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ミイスの村が魔人アーギルシャイアに焼き払われたその日から、アリシアの旅は始まった。
旅の目的はただ一つ、姿を消した最愛の兄の行方を探すことだった。
その目的はある日唐突に叶えられた。魔人アーギルシャイアとその仮面の下部と名乗る男、サイフォスと自分達との対決によって--
サイフォスがロイである事を目の前で確認した時、アリシアの胸に湧いた感情は再会の喜びではなく、悲しみと嫉妬がないまぜになった気持ちだった。
兄がアーギルシャイアの支配から解き放たれてもその肉体の持ち主、シェスターと心通わせ、愛し合っていることはすぐに分かった。
アリシアはその時、泣きだしたい気持ちを必死で堪えたのだ。
(兄さま、私の兄さま……それなのに、何故……?)
それからのアリシアの行動はともすると自暴自棄になりがちだった。
一緒に旅をしていた仲間の前では今まで通りの姿でいるように努めて振る舞っていたが、一人になると自分が負の感情に支配されそうになり、苦しんだ。
またパーティのリーダーとしての判断を誤ることもしばしばだった。
(私の旅は、兄さまと元通りの暮らしを送れるようになることが目的だったのに……)
だから今この時、自棄になった自分が先程酒場でよく考えもせず軽々しく請け負った依頼のことを悔やんでも後の祭りであった。
酒場で出会った女が--顔をショールで隠していて、身なりからしてスラムの女性に違いなかった--アリシアの通り名に頼って依頼をしてきたのだ。
ギルドの正式の依頼でなくて済まないが、どうしてもあんたに頼みたい仕事がある、と。
相手が同性であったこともあって、アリシアはその依頼を二つ返事で請け負ったのだ。
依頼は町の中にあるスラムの一室に届けものをして欲しいという簡単なものだった。そこはスラムの中でも特に治安の悪い地帯で、依頼人は女性の身では不安で届けものが出来ない。
しかし「駆け抜ける風」のアリシアであれば間違いなく届けてくれるだろう、と泣きつくように言ったことを思い出した。
(あの時、もっと疑えば良かった……) 


今、アリシアはスラムの一室らしい汚らしい部屋の中で、粗末な木のベッドの上に仰向けに寝かされていた。
武器は取り上げられ、両手を頭の上に固定されて縄で縛られ、両足もベッドの脚に縛りつけられている。
そして声を出せないように魔法も使えないように猿ぐつわを噛まされていた。
届けものの指定を受けたスラムの町に入り込むと、指定された人物には簡単に会う事が出来た。
依頼を済ませた安心感で気が緩んだその時、不意に背後から誰かがアリシアに襲いかかり、彼女の口を催眠剤を含ませた布で押さえつけたのだ。
アリシアは必死で抵抗しようとしたが、届けものを届けた筈の相手は彼女を助けるどころか、態度を豹変させて彼女の胃袋の辺りを力強く拳で殴ったのだ。
アリシアはそのまま気を失った。
「さすが「駆け抜ける風」のアリシアだぜ……」
アリシアが縛られているベッドから少し離れたところで4人の男--
二人はいかにもゴロツキと言った風勢の荒くれの大男、
残りの二人は先程の依頼人の女に扮してアリシアに依頼を持ちかけた背の低い男と、
届けものを受け取った男--が下卑た喜びの声を上げた。
「これだけあれば、他の国に逃げても当分は遊んで暮らせる」
「まったく俺達はついてるぜ、アリシアがこんな単純な手に引っ掛かるとはよ!」
アリシアは自分とパーティの全財産が荒くれどもの手にあるのを見て、悔しさに腹が煮えくり返る思いだった。
それと同時に、軽はずみな選択をした自分自身を呪った。
「さて、こいつの始末はどうする?」
「このままバラしちまえばお終いよ、後は重しを付けて海に投げ込めば魚の餌だ」
「こうなっちゃあ「駆け抜ける風」も形なしだな」
「待てよ、このままバラすには惜しいぜ」
荒くれどもの一人が恐ろしい言葉を口にした。


「ただの売り出し中の女冒険者にしては、なかなかの上玉じゃねぇか」
男の一人がアリシアの髪をつかんで、彼女の顔と身体をじっと値踏みするように眺める。
声の出せない彼女はそれでも必死で男を睨み返したが、何の効果もなかった。
不意にもう一人の男が持っていた短剣でアリシアの衣服をビリビリと切り裂いた。
(!!)
アリシアは声にならない悲鳴を上げた。男どもは構わずにアリシアの衣服を難なく剥ぎ取る。
下着も切り裂かれ、彼女はブーツだけを履いている全裸に近い姿を身動き取れない状態で4人の男の前に晒す羽目になった。
「へへ、いい眺めだぜ……」
「小娘の割には、いい身体しているじゃねぇかよ」
4人の男の舐め回すような視線に全身が熱くなる。羞恥心と悔しさで涙が出そうになるのを必死で堪えた。
男の一人が手を伸ばしてがっちりとアリシアの乳房を握りしめた。
(!)
激痛にも近い感触を彼女は苦痛の表情で耐えた。
なんとかその手を振りほどこうともがき、身体をくねらせたが縄は緩むこともなく、帰ってそれが男達を喜ばせる結果になった。
「ああ?感じてるのかぁ?この淫乱!」
(いやだ……誰か助けて……誰か……!)
アリシアの身体の上を男達の汚い手が這い回る。たくさんの毒虫が身体中を這い回っているような感触。
あまりのおぞましさに吐き気が込み上げる。
「へへ……早いとこ犯っちまおうぜ、誰かに見つかるかもしれねぇ……」
(誰か助けて……誰か……!)
次に来るであろう恐ろしい瞬間を正視することに耐えられず、アリシアは強く目を閉じた。
だがその時、一人の男の叫び声でその場の空気は裂かれた。
「ぎゃあっ!」
アリシアの顔に、身体の上に、生暖かいものが振りかかった。
目を開けると、右手に剣を持った鎧を付けた男らしい人物がいつの間にか立っている。
その男の周りには、憤怒の気が渦巻いているのをアリシアは見て取った。
アリシアの身体に振りかかったものは、その男が一人の荒くれを斬り倒した時の返り血であった。
「てめえは何だ!?……ぐっ!」
「ひぃっ……た、助けてくれ!俺は何も……!」
4人の男達はまるで丸太のようにほとんど抵抗も出来ずに現れた男に斬り倒されていった。
いくつもの冒険をしてきたアリシアには4人の荒くれ男が一撃で致命傷を負わされた事が分かった。
だが、その男は攻撃をやめない。男は荒くれどもをまるで害獣のように斬り殺した。
アリシアの身体は返り血で朱に染まった。
(……!)
アリシアは新たな恐怖に襲われ、身体ががくがくと震えた。
しかし、その男には憤怒の気配はもうなかった。
男は手を伸ばしてアリシアの猿ぐつわを外し始める。そこでようやく男が誰であるか分かった。
「……兄さま?」
「アリシア!……アリシア、何故こんな……!」
自分と同じように顔に返り血を浴びている、それは最愛の兄の姿だった。
ロイは怒りと悲しみが混ざったような表情で、全裸の痛々しい妹の体を見下ろしていた。
そこで初めて、アリシアの目から涙がこぼれ落ちた。
「兄さまぁぁぁぁ!」
縄がほどかれ、アリシアは兄にすがりついた。泣きじゃくりながら彼女は繰り返した。
「兄さま……ごめんなさい、ごめんなさい、兄さま……」


それから後の事はアリシアはよく覚えていない。
ロイに赤子のように抱かれて宿屋に連れて帰られた記憶がある。
返り血を浴びた身体を洗うために湯浴みをして、ロイが作ってくれた飲み物を飲まされて、
ベッドに寝かされた記憶がある。
兄の作ってくれた飲み物--おそらくは薬湯--を飲むと、先程までの疲労がどっと出て、
うとうとと眠りの淵へと誘われた。

夢を見た。先程の荒くれどもが夢に出てきた。
現実と同じように身体が動かなかった。
荒くれどもは自分の体を値踏みするように眺めた後、いつしか奇怪なモンスターへと姿を変え、
自分を喰らおうと襲いかかってきた。
あまりの恐怖に身がすくんだが、身体を動かすことも声を上げることもできなかった。
おぞましいモンスターの鋭い爪が、自分の着ていた衣服を引き裂いた。
モンスターの舌が自分の全身を舐め回した。苦痛に耐えきれず、彼女は悲鳴を上げた--

「アリシア、アリシア!大丈夫か!?」
意識がはっきりすると、再び兄が目の前にいた。その顔は青ざめていて、動揺に震えている。
「兄さま……ああ、兄さま……」
アリシアは夢中で兄の手を握りしめた。その手は暖かかった。
それでようやく、夢にうなされていた自分に気付いた。
「夢でした……怖い夢……」
アリシアはやっとそれだけ言った。夢の中で泣いていたらしく、頬がべたべたに濡れている。
悪夢が破れた安心感と、喩えようの無い疲労感に嘖まれ、それでも目の前に兄がいることが嬉しかった。
兄ももう自分と同じように返り血を洗い落として、鎧を外していた。
アリシアはじっとりと額に、身体に冷や汗をかき、身体が冷えて寒さを感じた。
ロイは黙って彼女の様子を見ていたが、そっと傍にあったタオルでアリシアの顔に流れる冷や汗と涙を拭いてやった。
ロイは明らかに、どうしていいのか分からない様子だった。
無理もなかった、救出できたとは言え、妹の悲劇の現場を目前で見てしまったばかりなのだから。
「……兄さま」
ベッドに半身を起こした状態で青ざめ、俯いていたアリシアは不意に言った。
「兄さま、傍にいて下さい」
「アリシア!?」
「今夜は……一人にしないでください……怖いから……」
ロイはしばらくためらっている様子だったが、アリシアの枕元に腰をかけ、彼女の手を握った。
その手は氷のように冷たかった。アリシアは不意にロイの肩にすがりついた。その手は小刻みに震えている。
「兄さま……もっと傍に……寒い……」
アリシアの栗色の髪がロイの顔にかかった。
ふわり、と甘い髪の香りが漂った。その香りにロイの胸の鼓動が高まった。
いとおしさと、先程までの凄惨な光景とが頭の中で甦り、気が狂いそうになる。
気がつけば、ロイは妹の体を両手でしっかりと抱きしめていた。


「兄さま……抱いて下さい」
しばらくの間、妹の体の感触と、洗い立ての髪と身体の匂いと、鼓動とを己の胸の中に感じて
甘美な背徳感を覚えていたロイは、その言葉に我に帰りまじまじと妹の顔を見つめた。
「アリシア?」
「兄さまが、シェスター様を愛していることは知っています……けれど……」
そこでアリシアの青い瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「兄さま、好きです。愛しています。ずっと前から……ミイスで暮らしていた時から……
兄さまだけを愛していました……兄さまとしてではなく、一人の男性として……だから……
「兄さま……私は今日、穢されてしまいました……だから、私を綺麗にして欲しい……
「抱いて下さい……私は兄さまのものになりたい……お願いです」
「アリシア、お前と私は兄妹なのだぞ……実の……」
「そんな事どうでもいい事です、好きになった人が兄さまだった、それだけです……お願い……」
ロイの胸の中にアリシアの肌の感触が伝わる。
旅に出てから冒険者として生活している彼女だが、それでも寝巻き越しに見える少女の肌はもともと色白なせいもあり、
絹のように柔らかく滑らかだった。
ふくよかな乳房が薄い寝巻きを透かして見える。
幼い頃一緒に遊んだ時以来、ここまで妹を近くで見つめたことも感じたこともなかった。
心の箍が外れるように、ロイの理性が弾け飛んだ。
彼はさらに何か言いかけたアリシアの唇を己の唇で塞いだ。
しばらくはお互いを貪るように絡み合っていた二人の唇が離れ、ロイが静かな声で語り始めた。
「アリシア……私は今日ほど怒りに駆られた日はなかった。
私は神官としての修業の旅にも出て、冒険者としての仕事もこなした。
数えきれぬほどのモンスターも倒した。けれども、人を殺めたことはなかった。
たとえどんなならず者であっても、とどめを刺すような事は今まで一度もなかった、しかし今日は……
「今日は……あのならず者たちを殺してしまったとしても私は少しも罪悪感など感じない。
あのならず者達は私の大切なものを壊そうとしたのだ。
あの者たちには指を触れる事さえ許されぬような、私の宝物を壊そうとしたのだから……」
「兄さま……ごめんなさい……」
アリシアの目からまた涙が流れ落ちた。ロイはその頬を伝う涙を唇で啜った。
「謝ることはない……お前は何も悪いことはしていない」
「兄さまお願い……私を綺麗にしてください」
「アリシア……後悔はしないな……?」
「はい……」


アリシアは小さく頷いた。ロイは唇を彼女の首筋に這わせた。
途端にアリシアの身体がびくりと震える。
首筋に何度も口付けた後、鎖骨に向かって舌を這わせる。
「はああっ……」
少女は未知の感触に静かに震えている。
首筋を舐めながら、右手をアリシアの寝巻きの胸元に滑り込ませる。そして、初めて妹の愛しい乳房に触れた。
しっとりと掌に吸い付くようなきめ細かな肌の感触。乳房全体を優しく撫で回し、次には軽く揉んでみる。
ほんの半日前に、荒くれどもに力づくでされた行為と同じことをされている--
それでも、アリシアの胸に不快感は生まれなかった。
むしろ愛する兄が自分の体に擦りつけられた汚れを撫で落としてくれているような甘美な心地に彼女は酔いしれた。
修業と冒険のため、兄の荒れたざらついた掌が彼女の乳房を撫で回すたびに、先端から甘い切ないような感触がわき上がる。
指が乳首を捕えた。そっと擦るようにそこを捻られると、電流が走ったように彼女の体はびくんと硬直した。
「ああ、兄さま……」
ロイは背後からアリシアの体を支えたまま、すばやく彼女の寝巻きの前ボタンを外していった。
瞬く間に寝巻きははぎ取られ、彼女は生まれたままの姿になった。
年齢の割には大きな、しかし形の整った乳房や、腹部の窪み、恥じらって閉じた足、
その中央に僅かに顔を出す茂みを枕元のテールランプの淡い光が照らし出した。
彼女の身体からはかすかに、石鹸と汗との混じったくらくらするような甘い匂いがしている。
「アリシア、綺麗だ」
「兄さま……そんなに見つめないで」
アリシアはロイの視線が痛く感じられて、両手で乳房を覆い隠した。
だが、ロイは右手だけで彼女の両手を押さえつけると妹の裸の身体をベッドに押し倒した。
言うまでもなく、ロイの中心はすでに熱を持ち、じりじりと焼けるような感触を覚え始めていた。
だが彼は、まだ自分の着ている衣服を脱ぐことをしなかった。
彼は妹に覆いかぶさるような形で、先程とかは比べ物にならない力で両手でアリシアの乳房を責め始めた。
そして何度かそこに口付けた後、桜色に染まった乳首を唇に含んだ。
そこはもう、すっかり立ち上がり、硬度が増してぷくりと膨れている。
飴でも舐めるかのように、彼はそれを何度も舌で転がした。
その度に少女の柔らかな体がびくびくと震える。前歯でそっと甘噛みすると、彼女はたまらず嬌声を上げた。
「ああん、兄さま……」
アリシアは両手でシーツを握りしめたまま、身体を弓なりに反らしのけ反るような姿勢でベッドに押し倒されていた。
乳房を弄ばれているのに、触れられていない下腹部にじんじんと熱いものを感じる。
乳首から走る電流のような感触が身体を伝わり、それが自分の秘部に集まってゆく。
いつしかそこから溢れ出した蜜が、シーツを濡らした。
アリシアの両方の乳房は今やロイの唾液がまんべんなく濡らし、灯に照らされたそれはたまらなく卑猥なものに見えた。
ロイの中心が充血して痛むのをぐっと堪えて、彼は唇を乳房から腹部へと這わせてゆく。
左手でアリシアのわき腹やすべすべした腹部の窪みを撫でつつ、右手を硬く閉じている両足の付け根へと伸ばした。
「ああ兄さま、そこは……だめ……」
彼女は喘ぎ喘ぎそう呟いたが、兄の右手は難なく彼女の淡く茂った草原の中に滑り込んだ。
掌で茂みをさわさわと撫でると、そこからじわりとわき上がった切ない感触にアリシアは思わず足を少し開いた。
すかさず、ロイは彼女の秘密の場所に指を滑り込ませた。
ずるり、と彼は指をアリシアのスリットの中を滑るように上下させた。
そこはもうすでに蜜でたっぷりと濡れていたが、ロイの指が左右の花びらを広げたり、膨らんだ肉芽に触れる度に、
あとからあとから白濁した蜜が流れ落ちる。
指先で彼女の花びらを捏ね回しながら、舌を夢中で腹部やわき腹に這わせていたロイだったが、
不意に顔を上げ、右手を秘部から離した。

そして両手でアリシアの太ももをがっちり掴み、彼女の両足を強引に開かせた。
ランプに照らされて、アリシアの秘部がはっきりと見えた。
アリシアは自らの今の淫らな格好に焼けつくような羞恥心を感じたが、
足を押さえつけられているので自分の力で足を閉じることは無理だった。
「はああ、兄さま……そんなに見ないで……」
「見たい。お前のすべてが、見たい」
アリシアは無意味だと分かっていて、両手で自分の顔を覆い隠した。
そうしてもロイが見ている自分の秘部を隠したことにはならないのであったが、
恥ずかしさのあまりそうせざるを得なかったのだ。
目を覆っていても、ロイの視線が自分の身体中、そして一番敏感な部分を視姦しているのが感じられる。
直接触れられてもいないのに、視線を感覚として感じてしまったかのようにアリシアの泉からはどくどくと蜜が溢れ出している。
とろとろと流れ落ちた蜜は彼女のすぼまった菊座を濡らし、シーツに大きな染みを作っていた。
ロイはしばらくそんな妹の今まで見ることの叶わなかった秘密の場所と恥じらう彼女の様子とを目で楽しんでいたが、
不意にその蜜を溢れさせている泉に熱く口付けた。
「あ、兄さま、だめ……!」
アリシアはびくん、と飛び上がるように反応した。
二回、三回と口付け、その度に少女は嬌声を上げて反応する。
それから思い切ったように人差指を泉の入り口の中に挿入させた。
「つっ……!」
しくん、と鈍いような痛みがアリシアの表情を歪ませた。
だが、溢れ出した蜜のため、ロイの人差指は抵抗もなく根元まで内部へと侵入した。
熱い肉の壁が、たった一本しか入れていない指を締めつける。その締めつけの強さにロイは確信した。
(アリシアは、やつらに犯されてはいない……アリシアはまだ……)
埋め込んだ人差指の腹で、そろそろと肉の壁を撫でてみる。
痛がらないのを確認すると、今度はぐるり、と指を回転させてみた。
「ああっ……」
少女の体が痙攣する。途端に、指がきつく締めつけられる。
彼女が落ち着くのをしばらく待ってからもう一本中指を侵入させてみる。今度は少女も痛がらなかった。
なんの抵抗もなく、ずるりと中指も根元まで内部に入ってしまった。
二本の指で内部を引っ掻くようにくすぐるように動かすと、アリシアは見られている恥ずかしさも忘れて悲鳴のような声を上げ、喘いだ。
左手はまだ彼女の太ももを押さえつけていたが、彼女がもう自分の意志で足を閉じないことを確信すると、
ロイは左の指で右の二本の指が入り込んでいる上部の愛しい肉芽を弄った。
さっきからさんざん弄ばれているそこは充血して、意思を持つもののようにひくひく動いている。
二本の指で内部を捏ね回し、溢れ出した蜜を肉芽に塗り付けた。
その度にアリシアは悲鳴とも嬌声とも付かない声を上げ、上半身をくねらせた。
「に、兄さま……私、もう……」
絶頂が近いのが彼女の苦痛にも似た表情から見て取ったロイは、
内部を捏ね回す指のスピードを上げ、膨れ上がったピンク色の肉芽を指の腹で激しく擦り付けた。
「あああぁぁ!」
アリシアの身体がびくびくと痙攣して、一瞬硬直した。
二本の指を銜え込んでいる泉からつーっと蜜が伝ってこぼれ落ちた。
やがて少女の全身が弛緩したのを確認してから、ロイは指を彼女自身から引き抜いた。
もうロイの牡自身は痛みを覚え、限界な程に張りつめていた。
愛する妹が、自分の指技だけで果ててしまうのを目前で見ていたのだから。
彼はもどかしげに着ているものを脱ぎ捨てた。日焼けした、程よく筋肉質な身体が姿を表す。

 

「アリシア、アリシア?」
妹はぐったりと枕に頬をうずめたまま、まだ目を開けない。
両肩を持って軽く揺さぶると、アリシアはようやく目を開けた。軽く気を失っていた様子だ。
「ごめんなさい、私、頭の中が真っ白になって……」
兄の目の前に恥ずかしい部分を晒して、果ててしまった事を思い出して、
しどろもどろに赤面しながら彼女は言いかけたが、
いつの間にか目の前の兄が自分と同じように全裸になっていることと、
その中央に息づいている兄の自身に男性自身に気付き、ごくり、と息を飲んで真っ赤に頬を染めた。
と同時にこれから起こるであろう未知の体験の予測に恐怖を覚えた。
彼女の表情に恐れが走ったのを兄はすばやく感じ取った。
ロイはアリシアの髪を撫でながら静かに耳元で囁いた。
「アリシア、大丈夫だ、心配することはない……」
耳元に口付け、耳朶を甘噛みする。震えている妹の唇に再び己の唇を重ねた。
そして舌を彼女の唇に射し入れる。口腔を舐め、舌と舌とを絡ませる。
だらだらと混ざり合った唾液が少女の唇から流れ落ちた。
「はうっ……」
唇から痺れるような感覚が全身に伝わり、アリシアの肉体はつかの間弛緩した。
ロイは力の抜けた彼女の足を持ってMの字に開かせた。
また、いやらしく充血した花びらと泉とが兄の目の前にさらけ出される。
アリシアは耐えきれず瞳を閉じる。
アリシアを支配しているもの今は羞恥ではなく、恐怖だった。
成人してから初めて見る兄の牡。赤黒く、血管を浮き出させているそれで自分の中を掻き混ぜられる様子を想像すると、
自分から抱いてくれと懇願したにも拘わらず彼女はまた身体中が緊張で強張ってしまうのを感じた。
その緊張は確実に兄に伝わっていた。ロイは落ち着かせようと再び彼女の耳朶に唇を這わせた。
そして耳元で囁いた。
「アリシア、力を抜くんだ……そう」
耳朶への甘い刺激でアリシアはため息をついた。そして息を吐き、蚊の鳴くような声で呟いた。
「優しくして……ください」
兄の肉棒がアリシアの秘部に当たっている。
先程の前戯で濡れているそこは肉棒に絡みつくようにくちゅくちゅと音を立てた。
「ひっ……」
血管の浮き出たそれが、アリシアの充血した肉芽の上を強く擦り付ける。
何度も何度も肉芽を擦られて、アリシアはそれだけで催すような強い感覚がわき上がるのを感じた。
「……いくぞ」
遠いところからその言葉が聞こえた。

 

と、思う間も無く、ずぶり、と音がして熱く熱を持つ肉棒が彼女の秘部の扉をこじ開け、中に侵入してきた。
「ああっ……い、痛い……!」
アリシアは感じたことの無い激しい痛みに悲鳴を上げ、兄の首にすがりついた。
破瓜による鮮血が膣口からほとばしり、シーツを染めた。
身体の中を押し広げられるような感覚と続く鈍痛にアリシアは息ができなくなりそうだった。
「アリシア……息を吐くんだ……力を抜いて……」
強い膣口の締め付けによってじんじんと己の牡にわき上がる感触に眩暈を覚えそうになりながら、ロイは妹に囁いた。
アリシアは言われた通りに息を吐く。
僅かに彼女自身の締め付けが緩む、ロイは自身をずぶずぶと奥へと侵入させた。
やがて先端が肉の壁に突き当たる。
彼はしばらくそのままの姿勢のまま、彼自身に吸い付くように締めつける彼女の内部の感触を味わっていた。
「ふうっ……」
まだ鈍痛からは開放されていないが、自分自身を落ち着かせるようにアリシアは深く息を吐いた。
潤んだ目をうっすらと開けて、愛しい兄の顔を見つめた。
(私たち……ひとつになってる……今、ひとつになっている……!)
「動かすぞ」
ずるり、と彼女の身体を押し開いていたものが引き抜かれる。
息をつく間も無く、引き抜かれたと思ったそれがまた強く挿し入れられる。
淫猥な、湿った音と激しい二人の息遣いが夜の一室に木霊する。
ベッドがぎしぎしと軋み、ランプの灯がゆらゆらと揺れた。
突かれる度に身体をよじらせるアリシアの豊かな乳房が踊るように揺れる。
揺れるランプの光に照らされたそれは淫猥で、艶めかしかった。
最初の数回はまだ痛みに耐えていたアリシアであったが、
だんだんとそれが痺れるような快感に変わってくるのを感じて、
戸惑いながらも彼女はその感覚に身を任せていた。
「はっ、はっ、はっ……」
自然とアリシアの腰が持ち上がっていた。
すかさず、ロイが腕を回して彼女の腰を強く抱き寄せる。
これ以上入りきれないくらい、ロイの自身はアリシアの内部を突き上げた。
アリシアは悲鳴にも似た嬌声を上げた。
二人の茂みが触れ合い、ざわざわと音を立てる。
「アリシア、アリシア……」
ざらざらとした肉の壁に締め付けられて、
身体の中心からじわりじわりと広がってゆく快感に何か言っていないとすぐに果ててしまいそうな錯覚に捕われたロイは、
譫言のように愛しい妹の名前を繰り返し呼んだ。
ロイの自身を飲み込んでいながらも、アリシアの泉からは蜜が絶え間なく流れ落ちる。
その上部のすっかり膨れ上がった肉芽がロイの茂みと擦りあう。
切なく激しい感触がそこから再び生まれ始める。
「ああっ、兄さま……そこ……!」
ロイは己を深く彼女の中に埋めたまま、右手を二人の擦れ合う茂みの中に滑り込ませた。
そして、恥骨に挟まれた震える肉芽に蜜を塗りつけ、くすぐるように弄んだ。
途端にアリシアは身体を弓なりにして喘いだ。
その度に自分の肉棒を包み込んでいる彼女の内部がぎゅっと締め付ける。
熱く滾った蜜が飛び散るように溢れ出た。
「アリシア……!」
激しい膣の収縮により、ロイの自身は限界が近づいてきている。
ロイは旋回させるように腰を動かし、アリシア自身を貫くほどに強く何度も突き、
右手では彼女の肉芽をいたぶり続けた。
「はああぁぁぁ……!」
アリシアは激しく全身を痙攣させて、身体を反らせた。
半開きの唇から透明な液体が流れ落ちている。
がくがくと全身を震わせた後、彼女はぐったりと息絶えた様に全身を弛緩させて崩れ落ちた。
「くっ……」
その直後、ロイにも限界が来た。
身体中の血が逆流したような錯覚を覚えながら、彼は自身から白濁した液をどくどくと彼女の中に吐きだした。
何も考えられなかった。
後を引く強い快感と妹の甘い体臭に包まれて、くらくらする視界の中で彼はぐったりと妹の体の上に倒れ込んだ。


「兄さま……ありがとうございます」
すべてが終わった後の気だるく心地よい疲労感にしばらく浸っていたロイは、
アリシアが口にしたその言葉に少し驚いたようだった。
「兄さまが私を綺麗にして下さらなければ、私……
今日のことで……立ち直れなかったかもしれません」
嫌な記憶を無理に思い出したのか、アリシアの顔が少し歪んだ。
ロイは慌てて彼女の髪を撫でながら言った。
「思い出すことはない……早く忘れるのだ」
「はい……でも……」
アリシアは頬を染め、まっすぐにその吸い込まれそうな青い瞳でロイの顔を見た。
「今日は、初めて兄さまと私が結ばれた日……このことは忘れません」
二人はどちらからともなく、唇を重ねた。ついばむような軽い口付けを何度も交わした。
「アリシア、愛している……」
ロイの囁く声が耳元で子守歌のようだった。それだけでアリシアはまだ僅かに痛む心を喜びが包んでくれるのを感じた。
「兄さま、このままここにいて……もう悪い夢は見たくないから……」
アリシアは頬を染めて、今宵最後の哀訴をした。もう以前のように自棄になることもないだろう。
その安心感で満たされた気持ちになりながら。

終わり
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