ff6 - 05 dreams


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 夢を見た。

 色あざやかな宝玉、高い飾り天井。物物しい武具の並ぶ、絢爛豪華な装飾が施された一室。
「魔導の力を持つ娘か…」
 道化のような姿の男が真紅の口許を裂くように笑ませている。
「操りの輪で、私の思うが侭…、ひいては、世界すら手中だ」
 含み笑いは嵩じて、やがて高笑いが辺りに響き渡る。
 瞳孔は虚空の星を映し、鋭角的な白い顎は仰け反る。

 風景が変わる。
「すべて焼き尽くしてやる」
 そこは赤い光で滲んでいる。
 滲んでいるのは、熱のせいだ。
 陽炎に、世界は滲んでいるように見えるのだ。
 この腕から生まれる炎。炎。炎。
「すべて焼き尽くしてやる!あっはっは…」
 世界は赤い。

 風景が変わる。
「我がガストラ帝国は魔導の力を復活させた」
 重鎮といった風情の軍人が会する場で、最も豪奢な衣装で身を包んだ壮年の男が私の肩を抱き、「fire」と囁く。命の通り念じると、小さな炎が私の指先より放たれ、赤い絨毯を焦がす。
「見よ、選ばれし者のみに許される神聖な力を!」
 高らかに声を上げる。
「今こそ、我がガストラ帝国が世界を支配するとき!」
 男の声に、一斉に腕が振り翳される。
「万歳!」
「ガストラ皇帝万歳!」
「帝国万歳!」

 夢を見た。
 それはこんな夢だった。
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