あの子はあたしのこと、いとも簡単に戦闘不能状態にすると、ロストールの貴族の屋敷に連れてきた。一部を除いて屋敷の者にも知らされずに運び込まれたらしい。その時のあたしは意識がなかったから、後で聞いた話だけど。ノーブル伯ってのは冗談じゃなかったんだなと、ボーっとした頭で考えていた。あなたも本気だったから、手加減できなくてごめんと言うと、何やら少年に指図して、屋敷をあとにしたようだった。カルラ様のロストール侵攻の後片付けに奔走しているのだろう。燃えるような髪をした少女がこれほどの実力を持っていたとは、正直驚きだったが、その瞳の力強さや、行動力にやはりと思うところもあった。冒険者やる前はノーブルで農業やってたと笑って話す少女は、自慢の畑の話をしてくれたことがあった。黄金色に輝く波打つ実りの時を本当にうれしそうに話していた。
なぜ殺さないのかと問うあたしに、あの子は「お母さんが悲しむでしょ。」と言った。「それに、友だち殺す趣味はない。」と言って、畑の話をしたときの笑顔であたしの頬をぺちぺちとはたいた。その後、あたしは意識を失った。
「ねーちゃんが、あんたが逃げないように見張っとけって言ったんだ。」部屋をふらつきながら出ようとしていたあたしを、さえぎるように立ちはだかった少年は、ぐらりと傾いたあたしの体をあわてて支えてベッドまで誘導した。「言わんこっちゃない。まだ横になってないと駄目だよ。ねーちゃんマジでやっちまったみたいだから、おとなしくしとかないと死ぬよ。」そういう少年にベッドに寝かされ、またすぐに意識を失った。
あの子をねーちゃんと呼ぶその少年は、「大切に面倒みろって、言われた。」とかで、ほとんどの世話をしてくれた。実際、食事や着替えなどを運んでくる執事らしき男がいるだけで、部屋に出入りするのは少年一人であった。ディンガル軍としてロストールを攻撃した者が、この屋敷にいるのはまずいのだろう。
少年はあいつを思い出させる。もう、何年もたってしまったから、生きていれば少年よりは五つ六つ年上になっていたはずだ。そんなことを考えながら、じーっと少年を凝視していたらしい。気付いた少年が、幾分顔を赤らめて訊いてくる。「な、何ですか!?俺、なんかおかしい?」部屋に備え付けの鏡のところまで飛んでいって、自分の顔をひねくりまわしている。「知り合いに似てるかなって思っただけ。でも、よく見たらそうでもなかったわ。」気だるげに窓の外をながめながらそう答えると、今度はアイリーンが横たわるベッドへ、心配そうに近寄ってきた。「あ、もしかしてまた具合悪いとか?冷たい水汲んでこようか?」そう言うが早いか、返事も待たずに部屋を飛び出す。あの子の言いつけを守って、少年の精一杯で世話をしてくれていた。あの子の拳骨も怖いのだろうけど、もともと面倒見は良いのだろう。合間を見ては、庭木の手入れを手伝ったり、庭の隅を借りて何やら植えたりしている。
水差しが汗をかいている。よほど冷たいだろうその中身を杯につぐと、「冷たいよ。俺もついでに飲んだけどおいしいよ。」にかっと笑って差し出す。喉を清涼な液体が流れおちる。あたしが一息に飲み干すと、満足げに杯を受け取った。
「ここに来て。横になって。」自分のベッドの窓側をぽふぽふと叩くと、びっくりして少年がかたまっている。「別にとって食いはしないわよ。ただここにいて欲しいの。」しばらく間があって、嫌ならいいけどと言うとあわてて少年がベッドによじ登ってきた。「さすがに防具ははずしてね。」あわてて防具をはずし、サイドテーブルの上に置く。顔は終始真っ赤で、ギクシャクとベッドに這い登り、シャキーンとしゃちほこばった状態で仰向けになった。
きをつけの姿勢で体の横に張り付いている少年の右腕をひきはがして、自分の枕にすると少年は声も出せずに口をぱくぱくさせている。あまりの体の重さに、その反応を楽しむ余裕もなく、少年の胸によりかかると胸の鼓動を聞きながら、すぐ眠りに落ちた。
あの子の活躍で、ディンガルとロストールの和平がなされたらしい。一時帰郷したあの子の口から、カルラ様の無事を聞いてほっとした。これから自分をどうする気かと問うと、しばらく考え込んで、取り合えずと前置きをして答えた。「まだ、しばらくの間ここにいて欲しいの。ごたごたが片付くまで。正直言って、この先ロストール城下で暮らすのは難しいと思うわ。それ以外ならあなたの希望に添えるよう、助力は惜しまないつもりよ。」「あと、うちの馬鹿は当分好きに使って頂戴。」少年と同じ笑顔でそう言い残すと、また旅立っていった。
これから先・・・か。何も思いつかない。またディンガルに舞い戻って仕官?カルラ様も表舞台からは退かれたであろう今、この体で何ができるだろう。あの子も言っていたとおり、数多くのロストール兵を手にかけた自分が、ロストールで昔のように暮らすことはできない。一旦はかなった、騎士になるという夢・・・。ぼろぼろの体をかかえて、自分に何が残されただろう・・・。
そんなことをしばらく考えていると、湯船の中で動けなくなってしまった。何日かぶりの入浴で、体が鉛のように重い。垢まみれの湯につかるのはごめんだったので、泡をたっぷりつけたタオルで全身を一通り洗うとそれだけでくたびれてしまったというのもある。泡に満たされた浴槽に手足をのばして、じんわりとしみてくる『生』の感覚を味わった。だが、これ以上、自分の体が動きそうにない。あと、髪を洗いたい。絶対に。「そこにいるんでしょう?しんどいから手伝って。」湯船の中から戸口に向かって、そう声をかけると、遠慮がちに扉が小さく開いた。「な、何か御用でしょうか?」
「用があるから呼んだに決まってるでしょ。」世の中にはこのタイプの女しかいないのかと、悲しくなりながらも所詮、犬属性、「な、何にいたしやしょう?」少年は引きつり笑いを浮かべながらも御用聞きにならざるをえない。「さっさと入ってきて!扉も閉めて。」イライラのにじみ出る言葉に、びくびくしながら、尻から風呂場に入ると、言われたとおりに扉を閉めた。背中を向けたまま、早くこの状況から助かりたい一心で口を開いた。「よ、用事は何ですか?」「こっちへ来て。滑って怪我でもされたら困るから、こっちを向いて。」ぎぎぎーっと首を回すと、浴槽の泡で、見たくても見たら殺されるものが見えないことに気付くと、安心したりがっかりしたりしながら浴槽に近づいた。「髪を洗って欲しいの。」ぐったりとして力ない様子を見て取ると、表情を引き締めた少年は「大丈夫ですか?ちょっといったん湯船から出ましょう。」そう声をかけるとアイリーンの脇から腕を入れて、助け起こした。アイリーンのプルンとした張りのある乳房が泡の中から現れたが、ゆっくりそれを鑑賞している場合ではない。それでも洗い場の長椅子にアイリーンが腰掛けるまで、体を支える少年の腕に、泡をまとったソレは何度も触れては離れた。ああ、鼻血出そう・・・。「髪・・・、洗って・・・。」ぐったりしながらも、それだけはしてくれということらしい。「ああ、もう、わかりました!洗えばいいんでしょう。でも、じっくりは洗えませんよ。ダウンする前に切り上げますからね!」そういうと、こくんとうなづいた。
湯船とは別の湯桶から、きれいなお湯を汲む。声をかけて頭からお湯をかけると、泡が流されて、柔らかな乳房も、くびれた腰も、しまった尻も、けぶる陰毛も、すべてが少年の目の前にさらされた。さっきから、キンキンに張りつめた自分自身が、下着に締めつけられて、痛い。このお姉さんの言葉は自分の言葉と思えとオニ姉が言っていたことを思い出すと、このまま逃げるわけにも行かない。涙目になりながら、石鹸で髪を洗い始める。指を滑らすと、自分の剛毛とはちがう柔らかさに、なんだかまた股間が反応してしまう。『うっわ、なんでこんな柔らかいんだ?ねーちゃんみたいにコエーのに・・・。』少年よ、それは関係ない。とにかく、いろんな理由で手早く済ませたほうが良さそうだと判断した少年だったが、しばらく寝込んでいたんだからと、地肌は念入りにマッサージする。「ン・・・、気持ちいい。」今の俺に、ため息混じりに、そんなセリフを囁いたらヤバイですよ。「どうしたの?もっと・・・して。お願い。」「だめです!ねーちゃんに殺される!!」ざっとお湯をかけて泡がないことをチェックすると、かけてあった湯上り用のバスタオルを頭からかぶせる。「だめだ、だめだ、俺!マジ殺される!命はおしいだろ?おしい!」念仏のようにそうつぶやきながら、アイリーンの髪をがしがしと拭く。そのままタオルの向こうにあるものを、何も考えずに拭いていると、なんだか柔らかい二つのふくらみ・・・。ぎゃー!いま殺されるぅううう!「ご、ごめんなさーい!!」そのまま脱兎のごとく風呂場を飛び出たのだった。
ああ、何だかもったいなかったような・・・。腕に残るいろんな場所の柔らかい感触・・・。目に焼きつく、泡をまとって見え隠れするひきしまった身体・・・。
眠れぬ夜をすごした翌日、アイリーンは部屋から出ることもなく、用事を言いつけることもなかった。少年も自分から顔を出すことはできずに、呼ばれればすぐさま駆けつけられるよう部屋のそばで待機していた。食事を運ぶのをセバスチャンに頼まずに、自分で行けばよかったと思ったり、そのときどんな顔をすればいいのか考えるとやっぱり無理だと思ったりしているうちに、とうとう顔をあわせることなく一日が過ぎてしまった。
「嫌われちゃったのかなあ・・・。」そのまた翌日、アイリーンの部屋の前で、少年がうなだれていた。『俺の役目』ということで、意を決して食事を運んでいったはいいが、当のアイリーンにありがとうの声しかかけてもらえなかったことに、犬、もとい少年は落ち込まざるを得なかった。それでも、えらくニコニコしたセバスチャンに持たされた、ティーセットの乗ったトレイを手に、またここに来てしまった。コンコンとノックすると、程なくして扉が開いた。
「あ、あの、セバスチャンさんがお茶持ってけって・・・。」ありがとうと返事をして、トレイを受け取ろうとするアイリーンに、何と声をかけたらいいか分からない。あの日、触れた巻き毛に目が行き、その柔らかさを思い出して、かあっと顔が熱くなる。うつむく少年をじっと見て、一瞬困ったような顔をすると、くるりと背を向けた。ティーセットを運び、カチャリとテーブルに置く。「今夜、また手伝って欲しいんだけど。」「は、はいっ!何をですか?」仕事をもらった牧羊犬のように、目を輝かせる。少し低めの声で「お風呂よ。」と言ってアイリーンが振り返る。「あなた、この間、あのまんま、へろへろのあたし放って帰ったでしょ。あの後、部屋まで帰るのしんどくって大変だったんだから。今日はちゃんと最後まで、面倒見てよね。わかった?」「はいっ!がんばります!」鼻先で勢いよくドアを閉められたが、少年は嬉々として湯沸しの手配に走った。
アイリーンが髪を洗うように、少年を呼び入れると、おどおどとしていたこの間とちがい、はりきって少年が現れた。「髪ですね。わかりました!」そこには目隠しをしてうれしそうに石鹸をつける少年の姿があった。「危ないわよ。そんなものとりなさい。」半ばあきれながらアイリーンがそう言うと、「大丈夫です!この布ほどよく透けるんです。だいたいのシルエットはわかりますから!」「・・・・・・。好きにしなさい。」ため息交じりのアイリーンの許可が出ると、牧羊犬は早速仕事にとりかかった。
「アイリーンさんの髪って、すっごく柔らかいっすよね。触ってても気持ちいいっす。」布の目隠しで安心したのか、今日はそんなことを言う余裕まであるようだ。「そうかしら。ねこっ毛って、結構扱いづらいし。それで短くしてるってのもあるし。」「え?俺これくらいの長さが、ちょうどいいと思うけど。長い髪ってさ、動きにくそうじゃん。仕事なんかできないよなーって。」「仕事なんてしなくていいような、深窓の姫君のほうがいいんじゃないの?」「そうゆうのもあこがれますけどね。一緒に生きてく人は一緒に働ける人がいいっす。」「・・・・・・。」目隠しをして、アイリーンの後ろから髪を洗う少年にはアイリーンの表情は見えない。「のぼせそう・・・。」「はいっ!じゃ、とりあえず湯船から出ましょう。」アイリーンの腕を支えて、湯船から、背もたれのないかかり湯用の長椅子へ誘導する。泡を落とすために、お湯をかけていくと、アイリーンから抗議の声が上がった。「かけるだけじゃ石鹸のぬるぬるが落ちないでしょ。残ってると後が気持ち悪いの!」「え・・・?だって、どうすれば・・・。」そういう少年の手をぐいとつかむと、自分の肩から腕にこするように押し付けた。「こうするのよ。わかった?」この間のように口をパクパクさせていると、「早くしないと、湯冷めしちゃう。」アイリーンはそう言って身震いした。
それを見て、牧羊犬は自分の使命を思い出した。
『 コ ノ ヒ ト ノ オ セ ワ ヲ ス ル ン ダ 』
身体が冷えないよう、これ以上時間をかけるわけにはいかない。自分の頭の中の、何かのねじをぐっと締めつけると、石鹸が残っていそうな場所にとりかかる。自分がお湯から上がるときと同じように、アイリーンの身体を軽くこするようにして、ざっざっと、お湯をかけていく。耳の後ろから首筋、あごの下、鎖骨を伝って腕を持ち上げて腋の下、肘の内側、手首。わき腹から背中、腰骨、腹部。腿から膝の裏、足首、足の指。(よし、オッケイ!)心の中でそうつぶやいて、バスタオルに手を伸ばそうとした。「ちょっと待って。まだ終わってないわよ。」「へい?」間抜けな声で目隠し少年が自分のほうに向き直ると、アイリーンは言葉を続けた。「まだ洗ってないとこがあるでしょ?」冗談にしては声にコワーイものがこもっている。(で、でもっ、あと洗ってないとこって言えば・・・。)がまの油状態でだらだらと脂汗が滴り落ちる。(ような気がする。)アイリーンの手が少年の手を、先ほどよりも優しく、ゆっくりと導く。「・・・ここ。」指に柔らかな弾力が伝わる。目隠し越しにも分かるふたつのふくらみ。まちがいなく自分の手はそこに触れていた。「ああ・・・。」ため息とともに、変な声が出てしまう。思わず感触を確かめるようにもんでしまった。「ちがっ、洗うんでしょ!」「はっ、ご、ごめんなさいっ!」あわててお湯をかけながらごしごしと洗う。
ぷよぷよの感触にいつまで耐えればいいのか、無言のアイリーンにはおそろしくてきけず、そのまま右乳、左乳と交互に洗っていると、「そこはもういいわ。あと、ここ・・・。」両手をうしろについて、片足を長椅子のふちにかけ、膝を大きく開いた。「?!?ーっ!!」反射的に顔が吸い寄せられる。「いやっ!」少年のその動きに驚いたアイリーンが、膝を閉じようとして太ももにはさまれる。(きたえてても、内腿はやわらかーいー。ああ、こんな幸せ初めて・・・。)と、幸せに浸る間もなく、額をぐいと押されてうれしい拘束から開放された。「見るんじゃなくて、あ・ら・う・ん・で・しょ?その目隠し、実は見えてんじゃないでしょうねぇ・・・。」「はい!シルエットしか見えないもんで、近づけばよく見えるかなと思って・・・。」ゴキン。「いてーっ!INTが0になるぅ!!」「さっさと洗う!」「はーい。」(涙目)お湯をかけながら、恐る恐る指を伸ばすと、柔らかい陰毛に触れる。(自分のと比べると、こんなとこもやーらかいんだなー)「もっと・・・、下も・・・。」ごくり。アイリーンに聞こえたかもしれない。目隠しの下で目を閉じて、そーっと指を下におろしていく。ふにっとした感触の肉襞に触れる。「ひうっ!」アイリーンの体がびくりと震える。一呼吸おいて、また、お湯をかけ、それにまぎれて、形を確かめるように指を滑らす。襞を軽くつまみ、溝をなぞる。聞きかじった情報が実体験で、確実なものとなる。
少年が指を滑らすたびに、アイリーンの秘肉がひくひくと波打つ。くちゅ。少年の指が、探し当てた場所はお湯に洗われながら、ひそかに蜜でうるんでいた。「ああっ!そこはっ、いいのっ・・・。」「だめ・・・ですよ。こんなにぬるぬるじゃ、あとで気持ち悪くなっちゃいますよ。」アイリーンの抵抗にあいながらも、少年の指は止まらない。「ここも、よく洗っとかないとね。」「んんっ!いやあっ!!」少年のもう片方の指が、肉芽をこすりあげる。ぎこちなくかき回していた指も、アイリーンの声と肉の反応に勢いを得たように、激しく動き始めた。「・・・!いたあっ!」「ごっ、ごめんなさい!」肉芽を思わず強くつまんでしまったらしい。一番敏感な部分への刺激から開放され、アイリーンの身体から、一瞬力が抜けたところに、また、新しい刺激が加えられた。ちゅうっと、音を立てて少年の唇が吸い付き、舌で硬くとがりはじめた部分を舐めあげる。「あっ!やだっ!やっ、ああっ!」少年の頭を引き剥がそうとかけられた手が、繰り出される快感に、逆に腰に押し付けるように力が込められる。「ひもち・・・、ひひれふか?」舐めながらきくので、人語になっていないが、意味は通じたらしく、アイリーンが激しくかぶりをふる。「じゃ、やめます。」「あっ・・・!」目隠し越しなので、表情はわからないが、物欲しげに指をくわえこんだままの内部がうごめく。それに答えるかのように指を出し入れしながらたずねる。「気持ちよくないんでしょう?やなんですよね?」「いっ、いっや・・・じゃない・・・。いじわるしないで!」「はーい。」肉芽を思うさま吸い上げ、舌を限界まで動かしながら、指を二本に増やし蜜をかき出すように動かす。アイリーンは声もなく全身をひきつらせ、その後脱力した。
アイリーンが息も絶え絶えの様子で長椅子に横たわっていると、ふいに肩膝をすくい上げられた。ついで、濡れる秘部に熱いものが押し付けられる。目隠しを取り去った少年が、自分自身でアイリーンの入り口をさぐっている。「ん、やっ、やめてっ」「だめですよ。こんなにしちゃったら、指じゃもうかき出せませんから。」にこっと無邪気に笑う。「これでかき出してきれいにしないと、後が気持ち悪いですよ。んっ・・・。」滑液の助けをかりて、ずるっと亀頭部が沈み込む。「えっ、ちょ、やばっ!うあっ!!」少年はすぐ腰をひいたが、間に合わずに、入り口で何か熱いものがはぜたようだった。「うあああ!ごめんなさいー!!」少年はあわててお湯をかけ、アイリーンの中から、指で自分の残滓をかき出そうとした。(うああああん!!調子に乗りすぎた罰だあああああ!!)「ン・・・。やめて。」少年を制止すると、アイリーンはゆっくりと身体を起こした。「指じゃだめだって、さっき自分が言ってたんでしょ?」「これでないと・・・。」そういうとアイリーンはチャカの萎えかけたものを手のひらで優しく包み込んだ。あまり慣れていないのか、ぎこちなく指を滑らせていたが、手の中のものが力強く息を吹き返してきたことに、ほっとした表情になった。「それ以上やると、また出ちゃいます!」あわててアイリーンの魔の手から自分自身を取り返すと、深呼吸を繰り返した。顔を上げるとアイリーンの顔が間近にある。「あ、あのぅ、キスしても・・・いいですか?」おそるおそるたずねると、そっぽを向いてバカと言われた。少し間があって、きゅっと目をつぶると少年にすがりついてきた。ドキドキバクバクでそっと口付ける。(やーわーらーかーいー!!はあと。)そのまま長椅子に押し倒して、また罠の入り口をさぐる。
抵抗の少なくなる場所を確認すると、腰に力を入れた。ずずずずっと、肉の抵抗を受けながら、アイリーンの中へと押し入っていく。目もくらむような感覚に、腰が砕けそうになる。「ああああっ!」アイリーンもうめき声をあげながら、顔を歪めている。「大丈夫?苦しいの?」そうたずねながら、必死に少しづつ腰を動かそうとする。「ちがっ、あっ、おっきいの、あっ、やあ、動かさないでぇ・・・!」そうあえぎながら、アイリーンが締めつけてくる。「くうっ!だ、めだっ、そんな!!」少年の理性の糸が切れたかのように、もう腰の動きが止まらない。「ごめんなさい!また、・・・出そうです!っは、抜かないと・・・!」「いやあっ、やめないでえっ!もっとぉ・・・。」少年の腰に両足を絡めると、快感を追い求めて、くいくいと自ら腰を揺らめかす。「はあっ!だめですって!もう、出ちゃいますよおっ・・・!!」アイリーンに覆いかぶさると、深く口付けた。「責任取ります!・・・出ますっ!!うっ、ふうっ!!」先ほどの暴発と違い、アイリーンの奥深く、子宮口を熱い液体がたたいた。クリトリスでの絶頂とは違う、幸福感に似た快感に満たされて、アイリーンは震えた。しばらくそのままで抱き合っていたが、アイリーンの一言で少年は跳ね起きた。「寒い・・・。」「ああっ!ごめんなさいっ!!」
病み上がりの人間に、風呂場で長々とこんなことをすれば・・・。あわてて、今度こそきれいに身体を清めて、水気を拭きとり、湯上り用のガウンにくるんだ。ぐったりとしたアイリーンを抱えて部屋まで運び、ベッドに横たえる。「大丈夫?」耳も尻尾もたらして、きゅーんとへこみまくっている犬がきく。「大丈夫よ。でも、このまま寝かせて。」にこりと弱々しくアイリーンが笑うので、しぶしぶ部屋を出た。
この日の出来事によって、アイリーンの回復が大幅に遅れ、それを聞いた姉にボコられ、チャカのINTがマイナスになったのは言うまでもない。
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