エブラーナ5


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老人に案内された道をしばらく行くと、老人の言葉通り、息もつかせぬ魔物の襲撃と
一寸先すら見渡せぬほどの闇が待ち受けていた。
「本当に辿りつけるのかな?」
あらゆる考えが巡る中、無心で剣を振るうセシルと同じく仲間達はしばらくの間沈黙を貫いていた。
「ねえ……大丈夫かな?」
無言で歩を進める一同の中、少女の心を残したリディアだけは不安を直接口に出す。
誰も答えを返しはしなかった。返せなかった。
おそらく彼女も回答が返ってくる事に期待をしている訳ではないのだろう。
「リディア……」
陰鬱とした雰囲気を打破しようとしてか、ローザが答えにならない言葉をかけて慰めようとする。
しかし、その小さな声を打ち消すかのような斬撃音が暗き闇の道に響き渡った。
「これはっ!」
咄嗟にカインが、次いでセシルがその音に反応する。
「行くぞっ!」
言い終わらぬ内に駈け出していた。
その後をローザがリディアの手を取り続く。後方からセシルとカインを追う二人にはすぐさまには
状況は呑み込めなかった。しかし、何か良くない事が起きているという事ぐらいは安易に予想ができていた。

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