「アンギルダンと欲望の指輪2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

アンギルダンと欲望の指輪2」(2009/12/22 (火) 21:20:58) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

道路というには少し荒れている道を早足で駆ける 空は分厚い黒い雲に覆われ今にも豪雨が襲ってきそうだった 両手に荷物を抱え走っていると大きな樹木の前にポツンと寂しげな人影が立っている (ノーマか?……心配になって迎えに来てくれたんじゃな…) はやる心を抑え彼女へと近づく、一刻も早くノーマの顔が見たかった でなければ自分は想像のフェルムの誘惑に乗って木陰でマスターベーションでも初めてしまいそうだ… 喜んで人影へと近づいたアンギルダンだったが、しかし彼の予想は裏切られる… 人影の正体は他でもない、フェルムその人だったのだ 彼女の顔を見た途端、衝撃が胸を走りアンギルダンを絶句させる 「あ…あぁ……フェルム殿……何故…ここに?……」 フェルムはアンギルダンに気づくと嬉しそうに口元を綻ばせた 「ああ、アンギルダンさん、良かった会えて…ここで待ってればいらっしゃると思ってたんですよ」 「な、何故じゃ…何故わしを待ってなど…」 「ふふっ、これですよ」 フェルムは笑って片手に握られていた物を出す、掌の中には100ギアの硬貨が乗せられている アンギルダンは予想だにしていなかったのかキョトンと目を丸くした 「あの時アンギルダンさん、お金を落としたでしょう、その拍子に片手に持ってたお財布から お金がこぼれ落ちちゃったんですよ、引き留めようにもアンギルダンさんは すぐに荷物を持って出て人ごみにまぎれてしまうし、だから先回りして帰り道で待っていれば きっとアンギルダンさんにまた会えると思ったんです」 「そ、それでだったんじゃな…わしのドジで迷惑をかけて本当にすまぬ…」 「いいんですよ、これくらい当然です、お金お返ししますね」 フェルムはアンギルダンへと近寄ると胸ポケットへと入れてくれる 両手が塞がってるため、気を使ってくれたのだろう ただアンギルダンの背には冷汗が伝った、気づかれてはいないだろうか?… 自分のズボンをもっこりと膨らませる肉棒の存在に…反応を見る限りでは大丈夫だったようだが 内心では戦々恐々としていた、ばれていたら間違いなく軽蔑のまなざしで見られていただろう 『色ボケたクソジジイ…若い恋人の女がいながら人妻に興奮するなんてとんだケダモノね…』 フェルムにそんな罵倒の言葉を浴びせられるのは安易に想像が付いた 「それじゃアンギルダンさん…私はこれで、あら…いやだ…」 「困ったな…雨じゃ…」 黒く染まった空からはぽつぽつと雨のしずくが落ちてきたと思うと それはすぐさま大粒の水玉に変わって滝のように勢いよく降り注いできた 慌てて近くの樹木へと避難するアンギルダンとフェルム 困り果てて二人は今や豪雨となった空を見上げて立ちつくすしかなかった 「よわりましたね…これじゃお店に帰るのは到底無理そうです…」 「しばらく雨が弱まるまでここにいるしかない様じゃ…すまん、わしのせいで…」 「謝らないでください、私はこれっぽっちも気にしてませんよ」 平謝りするアンギルダンを笑って気にしないでくれというフェルム しばらくはその応酬が続いていたが雨が降ったのは貴方のせいじゃないでしょう?という フェルムの言葉を最後にそれは止んだ、何事もしつこくするのはよくないことだ そんな事は分かっていたはずなのに、何故かいつもの自分が崩れているような気がするアンギルダン 雨は豪雨からいっこうに変わらず樹木の下でただ時が過ぎるのを待つ 「ふふっ、こうも立ちっぱなしだとなんだかヒマですね」 「そうじゃな…だが仕方ない、もう少し経てば小雨になるじゃろう」 そういったアンギルダンも早く雨が止んでくれることを願い続けていた さっきまであられもない姿を想像していた本人が自分の隣に立っている 動悸は激しくなり、男根の勃起はお収まることを知らない ばれてしまわないか不安でたまらなかった (雨よ…早く止んでくれ…こんなのは拷問にすら近いぞ…) 今すぐにでも両手の食料を投げ出し彼女を裸に剥いて犯したい… 赤く開かれた膣に自分の欲望の牡茎を突き入れ思うさま溜まりに溜まった肉欲を晴らしたい そんな衝動に駆られてしまうアンギルダンであった こらえきれぬように目をつぶると妄想はさらに加速していく… ギュッ…… 「ンハァッ!!…ァ…アッ…」 空想に浸っていたアンギルダンを脳天を貫くほどの快感が突然襲いかかってきた 目を開けて何事かと思い、股間に視線を向ければ自分の勃起肉を細い手が握りしめている その細い手の主はまぎれもなく隣に立つフェルムから差し伸ばされていた 「アンギルダンさん…オチンチン…すごく大きくなってますよ…」 発情したメスの艶を見せて…フェルムは妖しく微笑んでいた まるで交尾した後の雄を食い殺すカマキリのように見えてアンギルダンは戦慄する… 「フ、フェルム殿…なにをしてっ!?早く手を退けなされっ!!」 両手に荷物を抱えるアンギルダンは腰だけ動かして逃げるしかない しかし逃げれば逃げるほど雄棒を握る手で強く浅く扱かれ快楽で腰砕けになる 「だって…アンギルダンさんったらずっと私の隣でオチンチンを硬くしてたじゃないですか… いいえ、あの時私と手が触れ合った瞬間から勃起していたんでしょう?…」 「し、知っていたのか!?」 「もちろんですよ、だって触れた後…私の子宮も…ずっと疼いて仕方なかったんですから…」 「なっ!?」 今まで決してみたこともない淫蕩な表情で吊り上げられた彼女の唇… アンギルダンと向かい合うように移動したフェルムは広く大きな胸に体を預ける 下から見上げ、震えるアンギルダンの目を捉えるとその顔を両手に包み口づけした 老男の眼が驚愕に開かれる、自分の口の中に入ってくる蛇のような舌は さっそく男の口内で厭らしく動き回り始めた… 舌を絡め取られ口中に貯められた唾液が送り込まれる 淫女へと変貌したフェルムに行われていることは普段閨でアンギルダンがノーマへやっていることだ 通常攻める立場にある漢の自分が女に唇を奪われあまつさえ弄ばれている 振りほどこうにも彼女の手は女とは思えぬ力で抑えつけていた (ん…んぐ…なぜ…こんな、細腕の女子にっ!?…) 屈辱を感じても、アンギルダンの身体はしっかりと反応していく 唾液の塊を送られ、やむなくそれを飲み干せば喉を伝い胸を通り腹に溜まる そして体は火を注がれた油のように燃え盛り熱く火照っていくのだ 「んふっ、んちゅっ!ちゅっ、ちゅぷっ!ちゅぱぁっ…あはんっ!…」 「んふぁっ…くちゅっ…むぅ…うっ!…はぁ…はぁ…あっくっ!や、やめっ……」 柔らかな唇にむしゃぶられ、歯も舌も尽きることなき女の情欲に吸い込まれる… (う…あぁ……わ…わしには…わしにはノーマが……ノーマが……) 繰り返される愛しい人の名は深い闇の底へと沈んでいく 彼の眼を恐ろしい雌蛇の眼が見つめていた…どこからか頭の中へ言葉が響く 『いいんですよ…我慢しなくても…ずっと戻りたかったんでしょう…強い強い…逞しい牡に… さぁ…私を貪って…あなたは生まれ変わるの…不能の牡なんかじゃない、立派な漢に…』 目の前のフェルムの瞳が…そう語りかけていた、男の本能がアンギルダンを満たしていく アンギルダンの両手からどさりと荷物が落ちた、彼の心が堕ちたのを示すように… 両の腕がゆっくりと持ち上げられフェルムの身体をきつく抱きしめる 今度は自分から舌を絡めた、女の体液を求めて吸い上げる 「ふんッ!!ふんっ!!…はふっはふっ!!チュクッ!!ッチュッ!!」 「ぷはぁ…あぁんっ…激しッ……あんっ!んんン~~~っ!!!」 積極的になったアンギルダンの肉体をフェルムは嬉しそうに口中に迎え入れた 背中に両手を回し抱きしめ合うと、男と共に深いキスを交わす アンギルダンは自分の漢の化身をフェルムの腹に強く擦りつけて欲望の大きさを伝える 男根はいよいよ待ちわびていた牝との融合に期待に溢れて怒張していた 口に集めた大量の唾液をさっきの仕返しとばかりにアンギルダンはフェルムへと飲ませる 大きく見開かれたフェルムの目が次にはとろんと悦びに溶けて受け入れていた ごくっごくっと彼女の喉が上下しアンギルダンの体液を嚥下していく フェルムが一滴残さず飲み干したのを確認するとチュパっと音を立てて口が離れた 二人の唇同士の間には糸が引かれて橋を作っている、それを絡め取り唇を舌でなぞるフェルム 「すごい……あなたの体液、私のお腹の中で炎が燃えてるみたい… ああっ…私の心臓…破裂しそうに鼓動してる…アンギルダンさんのオチンチンが当ってるから…」 熱っぽい瞳でアンギルダンを見つめるフェルムには もはやさきほどの雄を食らう雌カマキリの影は微塵もない 新たに宿っているのは逞しい牡に犯され侵略されることを望む雌犬の顔だった 「フェルム殿…お主はわしになにを望む?…」 その質問をしてしまえばもう後戻りができないことは分かっていた アンギルダンの頭の芯はボーッとなっている、理性が必死に止めにかかっているが もうなにもかも投げ出して肉棒の赴くまま自由になりたかった 目の前で飢えた牝が自分の中の漢を求めている ならばそれに応え満足させてやるのは牡としての当然の義務に思えた 「はい、私の『女』をアンギルダンさんの肉棒で思う存分悦ばせてください… そして最後には私の子宮の奥底へあなたの子種を蒔いてほしい… あの時手が触れた瞬間、本能が私へ命じてきたんです、この男の子供を産めって…」 アンギルダンも同じだった、彼も心の奥で願っていたのだ、美しいフェルムへ自分の子を産ませたいと (そうか…これが願いを叶える指輪の力なんじゃな……) 自分の薬指に光るリングを見つめてうっすらと微笑が浮かぶ (さて…わしは不幸の一生を送るのか…それとも…) 纏っていた上着をゴミのように捨てる 地面に落ちた衣類は雨に濡れてあっという間に水浸しに… 露わになった肉体は老いてなお岩山の如き生命の息吹を感じさせた 幾つもの体を走る傷と鍛え上げられた筋肉は歴戦の勇者の証と共に彼の人生の凄まじさを物語る 目の前の漢が歩んできた雄々しき生き様の結晶である肉体に彼女は魅了された そっと体に手を這わせ駆け巡る血の脈動を感じる、力強い心臓の鼓動… 押せば跳ね返される弾力のある逞しい筋肉…体中に付けられた無数の古傷… 戦神の神像に施すようにフェルムは恭しく傷達へと舌を蠢かし アンギルダンの肉体へ唾液をなすり付ける 漢の鍛え上げられた立派な肉体が女の欲情した体液によって穢れていく 「素敵ね…アンギルダンさん…この身体、若いころはさぞかし女性にもてたでしょうね」 「そうじゃな、男として不能になるまで、幾人もの女達がわしの腕の中で泣いてよがり わしの子種を欲しがった、わしの肉棒を銜えこんで悦ばなかった女などいなかったほどにな…」 「まぁ…恐ろしくて素敵な話、それじゃあ私もたっぷりと喘ぐことになるんですね…」 「無論、お主がそれを望むからじゃよ…」 フェルムの顔を掴むとアンギルダンは下腹部へと跪かせ、いきり立つ股間の前で止めた 「フェルム殿を喜ばせる前に、まずはわしの息子を可愛がってくれんかの?…」 衣服の上からもはっきりとわかる陰茎の太さと硬さ、彼女の眼に欲情が映し出される 「はい…喜んで…」 ズリュっとズボンと下穿きが一気に引きずり落とされた 途端にビタンッ!という音をフェルムの耳は聞いた 窮屈にしていた肉竿が自由になった直後、臍まで反り返り音が響いたのだ 眼前で痛いほど猛っている肉棒にその下でぶら下がる巨大な陰嚢にフェルムはうっとりと目を奪われる これから口や舌を使って可愛がり、やがて自分の膣を貫き子を孕ませる愛しい生殖器… 血管が浮き出し心臓のように脈打つ醜悪極まりない牡の器官は彼女の心になんの恐怖ももたらさない それが禍々しくおぞましいものであるほど貫かれ…支配、隷属させられる悦びは何倍にも増す 夫以外の男の性器を見たのも初めてだった、彼の物よりずっと大きくて逞しい… そうだ…自分は結婚した男以外の牡と交尾してそればかりかその牡の子供まで産むのだ 今の夫とは子供までもうけた仲だというのに……だがなぜだろう… 家族を裏切ることに対する申し訳なさよりも目の前の男の子を宿す喜びの方がずっと大きい… それがより強い牡の子を孕み産むことを目的とするメスとしての本能から来ることを 彼女はおぼろげながらに理解していた (ごめんなさい…あなた…私は…アンギルダンさんの子供を産みます…) 心の内で夫に謝罪しフェルムは自分を求めて息づく極太の魔羅へ手を伸ばす 手が肉棒を握った瞬間、熱さと肉棒の興奮が皮膚を通じて伝わってきた およそ老人の一物とは思えない鋼の硬さ、ヒクヒクと女の掌で微動し悦びを表現する男根 亀頭の先端からはまるで食虫植物が虫を誘うように雄臭く高揚する匂いが漂っている 彼女は匂いに誘われるまま美しく潤う唇を亀頭へ口づけた 小さなチュッという音が聞こえてキスを受けた肉竿がピクンと反応を起こす (かわいい…) 開かれた口からチロチロと舌先をだしてちょんちょんと肉棒をつついた 触れた部分が火であぶられたように熱く…じんわりと秘所が疼きだす 彼女の柔らかな手が自分の陰嚢を包み込むのをアンギルダンは見守った 片手でフェルムは袋に守られた二つの玉を優しく揉みしだく 片方だけで小さなミカンほどもある金玉を見て彼女は胸が騒ぎだすのだ こんなにも大きな陰嚢だ、射精の時にはどれほどの精子達が肉棒から吐き出されるのだろうか 双子どころか三つ子以上の子を妊娠してしまうかもしれない 自分の大きく膨れた腹を想像して背中にゾクゾクとしたものが駆け巡った 手の中にある玉袋がもっとたくさんの精子を作ってくれることを祈って心を込める 口を大きく開いて陰嚢を含む、甘くて美味しい飴玉を舐めるように口中で転がすと アンギルダンの荒い鼻息が耳を突いた 唾液でべたっと汚れ、刻まれた袋の皺の先から涎がぽたぽたと落ちていく陰嚢 そのまま肉棒の裏筋に何度も何度も舌を這わせて悦ばせる 「ふぅ~~…よいぞ……フェルム殿…長い間味わえなかった快感じゃ…」 アンギルダンも久方ぶりに快楽を感じる奉仕をされて生ぬるい溜息をつく 「ぴちゃっ…ぴちゃっ…ぺロッ…ん~ッ……」 官能の証が男根の先端から流れ落ちて舌に染み込んだ 一端口を離して肉棒を見るとフェルムの奉仕に感じたのか青臭い透明な液体が湧き出ている 「アンギルダンさん…しっかり感じてくれてるんですね…嬉しい…」 おずおずとフェルムの唇がぬるりと亀頭に触れて飲み込んでいく 口をすぼめて溢れだす先行液で喉を潤す、男の欲望の体液を飲んでいるのだと思うと 自然と下腹の辺りがキュンっと高鳴るのを止められなかった 熱い塊が口の中でビクビクと蠢いている、鼻で息をしながら濡れた舌は ひたすらそそり立つ剛直を求めてしゃぶり続けた 決して歯を立てたりしないように気をつけながら、男に少しでも感じてもらえるよう動きを強める 「あはぁっ、ぬぷっ…ちゅぷっ、ちゅぷ、んふぅっ…」 「う、くおおおっ!……い…いい…」 口の中で肉棒が熱い脈動をするのを感じフェルムは恍惚となりそうだ 太い棒にべちゃりと舌を巻いて絡ませ、上下に頭を動かしていく 根元近くまで飲み込み、喉に当たりそうな感触にえずきそうになりながらも 目の前に広がる白く見事に生い茂ったアンギルダンの陰毛をこの眼におさめて ふたたび亀頭の先端へと頭を戻す、また鈴口や雁首に愛撫を加えれば 喜んで肉棒は褒美とばかりに大量の先走りを振りまくのだった (アンギルダンさん…私…もう…) フェルムは体の疼きが徐々に限界へと近づきつつあった 早く自分の口の中の一物を肉穴に思いっきり突っ込んでかき回してほしい… だがアンギルダンも射精の時が迫ってきている、10年以上快楽と無縁であった男根は 久々に与えられた悦楽の時間に耐えきれなくなっていたようだ 肉棒をくわえるフェルムの頭をアンギルダンの皺だらけの手が撫でさする 一見優しげで慈愛のこもった行動はどこかペットの雌犬にするようないびつさを感じさせたが しかしそのねぎらいに応えるように彼女の口の動きが一段と速くなった じゅぷじゅぷっと口の端から先走りと唾液の混じる汁をこぼして、熱い息を鼻から吐き出す くわえたまま上を見上げれば侮蔑そのもののこもった眼でアンギルダンが見下ろしていた 「まったく厭らしい娘じゃ…子ども一人産んでおきながら夫以外の男の… しかもこんな年寄りの肉棒をくわえて、美味そうに頬張ってるんじゃからのぉ」 アンギルダンの嘲りの声が容赦なくフェルムの心を抉っていく… けれど抉られた心の傷口から噴き出すのは歪んだ悦び…なおいっそうしゃぶる力を強めて奉仕する 「ほう…肉棒を包む舌の動きがもっと心地良くなったわ、なにか理由でもあるのかな?フェルム殿? ほれ、そろそろわしの愚息も限界じゃ…一滴残さず飲んでくれ」 「あむっ!!んぐっ~~!!んふ~~~っ!!」 肉竿をクイクイっと動かしながら反応を楽しむアンギルダン… だが確かに肉棒の鼓動はどんどん速くなり、射精まで間もなくだった 更に硬く張り詰めていく剛直に愛しさを募らせていく 彼女は思うさま舌と唇、口内の粘膜を使い男根を可愛がって射精への手助けをする きっかけは舌が鈴口を刺激したせいだった、その一撃で大きく震えたアンギルダンの肉棒は 勢いよく白濁した精液を彼女のなかへと注ぎこんだ フェルムの全身がビクっと振動して、そのままぶるぶると震える あまりに大量の精液に一度口に貯めてから飲み干していくという手法をとるしかなかった ネットリとした熱い塊が胃の中に溜まっていく…何十億という精子達の踊り狂う姿を想像する 込み上げてくる無上の至福感… 結婚式、初めて子供を出産した時をも上回る幸せをフェルムは自覚する… 視界が黒く染まっていく中で自分の中へ射精する肉棒の脈動だけはいつまでも感じていた… 気を失ったフェルムを膝に抱いてアンギルダンはまどろんでいた 既に二人の肉体を隔てるものはなにもない、全裸に剥いた女の温もりを肌で感じ取った 「う、うん……アンギルダンさん…」 「起きたようじゃな…」 腕の中で身じろぎをするとゆっくりとフェルムの瞳が開く アンギルダンの姿を認めると尻に当たる肉棒の熱さと全裸であることに気づいて恥ずかしそうに俯いた 「どうじゃった?味の方は?…」 「えっ?」 「わしの搾りたての特濃牛乳じゃよ」 「えっ…その…あの…すごくねっとりとして熱くて、飲み干すのが大変でした 味も匂いも濃くて…とても溜まってたんですね、アンギルダンさん…」 女の顔は茹でたタコよりも真っ赤に染まった 実際のところ射精したアンギルダン自身も余りにも大量の精液と粘度の濃さに驚きを隠せずにいた なにしろ長いこと射精できぬ不能の苦しみを抱えて来たのだ 生殖器の歓喜があれだけの精液を作りだしたとしても決して不思議ではなかった 「それにしてもあんな言葉で攻めるなんてアンギルダンさんひどいですよ…」 「いや、すまんな…ちょっとした悪ふざけじゃ、ただ事実なのは間違いないじゃろうて 現にお主もあれほど興奮したではないか」 「そう…ですけど」 フェルムと共に立ち上がると今だ硬さも大きさも失われていない男根を見せつけた 女の瞳にまた微かな熱情が灯り始める 「さて…いよいよお主の願いを叶えようと思うのじゃが…覚悟はよいかな?」 無言のままフェルムは頷き、雨宿りしている樹木に手をついて尻を高々と掲げた 「きて…アンギルダンさんの遺伝子の全てを…私の卵子に注ぎこんで…」 (さぁて…言われずともたっぷりとわしの子種を…) そのまま子を作る儀式に挑もうとしたアンギルダンだったがノーマの顔が脳裏に浮かんだ 続いてイークレムンに共に戦った戦友達の顔が…… 彼、彼女らは自分を慕い親愛のこもった眼差しでまっすぐにアンギルダンを見ていた アンギルダンは体が石のように固まって動かなくなった… (わしは…本当にいいのか…ノーマを裏切り…一時の欲情に流され… 他に夫のいる女子に自分の子を産ませようなどと、今のわしをイークレムンや戦友達が見たら なんと思うのか!?余りにも浅ましいケダモノと化したわしのなれの果てをっ!…) あれほど血の通い滾っていた男根が萎れていく いつまでたっても自分を貫かないアンギルダンに業を煮やしてフェルムが叫ぶ 「どうしたんですか?アンギルダンさん!!早く貴方の太い物で私を突いてくださいっ」 「すまぬ、子を作る約束は出来なくなった…」 「どっ、どうしてです!?」 「ふと我に返ったんじゃ…この指輪がわしをおかしくさせた… お主を美しいと思った邪心を指輪が叶えこんなことになった、馬鹿だ… わしには愛する者達がいたというのに…かけがえのない大切な者達じゃというのに」 深い絶望に包まれアンギルダンは項垂れた 獣欲に溺れたあげく射精した己を消すことはできない 自分が余りにも情けなく涙を流してしまいそうだった だが今はノーマにひたすら謝りたかった、愛する者を裏切りフェルムにも一生忘れぬ傷を付けたのだ 「だからお主とはもう出来ぬ…忘れろとはいわん…じゃが…すまなかった…」 「アンギルダンさん…私……」 女の瞳の奥にさまざまな感情が蠢いていた、アンギルダンはそれが恐ろしくて目を背ける よろよろと裸に剥いたフェルムの衣服を集めた、雨と泥ですっかり汚れてしまっている 今は小雨になっているがまだ雨は止みそうになかった 背中を向けて拾い集めていたアンギルダンにフェルムの甘ったるい声が掛かる 「アンギルダンさん…私のオマンコに種付けして…貴方の子供…たくさん産むわ……」 かっとなってアンギルダンは振り向いた 「だからっ!それは無理じゃとッ!………あっ!………」 目の前の光景にばさっとせっかく集めた衣服を落としてしまう アンギルダンの眼の前でフェルムが尻を振っていた… 円を描くようにただゆっくりと尻を振る、ただそれだけのことなのに アンギルダンの鼓動は早鐘を打ち、形容できない黒い感情が噴火したように吹き荒れている 女の身体からは名状しがたき匂いが漂っていた、発情した牝の匂い… 強き牡を誘い交尾をし、子を残すことだけを目の前の女は望んでいた いや既に彼女はフェルムではなく、牝獣そのモノと化してアンギルダンの牡を貪ろうとしていた 女の尻の動きに催眠術にかかったように見とれて心を奪われていると 萎えたはずの陰茎がふたたび力を取り戻してムクムクと大きくなっていく それはたちまち硬さと太さを増してあっというまに萎える以前の雄々しい肉棒へと変貌していた 精液のはけ口を求めて痛いくらいに屹立する男根を茫然とアンギルダンは見つめる 「さぁ来て…あなたの子を産ませて……」 自分でも気づかぬうちに一歩をすでに踏み出していた、驚愕するアンギルダン… まぎれもなく自分の身体のはずなのに操り人形のように一歩…また一歩と踏み出していく (だ、駄目だ…その女に近づいては駄目だっ!!わしがッ!今までのわしが壊れてしまうッ!!) 現実は無上だった、気力を総動員して必死に止めようとしたが 肉体はいつのまにかフェルムの尻の前に立っていた、目前で尻が揺れ動く… (はぁっ……お…あぐっ…ノーマ……イークレムン…わしは……わしはーーッ!!……) 持ち上げられたアンギルダンの手は躊躇いもなくフェルムの尻を握りしめた 両の掌がみずみずしい餅肌に沈み込み、柔らかな触感を告げる 瞬間、射精したような突きぬける快楽が脳天から足の指先までを貫いた いや、快感から覚めて気が付いてみれば実際射精していたのだ 女の後ろの尻から背中、髪の毛に至るまで真っ白な精液に塗りつぶされている フェルムが抗議というには悦びに満ちた声でいった 「もう、アンギルダンさん、勝手に射精しちゃだめですよ…ちゃんと膣に出してもらわなきゃ… さ、気を取り直して入れてください…」 (ノーマ……ノーマ…許してくれ……) アンギルダンは腰を動かし彼女の膣の入口へと肉棒を添えた 花弁からはドロドロと滾った蜜汁がこぼれおちており 彼はそれを肉棒にたっぷりまぶすように何度も先端で入口を擦り上げた 「ああんっ!!焦らさないで…早く入れて…」 「ああ…わかった…」 グチュッ!!っと漢の肉塊が蜜液で溢れる肉洞へ侵入した 「んっ!んぐぅっ!!」 「はぁぁぁーっん!やっと…私の求めているものが中に入って… 突いて…あなたの立派に尖った肉槍で私の中をめちゃくちゃにして…」 アンギルダンがゆっくりと腰を進めると剛直はズプズプと女の神秘の場所へと引きずり込まれる とたんに上下左右あらゆる場所から柔肉が絡みついて彼を悦楽の地獄へと落とす 「ぐおぉぉぉーーーっ!!フェルムッ!!フェルムッ!!」 「そうよ…そうやってずっと私の名前だけを呼んでッ!! 私の中、気持ち良いでしょう?私のことだけを考えてもっと気持ち良くなってっ!!」 そこは実際気持ちが良かった…気持ちがいいという平凡な言葉で片づけられないほど 男を魅了し、堕落させずにはいられない魔性の肉体だった 何万匹ものミミズが亀頭や竿の部分を擦り締め付けてくる幻想に陥る 腰を引けば名残惜しげに吸いついては絡みつき、突けば女の嬌声と共に蜜が溢れ出て肉棒を濡らした 「いくぞ…フェルムッ……わしの男をたっぷりと食いつくしてくれッ!!」 アンギルダンはしっかりと腰を掴むと力強く荒々しい腰使いで秘所を軽々と貫通する 「やぁっ…すごいっ!!硬いのが私の中を何度も!!…何度も!!あぁぁーーっ!!」 突き入れる度に甘美な粘膜が自分を包み、快感を高めてくれる それと同時にパンッ!パンッ!と小気味のいい音が二人の耳に届いて興奮を高める 音の出所は二人が繋がりあい愛を交わしている肉棒と媚肉のすぐそばだ ドスンッと肉筒が膣壁を擦り、突きあげると一緒にパンッと音がなる アンギルダンの大きく実ってぶら下がる金玉がフェルムの尻に当たって音を立てていたのだ 「気持ち良いか…」 「あふっ…すごくいいです…アンギルダンさんのオチンチンがすごく硬くて太くて…変になりそう…」 「そうか…わしも気持ちがいいぞ…今まで抱いた女の中で最高の締まり具合じゃ」 吐き気がするほど自分に対する嫌悪感が心を刺す、色に溺れて今まで愛を誓った女達さえ裏切っている 胸を刺す痛みとは裏腹に肉棒は女から嬌声を引き出そうとせわしなく動きを続けて 快楽を貪り、その甘美な刺激がアンギルダンの良心すら腐食させて爛れていった …ずちゅ…にちゅ…くちゃ… 女陰の中で膨らんだペニスの先端から粘々した液がとろとろにこぼれる 「あぁ…だめっ!!だめっ!!すごいっ、夫とのセックスなんかよりずっと気持ち良いい!!」 ぐっしょりと溶けて肉ヒダは収縮する、フェルムの瞳からは感嘆の涙が流れ落ちた ねばねばの秘蜜が泡を立てて零れ、女の秘所から溢れたそれは大腿へと伝う もう肉塊は数えきれないほど膣道を出入りし、卑猥な牝の嬌声が 老いたる男の性欲をとどまることなくひき出していく 雨の音に紛れて粘膜と粘膜の擦れ合う音が聞こえる 「あ…あは…あ、アンギルダンさん…」 フェルムは快感に耐えきれず自分から腰を動かし始めていた パチュッ!パチュッ!と老男が膣に肉竿を突き入れる瞬間、タイミングよく 尻を相手の腰に押し付け更なる快楽を得ようとする 「自分から腰を振り始めたか…どこまでも淫らな女子じゃ…」 「だって気持ち良いんですもの、アンギルダンさんのオチンチンが ゴリゴリ擦れて…私の頭の中…とろけちゃいそう…」 「なら…もっと気持ちよくしてやろうぞ…」 腰を荒く掴んでいた手を離しアンギルダンの両の手は前に伸ばされ 硬くしこったフェルムの乳房を揉んだ 「きゃっ!!きゃふうっ!!」 「おおっ、たっぷりと熟れておるな…さすがは子を産み、夫や赤子に吸われ続けた胸じゃ ふっ、まるで大きな果実のように実ってわしに食われるのを待っているようじゃ…」 「ああっ!いいのっ!!アンギルダンさんが望むなら好きなだけ私のおっぱいを食べてっ!! 夫や赤ちゃんの飲んだ母乳っ!!いくらでも飲んでいいからっ!!」 「言われずともそうさせてもらうわ、だがその前に…お主にはわしの子を宿してもらうっ!」 丸みを帯びた張りのある乳房を両手で弄ぶ、指の間でそれはプリンのように弾けた 女体の最奥に誘われ、柔い膣肉にみっちりと包まれたアンギルダンの肉棒 「お…おおおぉぉっ……」 女の秘所に腕を伸ばして中指と人差し指で花弁の上に膨らむ肉芽を きゅっと挟む…女の体はばねのように跳ねて飛び上がった 「あああーーっ!!いッ!イクっーーーッ!!!」 「むッ!うっ!……ハァハァ!!……」 尻を震わせてうめくアンギルダン…女の子宮へと射精をしている、自らの子を孕ます為に ビクンッ!ビクンッ!と身体を痙攣させて射精の余韻へと浸る 今まさに漢の肉棒から吐き出された精子達は受精すべき卵子を求めて膣内で動き始めた 女の膣は貪欲に蠢き牡の精子を最後の一滴まで残らず飲む干そうと収縮する アンギルダンは静かに自分の肉棒を花弁から抜き取るとフェルムを濡れた地面へと押し倒した 「きゃっ!!」 「これで終わりとは思ってはおらぬだろうな?フェルム殿? お主には膣がわしの精液で溢れかえるほど付き合ってもらうぞ… ふふっ、卵子が一体どれほどの精子をくわえこむか…想像するだけで楽しみだわい」 男の陰茎は射精したばかりでありながら少しも大きさも硬度も失われず屹立している 自分の女陰に擦りつけられる肉棒の熱さを感じながらフェルムは 笑みを浮かべ両手をアンギルダンの背に回して抱きしめ耳元へ囁いた 「ええ…あなたの望むがまま…私の子宮へ子種を植え付けてください…沢山の子を私に授けて…」 女を泥土へ押し倒し老男は猛き剛棒をもって女性の子を作る為の神聖なる子宮を オスの欲望の結晶である精子達によって蹂躙していた もはや漢の性欲は収まることを知らず牝の肉壺に射精すること、4度目を数えている 秘所の割れ目に我が物顔で押し入り肉棒は快楽を貪る蠕動をひたすら続けていく 男根と女陰の隙間からは老男の放出した精液が零れ落ちて小さな池を作っていた 糊のように糸を引く純白の池には濃厚な牡のミルクに混じって女から生み出された艶汁が溶けあう 女が紛れもなく快感を感じている証だ 甘い吐息と共に蜜壺は惜しげもなくその秘蜜を零れ生み出し 男の白酒と混ぜ合わせ極上の白蜜汁が完成する 理性を捨てケダモノとなったオスと夫と子供を裏切った恥知らずのメスは お互いの生殖器を擦り合わせて新たなる生命を誕生させようと幾度となく交尾を重ねる すべては雄と雌が持つ純粋な生殖本能によって行われていた、本能や肉欲の欲求のもとでは 愛や理性、道徳などといった綺麗事は簡単に消え去ってしまうのである 男は肉棒を美味そうに包み込むヒダ肉の動きで 女は膣を貫き鼓動する剛直の熱い動きによってそれを悟った 二人とも身体を打つ雨の冷たさなど気にした風もない 重なり合い擦れあった肉体の部分が官能に焼かれて燃え上がり寒さなど感じるヒマもないのだ 「う、ああっ、んう……はうぅ…ううんっ!!」 規則正しい動きで子宮へと叩きつけられる男根、それを受け止める度にフェルムの体は跳ねる 精液で満ちた膣内でぐちゅりという粘った音が響く 一定のリズムを保った突きあげから変わり、円を描きながらゆっくりと中をかき混ぜる腰の動き さながらドロドロになったシチューをかき混ぜる極太棒… 「ぁ…あぁん…アンギルダンさん…その動き…だめ…気持ち良い…」 ぐつぐつと煮えたぎる肉蜜の海は熱い巨根によってよりいっそうにうま味と 量を増して大量生産されていく 「フッ…フェルム殿、お主は今の旦那とのセックスには満足していたのかな? まるで飢えていたのか必死にわしの逸物を銜えこんで離さんようじゃが…」 「あ…ぁぁ…あの人とのセックスはいつも私を気遣ったのか優しいものでした… あの人の優しさに包まれて心地良さと幸せを感じていた… でも私の中の『女』は一度だって満足したことなんてなかったのよ いつだって私はアンギルダンさんのセックスみたく力強く抱いてもらいたかった」 「なら…お主の満たされずにいた飢え…わしの肉棒でしっかりと満足させてやろう!」 円を描く動きからただがむしゃらに腰を打ちつける荒々しいものへと変える 「ひゃ…ひゃあ!!そんな!……は、激しくされたら!!ああっ!!」 まさに彼女の欲していた力強い動きで肉奥をえぐられ快楽に身をよじった 突きあげられる度、豊満な乳房がゆっさゆっさと揺れる アンギルダンはピストン運動を続けながらフェルムの乳房に吸いつく 「ああん!アンギルダンさぁン!!!」 母犬の乳房を吸う子犬のような必死さでアンギルダンはむしゃぶりついた ちゅぷ…ちゅぶという母乳を求める淫猥な音が女の耳をつく (ああん!…私…こんな年寄りの老人に吸われて!!…あっ!お髭が当ってる!! ……私、感じてるの!?…ああっ!!でちゃう!!) それに応えてかフェルムの胸はあっさりと赤子に与えるための母乳を分泌する 両手を使って二つの柔らかな山を刺激しながら口の中に出されるミルクをじっくりと味わう 別の男の妻である女を隅々まで侵略する快感…欲望の充足… 快感から逃れるためか時折いやいやするようにフェルムは顔を左右に振った だが彼女が嫌がれば嫌がるほど乳を吸引する力は一層強くなる 右の胸を吸うのに飽きれば左を、左に飽きれば右を…といった具合に アンギルダンの乳房に対する愛撫はやむことはなかった フェルムの乳も男の熱い求めに惜しみなく愛を噴き出す その胸を吸っている間にも腰の動きは一度も止まることなくフェルムを攻め続けている 彼女は息も絶え絶えに自分の体を襲う快楽に翻弄されていた 「おねがい…アンギルダンさん…もう…私は限界です…」 「そうさな、そろそろわしが味わったミルクの礼もせねばなるまい」 チュポっと音を立てて乳首から口を離すとアンギルダンは巧みな腰使いで フェルムを絶頂へと昇りつめらせて行く 今まで数えきれない女たちを虜にしたテクニックはたちまちフェルムの快感を引き出していく 「あ、ああ!!アンギルダンさん!私…なにも考えられなくなっちゃう!!」 女の肉体を汗が伝い、肌は熱く紅潮している… 腰に巻きつく足を交差させて自分の秘所を老男の牡根に押し付ける 「なにも考えなくてよい、お主はただ快楽に身を任せるんじゃ…」 アンギルダンの腰の動きがより激しくなる フェルムはただただ肉体を襲う嵐に振り落とされないよう気をつけながら 自分を犯している男の身体にしがみ付いて頂点に辿りつくのを待った (あっ!あっ!あっ!私、アンギルダンさんと身も心も一つになってる!? これから!私達二人の赤ちゃんを作る為にっ!!) 重なり合う肉体が伝える体温、ドクンッと鼓動する心臓の音…二つの口からの吐息 夫も子供も何もかも忘れ果てて頭の中を支配するのは 目と鼻の先で肉欲に耽るアンギルダンとの子作りの先に待つ妊娠と出産 男の赤子の血を分けた母となることの喜びが全身を満たしていく その喜びとやらが自分の胸から真に湧き出た感情であることをフェルムは疑いもしない… (産みたい!もっと速く!アンギルダンさんの子供がお腹で成長するのを感じたい!!) 震える男のピストン運動に揺さぶられながら彼女は命の祝福を求めた 「んあぁっー!好きよ!アンギルダンさん!大好き!!もっと強く抱いてぇ!!」 愛を告げるフェルムにアンギルダンは更なる従属を望む 「わしが好きか?フェルム殿、だがお主には愛を誓った男も子供もいるじゃろう」 「いいのっ!あいつらなんてどうでもいいっ、じゃなかったら今こうして アンギルダンさんの子供を作ろうとなんてしないっ!」 想いを込めるかのように女の肉襞はきつく肉棒へと絡んで収縮する ウっと呻いて老男はフェルムの体を折れそうなほど抱きしめて苛烈に腰を打ちすえる 何度も何度も彼女の膣から精液と愛液をかき分けて怒張は出入りした この肉棒の熱烈な動きこそ男の自分に対しての欲望の深さだとフェルムは信じる 雨の雫が汗へと溶けて年老いた男と人妻はひたすら愛し合った 「ふぅっ~!ゼハァッ!!そろそろだ、中に出させてもらうぞ!」 「ああっ…欲しいッ!アンギルダンさんの熱い愛の証を!私の中にッ!!」 「よしっ!ならわしの種でたっぷり孕めッ!!ヌオォォーーッ!!!」 「あひっッ!アンギルダンさん!アンギルダンさァ~~ンッ!!ンンっ!?」 ビュグググっ!!ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!! アンギルダンの腰に巻き付いた足が解かれ、痺れが走った脚は上を向いてヒクついた 女体の聖域を犯し尽くす精液がフェルムの意識を真っ白に染めていく ビクンッビクンッと脈動を繰り返す肉棒に、自分の肉体が男の欲望で満ち足りて 喜びと幸せを実感しているのが確かに分かった 目を閉じればすぐに思い浮かべることができる、自分の子宮の最奥で 清廉にたたずむ卵子がアンギルダンの子種の凌辱を受けて受精卵へと変貌するのを… 幾つもの精子に襲われたことによって産まれた受精卵はやがて複数に分裂する 彼らたちは順調に成長を繰り返しいつしか自分の子宮の中で立派な胎児になるだろう そして産み月を迎えたころには元気な産声を聞かせてくれる… 牝としての充足感がフェルムの体全体を包み込んでいく (ああっ……なんでだろう…すごく…幸せ…) 射精の快感に息を吐きながらフェルムの胸に顔を埋めていたアンギルダンは むくりと身を起して自分が種付けを施した女の顔を見た 「ハァッ…ハァッ…とても良かったぞフェルム殿 ほれ、わしのモノが膣の中でまだ震えているわ、お主は真に名器の持ち主じゃな…」 「はあっ…はあっ…アンギルダンさん…嬉しい…」 雨はいつまでも止むことはなく、肉棒も娘の膣の中に治められたまま時は過ぎていく 長い時間が経ち、アンギルダンはようやく男根を引き抜いた 抜き出した途端、女陰からは滝の勢いで精液が流れ落ちる ぱっくりと開かれた秘唇は太く硬い漢の象徴によって押し広げられて ヒクヒクと物欲しそうに微動しながら与えられた官能に耽溺しきっていた フェルムは優しく自分の下腹部を撫でさする、この中に新しい命が宿ることになるのだから 「アンギルダンさん…私…絶対元気で丈夫な赤ちゃんを産みますね…」 女の言葉に老男はただ目を細めて笑った 「ああ、わしの血を引いたたくさんの赤ん坊を産んでくれ…」 「ええ…きっと……」 子作りの役目を終えてだらりとアンギルダンの股にぶら下がる陰茎を娘が清めると 最後の仕上げに二人は深い口づけを交わした 舌を絡め唾液を飲んで名残惜しむようにいつまでも続く情熱的なキス… チュッと音を立てて離れた唇、裏切りの赤子を身ごもった娘は聖母のように微笑んで それから無言で濡れた服を着て身なりを整えるとフェルムは去って行った

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: