<<第1幕>>

ナイル川の支流にかかる古い橋がある、エジプトの平原


<第1場>
チェーザレ、クーリオ、随員
(チェーザレとクーリオが、随員と橋を渡って来る)

SEGUITO(随員)
万歳!万歳!我らのアルケイデス(ヘラクレス)に!
今日この日、ナイルに喜びを!
全ての海辺は彼にほほえみ
全ての悲しみは消え去った

CESARE
さあエジプトの大地よ
その褒美を勝者に与えたまえ
クーリオ、チェーザレは来た、見た、勝った
すでに敗れたポンペーオは
自軍の増強のため 虚しくも
エジプト王に助けを求めている

CURIO
ちょうど良い時にここで
その作戦を阻止しましたね
それにしても こちらへ来るあの者は?


<第2場>
上記に加えて、コルネーリアとセスト
(コルネーリアとセスト、入ってくる)

CESARE
こちらがコルネーリアだ

CURIO
何という巡り合わせ!
敵ポンペーオの高名なる伴侶ですかな?
チェーザレ、以前私は彼女に
自分の自由を捧げたことがあったのです

CORNELIA
チェーザレ様、ローマはすでにあなたの物です
神々は今日あなたと領土を分け合いなさいました
彼らの定めでは この広大な世界を
ジュピターは天で チェーザレは地で治めると

CESARE
チェーザレに何を求める?
スキピオの偉大なる末裔、高貴なコルネーリアよ

CORNELIA
戦いをやめて下さい!

SESTO
神殿に槍を預け
右手は何もせず
体の脇に

CESARE
傷ついた者を許すのは偉大なる者の美徳だ
ポンペーオよ 来て私を抱きしめてくれ
そして軍神の炎を消し鎮めてくれ
敗者もまた勝者としようではないか


<第3場>
上記に加えて、アキッラ (エジプト人の一団と共に)
(アキッラが金の水盤を持ったエジプト人の一団と共に入って来る)

ACHILLA
卓抜なる英雄よ トロメーオ王は
君の休息のために王宮に居室を提供し
褒美として属州の王権が
出来る限りのものを与える

CESARE
トロメーオ王のこころざし
チェーザレは喜んで受けよう

ACHILLA
イタリアをして君を崇拝せしめるため
友愛と彼の忠誠の証として
この偉大なるポンペーオの立派な頭部を
君の足元、王座の前に置こう

(エジプト人の一人が水盤の覆いを取ると、その上にはポンペーオの切首が乗っている)

CESARE
ジューリオ、これは何だ?

SESTO
おお神よ!これは・・・

CORNELIA
ああ・・・夫が!
私の愛する人が・・・

CURIO
何と酷い!

CORNELIA
トロメーオ
非情な裏切り者!もうだめ・・・私は死・・・
(気絶する)

CESARE
クーリオ、気を失うコルネーリアを
支えてやってくれ!
(泣く)

CURIO
何てことだ、おお天よ!
私の愛しい太陽が青ざめている!

ACHILLA
(自分に)
(これがコルネーリア?
何て綺麗な!美人じゃないか!)

SESTO
父さん!ポンペーオ!

CESARE
この気高い頭骨を取っておくために
その立派な灰を収める
崇高な骨壷を用意せよ

ACHILLA
おお神よ!

CESARE
(アキッラに)
お前は失せろ、出て行け!
お前の君主に言うんだな 王の行為はそれが
善だろうと悪だろうと 常に鑑(かがみ)だと

SESTO
邪悪で残忍な王は
王なんかじゃない!

ACHILLA
チェーザレ、まあ抑えて・・・

CESARE
出て行け!
私は今日日が沈む前に王宮へ行く

人でなし お前をそう呼ぼう
私の前から消え失せろ
非道きわまりない奴め
残酷で
情け容赦もない奴の
心は王に相応しくない

(随員と共に退場;アキッラ、エジプト人の一団と共に退場)


<第4場>
クーリオ、セスト、コルネーリア

CURIO
気がついたぞ

SESTO
母さん!

CURIO
コルネーリア!

CORNELIA
(意識を取り戻して)
おお天よ!
まだ生きてるの、私?
ああ、この死の剣がこの胸から
命を、そして魂を奪えばいい
(自殺しようとセストの脇から剣を奪おうとするが、クーリオがそれをさえぎる)

CURIO
やめるんだ! 
その白い肌を剣で血に染めても無駄です
君をまだ熱く思い もし受け入れてくれるなら
君を妻にと望むこのクーリオが
その剣で君の仇を討ってみせましょう

CORNELIA
あなたの妻に?

CURIO
そうです

CORNELIA
やめてください、そんな!

SESTO
ポンペーオの敵なのに?とんでもない・・・

CURIO
コルネーリア、私がそんなに嫌なら
私は君の前から姿を消そう
君を困らせるくらいなら
この心は君を愛さないと誓う
(出て行く)

SESTO
母さん!

CORNELIA
私の息子!

SESTO
チェーザレ軍の中で 今や僕達はどうすれば?
夫を亡くした母さんと、父さんを亡くした僕で

CORNELIA
心の支えを全てなくし
死の望みさえもない
何と哀れな私
深い苦悩に私の心は
耐えきれず疲れ果て
それでも死は私を拒む
(出て行く)

SESTO
いくら嘆いても無駄だ
さあ今こそセスト
父の仇を討つ時だ
暴君に傷つけられた
眠れる魂よ
復讐に目覚めよ、たゆむことなく

この心に目覚めるのだ
傷ついた魂の怒りよ
裏切り者に
復讐するために!
父の影が
僕を守ってくれる
そして言う 息子よ
その厳しさを期待していると
(出て行く)


場面変わる
クレオパトラの部屋


<第5場>
クレオパトラ(信奉者であるエジプトの若い女性達と)
後でニレーノ、その後でトロメーオ(衛兵達と)


CLEOPATRA
クレオパトラよ統治したまえ
そして私の王座の周りで
私を崇拝するアラブとシリアの人々よ
この髪を飾る聖なる帯を崇めたまえ
さあ、私の信奉者達
私を王座に上げる心づもりの者達よ
この右手に永遠の忠誠を誓いたまえ

NIRENO
(入って来る)
女王様、困ったことが!

CLEOPATRA
何が?何をためらってるの?

NIRENO
トロメーオ王が
首をはねまして・・・

CLEOPATRA
まさか!誰の首を?

NIRENO
... 偉大なるポンペーオの

CLEOPATRA
そんな!あいつ何てことを?

NIRENO
王の権力を示すため
チェーザレ様への贈り物の中に・・・

CLEOPATRA
何を贈ったの?

NIRENO
... 切首でございます

CLEOPATRA
さあ、出ていって、信奉者達よ
(周りの者、出て行く)
(ニレーノに)
あなたはここに残って
私 チェーザレの野営地に行くことにしたわ
だからニレーノ
私を護衛してちょうだい

NIRENO
トロメーオは何と言うでしょう?

CLEOPATRA
恐れることはないわ、ほんの一瞥で
チェーザレがポンペーオの首よりも
私を大切に思うように
してみせるわ
王座に執着しても無駄よ
あいつはただの弟、私こそが女王よ


TOLOMEO
(衛兵と共に入って来る)
お前そんなに王座が欲しいか
女だてらに生意気な

CLEOPATRA
自分のものを自分の手にしたいだけ
王冠は私の頭にこそ
ふさわしいのよ

TOLOMEO
出て行け 向こう見ずな女め
王権なんかより 女らしく
針仕事や糸紡ぎでもやっていろ!

CLEOPATRA
何よ、この女たらし
王なんか辞めて 女とイチャつく
ただのガキに戻ればいいわ!

諦めないで、そうじゃない?
あなたが王権を手にできなければ
愛の幸運が訪れるかもしれないし
美しい人を見ていると
あなたは彼女の中に
心の慰めを見出すでしょう
(ニレーノと共に出て行く)


<第6場>
トロメーオ(衛兵達と)、アキッラ

ACHILLA
(入って来る)
陛下!

TOLOMEO
アキッラ!
あの切首を 
チェーザレはどう喜んだかな?

ACHILLA
酷い仕打ちだと怒りました

TOLOMEO
何だと?

ACHILLA
無分別で過激だと、王を非難しました

TOLOMEO
下衆のローマ人がそこまで言うか?

ACHILLA
トロメーオ王!
私の考えを聞いてください
宮廷にやって来るチェーザレを 腹いせに殺して
しまいましょう、ポンペーオのように

TOLOMEO
誰がそれを実行するのだ?

ACHILLA
私があの自惚れを殺して
あなたの足元に転がしてみせますよ
もしその報酬として ポンペーオの妻を
私にくださるのなら

TOLOMEO
あの女、そんなにいい女か?

ACHILLA
髪は私をとりこにし
美しい顔は胸を射るようです

TOLOMEO
友よ、お前の進言はほんとに有り難いよ
一人で考えて、また戻ってくれ
(アキッラ出て行く)
死ねチェーザレ、死ぬのだ
そしてその自惚れた頭よ 私の足台になれ
彼のもとで苦しむローマよ、自由になれ
そして私の王権よ
剣よりも彼の死で 確固たるものとなれ

邪悪で卑劣な恥知らずが
私から王座を奪い
こうして心の平和を
乱すのか
だが奴は命を落とす
その貪欲な心によって
私への信頼が
裏切られる前に

場面変わる
チェーザレ陣営の兵舎
中央には、ポンペーオ頭部の遺灰が入っている壺が、うず高く積まれた戦利品の上に乗せてある


<第7場>

チェーザレ、後にクーリオ、
クレオパトラ (リーディアの姿で)、ニレーノ


CESARE
偉大なるポンペーオの魂が
その灰の周りを
姿もなくさまよっている
君の勝利はもう影だ
その偉大さも、そして君自身も影となった
栄華を誇った人間もこうして終わるのだ
昨日戦いの中 生きて世界を支配した者も
今日は砕かれ塵となって壺の中にいる
我らは誰しも、ああ悲しいことに
最初は土から生まれ、最後は墓石となる
哀れなる人生、そのもろさよ
お前は息のひと吹きで生まれ、ひと吹きで消える

CURIO
(クレオパトラとニレーノを案内して入って来る)
こちらに高貴な娘が ローマのチェーザレ様に
ひざまずきたいと来ております

CESARE
こちらへ来させよ

CLEOPATRA
侍女の一人として
私はクレオパトラ様に使えています
名はリーディア、エジプトの天の下
高貴な家に生まれました
しかしあの野蛮な暴君が
私からその幸せを奪ったのです

CESARE
(自分に)
(何と多くの美が彼女の顔一つに集まっているのだ)
トロメーオはそんなに酷い奴なのか

CURIO
(自分に)
(もしもコルネーリアが私を拒んだら
今度はリーディアに目を向け
美しいあの顔にこの魂を預けようか)

CLEOPATRA
(チェーザレの前にひざまずき、涙ながらに)
あなた様の前・・・ローマの前で
傷つき、悲しみ、涙に暮れた私は
正義を請い求めております

CESARE
(自分に)
(おお神よ!何という魅力!)
(クレオパトラの身を起こして)
可哀想な娘よ、もうすぐ私は
宮廷に出向かねばならない
今日そこで君のことは何とかしてあげよう
(自分に)
(何と美しい髪!)

CURIO
(自分に)
(何と美しい胸元!)

CLEOPATRA
あなた様のご好意が
この心を捉えます

CESARE
君の髪もこの心を捉える・・・

野の花も
こんなに美しく綺麗ではない
君のその美しく
優美な顔ほどには
花の美しさは
ただそれだけのものだが
君の顔には4月の美しさ全てが
集まっている
(クーリオと共に退場)

NIRENO
クレオパトラ様、やりましたね
愛の力で もうチェーザレは
あなたの美しさの虜ですよ
これで全ての望みはあなた次第ですね

CLEOPATRA
血も涙もないトロメーオよ
王座を得ようと骨折るがいいわ
慈悲深い愛の神は 先祖達の王国を
この私に贈ってくれるのだから

愛の言葉をささやき
熱い視線で見つめれば
美しい女に不可能はないわ
矢を放ちそこなう
ことさえなければ
一発で胸を射ぬくの

(クレオパトラが行こうとすると、ニレーノに止められる)


NIRENO
お待ち下さい、クレオパトラ様
ご覧下さい
悲しそうな女性がこちらに来ますよ
重々しい足取りで目に涙をためて

CLEOPATRA
身のこなしも容貌も
身分の低い女性には見えないわ
離れて様子をうかがいましょう
何故あんなに悲しんでいるのか
(後ろに下がる)


第8場

クレオパトラ(リーディアの姿で)と
ニレーノが脇に コルネーリア、そしてセスト

CORNELIA
(入ってくる)
愛しい墓石よ あなたの胸に
私の愛する人が埋められているのね
ああ、コルネーリアはずっと惨めに
孤独のまま生きていくの?

CLEOPATRA
(自分に)
(あれがコルネーリア?
ポンペーオの妻の)

CORNELIA
ああ、だめ!この武器の中から
剣を選んで 王宮のトロメーオに
果敢に立ち向かおう
(コルネーリアが武器の中から剣を取り上げる
やいなや、セストが突然やって来る)

SESTO
母さん、やめて、何をするんです!

CORNELIA
戦わせて
夫を殺した
あの暴君の仇を
この手で討ってみせるわ

SESTO
その敵討はセストがやることです
(コルネーリアから剣を取り上げる)

CORNELIA
まあ、頼もしい言葉!何て素晴らしい唇!
まだ若いのに
何て勇敢なの?

SESTO
僕、セストはポンペーオの
遺志を継いでいるのです!

CORNELIA
息子よ、素晴らしい勇気だわ
私は臆せずあなたについていくわ

SESTO
でも、おお神よ! 誰が僕たちを
奴の元へ導いてくれる?

CLEOPATRA
(突然飛び出して)
クレオパトラ・・・

NIRENO
(脇から)
正体を現したらダメでございますよ!

CLEOPATRA
と、リーディアが一緒にあなたの盾となり
道を開いて差し上げますよ あの暴君を倒すために

CORNELIA
親切な若いお方、あなたが今私達に
手を差し伸べるのは何故なんでしょう?

CLEOPATRA
暴虐な王への憤りと正義よ
私はリーディアという名で
クレオパトラに仕えているの
もしあなたの仇討ちが成功すれば王座は彼女のものだし
あなたは報われ私が誰かもわかるでしょう

CORNELIA
誰が私達を守ってくれますの?

CLEOPATRA
(ニレーノを差しながら)
この女王の忠実なしもべが あなた方を
大いなる企みへと慎重に導いてくれるわ

SESTO
殺された父の仇討ちに無関心なのは
息子ではない
この手に武器を持ち あのエジプトの暴君を
地面に突き倒してやる

愛しい望みよ 僕の心に
希望の光がさし始めた
天が僕の恨みをはらすため
力を貸してくれるような気がする
(コルネーリア、セスト、ニレーノ退場)

CLEOPATRA
あいつ、少しは自分の保身に
目を向けたらどうかしらね
もうチェーザレの剣と
怒って然るべきセストとコルネーリアを
敵に回してるのだから
何の危険にもさらされずに
エジプトを一人で支配できるわけがないと

愛すべき希望よ
あなたは私の星
そして私の願いに
心地良い喜びを与えてください
ほどなくわかるはずよ
どれほど揺ぎない意志が
この心にあるか
そして愛がどれほどの力を持つか
(出て行く)


場面変わる
トロメーオの宮殿の広間

第9場

トロメーオとアキッラ(エジプト人や衛兵と共に)
チェーザレ(ローマの随員と共に)

TOLOMEO
チェーザレ、良かったな
お前の右手には王の笏(しゃく)が
束になって寝ているぞ

CESARE
トロメーオ、それは嬉しいが・・・
昼間戸口を開けた天の太陽とトロメーオでは
どちらがより明るく大地を照らすのか 
私は良くわからない
しかしあらゆる悪行は 偉大なる光の輝きを
奪うということは知った方がいいぞ

ACHILLA
(トロメーオに)
(彼は臆面もなく王を侮辱しておりますが?)

TOLOMEO
(自分に)
(無礼なローマ人め!)

CESARE
(自分に)
(意味を理解したようだな)

TOLOMEO
この者達が
そなたを歓待し
王宮の間に案内するぞよ
(自分に)
(バカな奴め、墓場に片足を突っ込んだぞ)

CESARE
(自分に)
(あの顔を見れば 計略だとわかるさ)

抜け目の無い狩人は
獲物を襲う時
静かに身を隠して進む
悪行を企む者は
その策略を決して
見透かされまいとする
(随員と共に退場)

<第10場>

アキッラ、トロメーオ(随員、衛兵と共に)
コルネーリアとセスト

(コルネーリアとセスト、入って来る)

ACHILLA
陛下、息子セストと一緒の
こちらがコルネーリアです

TOLOMEO
(自分に)
(おお!何と美しいのだ)

CORNELIA
恩知らず!
偉大なるあなたの父
その頭に王冠を定めたポンペーオを
ローマ人の前で打首にしたとは?

SESTO
悪党め、きさまと決闘だ
この力みなぎる右手で
お前がトロメーオの名に相応しくないことを
この王国に知らしめてやる

TOLOMEO
おい!衛兵にこいつら厚かましい
ローマ人を見張らせろ

ACHILLA
陛下、彼らの無分別な怒りを
お許しください!

TOLOMEO
とりあえず この小煩いガキを
王宮の牢獄にぶち込めば
十分だ
(衛兵に指示する)
王たるものに厚かましくも
不遜な口をきくこの女は
罰として
王宮の庭で
花の世話でもしてもらおうか
(小声でアキッラに)
このお前の魂、美しい跳ねっ返りは
お前のために残しといてやるからな

ACHILLA
何と幸せな!

TOLOMEO
(自分に)
(まんまと騙されたぞこの男)
(随員と共に出て行く)


<第11場>

アキッラ(衛兵と)、コルネーリア、セスト

ACHILLA
コルネーリア お前の瞳は
私の心を捉えて離さない
その澄んだ瞳を
私の愛に向けて
妻として床を共にしてくれれば
お前と息子は自由にしてやるぞ

CORNELIA
けだもの!ローマの女が
エジプトの下衆男と結婚ですって?

SESTO
母さんがお前と一緒に?
ああ、何て!死ぬ前に・・・

ACHILLA
ほら!王の命令だ
この生意気なガキを
王宮の牢獄へぶち込め

CORNELIA
私も一緒に
愛するあの子と共に

ACHILLA
お前はここに残るんだ
そして私の愛を受け入れなければ
お前の望みも叶わぬと覚悟するんだな

お前は私の心の中の心
大切な人 怒らないでくれ
私は愛ゆえに愛を求め
お前だけを熱望する
(出て行く)

SESTO
母さん!

CORNELIA
私の命!

SESTO
さようなら!
(衛兵がセストを連れて行こうとすると
コルネーリアは彼に駆け寄り、腕をつかんで引き止める)

CORNELIA
何てことするの! どこへ?どこへ
この子を連れて行くの?人でなし!
せめて最後のキスを 私の命
愛するこの子に・・・ああ!なんて酷い!

CORNELIA E SESTO
泣くために/嘆くために 生まれてきた
私は愛しい心の支えに
ずっと涙を流し続けるでしょう
もし運命が私達を裏切ったら
穏やかで幸せな日々を望むことは
もうできないでしょう
Atto Primo

Campagna d'Egitto con antico ponte sopra un ramo del Nilo

Scena Prima
Cesare, Curio, seguito
(Cesare e Curio passano il ponte con il seguito)

SEGUITO
Viva, viva il nostro Alcide!
Goda il Nilo di questo dì!
Ogni spiaggia per lui ride,
ogni affanno già spari.

CESARE
Presti ormai l'egizia terra
le sue palme al vincitor!
Curio, Cesare venne, e vide e vinse;
già sconfitto Pompeo invan ricorre
per rinforzar de' suoi guerrier lo stuolo
d'Egitto al re.

CURIO
Tu qui, signor, giungesti
a tempo appunto, a prevenir le trame.
Ma chi ver' noi sen' viene?


Scena seconda
I detti, Cornelia, Sesto
(Cornelia e Sesto entrano)

CESARE
Questa è Cornelia.

CURIO
Oh sorte,
del nemico Pompeo l'alta consorte?
Cesare, a questa un tempo
sacrai la libertade.

CORNELIA
Signor, Roma è già tua. Teco han gli dei
oggi diviso il regno, ed è lor legge
che del grand'orbe al pondo
Giove regoli il ciel, Cesare il mondo.

CESARE
Da Cesare che chiedi,
gran germe de' Scipioni, alta Cornelia?

CORNELIA
Dà pace all'armi!

SESTO
Dona l'asta al tempio,
ozio al fianco,
ozio alla destra.

CESARE
Virtù de' grandi è il perdonar le offese.
Venga Pompeo, Cesare abbracci, e resti
l'ardor di Marte estinto:
sia vincitor del vincitore il vinto.


Scena terza
I detti, Achilla (con stuolo di Egizii)
(Achilla entra con stuolo di Egizii che portano aurei bacili)

ACHILLA
La reggia Tolomeo t'offre in albergo,
eccelso eroe, per tuo riposo, e in dono
quanto può donare un tributario trono.


CESARE
Ciò che di Tolomeo
offre l'alma regal Cesare aggrada.

ACHILLA
Acciò l'Italia ad adorarti impari,
in pegno d'amistade e di sua fede
questa del gran Pompeo superba testa
di base al regal trono offre al tuo piede.

(Uno degli Egizii svela un bacile,
sopra il quale sta il capo tronco di Pompeo)

CESARE
Giulio, che miri?

SESTO
Oh dio, che veggio?

CORNELIA
Ahi lassa!
Consorte! Mio tesoro!

CURIO
Grand'ardir!

CORNELIA
Tolomeo,
Barbaro traditor! Io manco, io moro...
(si sviene)

CESARE
Curio, su, porgi aita
a Cornelia, che langue!
(piange)

CURIO
Che scorgo? Oh stelle!
il mio bel sole esangue!

ACHILLA
(da sé)
(Questa Cornelia? Oh, che beltà!
che volto!)

SESTO
Padre, Pompeo! mia genitrice! Oh dio!

CESARE
Per dar urna sublime
al suo cenere illustre,
serbato sia il nobil teschio.

ACHILLA
Oh dei!

CESARE
(Ad Achilla )
E tu involati, parti! Al tuo signore
di che l'opre de' regi,
sian di ben o di mal, son sempre esempio.

SESTO
Che non è re, chi è re fellon,
che è un empio.

ACHILLA
Cesare, frena l'ire...

CESARE
Vanne! Verrò alla reggia,
pria ch'oggi il sole a tramontar si veggia.

Empio, dirò, tu sei,
togliti a gli occhi miei,
sei tutto crudeltà.
Non è da re quel cuor,
che donasi al rigor,
che in sen non ha pietà.

(parte con seguito; parte Achilla con stuolo di Egizii)


Scena quarta
Curio, Sesto, Cornelia

CURIO
Già torna in se'.

SESTO
Madre!

CURIO
Cornelia!

CORNELIA
(che ritorna in se')
Oh stelle!
Ed ancor vivo? Ah! tolga
quest'omicida acciaro
il cor, l'alma al sen.
(vuol rapire la spada dal fianco di Sesto
per isvenarsi, e Curio la frastorna)

CURIO
Ferma! Invan tenti
tinger di sangue in quelle nevi il ferro.
Curio, che ancor t'adora,
e sposa ti desia, se pur t'aggrada,
vendicarti saprà con la sua spada.

CORNELIA
Sposa a te?

CURIO
Sì.

CORNELIA
Ammutisci!

SESTO
Tu nemico a Pompeo, e tanto ardisci?

CURIO
Cornelia, se m'aborri,
m'involerò al tuo aspetto;
sol per non molestarti,
giurerà questo cor di non amarti.
(parte)

SESTO
Madre!

CORNELIA
Viscere mie!

SESTO
Or che farem tra le cesaree squadre,
tu senza il caro sposo, io senza il padre?

CORNELIA
Priva son d'ogni conforto,
e pur speme di morire
per me misera non v'è.
Il mio cor, da pene assorto,
è già stanco di soffrire,
e morir si niega a me.
(parte)

SESTO
Vani sono i lamenti;
è tempo, o Sesto, ormai
di vendicar il padre;
si svegli alla vendetta
l'anima neghittosa,
che offesa da un tiranno invan riposa.

Svegliatevi nel core,
furie d'un alma offesa,
a far d'un traditor
aspra vendetta!
L'ombra del genitore
accorre a mia difesa,
e dice: a te il rigor,
Figlio si aspetta.
(parte)


Cambiamento
Gabinetto di Cleopatra


Scena quinta
Cleopatra (con seguito di damigelle egizie),
poi Nireno, dopo Tolomeo (con guardie)


CLEOPATRA
Regni Cleopatra; ed al mio seggio intorno
popolo adorator arabo e siro
su questo crin la sacra benda adori;
su, che di voi, miei fidi,
ha petto e cor di sollevarmi al trono,
giuri su questa destra eterna fede.


NIRENO
(entra)
Regina, infausti eventi!

CLEOPATRA
Che fia? che tardi?

NIRENO
Troncar fe' Tolomeo
il capo...

CLEOPATRA
Ohimè! di chi?

NIRENO
... del gran Pompeo.

CLEOPATRA
Stelle! costui che apporta?

NIRENO
Per stabilirsi al soglio
a Cesare mandò fra' doni involto...

CLEOPATRA
Che gli mandò?

NIRENO
... l'esanimato volto.

CLEOPATRA
Su, partite, miei fidi,
(parte seguito)
(a Nireno)
E tu qui resta;
alle cesaree tende
son risolta portarmi, e tu , Nireno
Mi servirai da scorta.

NIRENO
Cosa dirà Tolomeo?

CLEOPATRA
Non paventar; col guardo
meglio ch'egli non fece
col capo di Pompeo,
Cesare obbligherò;
invan aspira al trono,
egli è il germano, e la regina io sono.


TOLOMEO
(entra con guardie)
Tu di regnar pretendi,
donna superba e altera?

CLEOPATRA
Io ciò ch'è mio contendo; e la corona
dovuta alla mia fronte
giustamente pretendo.

TOLOMEO
Vanne, e torna omai, folle,
a qual di donna è l'uso,
di scettro invece a trattar l'ago e il fuso!

CLEOPATRA
Anzi tu pur, effeminato amante,
va dell'età sui primi albori,
di regno invece a coltivar gli amori!

Non disperar, chi sa?
se al regno non l'avrai,
avrai sorte in amor.
Mirando una beltà
in essa troverai
a consolar un cor.
(parte con Nireno)


Scena sesta
Tolomeo (con guardie), Achilla

ACHILLA
(entra)
Sire,Signor!

TOLOMEO
Achilla!
Come fu il capo tronco
da Cesare gradito?

ACHILLA
Sdegnò l'opra.

TOLOMEO
Che sento?

ACHILLA
T'accusò d'inesperto e troppo ardito.

TOLOMEO
Tant'osa un vil Romano?

ACHILLA
Il mio consiglio
apprendi, oh Tolomeo!
Verrà Cesare in corte; e in tua vendetta
cada costui, come cadde Pompeo.

TOLOMEO
Chi condurrà l'impresa?

ACHILLA
Io ti prometto
darti estinto il superbo al regio piede,
se di Pompeo la moglie
in premio a me il tuo voler concede.

TOLOMEO
E' costei tanto vaga?

ACHILLA
Lega col crine. E col bel volto impiaga.


TOLOMEO
Amico, il tuo consiglio è la mia stella;
vanne, pensa e poi torna.
(parte Achilla)
Muora Cesare, muora, e il capo altero
sia del mio piè sostegno.
Roma, oppressa da lui, libera vada,
e fermezza al mio regno
sia la morte di lui più che la spada.

L'empio, sleale, indegno
vorria rapirmi il regno,
e disturbar così
la pace mia.
Ma perda pur la vita,
prima che in me tradita
dall'avido suo cor
la fede sia!

Cambiamento
Quartieri nel campo di Cesare con l'urna nel mezzo,
ove sono le ceneri del capo di Pompeo,
sopra eminente cumulo di trofei


Scena settima

Cesare, poi Curio, Cleopatra (nelle vesti di Lidia),
Nireno


CESARE
Alma del gran Pompeo,
che al cenere suo d'intorno
invisibil t'aggiri,
fur'ombre i tuoi trofei,
ombra la tua grandezza, e un'ombra sei.
Così termina al fine il fasto umano.
Ieri che vivo occupò un mondo in guerra,
oggi risolto in polve un'urna serra.
Tal di ciascuno, ahi lasso!
il principio è di terra, e il fine è un sasso,
Misera vita! oh, quanto è fral tuo stato!
Ti forma un soffio, e ti distrugge un fiato.

CURIO
(entra, introduce Cleopatra e Nireno)
Qui nobile donzella
chiede chinarsi al Cesare di Roma.

CESARE
Se n' venga pur.

CLEOPATRA
Tra stuol di damigelle
io servo a Cleopatra,
Lidia m'appello, e sotto il ciel d'Egitto
di nobil sangue nata;
ma Tolomeo mi toglie,
barbaro usurpator, la mia fortuna.

CESARE
(da se'):
(Quanta bellezza un sol sembiante aduna!)
Tolomeo sì tiranno?

CURIO
(da se'):
(Se Cornelia mi sprezza,
oggi a Lidia rivolto
collocherò quest'alma in sì bel volto).

CLEOPATRA
(s'inginocchia avanti Cesare e dice piangendo):
Avanti al tuo cospetto, avanti a Roma,
mesta, afflitta e piangente
chieggio giustizia.

CESARE
(da se'):
(Oh dio! che innamora!)
(leva da terra Cleopatra)
Sfortunata donzella, in breve d'ora
deggio portarmi in corte,
oggi colà stabilirò tua sorte.
(da se')
(Che bel crin!)

CURIO
(da se'):
(Che bel sen!)

CLEOPATRA
Signor, i tuoi favori
legan quest'alma.

CESARE
E la tua chioma i cori.

Non è sì vago e bello
il fior nel prato,
quant'è vago e gentile
il tuo bel volto.
D'un fiore il pregio a quello
solo vien dato,
ma tutto un vago aprile
è in te raccolto.
(parte con Curio)

NIRENO
Cleopatra, vincesti;
già di Cesare il core
tributario al tuo volto amor ti rende,
e tutto il suo voler da te dipende.

CLEOPATRA
Cerchi pur Tolomeo con empietà
di cor le vie del trono,
che a me d'avito regno
farà il Nume d'amor benigno dono.

Tutto può donna vezzosa,
se amorosa
scioglie il labbro, o gira il guardo.
Ogni colpo piaga un petto,
se difetto
non v'ha quel che scocca il dardo.

(mentre Cleopatra vuol partire, vien ritenuta da Nireno)

NIRENO
Ferma, Cleopatra, osserva,
qual femmina dolente
con grave passo e lacrimoso ciglio
quivi si porta.

CLEOPATRA
Al portamento, al volto
donna volgar non sembra;
osserviamo in disparte
la cagion del suo dolo.
(si ritirano)


Scena ottava

Cleopatra (nelle vesti di Lidia) e Nireno in disparte,
Cornelia, poi Sesto

CORNELIA
(entra)
Nel tuo seno, amico sasso
sta sepolto il mio tesoro.
Ma che! vile e negletta
sempre starai, Cornelia?

CLEOPATRA
(da se'):
(E' Cornelia, costei,
la moglie di Pompeo?)

CORNELIA
Ah no! tra questi arnesi
un ferro sceglierò, con mano ardita
contro il Tolomeo dentro la reggia...
(Non sì tosto Cornelia ha preso una spada fuori
degli arnesi di guerra che Sesto sopraggiunge)

SESTO
Madre, ferma; che fai?

CORNELIA
Lascia quest'armi:
voglio contro il tiranno
uccisor del mio sposo,
tentar la mia vendetta.

SESTO
Questa vendetta a Sesto sol si aspetta.
(toglie la spada a Cornelia)

CORNELIA
Oh dolci accenti! oh care labbra! dunque
sull'alba de' tuoi giorni
hai tanto cor?

SESTO
Son Sesto, e di Pompeo
erede son dell'alma!

CORNELIA
Animo, oh figlio, ardire! Io coraggiosa
ti seguirò,

SESTO
Ma, oh dio! chi al re fellone
ci scorterà?

CLEOPATRA
(che sorte fuori impetuosamente)
Cleopatra

NIRENO
(in disparte)
Non ti scoprir!

CLEOPATRA
E Lidia ancor, per ché quell'empio cada,
ti saran scudo, e t'apriran la strada.

CORNELIA
E chi ti sprona, amabile donzella,
oggi in nostro soccorso offrir te stessa?

CLEOPATRA
La fellonia d'un re tiranno, il giusto.
Sotto il nome di Lidia
io serbo Cleopatra;
se in virtù del tuo braccio ascende al trono,
sarai felice, e scorgerai qual sono.

CORNELIA
Chi a noi sarà di scorta?

CLEOPATRA
(accennando a Nireno)
Questi, che alla regina è fido servo,
saprà cauto condurvi all'alta impresa.

SESTO
Figlio non è, chi vendicar non cura
del genitor la morte.
Armerò questa destra, e al suol trafitto
cadrà punito il gran tiran d'Egitto.

Cara speme, questo core
tu cominci a lusingar.
Par che il ciel presti favore
i miei torti a vendicar.
(partono Cornelia, Sesto e Nireno).

CLEOPATRA
Vegli pur il germano
alla propria salvezza:
che già gli mossi
di Cesare la spada,
di Sesto e Cornelia il giusto sdegno;
senza un certo periglio
non creda aver solo d'Egitto il regno.

Tu la mia stella sei,
amabile speranza,
e porgi ai desir' miei
un grato e bel piacer.
Qual sia di questo core
la stabile costanza,
e quanto possa amore,
s'ha in breve da veder.
(parte)


Cambiamento
Atrio nel palagio de' Tolomei

Scena nona

Tolomeo ed Achilla (con seguito di Egizii e guardie),
Cesare (con seguito di Romani)

TOLOMEO
Cesare, alla tua destra
stende fasci di scettri
generosa la sorte.

CESARE
Tolomeo, a tante grazie
io non so dir , se maggior lume apporti,
mentre l'uscio del giorno egli diserra,
il sole in cielo o Tolomeo qui in terra.
Ma sappi, ogni mal'opra
ogni gran lume oscura.

ACHILLA
(a Tolomeo):
(Sin al real aspetto egli t'offende?)

TOLOMEO
(da se'):
(Temerario Latin!)

CESARE
(da se'):
(So che m'intende).

TOLOMEO
Alle stanze reali
questi che miri t'apriran le porte,
e a te guida saranno.
(da se'):
(Empio, tu pur venisti in braccio a morte).

CESARE
(da se'):
(Scorgo in quel volto un simulato inganno).

Va tacito e nascosto,
quand'avido è di preda,
l'astuto cacciator.
E chi è mal far disposto,
non brama che si veda
l'inganno del suo cor.
(parte con seguito).

Scena decima

Achilla, Tolomeo (con seguito e guardie),
Cornelia e Sesto

(Cornelia e Sesto entrano)

ACHILLE
Sire, con Sesto il figlio
questa è Cornelia.

TOLOMEO
(da se'):
(Oh che sembianze, Amore!)

CORNELIA
Ingrato, a quel Pompeo, che al tuo gran padre
il diadema reale
stabilì sulla chioma,
tu recidesti il capo in faccia a Roma?

SESTO
Empio, ti sfido a singolar certame;
veder farò con generosa destra
aperto a questo regno
che non sei Tolomeo, che un indegno.

TOLOMEO
Oh là! da vigil stuol sian custoditi
questi Romani arditi.

ACHILLA
Alto signor, condona
il lor cieco furor!

TOLOMEO
Per or mi basta
ch'abbia garzon sì folle
di carcere la reggia.
(accenna alla guardie)
Costei, che baldanzosa
vilipese il rispetto
di maestà regnante,
nel giardin del serraglio abbia per pena
il coltivar i fiori.
(piano ad Achilla)
Io per te serbo
questa dell'alma tua bella tiranna.

ACHILLA
Felice me!

TOLOMEO
(da se'):
(Quanto costui s'inganna!)
(parte con seguito)


Scena undicesima

Achilla (con guardie), Cornelia, Sesto

ACHILLA
Cornelia, in quei tuoi lumi
sta legato il mio cor.
Se all'amor mio
giri sereno il ciglio
e i talami concedi,
sarà la madre in libertà col figlio.

CORNELIA
Barbaro, una Romana
sposa ad un vil Egizio?

SESTO
A te consorte?
Ah no! pria della morte....

ACHILLA
Oh là: per regal legge orma si guidi
prigionier nella reggia
così audace garzon.

CORNELIA
Seguirò anch'io
l'amata prole, il caro figlio mio.

ACHILLA
Tu ferma il piede e pensa
di non trovar pietade acciò che chiedi,
se pietade al mio amor pria non concedi.

Tu sei il cor di questo core,
sei il mio ben, non t'adirar!
Per amor io chiedo amore,
più da te non vo' bramar.
(parte)

SESTO
Madre!

CORNELIA
Mia vita!

SESTO
Addio!
(mentre le guardie vogliono condur via Sesto,
Cornelia corre a ritenerlo per un braccio)

CORNELIA
Dove, dove, inumani,
l'anima mia guidate? Empi, lasciate,
che al mio core, al mio bene
io porga almen gli ultimi baci. Ahi pene!

CORNELIA E SESTO
Son nata/o a lagrimar/sospirar,
e il dolce mio conforto,
ah, sempre piangerò.
Se il fato ci tradì,
sereno e lieto dì
mai più sperar potrò.


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最終更新:2013年03月14日 22:52