えバスタイムといえど、全ての服を脱がせるのは俺のロマン<br>
に、そしてアトレイアの処女性に反する。それに、ショーツ一枚<br>
で濡れに濡れるアトレイア。それは全裸より遥かに変態的でエロ<br>
ティックではないか。</p>
<p>「……あ、……え?」<br>
制止の声をかけると、直後にアトレイアが手を止める。<br>
そのはずみか、胸を隠していたアトレイアの腕がずれた。おか<br>
げで見えた。<br>
突起物。さくらんぼのように見事なピンクの先端。<br>
それが、アトレイアのたわわに実った両果実の頂上で、かわい<br>
らしく自己表明をしていた。</p>
<p> しゃぶろう。揉もう。弾こう。吸おう。</p>
<p> ちょっと待った。<br>
心なる俺からちょっと待ったコールがかかる。それは後のお楽<br>
しみだ。<br>
「ふん! さて、アトレイア」<br>
ダイヤモンドの自制心で衝動を打ち切り、ショーツ一枚で羞恥<br>
に身を震わせているアトレイアの手を取る。<br>
掴んだその手は、細かに震えていた。<br>
「あっ」<br>
「そろそろ寒くなってきた。さっさと風呂に入るぞ」<br>
そう。今は風呂に入るのだ。<br>
「は……は、はいっ」<br>
お風呂のアトレイアを存分に味わうのだ。味わい尽くすのだ。</p>
<p> 先に湯船に入った俺は、アトレイアが俺の精液を洗い流してい<br>
くのを、ぼうっと眺めていた。石鹸を擦って、不器用そうに――<br>
おそらく、普段は侍女にやってもらっているのだろう――身体の<br>
上から順に、泡で覆っていく。</p>
<p> なんて光景を見て我慢できるようでは、俺は変態大魔王の称号<br>
を得ていない。<br>
「きゃっ」<br>
泡を落とすべく湯桶に手をかけたアトレイアに、後ろから抱き<br>
つく。からん、と桶が落ちる音が広い空間に響いた。<br>
「あ、あ……」<br>
アトレイアの身体がぴくぴくと震えている。振り返ったその表<br>
情を見ると、どうしていいのかわからないようで、視線を俺と宙<br>
空に交互にさ迷わせていた。<br>
「アトレイア。いいな」<br>
「え……」<br>
「するぞ」<br>
何をするかは、あえて言わない。<br>
理由はいろいろあるが、一番はアトレイアの教育のためだ。</p>
<p>「は……はいっ」<br>
理解できずともとりあえず了承するのが、アトレイアの肉奴隷<br>
たるゆえんだ。<br>
アトレイアの返事を受け、くびれた腰にやった手を左右に動か<br>
し、優しくさする。ぬめった泡がアトレイアの腹部の上に、一枚<br>
の膜を張っており、それが愛撫をスムーズにしてくれた。<br>
「ふあ……」<br>
アトレイアが恍惚としたため息を漏らした。<br>
「ふむ。ちょっとやりづらいな。こっち来い」<br>
「え、あっ!?」<br>
アトレイアを一旦立たせて、手を引いて場所を移動する。<br>
行き先は、先ほどから目をつけていた、段差のある大理石の階<br>
段だ。<br>
湯が上から流れていて暖かいし、段の角が丸く削ってあるため<br>
、激しく動いても安心だ。設計者には感謝しよう。<br>
「よっと」<br>
「あ……!」<br>
まず俺が寝転がりぎみに段差に背を突いて座り、続いてアトレ<br>
イアを、ペニスをまたぐ形で腰の上に座らせる。背面座位に近い<br>
形になった。挿入しない体位の中では、この形が一番密着できる<br>
のだ。<br>
「うーむ」<br>
わしわしとアトレイアの髪に顔を押し付けつつ、手をアトレイ<br>
アのふとももにやった。</p>
<p>「あっ!」<br>
そして、無理やり股をこじ開け、その間から既に硬度を完全に<br>
復活させているペニスを出す。いわゆる素股だ。今度は素股でフ<br>
ィニッシュするのだ。今決めた。<br>
「う、あ、アクト、さま……」<br>
胸板に。へそに。太腿に。それぞれに、アトレイアの肌が押し<br>
付けられている。脇にペニスを押し付けられた程度で恥ずかしが<br>
っていたアトレイアだが、最後まで耐えられるかどうか。そのう<br>
ち失神するんじゃないか。<br>
「まあいいや」<br>
今は何も考えずに、腕の中にすっぽりと収まった魅惑の肢体を<br>
堪能しよう。<br>
まず背中だ。アトレイアの小さな背中が俺の両胸に押し付けら<br>
れている。アトレイアの高鳴る鼓動が、直に感じられる。まるで<br>
俺の脈と共鳴しているかのようだ。<br>
次に、腹部。俺のへそに、アトレイアの腰部が密着していた。<br>
ラインを目視ではなく感覚で感じられる、この幸せ。理想的なく<br>
びれの形をしているなあ。そのうえ真ん中に一本の筋が入ってお<br>
り、それがまたエロスを感じさせる。<br>
そしてふともも。アトレイアの外ももを、俺の内ももで包み込<br>
む形となる。<br>
じわじわと暖かい。マシュマロのように柔らかい。ぎゅっ、と<br>
強く太腿を締めると、アトレイアのふとももがにゅうっとペニス<br>
を圧迫することになる。これだけでも我慢しなければ出してしま<br>
いそうなほどの快楽だ。じんじんという感触が、じっとしていて<br>
も伝わってくる。</p>
<p>「や……あ……あっ、あっ……」<br>
ふとももを色々とまさぐると、アトレイアはすぐに反応を返し<br>
てくれた。きゅん、とふとももが外に跳ねる。同時に唾をごくん<br>
と飲み込む音が、耳に伝わってきた。<br>
表情を覗き込むと、アトレイアは唇をかみ締めて、目を強く瞑<br>
っていた。頬には赤みが差したままだ。恥ずかしさを紛らわして<br>
いるらしい。<br>
「ん……んっ……」<br>
初めて全身で触れたアトレイアの肌は、しっとりとしていて、<br>
すべすべしていて、どんなに高級な布よりも、遥かに素晴らしい<br>
、触れば幸福になれる感触だった。ずっと触っていたい。<br>
いや、この表現は間違っている。正しくは、ずっと触っていよ<br>
う、だ。それは可能なことだ。<br>
なぜならこの透けるような白い肌の持ち主は、髪の一本一本か<br>
ら足のつま先まで、全てを使って俺に奉仕する肉奴隷なのだから<br>
。<br>
ふふふふふふふふふふふ。<br>
「ふふふ」<br>
「……あの?」<br>
俺の笑い声を怪訝に思ったのか、アトレイアが首を曲げて、振<br>
り返った。<br>
「!? んむっ」<br>
目の前にお湯に濡れた美味しそうな唇が現れたので、思わずキ<br>
スをしてしまった。<br>
もちろん舌も入れる。アトレイアの口内でくちゅくちゅと唾液<br>
を泡立てる。</p>
<p>「ん……ん……!」<br>
れろれろ、とアトレイアの味を存分に味わう。<br>
一通り口内を嘗め回したあとに、下唇をちゅぽんと吸って跡を<br>
つける。<br>
それでキスを終わりにした。<br>
「ぷはっ! はぁ、はぁっ……」<br>
見ると、アトレイアの目がとろんとまどろんでいた。<br>
キスをもっと続けていれば、本格的な行為に移らぬうちに絶頂<br>
に達してしまっていただろう。<br>
一度達した後で敏感になっているとはいえ、僅かな時間のキス<br>
だけでここまで感じられるとは。やはり素晴らしい素質を持って<br>
いるな。<br>
それとも、俺に後ろから抱きしめられていることが影響してい<br>
るのだろうか。<br>
「まあどっちでもいい。アトレイア。そろそろ激しくするぞ」<br>
「はあ……はあ……」<br>
「アトレイア」<br>
「はっ、はい! ……よ、よろ、よろしくお願いいたします」<br>
アトレイアは乱れた呼吸を整えると、首を横に回して俺と視線<br>
を合わせ、ぺこんとお辞儀をした。<br>
その仕草は、俺が見たこともないほど優雅で、淫らさとは全く<br>
無縁だった。<br>
ショーツ一枚の格好で、全身が泡にまみれたまま、俺に抱きか<br>
かえられている、ということを除けばの話だったが。</p>
<p>「ふ……ふあっ……あ……!」<br>
アトレイアの断続的な喘ぎ声が、浴場にひたすら響き続ける。<br>
俺は、ごし、ごしと泡を立ててアトレイアの全身を素手で洗っ<br>
ている。欲望のままに、泡をローション代わりとしアトレイアの<br>
火照った肌に這いまわらせる。<br>
「や、や、ぁっ!」<br>
先ほど酷使した脇の下の疲れを取るため、丹念に泡のマッサー<br>
ジを重ねる。くりくり、と人差し指でツボを突くように押し込む<br>
と、アトレイアは飛び跳ねそうなほど強く肉体を反応させた。<br>
「ひゃあっ!」<br>
ひざの裏も同様に、中央を指でぐりぐりと押し込む。そのたび<br>
に、アトレイアのふとももがびくびくと震えて、感じているのが<br>
直に理解することが出来た。<br>
「は、ん、ん、んんぁっ!」<br>
顔に対する愛撫も忘れない。まぶたをぺろぺろと舐める。まつ<br>
げを唇で引っ張る。指で頬を撫で回す。唇と唇を合わせるだけの<br>
キスを、断続的に繰り返す。<br>
「あ……ん、ん、あ……ひゃうっ!?」<br>
ついでに耳にも愛を与えてやろう。耳たぶを軽く、しかし細か<br>
く早くついばむ。<br>
さらに、耳の穴に、下の先端を突きこみ、べろべろとキスと同<br>
じように舌で内部を蹂躙した。するとアトレイアは、大きく喘ぎ<br>
声をあげた。</p>
<p>「ふ、ふぁぁ!」<br>
「いいぞ。もっと感じろ」<br>
今度は、ふとももだ。<br>
アトレイアの外ももに添えていた手のひらを、勢いよく円の軌<br>
道で撫で回した。<br>
にゅるん、にゅるんという心地よい感触。ほとんどマッサージ<br>
に近い愛撫を繰り返す。<br>
泡だった石鹸のぬめりのおかげで、アトレイアの肌の弾力を、<br>
つやつやしさを、より強く味わうことができた。<br>
「あ、あ、あ、あっ!」<br>
アトレイアが喘ぐごとに、ふとももに挟まれたペニスから甘い<br>
快感が伝わってきた。肢体がくねる度、俺のペニスに射精を促す<br>
かのように、ぎゅっぎゅっと刺激を与えてくる。<br>
甘美な刺激に、ペニスに更に血液が集中していく。それに合わ<br>
せ、アトレイアの嬌声もどんどん上ずっていく。<br>
「あ、あ、アクト、さま、おっきく、な、あ、ああっ!」<br>
俺はペニスを意識的に大きく突き上げ、アトレイアのふともも<br>
の弾力を堪能した。泡に包まれたアトレイアの内ふとももは、本<br>
物の膣内のようにペニスを包み込んでくれていた。<br>
にゅるにゅるとした両壁が、ペニスを挟んでちゅるんと弾く。<br>
加えて、ぐしょぐしょに濡れたシルクのショーツが、ペニスの<br>
上部を優しく愛撫してくる。目の細かな生地が、絶妙な加減でペ<br>
ニスを撫でる。</p>
<p>「ああっ! ひぁあ!」<br>
心地よい圧迫感と、摩擦による快感が、竿に、亀頭に、袋にま<br>
で、砂浜に打ち寄せる波のごとく、絶え間なく押し寄せてくる。<br>
耳と目にも、扇情的な様子が飛び込んできた。アトレイアのふ<br>
とももは、にゅちっ、にゅちっと、ペニスを高みに導くための音<br>
を絶え間なく紡ぎだしている。<br>
「やあっ、はっ、はっ、ふあっ!」<br>
アトレイアが泡に包まれた肢体を上下に揺らす。そのたびに、<br>
白いふとももから赤黒い亀頭の先端がにょっきりと顔を出した。<br>
泡に包まれたふとももと全くアンバランスな俺の亀頭が、アトレ<br>
イアを犯している実感を与えてくれた。<br>
ときおりアトレイアの上半身が大きくはね、ピンク色の乳首が<br>
視界に入る。疑いようもなく、起っていた。思わずそれを摘みた<br>
い衝動にかられるが、オリハルコンの自制心を持って衝動を抑え<br>
る。<br>
「ああ、ふあう、はあああぁぁあっ」<br>
最高だった。ペニスから、全身から来る快楽は、極上のパイズ<br>
リに勝るとも劣らぬものだった。<br>
そろそろ限界だ。<br>
そう思い、アトレイアと共により深い快楽を感受するため、ふ<br>
とももに添えた手を腰に回す。</p>
<p> 左右のわき腹を逆手でつかみ、親指をアトレイアの鎖骨の隙間<br>
に配置する。<br>
そしてくぼみを、ぐりぐり! と、力を込めてマッサージして<br>
やった。<br>
「ふぁっ!? あ、あ、あぁぁぁあああああっ!」<br>
たまらずがくがくと全身を振るわせるアトレイア。<br>
俺がやったのは、ただの関節の隙間への刺激だ。が、いまや全<br>
身が性感帯となっているアトレイアにとっては、至上の愛撫とな<br>
ってしまったようだ。<br>
「や、あっ! おりて、なにか、うあっ!」<br>
アトレイアの声から、全く余裕がなくなっている。<br>
今度は待たせるつもりはない。<br>
腰を上下に勢いよく揺らす。ペニスの上部で、ぐしょぐしょの<br>
ショーツ越しにアトレイアの秘部をじくじくと刺激する。<br>
「ひやあっ!?」<br>
同時に耳たぶを甘噛みし、こりこりと唇で圧迫感を与える。<br>
「あ、あ、あ、あっ!」<br>
お腹にやった手のひらで、アトレイアの腹部を強く、強くもみ<br>
しだく。<br>
「ふあああああっ! あ、あ、あ、あ、あ、あっ!」<br>
「よし……いけっ」<br>
「あ、あ、あぁぁぁ、ふぁぁぁあっ! んむ!?」<br>
仕上げに口付けをしてやった。唇を唇でぱくりとつまむ、甘い<br>
キス。<br>
それだけで、アトレイアは最後の壁を簡単に突破してしまった。<br>
<br>
「んっ! ふぁああああぁぁああぁああぁ………!」<br>
絶頂の快感を正面から受け止めて、アトレイアの肉体はひくひ<br>
くと痙攣していた。それを共に受け止めてやるべく、アトレイア<br>
の体を、後ろからぎゅうっと抱きしめる。<br>
これまで以上に密着することで、アトレイアの温もりが全身に<br>
伝播してきた。その汗と泡に塗れた肌は、燃え盛る炎のように熱<br>
く火照っており、俺の興奮度をいやおうなしに高めた。<br>
遅れて、俺にも快楽の極みがやってくる。<br>
アトレイアに欲情の全てをたたきつけるべく、そのふとももを<br>
俺の脚で操作し、ペニスを間接的に扱き上げる。ずにゅり、ずに<br>
ゅりと、アトレイアのふとももが猛烈な勢いで俺のペニスに射精<br>
を促した。<br>
「!? ああっ!」<br>
快感の余韻に浸っていたアトレイアが、局部で肥大化するペニ<br>
スを感じて、再び嬌声を上げた。<br>
「くっ」<br>
「んぁ!」<br>
甘美な誘惑に逆らうことなく、俺は本能のままに欲望を解き放<br>
った。<br>
びくん、びくん、と今日二度目の白い精が、アトレイアのふと<br>
ももの隙間から噴水のように飛び出る。粘り気のある液体が勢い<br>
よく宙を舞い、アトレイアの顔を、胸を、お腹を、ショーツを、<br>
ふとももをぴちょり、ぴちょりと汚していった。<br>
「はあっ……はあ……はあ……」<br>
「……ふう……」<br>
アトレイアと俺は身体を密着させたまま、流れ続ける湯の中で<br>
、絶頂の余韻に浸り続けた。</p>
<p> 素晴らしいひと時だった。またここでやろう。</p>
<p> 再び精液で汚れてしまったアトレイアの身体。<br>
その美しく清楚でかついまだに処女の肢体を、今度は普通に洗<br>
う。<br>
「アトレイア。お前の身体は、本当に傷が全くないな」<br>
背中をタオルで洗いつつ、感想を漏らす。<br>
素手で洗うとまたプレイに発展してしまうので、出来る限り媒<br>
介を通している。というかタオルですらプレイに発展しそうで激<br>
しく危険だ。<br>
絶頂直後のアトレイアのつやつやとした素肌は、後姿ですら狂<br>
おしいほどに欲情をそそる。特に水分でふやけてほとんど透けて<br>
しまっているショーツがいけない。絶対に下半身に視線を移せな<br>
い。<br>
落ち着け俺。風呂以外でもソウルポイントを稼がねばならんの<br>
だぞ。<br>
「え……は……はい。ほとんど、部屋から出ることがないので…<br>
…」<br>
「ほう」<br>
どうでもいい雑談だ。だがこれも処女因子を更に研磨する手段<br>
と知れ俺。<br>
「あの……アクト様」<br>
「ん?」<br>
アトレイアの綺麗な髪を手でほぐしつつ、俺は返事をした。<br>
「すいません……つかぬ事を、お伺いしますが……」</p>
<p>「許ーす」<br>
両手でアトレイアのブロンドの髪をゆっくりと撫でて、感触を<br>
楽しみながら返事をする。つまり正直上の空だ。自然のウェーブ<br>
がアトレイアの白く透き通る肢体と見事な調和を果たしているの<br>
で無理もないことだと言い訳を並べておく。<br>
「ありがとうございます。あの……アクト様には……わ、わたし<br>
以外にも……『にくどれい』が、おられるのですか?」<br>
ほう。それは微妙に俺の栄光の過去を探る良い質問だ。<br>
「結論から答えると」<br>
ばしゃん、とアトレイアの頭上から湯をかける。<br>
「きゃっ」<br>
アトレイアが小さく悲鳴を上げた。髪を伝い、お湯が床に流れ<br>
落ちる。<br>
そのかわいらしい反応に満足した俺は、湯桶に次の湯を汲みな<br>
がら、答えを言った。<br>
「いないな。候補だけならいたんだがな」<br>
「候補、ですか」<br>
「うむ」<br>
「……ひょっとして……候補とは、ティアナ様のことでしょうか?」<br>
「ああ。確かに候補の一人ではあった」<br>
だが俺の熱いパトスを受け止めるまではいかなかったな。<br>
あの姫様はあの姫様で、アトレイアとは違った実にまろやかな<br>
味がしただろうに。俺の誘いを断るとはもったいない女だ。<br>
もう一人断った奴もいたが、あの女のことを思い出すと全身が<br>
激しく痛むのでやめておく。</p>
<p>「あ……」<br>
アトレイアは俺の答えを聞くと、明らかにトーンダウンした声<br>
を発した。<br>
「そう……ですよね」<br>
そして、目に見えて暗くなる。<br>
「ごめんなさい、変なことを聞いてしまって。わたし……わたし<br>
は、こうして……アクト様が……」<br>
アトレイアはそこまで口に出したが、後の言葉が続かない。<br>
ティアナと自分を比較して落ち込んでいるらしい。<br>
同等であるはずの立場の相手に対する、劣等感か。<br>
それは非常に俺好みで人間らしい感情を意味していたが、それ<br>
にしてもあまりに筋違いだ。<br>
なぜならアトレイアは、他の女性と比較されるためではなく、<br>
ただ俺の肉奴隷として存在しているのだから。<br>
「あっ?」<br>
俺は、落ち込むアトレイアを元気付けるため、あごをクイとつ<br>
かんで顔を上げさせた。そして正面に回りこんで膝を突き、アト<br>
レイアと視線を合わせる。<br>
視界の下部にピンク色の突起が、更にその下に透けた布切れが<br>
見えた気がするが、死力を尽くして見なかったことにした。<br>
「え? アクト様?」<br>
「よく理解していないようだから、一つ教えてやろう」<br>
もう一度、アトレイアに湯をぱしゃっとかける。<br>
「んっ! は……はい?」</p>
<p>「俺の頼みを、ティアナは断り、アトレイアは受け入れた。この<br>
意味がわかるか?」<br>
「……?」<br>
わからないか。だろうな。<br>
何しろ、俺自身にも全くわからんからな!<br>
アトレイアの意識を劣等感からそらすために、適当に口に出し<br>
ただけなのであった。<br>
「……あの……?」<br>
が、一度言い出したことには責任を取らねばなるまい。<br>
俺は口の赴くままに、適当な問いの適当な答えを適当に言った<br>
。<br>
「つまりお前は俺の肉奴隷だということだ。ティアナではなく、<br>
お前がな」<br>
そのままだった。ダース単位の芸人から突込みが入りそうなほ<br>
どそのままだ。<br>
どうでもいいが突っ込みとただ言うと妙にエロいな。今度検討<br>
しよう。<br>
「あ」<br>
が、アトレイアにとっては、何らかの意味があったようで。<br>
アトレイアは息を止めてしゃっくりをするかのように、大きく<br>
身体を弾ませた。<br>
「あ、あ……!」</p>
<p>「あ、あ……!」<br>
そして、手の平で顔の中央を覆うように抑えたかと思うと、目<br>
じりから一滴の雫が頬を伝っていった。その後を追い、降り出す<br>
雨のように、瞳から透明の液体が流れ落ちる。<br>
ちょっと待てい。<br>
なぜだ。なぜその反応だ。予想外だ。<br>
「なぜ泣くっ!」<br>
「あ……! ごめっ、ごめんなさ、い。でも、でも……ごめんな<br>
さい……!」<br>
「なぜ謝るっ!」<br>
「う、ぁ……! ごめん……なさいっ……!」<br>
俺の呼び声に対し、詰まった声でひたすら謝り続ける。<br>
その間もアトレイアの眼からは涙がこんこんと溢れ出ていた。</p>
<p> 俺もアトレイアも全く気付いていなかった。<br>
その涙が、とめどめなく湧き上がってくる、ある感情の現れで<br>
あることを。</p>
<p>(終)</p>