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闇の狂王の歴史……後の世にそう呼ばれる暗黒時代は、竜王の死とともに始まった。
古き神々が支配する時代は終焉を迎え、人が己の足で立つ時代の幕開け。
それは希望に満ち溢れたものではなく、絶望と恐怖に彩られた幕開けだった。

狂王アデル。竜殺しにして剣聖、神をも殺し虚無を退けし無限のソウルを持つ者。
神を滅殺した時、この男の宿命は始まった。


神代の時代から生き続けた竜王がついにその巨体を支えきれず地に倒れ臥す。
巨体が地響きを轟かせ、瓦礫の破片を巻き上げる。
戦いの場となった帝国城は、その凄まじさを物語るように半壊している。
アデル………男はただ一人立っていた。
ヴァン。ナッジ。男の無二の親友たちが倒れている。
男には判っていた。
触れずとも彼らの肉体から次第に体温がなくなっていくこと。
もはや蘇生を促す魔術の奥義を持ってしても彼らの"魂"は戻らない。
"魂"の戻らない肉体は朽ちゆくのみ、と。

身を切り裂かれるような悲しみはなかった。
自分でも驚くほど彼は冷静だった。
それは、彼が人の身でありながら、別種の新たなものになろうとしている過程であったから。

光の粒。
竜王の顕現した肉体はその形をもはや現世に留めおくことはできず、分解され粒子となって消えてゆく。
その光の粒がぼやけて見える。
それをもって、彼は初めて自分が涙を流していることに気がついた。


泣いている。
自分の中の、最後の"人間"としての記憶が。

…ようやく、彼を支配する戦闘の興奮が醒めていく。
同時に、自身の中の"ある存在"が、悲鳴を上げて消えていくのを、彼は感じた。
その"存在"は、もはや言葉を彼に伝えることはできなくなっていたが、
彼にはその"存在"が感じていることが手に取るようにわかった。
「信じられない」
「神である己が人間に敗れるとは」
「無限のソウルとは如何なる者か」
それは、破壊神ウルグの断末魔の悲鳴だった。

破壊神の持つ禍々しい力はアデルの身体を闇色のオーラで包んでいる。
感情が極度に昂ぶったアデルは破壊神の力を制御できなくなり、一時的に精神の表層に破壊神が現れる。
破壊神の顕現を意味するアデルの赤く輝く瞳はしかし、徐々に人のそれに戻りつつあった。
身体を包む闇のオーラはそのままに…。


「…ご苦労だった、ウルグ」

呑み込まれていく。
無尽蔵に生まれ来る、無限の魂の波動に。

「役目を終えた者は」

消滅。
禍々しい神の力を残して。

「俺の中で、溶けてゆくがいい………」

見開いたアデルの眼は、元の黒い瞳から不可思議な黄金色となっていた。
人類の革新。
力だけを見るならば、今の彼はまさにそれを体現した者だろう。
だが、かつて彼とともに戦い、彼を守るために命を落とした帝国宰相が見たならば、何というだろうか?
感動に打ち震えるのだろうか?それとも新たなる闇の時代を予感して、嘆き、敵意を向けるだろうか?


やがてアデルはその歩を進める。
親友たちの遺骸には眼もくれず。
もはや完全に光の粒となり果てた竜王の巨があった場所を横切り、
アデルはある小さな身体へと近づいた。
彼に残った最後の愛しい存在。

雪のように白い肌、金色の美しい髪。
そして、エルフ族に特有の尖った耳。
フェティ。
彼は、この耳が大好きだった。

近づいただけで、彼はフェティのその命が消え逝こうとしていること感じ取った。
エルフ族は不老長寿ではあるが不死ではない。
壊れきった身体(いれもの)に、もはや魂は宿らない。
触れると、手を濡らす紅。血液(いのち)が流れ、失われていく。
構わず、彼はフェティを抱え上げた。
たちまち、その手も身体も赤く染まる。

滴る血の音を掻き消すように彼は言った。

「君だけは、絶対に死なせない」

 

―――その日を境に、彼の姿は人々の前から忽然と消えた。

 

 

 

一年後。
ディンガル帝国城は、帝都もろとも異形の変貌を遂げる。
原因不明の大地震がディンガルを襲い、帝国市街を壊滅状態にせしめた。
ディンガルを中心に襲った天変地異は、その地形を変え、新たに地図を書き起こす必要に迫られるものだった。
多くの人々が犠牲となり、同時に地震によって引き起こされた大火災が人々を焼き殺す。


だが、ディンガル帝国城は崩落することはなかった。
堅牢な石造りの城には、ある異変が起こっていた。

未曾有の大地震にあっても辛うじて生き延びたわずかな人々は目の当たりにした。

割れた地表から極彩色の巨大な触手が何本も飛び出し、城を包み込む光景を。
それは何かの軟体生物のようであった。
表面は柔らかい皮膜で包まれ、血管が浮き出ている。
城を包み込んだそれは、やがて瓦礫の小さな隙間へ細かな根を伸ばし、より強固な姿へと変貌してゆく。
そして、おぞましいそれの表面はヌラヌラと濡れ光り、まるで生命を持っているかのように脈打つのだった。

 

生命。

確かに、それは生命を持っている。
何かの巨大な魔物か?闇の勢力の再来なのか?
だが、多くの人々が持った畏怖と感想は、的中してはいなかった。
城を覆った正体不明の怪異は、いわば"末端器官"とでもいうべきものだった。

 

アデルは、かび臭い地下道を歩く。
毎日のように通るこの道の匂いは、彼にとってはもはや嗅ぎなれた匂いで、もはや何も気にならない。
ディンガル城の地下深くに張り巡らされたこの隠し通路は戦時に皇族が脱出したり、
敵兵の眼を欺くための地下施設を利用するために築かれたものだった。
無論、今この城には皇族などおらず、地下道はもはや皇族のためになど存在していなかった。
それどころか、この城には彼だけしか人間は存在していない。


通路の壁に手を触れてみる。
力強く脈打つ音と振動が伝わってくる。
愛しい感触。触れるたびに彼は喜びを覚える。
一見、石積みの壁に見える"それ"は、その組成と色素を擬態し、壁のような姿を保っている。
彼は手の感触から、"彼女"の感覚を感じ取り満足そうに微笑むと、そのまま進み、目的の広間へと踏み入った。
そこは、元はディンガルの皇族が隠れるために秘密裏に造られた地下の広間だった。
かつては美々しい装飾で彩られた皇族専用の地下室も、アデルには一切が疎ましく邪魔なだけであった。彼は華美な装飾は一切を廃棄し、代わりに必要なものを搬入していた。
たくさんの食糧。
もちろん、自分が食べるためでもあるが彼女にもしっかりと食べさせなければならない。
今、彼女はとても栄養が必要な体になっている。
そして、それは今だけではなく、この先ずっと大量の栄養が必要になるはずだ。
食糧は彼女のために工夫をこらしてあった。
普通の人間がするように食べていたのでは間に合わない。
"彼女なり"に"食べやすい"ように流動食状にしてある。
それは、大きな壺に収められ、そんな壺が何十、何百と蓄えてある。
それら以外にも得体の知れぬ器具や装置がいくつも、所狭しと並んでいる。
地下室は当初作られた頃よりも格段に広くなっていた。
最初にここを訪れたときから、アデルは昼も夜もなく、懸命に地下を拡充する作業を行なった。
そうしなければ収まりがつかないほど"彼女"の"身体の一部"は"巨大化"いや、"肥大化"してたのだ。


「あ……ぁ……あぁ………」
小さな呻き声。

部屋に入ってきたアデルの気配に気づいたのだろう、彼女……フェティが薄っすらと眼を開ける。

「おはよう、フェティ。ご飯の時間だよ」
アデルは目覚めの挨拶に、彼女の唇に自分のそれを重ねる。
瑞々しい唇は薄い桃色で、温かい。

フェティ。
出会った頃から何も変わっていない。
自分には詩才はないから、その美しさを言葉にすると、陳腐なものでしかないが。
そう、何も変わっていない。
彼はそのように確信していた。

だが、もしも彼以外の誰かがフェティの今の姿を目の当たりにしたら、どのような感想を抱くだろうか。
実際にはそれは不可能なことだが少なくとも彼のような感想を抱くものがいたら、それはもはや人格に
異常を来たしている者だろう。


確かにアデルの確信通り、フェティの顔は血色がよく、肌理細やかな肌と相俟って見る者を魅了せずにはいられない。
アデルがキスをした唇は瑞々しく、生命に満ち溢れている。
だが、首から下のその肢体は異形の変貌を遂げていた。


乳房。
とてつもなく肥大化し、西瓜どころの大きさではない。
片方の直径はおそらく1メートルを越えているだろう、それが二つ、押し合うようにして息づいている。
しかも、自重で垂れ下がってはおらず限界まで張り詰め、青い血管が所狭しと柔肌を持ち上げている。
異常に発達した乳首はまるで男根のように20センチ以上あり、太さも10センチはある。
黒ずみもせず、プリプリと新鮮な桜色のそれは、フェティの呼吸に合わせて小刻みに震えている。
そして、その二つの乳頭には残酷な処刑が施されていた。
どのような変異を遂げたのか、乳首の中心には太い乳腔が通りっており、その穴へ太い丸棒状の結晶が挿入されている。
透明なため、乳腔の内壁の血走った鮮紅色まで一目瞭然となっている。
溢れかえるほどに分泌された母乳を塞き止めるための栓だった。
そのクリスタル棒が内圧により抜けぬよう、丁寧に大作りな金属の輪が乳首をきつく締め上げていた。

下腹。
こちらも乳房に負けず、妊婦のように肥大化している。
無駄な肉など全くないだけに、その肌が裂けそうなほど下腹に何かを含んでいることが見て取れる。
時折、ゴロゴロと低く不快な音が内奥から響いてくる。


フェティは操り人形のように"ぶらさがって"いる。
彼女の背中は、消失していた。
本来、背中であるべきところにはまるでモンスターのように巨大な一本の肉の管が生え、
それの直径は軽く彼女の身長を越えていた。
まるで女王蟻の如く何かを内包したそれはとてつもなく長く、末端へ向かうほどに太くなっていた。
それは部屋中に陣取っただけでは収まらず、
背後の壁を突き破り城の地下中に横たわり…そしてその先でいくつにも分岐し………。
これがディンガル城を覆う怪異の正体だった。
巨大触手群はフェティであり、フェティは巨大触手群の先端に位置している。
フェティの背面から生えている部分はフェティと同じ肌艶を保ち、瑞々しく潤っている。
それが余計におぞましさを強調していた。
その表面には幾つもの巨大な乳房がぶら下がっている。
それらは同じく、桜色の乳首を勃起させ、その先端からは薄黄色の乳汁を滴らせていた。
また、その巨大な乳房群の下には明らかに女性器と思わしきものと、肛門と思わしきものが濡れ光っている。

彼女は、自分の背面から生えたそれに身体を預けるようにして、
そして天井から生えた得体の知れない彼女の一部に手首を優しく獲られてぶらさがっていた。
両足は地についているが、やはり足首に触手が巻きついている。


フェティをこのような姿へ"破壊"したのは、無論アデルであった。
彼はフェティを生かすために魂を売った。
悪魔へ、などと陳腐なことは言えない。彼こそが悪魔そのものであろう。

「ああ、少し眼を離したらすぐに溜まってしまうんだね。どのくらい溜まっているかな…」
張り詰めた両の乳房を眺めながらアデルが放った言葉に、
薄っすらと眼を開け気だるげに息をしていたフェティは突如悲鳴を上げた。
「ひッ!?いやッ、いやあああぁッ!!アデルッ、やめなさいよッ、やめてェーッ!」
だが、アデルにはそれは拒絶ではなく懇願の裏返しと映る。
乳首を戒める輪を抜き放ちクリスタルの栓を抜くと、それだけで乳汁が迸る。
アデルは乳房を思い切り揉み絞る。
「はひいィィィィーーーーーッ!!!!」
勢いよく放出される濃厚な乳汁。
フェティの快楽中枢が幾重もの絶頂にショートし、パニックを起こす。
愛らしい口は開いたままになり涎をボタボタと垂れ流す。
「フェティ、行儀が悪いよ。あとでたっぷり絞ってあげるよ」
アデルはフェティの巨大化した乳房に、再びクリスタルの栓をねじ込む。
「あがッ…あががああぁぁぁッ!!」
乱暴極まりない無造作な所業だったが、痛みを感じるどころか、乳腔を拡張される快感に、再び絶頂するフェティ。
瞬間、激しい勢いで失禁し放尿が始まる。
「あはは、フェティ、行儀が悪いよ」
アデルは無邪気に笑いその手が尿に塗れるのにも構わずフェティの性器に手をやり、
肥大し、男根のようになった陰核を掴んで扱き上げる。
「ひいィィッ、ら、らめェーーッ!!」
絶頂の上に絶頂を重ねられ、フェティは絞り出すような声で泣き叫ぶ。
膣口が大きく開いて粘り濁った愛液を潮のように噴出す。
そしてその胎内にも仕込まれた巨大な男根の模型が、信じられないほど膣口を大きく開き、
ムリムリと排出される。


鈍い音とともに床へ落下したそれは、白濁した愛液に包まれて湯気を立てている。
「ああ、フェティッ」
アデルは愛しくてたまらないというように、フェティに頬擦りする。
快楽のあまり失神したフェティは胎内に侵入する熱い固まりに目覚めた。
「ぁはああああッ!アデルッ」
アデルが己のいきり立った男根を突き入れている。
常時受け入れ態勢が整っているそこは、男のそれを受け入れただけで簡単に絶頂に達した。
アデルはそれで飽き足らず、グチュグチュとそこを泡立てながら激しく抜き差しを始める。
「あぁッ、はぁああぁぁッ!!アデルッ、何故ッ?何故なのッ!あぁッ、どうして、アタクシを…こんな目に…ッ」
絶頂へと駆け上がる感覚に必死に抗いながら、
フェティは何度目になるかわからない問いを投げかける。


アデルの答えはいつも決まっている。
「フェティッ…君だけは絶対にッ、死なせない。例えそれが神に背くことでもッ、俺は君を生かしてみせるッ!フェティ…愛しているんだッ、例え世界を滅ぼしてでもッ、君だけは失いたくないッ…」
激しく動きながらアデルは答える。

 

 

フェティは快楽に霞がかった頭で、絶望と狂った愛情を感じる。
フェティはただ悲しかった。
いつか、アデルはこうも言っていた。
生命を司る魔術の奥義でもってしてもフェティを救う術はなく破壊神ウルグの力と闇の神器の力でもってフェティを救うことができたと。
しかしそれは非常に不安定な力であり、肉体が変異してゆくことを止める手立てがなかったこと。
いつしか、その変異した肉体すらも愛しく感じるようになったこと…。

アデルの手が、男根を突き入れている性器のさらに後ろ、背中に垂れ下がる巨大な肉管をかき分け、
フェティの尻を鷲掴みにする。
そして楽しむように、確かめるように揉みはじめる。

快感に痺れきったフェティの頭に、在りし日の思い出が浮かんでくる。
まだ、このような惨状になる前…大陸中方々を旅していたころに、アデルはフェティと結ばれた。
破瓜の痛みよりも快感を覚え、やがて完全に"女"になりはじめたフェティに、
アデルは過激な性行為を教え込んだ。
普段はフェティに頭があがらないアデルも、夜の営みのときだけは攻守逆転していたものだった。
口を使っての奉仕や、胸を使っての奉仕。
様々な体位で行う性交。
とんでもない狂態をフェティは抗う素振りを見せつつも受け入れた。
魔法仕掛けの男の性器を模した性具を胎内に入れたまま街を歩かされたこともあったし、
各地を旅している最中でさえ、仲間から不審な目を向けられつつ胎内で蠢くそれを耐えたこともあった。


ふと、アデルの手が排泄器官…肛門を塞いだ極太の栓を探るのを感じ、正気に戻る。
身体を硬直させ、フェティは必死に目で制止を訴えかける。
アデルはそれに微笑み返す。
即ちそれは、栓を抜くということに相違ない。
フェティはイヤイヤをするように首を振り、堪えきれず嗚咽が漏れる。

フェティが一番苦手だったのが、この排泄器官でアデルを受けいれることだった。
最初は嫌悪しか感じなかったそこが、快楽を感じ始めたときに恐怖を覚えた。
特に、腹の中を薬で洗浄される恥辱と快感は忘れられない。

今もなお、フェティの腸内は大量の便とアデルによって注入された薬液が充満している。
拷問用の特殊な浣腸液…腹の中で発泡しゼラチン状に固まる薬液。
腹の中でゆっくり時間をかけて膨張し、大量の汚物が溜まっているかのような感覚を与える。
フェティの下腹はパンパンに張りつめ、激しい便意を与えながらそれでも拡張されていく
快感に、時折絶頂を迎えていた。

「あはぁっンッ!」
肛門栓からの開放に、フェティは明らかに歓喜の声を上げる。
膣口が激しく収縮し、再び愛液を迸らせる。
ぱっくりと、15センチほども開ききった肛門。
今の彼女は排泄すらアデルの手を借りずしてできない。
本来なら、同時に津波の如く、内容物が噴出するはずだった。
フェティの、歓喜と開放感に満ちた表情がそれを物語っている。
だが、腹の中で凝固した薬液は、あっさりと彼女に開放はもたらさなかった。
訪れ得ぬ開放に、フェティの表情が見る見る、悲壮を帯びる。
ゆっくりと、開ききった肛門から占いに使う水晶ほどもある大きな半透明の塊が迫り出してくる。


「んんんんんッ………ぐぎぃ!」
下腹に力をこめ、腸の異物をひり出そうとするフェティ。
続いて、ゆっくりとゼラチンかシリコンでできた柱のようなモノが続く。
あるいは、何十、何百倍にも拡大した、蛙の卵のようなモノ、とも言うことができよう。
むりむりとあふれる、強度の高いゲル状の汚物が、広がった肛門からだらんと垂れ下がり、腸の蠕動に合わせて、ひくひくと震える。
肛門栓よりは遥かに柔らかい寒天状の汚物に、限界まで拡張された括約筋が、ようやく休めるとばかりに甘く食い込む。それでも、いったんは十数センチも開かれ、弛緩した肛門のこと、傍目にはだらしなく、開ききったままのようにしか見えなかったが…。

「あヒッ! あヒィィィッ!!」
肛門から異物をひり出し、ゆっくりではあったが確実に得られる開放感にフェティはたまらず、
歓喜の喘ぎをあげる。
だが肛門から排泄物をひり出しつつも腹の奥ではゲルの膨張が続き、便意は増す…無限排泄の快楽。
腸液と体温に熱せられ、ほのかな湯気を上げるゲルにアデルが軽く指を振れてみると、
それはちょうど、軟質のゴムのような柔らかさと弾力、それに確かな手応えを持っていた。
肛門から、ゆっくり搾り出されるそれを掴み試しに引っ張ると、それはわずかに伸び、
そしてずるずると腸からはみ出してくる。
意外と強度がある。その手応えに、アデルはそれをフェティの腸から一気に引きずり出した。

 

「あひィィィィィッ!!あひゃああああああぁぁぁぁッッッ!!!」

急にペースを上げ、腹から異物を引き出される感覚に、フェティが一際高くよがりをあげて、全身をばたつかせた。膣口から、まるで水鉄砲のように潮を吹き、めくれあがった肛門を痙攣させる。
アデルは構わず、さらに引きずり出す。
排泄物と括約筋の間から腸液をしぶきあげ、乳首が激しく隆起し、栓によって乳汁を噴き出すことができず激しく震える。
まだまだ多量の異物を腸内に残しつつ、開放感から絶頂に達するフェティ。
膨張した排泄物が長く床に、すでに三メートルはとぐろを巻いている。

人間と比較し、エルフの大腸は確かに長いが、それでも大腸が三メートルもあるわけではない。
闇の力で体内に変異が生じているのだ。
そして、これだけの量を排泄しながら、迫り出した腹は目立って小さくなったようには見えない。
収まることのない、絶え間ない排泄感。それも、激烈な便意が苦しかったそれを、
無理やりハイペース排泄させられる感覚は、凄まじいの一言であろう。
膨張し、腸の襞の隙間までもぬぐいながら尽きることなく排泄されるそれのせいで、フェティの腸はすっかり磨き上げられ、肛門からひり出される排泄物はたっぷりと糞便を含んで、まさしく蛙の卵のようだ。


そしてそれに呼応するかのようにディンガル城の外、城と一体化したフェティの肉体の末端器官は、
中空へと汚物を吹き上げる。とてつもない悪臭を放つそれには無数の卵が含まれている。

これこそが、後の狂王アデルの尖兵となる魔物たちであった。
フェティはその身に闇の神器とウルグの力を宿し、魔を生み出す永久機関となっている。

エルフ族の無限に溢れる生命力は、幾度"出産"しても尽きることがない。

 

「あはぁぁぁ….」

気持ち良さげに喘ぎを漏らすフェティに、アデルは嗜虐の快感を覚える。
涙とよだれを垂れ流して、開放感を貪るフェティの肛門に、今度は機械式の高圧ポンプからのチューブと、機械式の肛門栓.をセットして、それを再度肛門に捩じ込む。
その肛門栓はゴムに空気を送り込んで栓をすると同時にボルト固定式のプレートで、肛門を挟み込んで栓をするギミックがついている。
軟質ゴムの肛門栓に、ゼラチン状の排泄物が押しちぎられ、圧縮空気と万力で直腸と肛門にストッパーが食い込む。
「あがッ、ぐぎぃ! 嫌ァ、もう嫌ァッ!!」
肛門括約筋を金属板に挟みこまれ、万力で締め上げられると、すっかり作り変えられた器官は、
狂ったように快楽のパルスを神経に激流させる。


頭の中が真っ白になるような、通常の人間の何百倍もの快感は確実にフェティは正気を取り戻して叫んだ。
「かはああぁぁ…もう勘弁してェッ!お願いィッ、殺して! いっそ一思いに殺してェッ!」
痴呆に陥りそうな快楽に蝕まれ、あらゆる体液あらゆる汚物を垂れ流し、
家畜同然の生に晒されながらフェティは未だ狂うことができずにいた。
アデルは、哀願するフェティを愛おしそうに見つめ、おでこを撫でてやる。
自分の身体の一部となった、まるで女王蟻の身体のように城の外まで続く巨大な器官は、
様々な塵芥まで取り込み、"母体"の栄養源とする。
そうして自己がそれぞれに摂取と排泄を繰り返しつつ、フェティへも栄養素を送り込み、同時に、
肉体を淫靡に変質させてしまう分泌物質を送り込んでくる。
その過程でフェティの肉体は異常な早さで変異し、快楽器官は肥大した。
そうして"母体"の準備が整うと、今度はそれらの独立器官は"卵"を生み始める。


孵化すれば凶悪なモンスターへと育つ、危険な卵。
それらは独立器官からの糞便の排泄とともに、汚物にまみれながら産卵される。
一度に数百もの卵を生み出す"産卵行為"はいくつもの独立器官の"肛門"から排泄する感覚を、
ダイレクトにフェティに伝える。
通常の何百倍もの排泄感に脳髄が焼かれる快感は、もはやフェティにとって恐怖でしかない。
そして、堪え様もない悲しみが寂莫となって刃のように心に食い込む。
自身の身体でもって、魔の尖兵を生み出し、生命を刈り取るであろうそれらに手出しもできない…。
「ひいいィィィッ、もう嫌ァッ!やめてェェェッ!!」
たっぷり7~8リットルはありそうな、拷問用薬液の満ちた大型シリンダーにつながったポンプと、
肛門栓に繋がれたエアコンプレッサーを接続しているアデルに、 フェティは悲鳴を上げる。
しかし無情にも肛門栓に繋がれたエアコンプレッサーが、ゆっくりうなりをあげる。

「がッ! がガァッ!」

限界まで拡張され、その後、いったんは開放され、弛み切った腸に、糊のような薬液が津波のように流れ込む。

シリンダーの中の多量の薬液が見る間にフェティの肛門に流し込まれ、水位を低くする。
と、それと引き換えにするかのように、ぶくぶくと競りあがる腹部。
直腸いっぱいに膨張し、へばりついた肛門栓が押し出されようとするが、
今度は肛門の肉自体に万力で固定されているため、滑り出すことすらできない。
肛門とその周りの皮膚がゴムのように引き伸ばされる。
無論、今のフェティの皮膚も内臓器官も、
もはやモンスターと同等以上の強靭さとなっている。
そして行き場を失った薬液の奔流に、
伸びきり膨張した腸のしわ寄せが、他の臓器に及ぶ。
まだ余裕のある腹筋と皮膚が、薄く引き延ばされた腹筋を透かして、
太さ十数センチにも肥大した大腸に埋もれ、圧迫され、
押しつぶされた子宮ののシルエットが浮き彫りに浮び上がる。
膣肉や女性器は、完全に腰骨の間から押し出され、両腿の付け根に、
大きなこぶのように盛り上がっている。
押し出され、引きつれた皮膚に引っ張られ、
めくれあがってしまっているそこは、
肛門栓をくわえ込んだ肛門と比較しても遜色なく盛りあがって、
しきりに痙攣し、せわしなく口を開閉して、
水鉄砲のように愛液が迸っている。


シリンダーの薬液が、ついに尽きた。
・・・ようやく、すべて注入され終わり、もはやフェティは白目を剥いて、意識を飛ばしかけていた。
浅く、はやい呼吸を繰り返す。
そしてその身体は、もはや人外の様相を呈していた。。
まだ少し余裕のあった腹筋と皮膚が伸び切り、薄く引き延ばされた腹筋を透かし、太さ十数センチにも肥大した大腸に埋もれて圧迫された子宮ののシルエットが浮かび上がった腹は、血管が浮き出て怪物の皮膚のようにミリアの腹を彩っていた。
注入しはじめてから、1時間近く経っていた。
グルルッ!・・・グブッッ!!グキュルルルルルルッッ!!
「おごぉぉぉ・・・おあぁ・・・!ぐっ、ぐひぃぁっ・・・」
下腹を襲う苦痛と快楽に、フェティはかろうじて闇の中から、意識を取り戻したが、
膨張剤でもある薬液を注ぎ込まれたフェティの腹部のふくらみは、ペースが落ちはしたものの、
決して収まることはなかった。
その腹はもはや、地面につきそうなほどに膨張している。
むくむくと膨らむ腹に圧迫され、開ききった膣口から、ついに裏返った膣壁がはみ出し、全体からますますじくじくと愛液を滴らせる。
膀胱は押しつぶされ、尿を蓄えることが不可能になったせいで、尿道口からは、ボタボタと絶え間なく雫が染み出す。

「うぐぅ、ふぶぶぶぶぅ」

 


ポンプを止め、コンプレッサーを停止させても、じわじわと腸内で膨張を続ける薬液に、
苦しげな唸り声を上げるフェティ。そして、その間にもゆっくりと膨らみつづける風船腹。
無論、単純な苦痛を感じているのではな、あまりの快楽のため、声すら出せないでいるのだ。

「フェティ、気持ちいいか?」

問いかけてみても返事はない、ただ、快楽に染まりきった恨みがましい、
焦点のずれた瞳がかすかに、こちらを向くくらいだった。

そろそろ限界とみたアデルは肛門に食い込んだ万力に手をかけ、ほんの少しそれを弛めてやった。

ぶぱッッッ!!

わずかにそこを弛めただけで、まるで砲弾のように肛門栓が吐き出される。
しかし、直腸栓が飛び出した後に、薬液は、同じ勢いでは噴き出してはこない。
腸いっぱいに膨張し、しっかりと腸に詰まったそれは、半透明のゼリーのせいで、フェティの恥ずかしい腸の中が、水槽の中の風景のように見て取れる。
そのゼリーが腸の蠕動にぶるぶると震え、ムリムリとひり出される。フェティの肛門から、ようやく数センチ分のゼリー状の異物が垂れ下がる。


おそらく、フェティの腹中で膨れ上がったゼラチン物質は、
背中から生えた肉器官へと続く腸管の中へと膨張を続けているのだろう。
フェティの腹部がそれ以上膨れることはなく、かわりに背中から生えた肉器官が次第に膨張し、
表面に血管を浮かび上がらせてその体積を増していく。

フェティは少しでも早く楽になろうと、嗜虐心をそそるその美貌を朱に染め、
必死に気張って、それをひり出そうとする。
ひり出される異物に巻きこまれ、張れあがった肛門が完全に裏返る。
ひり出されるゼリーは先ほど同様、ほかほかと湯気を上げている。
ずるずると腸からはみ出したそれを、アデルはさらに引きずり出し、フェティによがり声をあげさせる。
そして、ゼリー便のその端を、巨大な木製の糸車のような車輪付きの器械に挟み込む。
「あ…ぁ……やめて…お願い…」はフェティは怯えた瞳でアデルを見る。
「やめて………許して、お願い、お願いッ・・・」
うわ言のように繰り返す。
「フェティ…」
アデルは、振り返り、車輪付き器械から手を離し、フェティをを見つめた。
フェティは恥辱と快楽に涙ぐみ、しかし微かに安堵の表情で見ている。
瞬間、器械に手を掛け、車輪の横についた手回しハンドルを握る。
フェティの顔が、一瞬恐怖と恥辱で強張ったのが解った。
アデル口の端が自然とあがる。


ガラガラガラガラガラッッッッ!!!!
軽快に回転する車輪と、それに挟み込まれたおかげで、
たちまちズルズルと車輪に巻き取られるゼリー状のフェティの便。

「ヒッ・・・いやぁッ、あ、があッ、あがああああんンンンッッッ!!」
声にならない声をあげて、フェティの体が大きく仰け反った。
腸の内壁が絡みついてくるのをものともせず、
ビチビチとおびただしい腸液をしぶき上げながら引き出されるゼラチン便。
空気中が、雌のむせ返るような生臭い匂いで満ちる。

あまりに辛い快楽に、本能のままフェティは絶叫した。
激烈な排泄感、開放感、そして絶頂に次ぐ絶頂。
「ああああッンンッ!!ひぁッ…あふぅッ!!…あ、あッ、あがあああああぁぁぁぁッ!!!!」
獣の様に声にならない声を上げながら、無意識のうちに必死に腰を浮かして逃げようとする。
無論、重い腹と胸がそれを阻み、腰はわずかにしか動かせなかったが。

巻き取られる便はすでに10メートルに達しようとしているが、
それでもまったくフェティの腹部は小さくなったように見えない。
ますます噴き上がる腸液、沸き上がる快楽、
フェティの肛門を限界まで広げ巻き取られてどんどん太くなっていくゼラチン便。


死ぬまでもなく、ここがフェティにとっての地獄だった。
絶頂とともにフェティの乳房も乳汁の分泌を狂ったように盛んに行い、乳首を戒める金属輪と乳腔栓
を押し上げる。そして、ついには金属輪が弾けとび、まるで砲弾のように乳腔栓が吐き出される。
滝のような勢いで放出される乳汁。
アデルはそれを頭から浴び、喉を鳴らして飲み、哄笑した。

フェティは白目を剥き全身を痙攣させる。
悠長に、意識が暗い闇の底へと沈んでいく…などと感じる間もなく、意識を失った。


…………意識を飛ばし、終わることのないアデルの、愛という名の拷問の合間には、少しだけ眠ることが許される。すぐにこの肉体は快楽を貪るべく絶頂とともに目覚めてしまうけれど。
どこで間違えてこんなことになってしまったのか聡明を自負するフェティにもわからなかった。
何が彼を変えたのか、自分が何を見ていたのか。

そして、ここまで自分を破壊し、今もなお徐々に壊し、蝕んでくるアデルに対して、心の底では、
今も愛していることも。

 

こうした、束の間の眠りには、浅い夢をみることがある。


楽しかった、あの頃。

アデルと初めて出会ったこと。

アデルとはじめて…結ばれた夜。


そうした思い出も、最近はだんだん朧げになって、薄れてゆく。

遠からず、自分は狂ってしまうだろう。
快楽だけを貪り、身体全体でもって咀嚼し排泄し、魔を生み出すだけの存在へとなるだろう。
予感だけがある。

フェティは、それでもいいと思った。
もう何も考えず、壊れてしまいたい。

 

また、記憶が薄れ………かつて、大切だと思った、懐かしい思い出が一つ消えた。

 


闇の狂王の歴史……後の世にそう呼ばれる暗黒時代は、竜王の死とともに始まった。
古き神々が支配する時代は終焉を迎え、人が己の足で立つ時代の幕開け。
それは希望に満ち溢れたものではなく、絶望と恐怖に彩られた幕開けだった。

狂王アデル。竜殺しにして剣聖、神をも殺し虚無を退けし無限のソウルを持つ者。
男は異形の魔物を尖兵に、大陸を絶望の闇に染めつくす。
異形の魔物は、彼の子であり、彼女の子であり、
すなわち永久機関のエルフの母より無尽蔵に生み出される狂気の産物だった。
狂王は大陸諸国を瞬く間に平らげ、バイアシオンは暗黒時代を迎える。


やがて、狂王を討ち果たす新たな光が生まれ出づることになるのだが…。

しかしこれは別の物語、いつかまた、別のときに話すことにしよう。