三節 Two of us4


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 クリスタルルームの巨大な扉は、無惨に破壊されていた。震えながらも、彼女はおそる
おそる扉に手をかけた。
 その瞬間、ローザはひどい悪寒に包まれた。

(────この扉を開けてはいけない!!)

 彼女の直感が泣き叫び、悲鳴を上げていた。いますぐその場から逃げ出してしまいたかった。彼女は、無意識のうちにそっと手を引こうとしていた。

         (ローザ!)

 ぴく、とローザは顔を上げた。セシルの声が聞こえたような気がした。
 そうだ、もしもこの中にセシルがいるなら・・。もしも、本当にギルバートの言う
ように深く傷ついているのだとしたら。ローザの手に、ゆっくりと力が戻ってきた。
 ごくりと固唾をのみ、ローザは残骸となった扉を思い切り押し破った。
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