絆9


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「待て!」
離れている赤い影を引きとめたのはセシルであった。
「何だ?」
ルビカンテが振り返る。
「ルビカンテ。お前の目的は何だ? 何故ゴルベーザに味方する!?」
「無意味な質問だな……」
「どういう事だ!」
「私はただ強い者と戦いたいだけだ。それも正々堂々と」
「それで何故ゴルベーザに!!」
「奴が命令をしてきたからだ」
当然といったばかりに答えるルビカンテ。
「それだけだと! 命令されたから従っている! お前に善悪の判断はないのか!?」
「解せぬ質問だな。誰がその善悪を判別する。お主ら人間であろう!? それが我々に適応できるとでも言うのか?」
「それはお前ら四天王の共通認識なのか?」
今度はカインが口を挟む。
「さあな……それは知らぬ」
ルビカンテが少し考えたかのような間をおいて話し始める。
「我々四天王はお互いに顔は見知っていても、必ずしも協力しあうわけではないからな。スカルミリョーネ、カイナッツォ、バルバリシア。
いつも必ずしも協力しあうわけではない。時に協力しあい、時に敵対しあう。四天王という括り以外では全く無縁の存在同士だ」
「では他の奴らがどんな目的でゴルベーザに協力してるのも知らんというのか?」
「ああ勿論だとも。今回はたまたま利害の一致でお互い協力し合っているというだけだ」
「では他の奴らがやられた……それも俺達にだ。それに対して恨みはあるか?」
「何が言いたいのか全く分からぬな。どこに恨みを感じろというのか?」
「そうか分かった。もういい」
カインは質問を打ち切った。、
「それでは……私はここで失礼させてもらうよ」
「待てルビカンテ!」
今度はセシルが引きとめる。
「僕はお前をこのまま見過ごすわけにはいかない。善悪の判断もなくゴルベーザに味方をするお前は間違いなく今の僕の敵だ!!」
「それは私に対戦を申し込むというのか?」
「嫌か?」
何故自分でもこんな事をしているのか分からない。そもそも一対一で戦って勝てるのか? 確立は低いだろう。
だがこのままルビカンテを逃したくはなかった。
「面白い……試練に打ち勝ちしパラディンの力とやら一度味わってみたかったからな」
「パラディンはそんな力ではない!!」
「ではなんと?」
「己自身を受け入れた結果だ。決して何かに勝って手に入れた力ではない」

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