「セバスです。この位の長さならどうでしょうか・・・」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>セバスです。この位の長さならどうでしょうか・・・ </p>
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こんばんは。今年ももうあとわずかですね。<br>
先日、復興支援も兼ねてロストールの広場でバイアシオン中から古書・新書を集め、見本市を開催したようです。<br>
私も書物に興味があったものですから、一客人として見に行ってきました。<br>
かなりの人だかりが出来ている店から何冊か購入しましたが、なんということでしょう。<br>
その本は全て匿名の人物によって書かれ<br>
・異形の生物の触手に絡め取られ穴という穴を塞がれてしまう『女主人公』様<br>
・ギルドの依頼に失敗し先輩冒険者から淫らな責めを負われ続ける『女主人公』様<br>
・ディンガル兵に捕まり集団で辱められる『女主人公』様<br>
・冒険者仲間に言いくるめられ、その体で奉仕を行う『女主人公』様<br>
・・・・・・などなどいかがわしい目にあう『女主人公』様オンパレードでございました。<br>
私も知らなかった事でございますが、なんでも『女主人公』様の名前がバイアシオン内で広まるにつれ<br>
このような本が流通していったとのことでございます。本来なら不敬罪でつかまりそうな気がしますが<br>
とある国のやんごとないお方にも熱心な購読者がいたらしく、寧ろ本屋は保護されていたとの事。<br>
(そうそう、レムオン様を取り扱った書籍も別の本屋に存在するそうでございます)<br>
『女主人公』様は流石に自分が世の男性の夜のお供になっている事は知らないようですが<br>
知ったらきっと心をお痛めになることでしょう。とりあえずこの店の本を買い占める事に致しました。<br>
そして、疲労感でいっぱいになりながら本を抱え、リューガ邸へ戻りました。</p>
<p>その夜、『女主人公』様は大掃除の締めくくりとばかり、件の男に体のスミから奥まで<br>
ずずいとキレイに磨かれておりました。<br>
なんとなく本の作者はこの男なんじゃ?という疑念がよぎりましたが、確かめたら自分があの本を<br>
読んだという事がバレてしまいますので粛々と立ち去る事に致します。人間保身が大事です。</p>
<p>それでは皆さん良いお年を。</p>