二節 剛の王国12


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再びなだれ込んでくるバロン軍。
ガーゴイルの突然の奇襲に浮き足立っていたモンク達に、彼らは容赦無く襲いかかる。
もはや戦況は絶望的だった。
ファブールのモンク僧は方々でバロンの魔物に打ち負かされている。
「やむをえん!クリスタルルームまで下がろう!」
圧倒的に不利な状況を察したヤンが、空になっている玉座の後ろにある扉を指差す。
「急げ!中へ!」
ギルバートもモンク僧を促すと、部屋の奥へと走り出す。
と、その時、背中に一本の流れ矢が突き刺さった。
呻き、そのまま前のめりに倒れるギルバート。
「ギルバート!」
セシルが振りかえり、彼のもとへ一目散に駆ける。
そしてギルバートにのしかかり、頭を握りつぶそうと手を伸ばすサハギンの右腕を切り落とし、首をはねた。
傷を押さえるギルバートを担ぎ、クリスタルルームへと急ぐ。背中には矢が刺さったままだ。

一方、ファブール王は地下への通路で、避難民を守って戦いつづけていた。
狭い通路での白兵戦だから数はあまり関係無いが、
耐えることなく襲ってくる魔物を相手にしつづけるのは流石に無理がある。
すでに率いていたモンクは全滅し、ともに戦っている味方といえばウェッジしかいない。
そしてそのウェッジも、群衆の間から突き出された槍に肩を突かれた。
「ぐっ!」
「ウェッジ!」
さらに倒れ伏すウェッジに気を取られ、王もわき腹の辺りを剣で突き刺された。
よろめく王に、なおも襲いかかるバロン軍。
これまでか…彼が覚悟を決めたその時、敵の動きが止まった。
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