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アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説3」(2007/12/11 (火) 01:56:27) の最新版変更点

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<p> </p> <p>さすがにやりすぎた。</p> <p>「あの……アクト様。わたしも、着替えたほうがよいでしょうか」<br> 「当たり前だ」<br>  今のアトレイアはの外見は、客観的に見てものすごい状況だ。</p> <p> 精液が首から顔から背中のドレスにまでこびりついて、恐ろし<br> く扇情的で痛々しい。どこの馬にレイプされたんだと問い詰めら<br> れそうなほどだ。<br> 「……で、では……あの、アク、アクト様?」<br>  が、単に着替えただけでは、その強烈な匂いまでは落とせない<br> 。<br>  もし侍女や他の貴族に感付かれたら、どうなることやら。<br>  アトレイアの王宮における立場など、元から無いも同然だろう<br> からどうでもいいが、変なうわさでアトレイアの心を(主に処女<br> 心を)傷つけられてはたまらない。<br> 「む」<br>  ふと、冴えたやり方を思いついた。<br>  その考えは、デメリットを回避し、しかも素晴らしいメリット<br> を(俺にだけ)与えてくれる。<br> 「アトレイア」<br> 「はい。着替えてきます……」<br> 「風呂はどこだ」<br> 「え?」</p> <p><br> 『第三話 着替えとお風呂とおなかとふともも』</p> <p><br> 「……い、一緒に、ですかっ!?」<br> 「そうだ。ありがたかろう!」<br>  そうだ。俺はアトレイアと! 一緒に! 風呂に! 入るのだ!<br>  アトレイアの案内で浴場に向かう途中、俺は有無を言わせぬ口<br> 調で断言した。<br>  例え嫌だといっても押し通す、という意思表示だ。<br>  ここまで来て浴場の入り口で待つだけな男がいたら、そいつの<br> 頭は耳から入り込んだゴキブリに食い散らかされているに違いな<br> いと確信する。<br> 「あのっ……えと……!」<br>  アトレイアは俺の断固たる決意を聞くと、慌てた風に俺に懇願<br> の視線を向けた。<br>  だがすぐに、俺の勃起時ペニス並みの意思の固さを悟ったらし<br> く、頬を真っ赤に染めて黙り込んでしまう。<br> 「……」<br>  数十秒間の間。その間、灯篭のジジジという音だけが廊下に響<br> いていた。<br>  やがて、アトレイアは顔を沈めたまま、消え入るような声で呟<br> いた。<br> 「…………わ……わかり……ました……。い……一緒に、入りま<br> しょうっ……」<br>  ま、どんなに恥ずかしくとも、この姫君が嫌などと口に出すけ<br> がないか。<br>  なにしろアトレイアは俺専用の肉奴隷なのだから。<br>  言葉の意味を理解しているかどうかは、また別として。<br>  <br>  王宮の浴場は、深夜なだけあり人気が全くなかった。<br>  にも関わらず、広い水面からは湯気が漂っている。<br>  アトレイアの言によれば、どんな仕組みかはわからないが、こ<br> の大理石張りの専用浴場には、熱く清潔な湯がいつでも用意され<br> ているそうだ。昼間なら侍女も数人常駐しているという。<br>  貴族の贅沢もここに極まれり、だな。ひたすらに広いドーム型<br> のプールに張られた湯など、スラムでは絶対に目にできないもの<br> だ。<br>  更衣室も流石に広い。むしろ広すぎる。ゆうに数十人は同時に<br> 着替えられそうな広さだ。ハーレムプレイも楽勝だ。流石王族専<br> 用だ。すんばらしい。いつか俺もここに住もう。<br> 「では」<br>  俺は更衣室に着くと、すぽぽーんと全ての着物を脱いだ。約三<br> 秒の早業だ。<br>  いまだ乾かぬペニスを含め、全身を惜しげもなく外気に解き放<br> つ。<br> 「あ……」<br>  アトレイアは俺のペニスを、まじまじと見詰めている。<br>  処女に見られる快感が股間から全身に伝わる。すんばらしい。<br> 「うむ、気になるか。これでまたしてやるからな」<br> 「……はい」<br> 「よし。では、お前も脱げ」<br> 「え」<br>  アトレイアは間の抜けた声を一瞬上げると、身体を守るかのよ<br> うに、腕を胸の前で組んだ。</p> <p>「あ……あの……やっぱり、ここで、ですか……?」<br>  いまさら恥ずかしがることも、などとは死んでも思わない。<br>  脇コキで射精を促すよりも、自らの肌を晒すことの方が、羞恥<br> 心を刺激されるらしいとは。<br>  素晴らしい処女っぷりだ。やはり俺の目に狂いなし。<br> 「当たり前だ。お前は俺の肉奴隷だぞ」<br> 「……っ」<br> 「まあ、どうしても嫌なら」<br> 「いえっ!」<br>  と、驚くほどの大声が、突然アトレイアから上がってきた。<br>  おかげで、『俺が脱がしてやろう』という続く言葉を出せずじ<br> まいだ。<br> 「む」<br> 「あ、あの……! 決して、嫌ではないんです……ただ……は…<br> …恥ずかしくて……」<br>  アトレイアは言葉に詰まり、顔を背けた。その横顔からは、は<br> っきりと羞恥の赤みが読み取れる。恥じらいの精神をこれほど完<br> 璧に備えた女は、滅多にお目にかかれまい。とてもいい感じだ。<br>  かといって全く脱がさぬまま風呂に入るわけにもいくまい。つ<br> ーかそれじゃ意味がないし。<br> 「うーむ。では、脱ぐ際に胸を隠すことは許す。腕でな」<br> 「え……はっ、はい。ありがとうございます」<br>  律儀にぺこんと頭を下げるアトレイア。妙なところで非常に素<br> 直だ。断言するが、今の条件ははっきり言って何の助けにもなら<br> ん。</p> <p>「では、始めろ」<br> 「……は……」<br>  アトレイアは決意を固めるためか、目を瞑ると二、三度、すー<br> はーと呼吸を繰り返した。<br>  そして、目を開き、俺から視線をそらしたまま、言った。<br> 「は……い……っ」<br>  そうして、アトレイアの俺専用ストリップショーが始まった。<br>  とはいっても、着ているのは結局、ショーツを除けばドレス一<br> 枚だけだ。<br>  肩の覆いを、まず右から、震える手ではずしていく。<br>  ぱさり、と絹と絹が触れ合う音がして、アトレイアの肩が露に<br> なった。その肌は、ひとかけらの汚れもなく、ただ白かった。そ<br> の白さが俺のものであることが、ただ嬉しかった。<br>  アトレイアは続いて左肩に手をかけた。同じように肌を露出さ<br> せる。こちらは、よく見るとうっすらと白い膜が張る部分がある<br> 。乾いた俺の精液だ。素晴らしい。俺自身の手で洗い落としてや<br> ろう。<br>  両肩の吊りを外すと、今度は胸部だ。<br>  アトレイアはしばらく胸に手を置いたままためらっていたが、<br> やがて決心したのか、手と肌の間から、するりとドレスを引き抜<br> いた。</p> <p>「……う……」<br>  胸が、おっぱいが、果実があらわになる。<br>  その細い腕で先端だけは隠せているが、それ以外の全てを露出<br> させてしまっている。胸の谷間がはっきりと伺える。左胸にこび<br> りついた精液が見える。ぷるん、と震える下乳が俺の目を引きつ<br> ける。<br> 「……っ」<br>  手の支えを失うと、ドレスはするするする、と一気に下まで落<br> ちた。<br> 「おお」<br>  アトレイアの俺のためだけに存在する艶めかしい身体が、いま<br> や生まれたままの姿で外気に晒し出されていた。ただ最後の砦、<br> すなわち精液で汚れた純白のショーツと、か細く華奢な腕だけが<br> 、外気と俺の視線から彼女のからだを守る盾となっていた。<br>  素晴らしい。<br>  このまま絵にして家に持って帰って何度も何度も犯したいぐら<br> い神々しく、そして扇情的な姿だった。<br> 「よし、そこまで」<br>  そして、アトレイアがショーツにその片手をかけたところで、<br> 俺はストップをかけた。<br>  例えバスタイムといえど、全ての服を脱がせるのは俺のロマン<br> に、そしてアトレイアの処女性に反する。それに、ショーツ一枚<br> で濡れに濡れるアトレイア。それは全裸より遥かに変態的でエロ<br> ティックではないか。</p> <p>「……あ、……え?」<br>  制止の声をかけると、直後にアトレイアが手を止める。<br>  そのはずみか、胸を隠していたアトレイアの腕がずれた。おか<br> げで見えた。<br>  突起物。さくらんぼのように見事なピンクの先端。<br>  それが、アトレイアのたわわに実った両果実の頂上で、かわい<br> らしく自己表明をしていた。</p> <p> しゃぶろう。揉もう。弾こう。吸おう。</p> <p> ちょっと待った。<br>  心なる俺からちょっと待ったコールがかかる。それは後のお楽<br> しみだ。<br> 「ふん! さて、アトレイア」<br>  ダイヤモンドの自制心で衝動を打ち切り、ショーツ一枚で羞恥<br> に身を震わせているアトレイアの手を取る。<br>  掴んだその手は、細かに震えていた。<br> 「あっ」<br> 「そろそろ寒くなってきた。さっさと風呂に入るぞ」<br>  そう。今は風呂に入るのだ。<br> 「は……は、はいっ」<br>  お風呂のアトレイアを存分に味わうのだ。味わい尽くすのだ。</p> <p> 先に湯船に入った俺は、アトレイアが俺の精液を洗い流してい<br> くのを、ぼうっと眺めていた。石鹸を擦って、不器用そうに――<br> おそらく、普段は侍女にやってもらっているのだろう――身体の<br> 上から順に、泡で覆っていく。</p> <p> なんて光景を見て我慢できるようでは、俺は変態大魔王の称号<br> を得ていない。<br> 「きゃっ」<br>  泡を落とすべく湯桶に手をかけたアトレイアに、後ろから抱き<br> つく。からん、と桶が落ちる音が広い空間に響いた。<br> 「あ、あ……」<br>  アトレイアの身体がぴくぴくと震えている。振り返ったその表<br> 情を見ると、どうしていいのかわからないようで、視線を俺と宙<br> 空に交互にさ迷わせていた。<br> 「アトレイア。いいな」<br> 「え……」<br> 「するぞ」<br>  何をするかは、あえて言わない。<br>  理由はいろいろあるが、一番はアトレイアの教育のためだ。</p> <p>「は……はいっ」<br>  理解できずともとりあえず了承するのが、アトレイアの肉奴隷<br> たるゆえんだ。<br>  アトレイアの返事を受け、くびれた腰にやった手を左右に動か<br> し、優しくさする。ぬめった泡がアトレイアの腹部の上に、一枚<br> の膜を張っており、それが愛撫をスムーズにしてくれた。<br> 「ふあ……」<br>  アトレイアが恍惚としたため息を漏らした。<br> 「ふむ。ちょっとやりづらいな。こっち来い」<br> 「え、あっ!?」<br>  アトレイアを一旦立たせて、手を引いて場所を移動する。<br>  行き先は、先ほどから目をつけていた、段差のある大理石の階<br> 段だ。<br>  湯が上から流れていて暖かいし、段の角が丸く削ってあるため<br> 、激しく動いても安心だ。設計者には感謝しよう。<br> 「よっと」<br> 「あ……!」<br>  まず俺が寝転がりぎみに段差に背を突いて座り、続いてアトレ<br> イアを、ペニスをまたぐ形で腰の上に座らせる。背面座位に近い<br> 形になった。挿入しない体位の中では、この形が一番密着できる<br> のだ。<br> 「うーむ」<br>  わしわしとアトレイアの髪に顔を押し付けつつ、手をアトレイ<br> アのふとももにやった。</p> <p>「あっ!」<br>  そして、無理やり股をこじ開け、その間から既に硬度を完全に<br> 復活させているペニスを出す。いわゆる素股だ。今度は素股でフ<br> ィニッシュするのだ。今決めた。<br> 「う、あ、アクト、さま……」<br>  胸板に。へそに。太腿に。それぞれに、アトレイアの肌が押し<br> 付けられている。脇にペニスを押し付けられた程度で恥ずかしが<br> っていたアトレイアだが、最後まで耐えられるかどうか。そのう<br> ち失神するんじゃないか。<br> 「まあいいや」<br>  今は何も考えずに、腕の中にすっぽりと収まった魅惑の肢体を<br> 堪能しよう。<br>  まず背中だ。アトレイアの小さな背中が俺の両胸に押し付けら<br> れている。アトレイアの高鳴る鼓動が、直に感じられる。まるで<br> 俺の脈と共鳴しているかのようだ。<br>  次に、腹部。俺のへそに、アトレイアの腰部が密着していた。<br> ラインを目視ではなく感覚で感じられる、この幸せ。理想的なく<br> びれの形をしているなあ。そのうえ真ん中に一本の筋が入ってお<br> り、それがまたエロスを感じさせる。<br>  そしてふともも。アトレイアの外ももを、俺の内ももで包み込<br> む形となる。<br>  じわじわと暖かい。マシュマロのように柔らかい。ぎゅっ、と<br> 強く太腿を締めると、アトレイアのふとももがにゅうっとペニス<br> を圧迫することになる。これだけでも我慢しなければ出してしま<br> いそうなほどの快楽だ。じんじんという感触が、じっとしていて<br> も伝わってくる。</p> <p>「や……あ……あっ、あっ……」<br>  ふとももを色々とまさぐると、アトレイアはすぐに反応を返し<br> てくれた。きゅん、とふとももが外に跳ねる。同時に唾をごくん<br> と飲み込む音が、耳に伝わってきた。<br>  表情を覗き込むと、アトレイアは唇をかみ締めて、目を強く瞑<br> っていた。頬には赤みが差したままだ。恥ずかしさを紛らわして<br> いるらしい。<br> 「ん……んっ……」<br>  初めて全身で触れたアトレイアの肌は、しっとりとしていて、<br> すべすべしていて、どんなに高級な布よりも、遥かに素晴らしい<br> 、触れば幸福になれる感触だった。ずっと触っていたい。<br>  いや、この表現は間違っている。正しくは、ずっと触っていよ<br> う、だ。それは可能なことだ。<br>  なぜならこの透けるような白い肌の持ち主は、髪の一本一本か<br> ら足のつま先まで、全てを使って俺に奉仕する肉奴隷なのだから<br> 。<br>  ふふふふふふふふふふふ。<br> 「ふふふ」<br> 「……あの?」<br>  俺の笑い声を怪訝に思ったのか、アトレイアが首を曲げて、振<br> り返った。<br> 「!? んむっ」<br>  目の前にお湯に濡れた美味しそうな唇が現れたので、思わずキ<br> スをしてしまった。<br>  もちろん舌も入れる。アトレイアの口内でくちゅくちゅと唾液<br> を泡立てる。</p> <p>「ん……ん……!」<br>  れろれろ、とアトレイアの味を存分に味わう。<br>  一通り口内を嘗め回したあとに、下唇をちゅぽんと吸って跡を<br> つける。<br>  それでキスを終わりにした。<br> 「ぷはっ! はぁ、はぁっ……」<br>  見ると、アトレイアの目がとろんとまどろんでいた。<br>  キスをもっと続けていれば、本格的な行為に移らぬうちに絶頂<br> に達してしまっていただろう。<br>  一度達した後で敏感になっているとはいえ、僅かな時間のキス<br> だけでここまで感じられるとは。やはり素晴らしい素質を持って<br> いるな。<br>  それとも、俺に後ろから抱きしめられていることが影響してい<br> るのだろうか。<br> 「まあどっちでもいい。アトレイア。そろそろ激しくするぞ」<br> 「はあ……はあ……」<br> 「アトレイア」<br> 「はっ、はい! ……よ、よろ、よろしくお願いいたします」<br>  アトレイアは乱れた呼吸を整えると、首を横に回して俺と視線<br> を合わせ、ぺこんとお辞儀をした。<br>  その仕草は、俺が見たこともないほど優雅で、淫らさとは全く<br> 無縁だった。<br>  ショーツ一枚の格好で、全身が泡にまみれたまま、俺に抱きか<br> かえられている、ということを除けばの話だったが。</p> <p>「ふ……ふあっ……あ……!」<br>  アトレイアの断続的な喘ぎ声が、浴場にひたすら響き続ける。<br>  俺は、ごし、ごしと泡を立ててアトレイアの全身を素手で洗っ<br> ている。欲望のままに、泡をローション代わりとしアトレイアの<br> 火照った肌に這いまわらせる。<br> 「や、や、ぁっ!」<br>  先ほど酷使した脇の下の疲れを取るため、丹念に泡のマッサー<br> ジを重ねる。くりくり、と人差し指でツボを突くように押し込む<br> と、アトレイアは飛び跳ねそうなほど強く肉体を反応させた。<br> 「ひゃあっ!」<br>  ひざの裏も同様に、中央を指でぐりぐりと押し込む。そのたび<br> に、アトレイアのふとももがびくびくと震えて、感じているのが<br> 直に理解することが出来た。<br> 「は、ん、ん、んんぁっ!」<br>  顔に対する愛撫も忘れない。まぶたをぺろぺろと舐める。まつ<br> げを唇で引っ張る。指で頬を撫で回す。唇と唇を合わせるだけの<br> キスを、断続的に繰り返す。<br> 「あ……ん、ん、あ……ひゃうっ!?」<br>  ついでに耳にも愛を与えてやろう。耳たぶを軽く、しかし細か<br> く早くついばむ。<br>  さらに、耳の穴に、下の先端を突きこみ、べろべろとキスと同<br> じように舌で内部を蹂躙した。するとアトレイアは、大きく喘ぎ<br> 声をあげた。</p> <p>「ふ、ふぁぁ!」<br> 「いいぞ。もっと感じろ」<br>  今度は、ふとももだ。<br>  アトレイアの外ももに添えていた手のひらを、勢いよく円の軌<br> 道で撫で回した。<br>  にゅるん、にゅるんという心地よい感触。ほとんどマッサージ<br> に近い愛撫を繰り返す。<br>  泡だった石鹸のぬめりのおかげで、アトレイアの肌の弾力を、<br> つやつやしさを、より強く味わうことができた。<br> 「あ、あ、あ、あっ!」<br>  アトレイアが喘ぐごとに、ふとももに挟まれたペニスから甘い<br> 快感が伝わってきた。肢体がくねる度、俺のペニスに射精を促す<br> かのように、ぎゅっぎゅっと刺激を与えてくる。<br>  甘美な刺激に、ペニスに更に血液が集中していく。それに合わ<br> せ、アトレイアの嬌声もどんどん上ずっていく。<br> 「あ、あ、アクト、さま、おっきく、な、あ、ああっ!」<br>  俺はペニスを意識的に大きく突き上げ、アトレイアのふともも<br> の弾力を堪能した。泡に包まれたアトレイアの内ふとももは、本<br> 物の膣内のようにペニスを包み込んでくれていた。<br>  にゅるにゅるとした両壁が、ペニスを挟んでちゅるんと弾く。<br>  加えて、ぐしょぐしょに濡れたシルクのショーツが、ペニスの<br> 上部を優しく愛撫してくる。目の細かな生地が、絶妙な加減でペ<br> ニスを撫でる。</p> <p>「ああっ! ひぁあ!」<br>  心地よい圧迫感と、摩擦による快感が、竿に、亀頭に、袋にま<br> で、砂浜に打ち寄せる波のごとく、絶え間なく押し寄せてくる。<br>  耳と目にも、扇情的な様子が飛び込んできた。アトレイアのふ<br> とももは、にゅちっ、にゅちっと、ペニスを高みに導くための音<br> を絶え間なく紡ぎだしている。<br> 「やあっ、はっ、はっ、ふあっ!」<br>  アトレイアが泡に包まれた肢体を上下に揺らす。そのたびに、<br> 白いふとももから赤黒い亀頭の先端がにょっきりと顔を出した。<br> 泡に包まれたふとももと全くアンバランスな俺の亀頭が、アトレ<br> イアを犯している実感を与えてくれた。<br>  ときおりアトレイアの上半身が大きくはね、ピンク色の乳首が<br> 視界に入る。疑いようもなく、起っていた。思わずそれを摘みた<br> い衝動にかられるが、オリハルコンの自制心を持って衝動を抑え<br> る。<br> 「ああ、ふあう、はあああぁぁあっ」<br>  最高だった。ペニスから、全身から来る快楽は、極上のパイズ<br> リに勝るとも劣らぬものだった。<br>  そろそろ限界だ。<br>  そう思い、アトレイアと共により深い快楽を感受するため、ふ<br> とももに添えた手を腰に回す。</p> <p> 左右のわき腹を逆手でつかみ、親指をアトレイアの鎖骨の隙間<br> に配置する。<br>  そしてくぼみを、ぐりぐり! と、力を込めてマッサージして<br> やった。<br> 「ふぁっ!? あ、あ、あぁぁぁあああああっ!」<br>  たまらずがくがくと全身を振るわせるアトレイア。<br>  俺がやったのは、ただの関節の隙間への刺激だ。が、いまや全<br> 身が性感帯となっているアトレイアにとっては、至上の愛撫とな<br> ってしまったようだ。<br> 「や、あっ! おりて、なにか、うあっ!」<br>  アトレイアの声から、全く余裕がなくなっている。<br>  今度は待たせるつもりはない。<br>  腰を上下に勢いよく揺らす。ペニスの上部で、ぐしょぐしょの<br> ショーツ越しにアトレイアの秘部をじくじくと刺激する。<br> 「ひやあっ!?」<br>  同時に耳たぶを甘噛みし、こりこりと唇で圧迫感を与える。<br> 「あ、あ、あ、あっ!」<br>  お腹にやった手のひらで、アトレイアの腹部を強く、強くもみ<br> しだく。<br> 「ふあああああっ! あ、あ、あ、あ、あ、あっ!」<br> 「よし……いけっ」<br> 「あ、あ、あぁぁぁ、ふぁぁぁあっ! んむ!?」<br>  仕上げに口付けをしてやった。唇を唇でぱくりとつまむ、甘い<br> キス。<br>  それだけで、アトレイアは最後の壁を簡単に突破してしまった。<br>  <br> 「んっ! ふぁああああぁぁああぁああぁ………!」<br>  絶頂の快感を正面から受け止めて、アトレイアの肉体はひくひ<br> くと痙攣していた。それを共に受け止めてやるべく、アトレイア<br> の体を、後ろからぎゅうっと抱きしめる。<br>  これまで以上に密着することで、アトレイアの温もりが全身に<br> 伝播してきた。その汗と泡に塗れた肌は、燃え盛る炎のように熱<br> く火照っており、俺の興奮度をいやおうなしに高めた。<br>  遅れて、俺にも快楽の極みがやってくる。<br>  アトレイアに欲情の全てをたたきつけるべく、そのふとももを<br> 俺の脚で操作し、ペニスを間接的に扱き上げる。ずにゅり、ずに<br> ゅりと、アトレイアのふとももが猛烈な勢いで俺のペニスに射精<br> を促した。<br> 「!? ああっ!」<br>  快感の余韻に浸っていたアトレイアが、局部で肥大化するペニ<br> スを感じて、再び嬌声を上げた。<br> 「くっ」<br> 「んぁ!」<br>  甘美な誘惑に逆らうことなく、俺は本能のままに欲望を解き放<br> った。<br>  びくん、びくん、と今日二度目の白い精が、アトレイアのふと<br> ももの隙間から噴水のように飛び出る。粘り気のある液体が勢い<br> よく宙を舞い、アトレイアの顔を、胸を、お腹を、ショーツを、<br> ふとももをぴちょり、ぴちょりと汚していった。<br> 「はあっ……はあ……はあ……」<br> 「……ふう……」<br>  アトレイアと俺は身体を密着させたまま、流れ続ける湯の中で<br> 、絶頂の余韻に浸り続けた。</p> <p> 素晴らしいひと時だった。またここでやろう。</p> <p> 再び精液で汚れてしまったアトレイアの身体。<br>  その美しく清楚でかついまだに処女の肢体を、今度は普通に洗<br> う。<br> 「アトレイア。お前の身体は、本当に傷が全くないな」<br>  背中をタオルで洗いつつ、感想を漏らす。<br>  素手で洗うとまたプレイに発展してしまうので、出来る限り媒<br> 介を通している。というかタオルですらプレイに発展しそうで激<br> しく危険だ。<br>  絶頂直後のアトレイアのつやつやとした素肌は、後姿ですら狂<br> おしいほどに欲情をそそる。特に水分でふやけてほとんど透けて<br> しまっているショーツがいけない。絶対に下半身に視線を移せな<br> い。<br>  落ち着け俺。風呂以外でもソウルポイントを稼がねばならんの<br> だぞ。<br> 「え……は……はい。ほとんど、部屋から出ることがないので…<br> …」<br> 「ほう」<br>  どうでもいい雑談だ。だがこれも処女因子を更に研磨する手段<br> と知れ俺。<br> 「あの……アクト様」<br> 「ん?」<br>  アトレイアの綺麗な髪を手でほぐしつつ、俺は返事をした。<br> 「すいません……つかぬ事を、お伺いしますが……」</p> <p>「許ーす」<br>  両手でアトレイアのブロンドの髪をゆっくりと撫でて、感触を<br> 楽しみながら返事をする。つまり正直上の空だ。自然のウェーブ<br> がアトレイアの白く透き通る肢体と見事な調和を果たしているの<br> で無理もないことだと言い訳を並べておく。<br> 「ありがとうございます。あの……アクト様には……わ、わたし<br> 以外にも……『にくどれい』が、おられるのですか?」<br>  ほう。それは微妙に俺の栄光の過去を探る良い質問だ。<br> 「結論から答えると」<br>  ばしゃん、とアトレイアの頭上から湯をかける。<br> 「きゃっ」<br>  アトレイアが小さく悲鳴を上げた。髪を伝い、お湯が床に流れ<br> 落ちる。<br>  そのかわいらしい反応に満足した俺は、湯桶に次の湯を汲みな<br> がら、答えを言った。<br> 「いないな。候補だけならいたんだがな」<br> 「候補、ですか」<br> 「うむ」<br> 「……ひょっとして……候補とは、ティアナ様のことでしょうか?」<br> 「ああ。確かに候補の一人ではあった」<br>  だが俺の熱いパトスを受け止めるまではいかなかったな。<br>  あの姫様はあの姫様で、アトレイアとは違った実にまろやかな<br> 味がしただろうに。俺の誘いを断るとはもったいない女だ。<br>  もう一人断った奴もいたが、あの女のことを思い出すと全身が<br> 激しく痛むのでやめておく。</p> <p>「あ……」<br>  アトレイアは俺の答えを聞くと、明らかにトーンダウンした声<br> を発した。<br> 「そう……ですよね」<br>  そして、目に見えて暗くなる。<br> 「ごめんなさい、変なことを聞いてしまって。わたし……わたし<br> は、こうして……アクト様が……」<br>  アトレイアはそこまで口に出したが、後の言葉が続かない。<br>  ティアナと自分を比較して落ち込んでいるらしい。<br>  同等であるはずの立場の相手に対する、劣等感か。<br>  それは非常に俺好みで人間らしい感情を意味していたが、それ<br> にしてもあまりに筋違いだ。<br>  なぜならアトレイアは、他の女性と比較されるためではなく、<br> ただ俺の肉奴隷として存在しているのだから。<br> 「あっ?」<br>  俺は、落ち込むアトレイアを元気付けるため、あごをクイとつ<br> かんで顔を上げさせた。そして正面に回りこんで膝を突き、アト<br> レイアと視線を合わせる。<br>  視界の下部にピンク色の突起が、更にその下に透けた布切れが<br> 見えた気がするが、死力を尽くして見なかったことにした。<br> 「え? アクト様?」<br> 「よく理解していないようだから、一つ教えてやろう」<br>  もう一度、アトレイアに湯をぱしゃっとかける。<br> 「んっ! は……はい?」</p> <p>「俺の頼みを、ティアナは断り、アトレイアは受け入れた。この<br> 意味がわかるか?」<br> 「……?」<br>  わからないか。だろうな。<br>  何しろ、俺自身にも全くわからんからな!<br>  アトレイアの意識を劣等感からそらすために、適当に口に出し<br> ただけなのであった。<br> 「……あの……?」<br>  が、一度言い出したことには責任を取らねばなるまい。<br>  俺は口の赴くままに、適当な問いの適当な答えを適当に言った<br> 。<br> 「つまりお前は俺の肉奴隷だということだ。ティアナではなく、<br> お前がな」<br>  そのままだった。ダース単位の芸人から突込みが入りそうなほ<br> どそのままだ。<br>  どうでもいいが突っ込みとただ言うと妙にエロいな。今度検討<br> しよう。<br> 「あ」<br>  が、アトレイアにとっては、何らかの意味があったようで。<br>  アトレイアは息を止めてしゃっくりをするかのように、大きく<br> 身体を弾ませた。<br> 「あ、あ……!」</p> <p>「あ、あ……!」<br>  そして、手の平で顔の中央を覆うように抑えたかと思うと、目<br> じりから一滴の雫が頬を伝っていった。その後を追い、降り出す<br> 雨のように、瞳から透明の液体が流れ落ちる。<br>  ちょっと待てい。<br>  なぜだ。なぜその反応だ。予想外だ。<br> 「なぜ泣くっ!」<br> 「あ……! ごめっ、ごめんなさ、い。でも、でも……ごめんな<br> さい……!」<br> 「なぜ謝るっ!」<br> 「う、ぁ……! ごめん……なさいっ……!」<br>  俺の呼び声に対し、詰まった声でひたすら謝り続ける。<br>  その間もアトレイアの眼からは涙がこんこんと溢れ出ていた。</p> <p> 俺もアトレイアも全く気付いていなかった。<br>  その涙が、とめどめなく湧き上がってくる、ある感情の現れで<br> あることを。</p> <p>(終)</p>

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