zilloll闇小説保管庫 @ WIKI
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zilloll闇小説保管庫 @ WIKI
ja
2009-12-29T17:12:28+09:00
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男主×4巫女,792
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/171.html
(街道を歩いている主人公)
(突然、四人の巫女が現われ囲まれる)
エア
「オールよ、突然ですまぬが今日は大事な話があってな」
(間合いを詰める四巫女)
エステル
「オール…ボク、赤ちゃんができたの」
イークレムン
「オール様、私もあなたの子が…できました」
フレア
「どうやら私もあなたの子を身篭ったようです」
エア
「ふふ…四人同時に孕ませるとは、さすが無限のソウルの持ち主じゃな」
(主人公、驚いてきょろきょろ)
エステル
「オール、ちゃんと責任とって…くれるよね?」
イークレムン
「私、嬉しいです。オール様との子を産めるなんて…」
フレア
「どうしますか?堕ろすことを望むのであればそうしますが…」
エア
「まさか逃げたりはすまいな?さあ、誰と結婚するのか選ぶがいい」
(うなだれる主人公)
エステル
「ボク…またオールと一緒に冒険したいな」
イークレムン
「私はオール様を愛しています。それだけです…」
フレア
「……こんな私でも、選んでいただけるのであれば…」
エア
「今回ばかりは未来が見えぬ…オールよ、わらわにそなたの答えを示してくれ」
(しばらくうなだれたままの主人公)
(やがて顔を上げるとなにやら説明する)
エステル
「四人まとめて面倒見るって、どういうこと!?」
イークレムン
「えぇと…つまり…?」
フレア
「……四人全員と婚姻関係を結ぶということですか?」
エア
「なるほど…それは面白いな」
(うなづく主人公)
エステル
「な、何が面白いんだよ!大体、みんなはそれでいいの?」
イークレムン
「…何か問題があるのでしょうか?」
フレア
「オールが私たち四人を同じく愛しているのであれば、問題はないと思います」
エア
「うむ、誰か一人が選ばれて、あとの三人は放り出されるよりは良いと思うぞ」
(再びうなづく主人公)
エステル
「で、でも!結婚っていうのはこう…愛し合う二人が結ばれる、みたいな…」
イークレムン
「オール様は私たち四人を愛してくださっているわけですし、
私たちもオール様を愛していま
2009-12-29T17:12:28+09:00
1262074348
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男主×巫女,EDネタ
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/170.html
エア「オールよ、これより十月十日後…
そなたは父親となるであろう」
(驚いた様子の主人公)
エア「何を驚いておる?
昨晩、わらわとベッドの上で激しく愛し合ったではないか?」
(弁明する主人公)
エア「あれは無理やり襲われた、じゃと?
ふふふ、そうかもしれぬ。が、もう遅い。
わらわは天地千年を見通す。
昨夜の性交でわらわが孕むこともお見通しじゃ」
(うなだれる主人公)
エア「…なんじゃその態度は。
当分は気楽な身だと思ったのに、などと思っておるのであろう!」
(首を振る主人公)
エア「とにかく、そなたはもう逃げられぬ。
観念いたせ」
(再びうなだれる主人公)
Fin.
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イークレムン
「あ…オール様。
今日もいいお天気ですね…
オール様と愛し合うようになって、
いろいろなことが変わりました。
オール様のことが、以前よりも輝いて見えますし、
町の人たちはおめでとうと言ってくれるし…」
(照れる主人公)
イークレムン
「…あ、ボーっとしてしまって、
大事なことを忘れていました」
(何事かと尋ねる主人公)
イークレムン
「私、赤ちゃんができました」
(驚く主人公)
イークレムン
「昨日、ちょっと体調がおかしかったので調べていただいたら、
おめでたですよ、って…」
(あとずさる主人公)
イークレムン
「赤ちゃんができて、今までとは大きく変わってしまったけれど、
こうしてオール様は変わらず側に居てくれる…
私はそれが嬉しいです」
(さらにあとずさる主人公)
イークレムン
「…これからもよろしくお願いしますね、あなた」
(うなづく主人公)
(やや間を置いて、うなだれる主人公)
Fin.
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(うろうろするエステル)
エステル
「うーん…なんて切り出そう…」
(うろうろするエステル)
エステル
「オール、ボク赤ちゃんができたの…
って、いきなりじゃ驚くよなぁ」
(うろうろするエステル)
2009-12-29T17:07:43+09:00
1262074063
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男主×カルラ、986
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/169.html
「う~ウルカーンウルカーン」
今ウルカーンに向かって全力疾走している僕は、郵便配達をするごく一般的な冒険者。
強いて違うところをあげるとすれば、お尻に興味があるってとこかナー
名前はオール。
そんなわけで通り道にあるロセンにやってきたのだ。
ふと見ると、門前に一人の若い女が立っていた。
「ウホッ、いいお尻…」
ハッ
そう思ってると突然その女は僕の見ている目の前で
死神が持つような鎌を振り回しはじめたのだ…!
「手伝わない?」
そういえばこのロセンは暗愚王ペウダが治めてることで有名な国だった。
いいお尻に弱い僕は誘われるまま、ホイホイとロセンに潜入しちゃったのだ。
彼女――
ちょっとワルっぽい ディンガル兵士で、カルラと名乗った。
潜入任務もやりなれてるらしく、隠し通路にはいるなり僕はペウダの部屋の前についてしまった。
「よかったの、ホイホイついてきて。
あたしは国王の血族ってだけで子供まで殺しちまうような人間なんだけど」
「こんなこと初めてだけど、いいんです…
僕、カルラさんみたいなお尻、好きですから…」
「うれしいこと言ってくれるじゃない。
それじゃあとことんペウダを暗殺してやろうかしらね」
言葉どおりに彼女はすばらしいファイターだった。
僕はというと、後列から眺められる彼女のお尻に身をふるわせてもだえていた。
しかし、その時予期せぬ出来事が…
「うっ…で、出そう」
「ん?出るって何が?」
「あ、あの…実はさっきからあなたのお尻を眺めていたんです。
出そうなのもそのせいで…」
「そう…」
「いいこと思いついたわ、あんたあたしのお尻の中に出しなさい」
「えーっ!?お尻の中へですかぁ!?」
「男は度胸!何でも試してみんのよ、きっといい気持ちよ。
ほら、遠慮しないで入れてみなさい」
彼女はそういうと素肌にまとったTバックをずらして、美しい尻を僕の前につきだした。
(自分のお尻の中に射精させるなんて、なんて人なんだろう…)
しかし 彼女のひきしまったヒップを見ているうちにそんな変態じみたことをためしてみたい欲望が…
「それじゃ…やります…」 クン…ズ!ズズ!ニュグ!
「は…はいりました…」
「
2009-12-27T21:39:56+09:00
1261917596
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アンギルダンと欲望の指輪3
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/168.html
女の姿が見えなくなりいくらか経つとゆっくりとアンギルダンは近くの木々に振り向く
雨が止む時間はもうすぐ近くまで迫って来ていた
「どうじゃ?そんなところにいないでこっちにきて話をするのもいいじゃろう?」
パキっと小枝を踏みしめる音が響く、幽鬼のような足取りで現れたのはノーマだった
彼女はいたのだ、既にずっと前に…不幸にも雨が降り始め心配になって迎えに行こうとし
人が通ることなどめったにない途中の道でアンギルダンとフェルムが
情交を交わしている所を見つけてしまった…
愛する男が別の女、しかも人妻である娘とセックスをしたあげく、男の口からはっきりと
自分の子を産めという言葉をフェルムに対して吐いたのをしっかりと聞くことになる…
彼女は驚愕と悲しみに混乱し、だが割って止めることも出来ぬままアンギルダンの
他の女との交尾と射精を…最後までオスとしての役割を全うするのを茫然と見届けた
そして今、ノーマの瞳の奥底には男の裏切りに対しての深い憎しみが湛えられている
「いまさら…いまさら何を話すっていうんです…アンギルダンさん?
全部…私は見てしまったのよ…あなたがフェルムさんと、何をしたのか…
私には勃たなくても他の女相手には勃つんですね…」
「いや、わしはすまないと思っておる…お主以外の娘とあんなことをしてしまったことに
だが不思議じゃな、後悔はしておらん
わしはまた漢として女を悦ばすことができるようになったんじゃ」
口ではすまないと言っておきながらまったく悪びれた様子もない男に
激しい憎悪と悲しみが心を襲う、自分の知ってるアンギルダンはこんな好色な男ではない
彼は豪気で明るく笑う気心の優しい人間だったはずだ…
だがあることに思い当ってノーマは唇をきつく結ぶ
「そう、そうでした…イークレムン様が産まれた時、あなたは既に五十代の前半を迎えていた
なのに母君であったルフェイ様は三十路を過ぎていても若々しくお綺麗だったと聞いて…」
「察しの通りじゃ、わしは元々女を抱くのはたまらなく好きじゃった
男ならば皆そうじゃろう、娘達自身もわしに抱かれるのを喜んで望んだ…
お主のことを愛しているのも偽りはないぞ、わしはお主との間に子を作りたいと思っておる」
頭の中でカッと血が昇るのがノーマは分かった、どこまで馬鹿にすれば気が済むのだろう
2009-12-22T21:24:47+09:00
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アンギルダンと欲望の指輪2
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/167.html
道路というには少し荒れている道を早足で駆ける
空は分厚い黒い雲に覆われ今にも豪雨が襲ってきそうだった
両手に荷物を抱え走っていると大きな樹木の前にポツンと寂しげな人影が立っている
(ノーマか?……心配になって迎えに来てくれたんじゃな…)
はやる心を抑え彼女へと近づく、一刻も早くノーマの顔が見たかった
でなければ自分は想像のフェルムの誘惑に乗って木陰でマスターベーションでも初めてしまいそうだ…
喜んで人影へと近づいたアンギルダンだったが、しかし彼の予想は裏切られる…
人影の正体は他でもない、フェルムその人だったのだ
彼女の顔を見た途端、衝撃が胸を走りアンギルダンを絶句させる
「あ…あぁ……フェルム殿……何故…ここに?……」
フェルムはアンギルダンに気づくと嬉しそうに口元を綻ばせた
「ああ、アンギルダンさん、良かった会えて…ここで待ってればいらっしゃると思ってたんですよ」
「な、何故じゃ…何故わしを待ってなど…」
「ふふっ、これですよ」
フェルムは笑って片手に握られていた物を出す、掌の中には100ギアの硬貨が乗せられている
アンギルダンは予想だにしていなかったのかキョトンと目を丸くした
「あの時アンギルダンさん、お金を落としたでしょう、その拍子に片手に持ってたお財布から
お金がこぼれ落ちちゃったんですよ、引き留めようにもアンギルダンさんは
すぐに荷物を持って出て人ごみにまぎれてしまうし、だから先回りして帰り道で待っていれば
きっとアンギルダンさんにまた会えると思ったんです」
「そ、それでだったんじゃな…わしのドジで迷惑をかけて本当にすまぬ…」
「いいんですよ、これくらい当然です、お金お返ししますね」
フェルムはアンギルダンへと近寄ると胸ポケットへと入れてくれる
両手が塞がってるため、気を使ってくれたのだろう
ただアンギルダンの背には冷汗が伝った、気づかれてはいないだろうか?…
自分のズボンをもっこりと膨らませる肉棒の存在に…反応を見る限りでは大丈夫だったようだが
内心では戦々恐々としていた、ばれていたら間違いなく軽蔑のまなざしで見られていただろう
『色ボケたクソジジイ…若い恋人の女がいながら人妻に興奮するなんてとんだケダモノね…』
フェルムにそんな罵倒の言葉を浴びせられるのは安易に想像が付いた
「それじゃ
2009-12-22T21:20:58+09:00
1261484458
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アンギルダンと欲望の指輪1
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/166.html
隣に横たわる少女の黒髪をアンギルダンはそっと撫でた
彼の胸に顔を埋めている少女はくすぐったそうに身をよじる
(まだ…こんなに若いというのにのぅ…)
今年でちょうど20になる彼女の顔は大人の成熟した女人が持つ色気よりも
少女時代特有のあどけなさと可憐さを多分に残していた
埋めていた顔を上げ少女はアンギルダンと視線を交わす
「アンギルダンさん…」
切ない吐息と潤んだ瞳は言葉よりも雄弁に彼女の心を語っていた
溢れだす想いを少女を抱きしめる腕に込め、アンギルダンは少女のしっとりとした唇に
己の唇を重ねた…触れあうお互いの肌は温もりだけをただ伝え合った…
大陸を震撼せしめた闇の者達との戦い、そして竜王との死闘を経て
平和の戻ったバイアシオン大陸でアンギルダンは共に戦った戦友
無限のソウルの持ち主であるノーマとあちこちを旅していた
まだ見ぬ宝や戦いを求め冒険を繰り広げる、明るく朗らかなノーマとの冒険の旅は
穏やかな心をアンギルダンへもたらした、残り少ない自分の人生だ
やがて冒険者としても引退し、他に愛する者が出来たノーマやイークレムンの結婚を見届けたり
小さな孫へ自分の若き日の冒険譚を語る…そんな余生を過ごすのも悪くはないと思えたのだ
しかし…いつからだろうか…共に旅をするノーマの自分を見つめる視線に
血の通った熱い想いを感じるようになったのは…
最初の頃は自分のただの勘違いだと思いこもうとした
いくらなんでも祖父と孫娘というほど年の離れ老いた男に彼女が恋心を抱くなどありえないからだ
まして若く可愛らしい彼女に想いを寄せる男は大勢いたのだから…
アンギルダンがノーマの想いをはっきりと自覚したのはまだ寒さの残る春の初めの頃だった
思わぬほど強さを持った魔物の討伐、ノーマと共に追い詰め致命傷を負わせるまで至ったが
そこでアンギルダンは仕留めるべく振り下ろした斧が魔物を殺すまでいかず
深傷を負うこととなった、まだ10年若い頃の自分なら仕留めることの出来た一撃だったろう…
薄れゆく意識の中、アンギルダンは自分の肉体の衰えに対する諦観よりも
一度とて見たことのないほど取り乱し泣き叫びながら自分の名を呼び続けるノーマへ
言葉にできぬまま謝らずにはいられなかった…
今まで出会った仲間達、愛する者らの顔が走馬灯のように流
2009-12-22T21:19:04+09:00
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男主×エア,703
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/165.html
「それで―
封印を守る巫女としての役目は潰え、その千里眼の殆どを閉ざし、
一介の、しかし、最強の冒険者の伴侶となった風の巫女、エア。
彼女は常に風の台座にあり続ける為に、魔力によって食事も、排便も、就寝も、加齢も、出産も、その全てを補ってきた。
しかし、彼女はその役目を終えたことにより、それらを人並みに行うようになっていた。
宿をとり、酒場で食事を摂り、時に吟遊詩人の唄に耳を傾け、時に酒に酔う。
そんな、冒険者として充実した毎日を送っていた。
そうしたある日、一つの冒険に区切りをつけ、伴侶の冒険者と食卓を囲っている時、エアは少し神妙な口調で上記の言の葉を紡いだ。
「それで、そなたは何時になったらわらわを孕ませるつもりだ?」
その時、伴侶の冒険者の口に何も入っていなかった事は、非常に運が良かった。
とは言え周囲の客は噴飯していたが。
「何を慌てておる。わらわは魔法ではなく、自然に従った術(すべ)で子を成すと言ったであろう。
子を成すための伴侶はそなた以外におるまいよ。
…まさか、そなた以外の男にわらわの身体を触れさせるつもりか?」
そういう問題ではなかろう。
魔力によって加齢を操作してきた彼女の肉体は、それを止めた今は歳相応のものとなり、
現在はリルビーの成体と同様の見た目程度にしかなっていない。
いくら孕ませることが出来ようとも、子を成すには彼女の身体はあまりに幼い。
伴侶の冒険者に小児性愛の気はな…いや、少ししかない。
とまあ、流石に幼い娘を犯すわけにはいかないと、彼女に説明する伴侶の冒険者。
「…ふむ、そうか…」
と、それ以上にエアがその話題は振っては来ない事は、
酒場の親仁が食い逃げに気付かない程の、その場の空気の微妙さを終わらせ、酒場の経営危機を回避させる程であった。
さて、酒場での食事を終え、既に予約していた宿に戻る二人。
次の冒険の予定はなく、少し休養を取るつもりである。
つまり、する事といえば、今夜は就寝するだけである。
ちょっとした雑談と共に、いそいそと寝巻きに着替え、ベッドに入る二人。
ここまでは何時もの光景。
ベッドから出る気配がする。
就寝前の手洗いか…、と思った矢先の腹への重み。
グフッと言う呻きと共に、視線を上げるとそこには上気した元
2009-12-22T20:45:25+09:00
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男主×アイリーン、524
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/164.html
「そこまで!」
オッシの声が道場に響く。
「…また負けた…」
がっくりと肩を落とすアイリーンに追い撃ちがかけられる。
「もうほんと諦めた方がいいゴブ」
「そうゴブ。剣を振り回す時間を料理の練習に当てる方がいいゴブ。行き遅れるゴブよ」
「はらへったゴブ~」
「黙りなさい!だいたいなんであんたたちはいっつも…」
慣れたやり取りを眺めながら先程の勝負を思い返す。アイリーンもなかなかやるようにはなったがまだまだだ。
「暴力反対ゴブー!」
首根っこを捕まれたマルーンが抗議の声を上げる。いつも通りだ。毎回毎回よく飽きないな。
さて、お腹も減ったしフェルムの所で軽くご飯でも食べることにしよう。フェルムはいつも大盛りにしてくれる。ありがたいことだ。っと、その前に…。
「アイリーン。僕の勝ちね。それじゃあ後でよろしく」
「…わかってるわよ…」
不満そうな返事が返ってきた。そんなに嫌なら毎日挑むこと
「なんか変ゴブ」
「う、うるさいわね!なんでもないわよ!」
「アイリーン…どうした?」
「オッシ先生まで…ほ、ほんとになんでもないんです!」
相変わらず騒がしい。その後のやり取りを想像して、僕は笑いながら酒場に向かった。
スラムの一角。無人の部屋の扉を開ける。中には鎧を脱いだアイリーンがベッドに腰掛けて待っていた。
鎧の下はやたらと丈の短い肌着とパンツのみと言った感じだ。ロストールの貴族様方がこれを見たら口を揃えて『不埒』と言うだろう。
「遅いじゃない…」
少し恥ずかしそうなアイリーン。なら何か羽織って来ればいいのに。
…いや、アイリーンが恥ずかしがっているのはこれから行われる行為なのだから関係ないか。
「ごめん、ご飯食べてたんだよ。これから体力がいるし」
「…っ…!」
俯いてしまった。普段はあれだけ勝ち気なのにこういう時はシャイだ。どちらが素のアイリーンなのだろうか。考えようとして止めた。どっちも好きなのだ。そして目の前にアイリーンがいる。することは一つ。
「それじゃ、デザートをいただくとしますね」
僕はアイリーンを押し倒した。小さな抗議の声が聞こえたが抵抗はない。まぁ、『約束』があるし…。
『約束』…それは僕が勝ったらアイリーンを抱ける、アイリーンが勝ったら僕が裸で市街一周というものだ。
2009-12-22T20:36:53+09:00
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女殺し
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/163.html
「またやってんのか?剣狼」
自分をよぶ声が後ろから聞こえ、ゼネテスは振り返った。
「…よう、オール。久しぶりだな。ま、いつも通りってやつだな」
「昼間っから酒ばっかり…他にすることないのか?」
振り返った先には見知った顔がある。冒険者仲間であるオールだ。スラムの酒場にはたまに顔を出すのだ。
「お前さんが呼んでくれないもんでね。寂しく一人酒さ」
「野郎と旅しても楽しくないだろ?…エイジティー」
「それもそうだな」
そう言って笑い合う。必要があれば呼ばれるだろう。それまでは好きなようにするだけだ。そうゼネテスは思っている
「噂は聞いてるぜ?竜殺しさん」
「そう言うゼネテスは女殺しか? 」
軽口の応酬は続く。よく知った仲だ。挨拶代わりにもなりはしない。
「俺じゃあとてもじゃないがわがままエルフやユーリスとかいう爆弾娘は手なずけられない。女殺しの称号はお前さんに譲るよ」
そう言ってグラスを傾ける。冗談のつもりだった…が、返って来た返答にゼネテスは口に含んだ酒を噴き出しそうになった。
「そうか?ベッドじゃかわいいもんだぜ?」
「…なんだって?」
ゼネテスの目が見開かれる。
「フェティはなんだかんだ言いつつ素直だし、ユーリスも言動を除けばまぁ上物の部類だ。抱くには問題ない」
ごく自然に話すオール。ゼネテスにはオールが一回り大きくなったように見えた。
「お前さん…いつの間に…」
「フェティは仲間になったその日からだからもう三年になるか…ユーリスも多分そのくらいだな…」
「………」
あの時既にモノにしていたというのか…ゼネテスは腐竜の洞窟での出会いを思い出す。いかにも新米といった四人の冒険者…ちょっと待て。もしかして他にも?
「他はどうなんだ?」
平静を装い問いかける。
「他?そうだなぁ…ザギヴ、エステル、ヴァイにヴィア…あとはフレア、イークレムン…」
「………」
次々に上がる名前にゼネテスは開いた口が塞がらない。話はさらに続く。
「ザギヴとか意外にうぶでさ、初めのうちは野外ですることなんてできないとか言ってたんだぜ?」
初めのうちは。つまり今は冒険の合間に…なんてこともあるのだろう。あのディンガルの玄武将軍が…。
「ヴァイとヴァアとはいつも三人だな。外見はそっくりだけどヴァイの方だけ胸に黒子が
2009-12-22T20:34:27+09:00
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男主×ノエル、457
https://w.atwiki.jp/zillollparody/pages/162.html
ノエルが目を覚ますと、押し倒されていた。
「……ん……」
「ほう。起きたか」
ノエルは冒険者の起床の習慣として、まずあたりを見回す。
「ここは……」
ノエルがきょろきょろと首を左右に振る。そこはどこかの宿屋のようだった。
窓から差す日差し。夕日はまだ強く窓から強烈な光が差している。
木造の部屋の片隅に木造のベッド。そこに自分が寝ているようだ。
視界のすみっこに、自分の見慣れた小さな体。愛用の鎧を着込んだままだ。
「あ、そういえば」
鎧を着たまま。そのおかげでノエルは思い出す。
さっきまで目の前の男と実戦試合をやっていたこと。
そして魔法の使い過ぎで気絶してしまったことを。
そこまで思い出したところで、ノエルは恥ずかしさのために顔を赤くした。
「すいません……と、あれ?」
きちんと謝るため上体を起こそうとして、起き上がれないことに気づく。
右を見る。右手首を抑えられている。
左を見る。左手首を抑えられている。
上を見る。軽装の男の、見慣れた綺麗な瞳がそこにある。
なんとなくドキドキする。これはいやなドキドキではなく、いいドキドキだ。
ノエル自身にも意味がわからないがとにかくそんな感じだ。
「なんだ?」
「……えーと……訓練、ありがとうございました」
「うむ。苦しゅうない」
「……」
男の言動に突っ込みを入れる段階は、とうに過ぎている。
とりあえず、今問題になっていること、本当に言いたいことはお礼ではない。
覚醒のステップとして今の状況は明らかにおかしい。
樫の木のベッド、純白のシーツ。その上で馬乗りにされている自分。
「(うあ……)」
ノエルは頬が熱くなってくるのを感じた。近い。訓練の時も剣を挟んで
向かい合っていたが、それとは次元が異なる。この家は宿屋でここはベッドなのだ。
そんな場所で押し倒されていれば、ノエルの反応も当然のことだった。
「……あの、介抱していただいたんですよね?」
「ああ、ベッドに運んだだけだが」
「それで、あの……動けないんですけど」
ノエルはぐいぐいと両腕を動かそうとする。だがびくともしない。
「それは、俺が腕を抑えているから当然だな」
「あのー」
意を決して、ノエルは聞いた。
「……わたし、なぜ押し倒されてるん
2009-12-22T20:33:44+09:00
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