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男主×ユーリス」(2007/12/20 (木) 01:47:24) の最新版変更点

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<p> </p> <p><br>  音をたてながら廊下を走ってきたユーリスが、レイルースが寝ている部屋に飛び込んできた。<br> 彼女はにやっと笑い、後ろ手で鍵をかけると、おもむろに寝台に近寄っていった。<br> 「レイルース!起きて。良い物ごちそうしてあげるから。」<br> 「…なんだよ、まだ陽も出てねぇぞ…。」<br> 「これ飲んで、お願い!」<br> ねぼけまなこをこすりながら、コップにそそがれた無色の液体を、ぐいっとやる。<br> 水のようだが、喉越しになんともいえない生臭さがあった。<br> 「ごちそう…って、これがか?」<br> 「そう。私が考案した新しい魔法薬。」<br> 「なに~~~~~~~~~~~~~~~っ!俺を殺す気かっ。」<br> 「えっ?えっと…た、たぶん、大丈夫。<br> そんなに細かいことにこだわってちゃダメよ。<br> ほら、とりあえず即効性の毒はないとわかったわけだし。」<br> 「な~にが『たぶん、大丈夫』だ!」<br> レイルースは芥子をなめたような強面で、頭を抱えた。<br> かぜをひいた友人にマヒ薬を飲ましたり、新しい魔法の実験で魔道アカデミーの校舎を半壊させた、<br> ユーリス印の新薬をうっかり飲むなど、自殺行為もいいところだ。<br> だが、ユーリスとつるみながらも、出来る限り身辺を平和に保つには、<br> 一歩ゆずる事が重要なため、とっさにそのクセが出てしまったのだ!<br> ああ、なんという無情!<br> この一歩ゆずる精神が、彼をむりやり人生の墓場にひったてていこうとは。――<br> 「これはね。ハヤスの葉とかヤンバイ草とかを煮込んで作ってみた、安価で強力な魔力回復薬なの。<br> これを売り出して、儲けて、アカデミーに復帰しよっかなー、なんて。」<br> 「馬鹿になる葉っぱと、幻覚をみる草と、最凶の女魔道士ユーリスか、ドリームコラボレーションだな。勘弁しろ。」<br> ユーリスの話を聞いているうちに、薬が体全体に染み渡ってくるのをレイルースは感じた。<br> それとともに徐々に頭の中が白い光で満たされていく。<br> すると突然視界がまっくらになり、レイルースの意識はそこで完全にトンでしまった。</p> <p><br>  薬を熱心に自画自賛していたユーリスは、<br> ふと胸や腰、そして太腿にからみつくような視線に気がついた。<br> 演説をやめて、視線を辿ってみると、金槌頭で普段ニコリともしないレイルースの顔が、<br> 狐つきが落ちたように、キョトンとなっていたのである。<br> そればかりか、ユーリスと目が合うと、にたぁと好色そうに笑ったのだ。<br> 目じりをさげて、よだれをながさんばかり、といったほうが正確な表情であった。<br> 「ああ、また大失敗しちゃった…?ひょっとしてばっくれた方がいいかも。」<br> 「ユーリス。お前さぁ。淡雪みたいに白くて、みずみずしくて、細いけど出るトコは出てて…よく見れば、なんつーかさ、スキそうな身体をしてるよなぁ。」<br> 「……………。」<br> 「……………。」<br> 沈黙。明らかにヤバい。<br> 「レイルース様……さようなら!」<br> 「まぁ、待て。」<br> 扉めがけて逃げ出そうとしたユーリスが、足首をひっつかまれて床にひっくり返った。<br> そのユーリスをゆっくりと寝台の上へ引きずりこみながら、<br> 「いただきます!」<br> 「あぁぁ~ん。私かなりカッコわるいかも~!」<br> 全身に妖気をまとわせ、レイルースは舌なめずりしながらユーリスのおとがいに指をかけ、<br> 乱暴に唇を重ねて唾液を流しこんだ。<br> 唾液には例の薬が多分に混ざっているようで、生臭いものにユーリスの口腔が犯されていく。</p> <p> 徐々にユーリスの目がトロンとなって、力が抜けてきたのを見ると、<br> レイルースはその両腕を寝台の脚に縛り付けて、磔にしてしまった。<br> そして仰向けのユーリスの着衣を下着ごとびりびりと引き裂いた。<br> スカートまで破り捨てると、小振りだが形のいい乳房がこぼれ、<br> かわいらしいドロワーズも、レイルースの前にあらわになった。<br> レイルースは弛緩しきった笑みを浮かべ、馬乗りになると、まずは縛られた腕を握り、揉んだ。細い手首から肘、二の腕、脇と、たっぷりと少女の柔肌を蹂躙しながら下っていく。<br> 肩を撫であげ、うなじをさする。小さな刺激を与えながら乳房へ目標を移していった。<br> ユーリスの身をくねせながらの切なげな吐息に、レイルースは喉をごくりと鳴らしながら、<br> すぐに乳首をいじるような真似はせず、じっくりとその乳暈に指をやった。<br> かすかにこね、堪能する。<br> きれいな突起はみるみる固くなってきた、指の間から飛び出した小さな乳首を音を立ててついばむ。<br> 男の指が蠢くたび、手のひらの下でふくらみが刻一刻と形を変えていく。<br> ユーリスが目がうるませ、喘ぎを漏らしながら顔を上向いた。<br> 雪白の裸形はさくら色に染まり、火のように熱くなっていた。<br> しばらく乳房を揉みしだき弄んで遊んでいたが、ユーリスの身体に火がついたのを見計らって、<br> 白いかぼちゃパンツに手をかけ、力任せに膝までひきおろした。<br> 無駄な贅肉のない下腹部を撫で回すと、そこは充分に潤っていた。<br> ほっそりとした白い肉の谷間に、一輪の淫花が花開いている。<br> ぬめらかな花びらが収斂するところでは、膣口が物欲しげにひくついていた。<br> レイルースはユーリスの太腿を抱えて、秘裂の眺めを愉しみながら、<br> 全身をまさぐり至る所にキスの雨を降らせ、さらなる愛撫を加えていった。</p> <p><br>  つけねと下着の間に体を入れ足首を肩に担いだ。<br> 腿のあたりにかぼちゃが絡まり、白いオーバーニーソックスに包まれたユーリスの両足も、<br> 軽く拘束されているような感じだ。<br> ユーリスは消えいるように言った。<br> 「私をごちそうするなんて…言ってなかったのに…。」<br> 「じゃあ、ここでやめていいか?」<br> 「…してください…<br> (訳:もしかして、玉のこし成功かも☆)」<br> 滑る花芯に、男根を何度か擦りつけて焦らすと、挿入を開始した。<br> 折り曲げられたユーリスへ、ほぼ垂直にレイルースの劣情が突き刺さる。<br> 殆ど抵抗もなく、レイルースの剛直はユーリスの中に埋没していく。<br> ユーリスの中はねっとりとしていて、柔らかく包み込みながらも、強い締め付けを感じさせている。<br> 引き抜こうとすると、絞り上げてくる。<br> たまらずレイルースは、奥へ奥へと杭を打ちつけるかのように、激しく剛直をねじりこんだ。<br> 「ああ、凄い。こ、壊れちゃう。もう、だめっだめっ!壊されちゃう…だめ。だめ…!<br> (訳:ある意味大成功かも!ぜったい売れるわ。私だめになっちゃう♪)」<br> 腰を大きく動かされるたびに、ユーリスは大きな喘ぎ声をあげ、泣きながら面を左右に降りだした。<br> 自らも腰を振って、更なる快感を得ようとする。<br> 息も絶え絶えに許しを乞うが、レイルースは逆に動きの激しさを強めた。<br> レイルースに限界が訪れた。<br> 解き放たれると、熱い白濁液はいっぺんに、ユーリスの中へ注がれて行った。<br> 同時に肉襞で野太い男根を喰いしめながら、<br> ひときわ大きな絶叫に近い声を部屋いっぱい響かせ、ユーリスも恥も外聞も無くなまめいた。<br> 「あん、あぁっ、あぁぁぁぁぁっ!<br> (訳:あ~~っ、もう、ウハウハですっ!)」</p> <p> ――朝。<br> 爽やかな光が、窓から差し込んでいる。<br> その気持ちいい光を受けながら、唖然、暗然、慄然たるレイルースが外を眺めていた。<br> レイルースは、風に漂う柔らかい雲の上にフワフワのっているのような、<br> 甘美な心地がして目を覚ました。<br> だが、いざ意識を取り戻せば、既に快楽に溺れきって寝息をたてているユーリスの、<br> 乳房に顔をうめながら腰をカクカク浮動させ、交わっていたのである!<br> その驚愕たるや、歴戦の勇であるレイルースが、我を忘れる程だった。<br> そして、ばっと飛びのいてあたりを見れば、<br> 鍵がしまった扉、縛られたユーリスと散らかるびりびりに破かれた服やら下着である。<br> 「一歩をゆずることは百歩をゆずることだと、ボンガさんが言ってたけど、ほんとなんだなぁ。」<br> 人事のように呟きながら、呆けたように窓から外を眺める無限のソウルの背には、<br> 深い深い人生の憂愁が漂っていた。</p> <p> </p>

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