魔化魍テング

【名前】 魔化魍テング
【読み方】 まかもうてんぐ
【声】 塩野勝美(響鬼)
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
仮面ライダーディケイド
【登場話(響鬼)】 第二十八之巻「絶えぬ悪意」(下久保)
第四十三之巻「変われぬ身(からだ)」(三浦)
第四十五之巻「散華する斬鬼」(さいたま)
第四十六之巻「極める鬼道」(佐野)
【登場話(ディケイド)】 第18話「サボる響鬼」(響鬼の世界)
【分類】 等身大魔化魍
【特色/力】 怪力、飛行能力
【妖怪モチーフ】 天狗
【生物モチーフ】 ヒヒとカラス
【登場地域】 群馬県下久保ダム付近
神奈川県三浦市
埼玉県さいたま市
栃木県佐野市
『響鬼の世界』(ディケイド)

【詳細】

夏に出現する等身大の魔化魍の一種。

頭から胸までを濃い体毛に覆われ、ヒヒを思わせる赤い顔に嘴を持つのが特徴。
高い知能と音撃棒をへし折るほどの怪力を持ち、背中にある羽で空も飛ぶという高い能力と戦闘力を持つ強力な魔化魍。
夏にしか出現しない等身大サイズの魔化魍であるが、その高いスペックから人工的に生み出すのは難しいとされ、分裂はしないものの、一度現れるとタイマン勝負では実力者ですら追い込むほどで脅威度は高い。

古来では猿が変化した魔化魍と言われており、同じ猿から発生したとされるヤマビコに似た姿をしている(これはスーツがヤマビコの改造である都合上)。
嘴を持つものや鼻が長い個体、手がうちわのように巨大な個体など様々なバリエーションが確認されている。
ただスーツの都合上くちばしのあるタイプのテングしか出現しておらず、一般的に周知されている天狗の姿はこれら各々に異なる姿をした魔化魍の外見が混ざったものだろう。

【仮面ライダー響鬼】

【下久保のテング】

群馬県下久保地方の土地に出現。気温26℃前後、湿度70%の環境によって成長した。

下久保地方のダムに出現し、その怪力で威吹鬼を苦戦させ、助太刀に入った響鬼紅の音撃棒をもへし折る等その高い戦闘力を見せつけた。
しかし響鬼に掛かりきりになっているスキに威吹鬼に鬼石を打ち込まれ、疾風一閃と灼熱真紅の型を同時に叩き込まれ倒された。

【三浦のテング】

三浦地方に出現。

本来夏の期間にしか出現しないはずなのだがオロチ現象により出現。

装甲響鬼の鬼神覚声を受け多数の魔化魍もろとも倒された。

【さいたまのテング】

埼玉県さいたま市地方に出現。

本来夏の期間にしか出現しないはずなのだがオロチ現象により大量に出現し、人々を襲うも装甲響鬼の鬼神覚声を受け多数の魔化魍もろとも倒された。

【佐野のテング】

佐野地方に出現。

本来夏の期間にしか出現しないはずなのだがオロチ現象により大量に出現し、佐野のヨブコと共に轟鬼に襲いかかったが二体纏めて雷電激震を受け倒された。

【仮面ライダーディケイド】

【響鬼の世界】

「響鬼の世界」においてどこかの森の中に出現。

ヒビキとアスムがキャンプをしていた川原に現れ、とある事情から変身を躊躇するヒビキを締め上げるが、駆けつけたユウスケの変身するクウガに阻まれる。
その怪力でクウガを締め上げ苦しめるが、意を決して変身した響鬼に音撃打・火炎連打の型を叩き込まれ倒された。

【余談】

日本妖怪モチーフは「天狗」、生物モチーフはヒヒとカラス。烏天狗と呼ばれる妖怪もいるためだろう。
スーツは上記にある通り魔化魍ヤマビコの改造。

魔化魍カッパのように生育過程で複数の姿の個体がいるとされる魔化魍であり、スーツの都合上一種類しか登場しない魔化魍でもある。

巨大魔化魍のスーツが改造され、等身大魔化魍として登場したのはこのテングが初。

天狗とは一般的な姿として山伏の服装をし赤ら顔で鼻が高く、翼があり空中を飛翔するとされる存在。
元々は中国に伝わる伝承であり、日本妖怪としてイメージされる姿とは全く違う概念だった。日本に入ってきた当時も何かしらの現象を「天狗の仕業」とする向きもあったものの、神様や妖怪として崇められたりする姿との結びつきは無かったとゆう。

最終更新:2024年02月22日 03:22